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発明の名称 建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−78748
公開日 平成9年(1997)3月25日
出願番号 特願平7−231381
出願日 平成7年(1995)9月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三 (外2名)
発明者 河上 栄忠 / 綱島 淳 / 横里 繁
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ユニット式建物を構成する建物ユニットが天井パネルを備えて構成され、この天井パネルは、対向する平行な2本の長辺天井梁と、これらの長辺天井梁間にブラケットを介して取り付けられる複数本の天井小梁とを含んで形成され、これらの天井小梁の下面には、前記建物ユニットの天井面材を取り付けるための通し材がその下面を前記長辺天井梁の下面と同一高さとし、かつ、前記天井小梁と直交する方向に取り付けられている天井パネルの天井小梁取付構造であって、前記天井小梁を金属製としたことを特徴とする建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造。
【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造において、前記金属製の天井小梁は、薄板帯綱を折り曲げ加工した角パイプであることを特徴とする建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造。
【請求項3】 請求項1または2に記載の建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造において、前記通し材は前記天井小梁の両端下面に取り付けられ、天井小梁の下面かつ前記各通し材間にはこれらの通し材と同一厚さ寸法の受部材が取り付けられ、前記各通し材間には前記建物ユニットの前記天井面材が架けわたされ、隣接する建物ユニットの隣合う通し材間には接続用天井面材がその下面を前記天井面材の下面と同一高さとして水平に架けわたされていることを特徴とする建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造において、前記長辺天井梁は上フランジ部と下フランジ部およびこれらのフランジ部を結合するウエブ部を有する断面溝型に形成され、前記ブラケットは板状部材で形成されるとともに、前記上フランジ部と下フランジ部との間に衝立状に取り付けられ、このブラケットの前部には前記ウエブ部と平行な前方折り曲げ部が形成され、この前方折り曲げ部には、前記長辺天井梁の長手方向と平行かつ前方折り曲げ部と当接する当接面を有する取り付け部材が取り付けられ、この取り付け部材に前記天井小梁が取り付けられることを特徴とする建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造。
【請求項5】 請求項1に記載の建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造において、前記金属製の天井小梁は、薄板帯綱の折り曲げ加工で得られて両側面に水平な溝を備えた角パイプで形成され、前記長辺天井梁にはこの天井小梁の両端部を係止可能な係止部材が設けられ、この係止部材は、前記天井小梁の長手方向と直交する方向が幅方向となり、かつ、天井小梁の幅寸法よりも大きな幅寸法の底面部と、この底面部の両端に上方に行くに従って互いに接近する方向に折り曲げ加工され幅方向にばね作用を生ずる側面部と、この側面部の先端に形成される垂直部と、この垂直部の上端から斜め外側上方に向かって折り曲げ加工されるガイド部とを有し、このガイド部の先端間の寸法は前記天井小梁の幅寸法よりも大きく形成され、前記垂直部間の寸法は前記天井小梁の前記両側面の水平な溝間の寸法よりも小さく形成されていることを特徴とする建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】図7に示すような建物ユニット10は、図6にも示すように、上下に対向配置される天井パネル11、床パネル12と、これらの天井パネル11、床パネル12の両側に配置される妻パネル13とを組み立てることにより建てられる。天井パネル11は、平行な2本の長辺天井梁14間に複数本の天井小梁15を架けわたして形成されている。また、このような天井小梁15の下面には天井面材16が取り付けられている。なお、長辺天井梁14は、図8に示すように、上フランジ部14A、下フランジ部14Bおよびこれらの端部同士をつなぐウエブ部14Cを有し、断面溝型となっている。床パネル12は、平行な2本の長辺床梁17間に複数本の木製の根太18を架けわたして形成されている。また、このような根太18の下面には床面材19が取り付けられている。妻パネル13は、2本の柱20とこれらの柱20の上端間同士、および下端間同士を結合する短辺天井梁21、短辺床梁22を備えて形成されている。
【0003】このような建物ユニット10の天井パネル11において、天井小梁15は図8に示すように取り付けられていた。すなわち、長辺天井梁14の内部に鉄板等で形成したブラケット23が固定され、天井小梁15は、このようなブラケット23の側面にボルト24等によって取り付けられている。このとき、天井小梁15の端部下面は長辺天井梁14の下フランジ部の一部に載置されている。また、天井小梁15の下面かつ両端部には、下フランジ部14Bの端部近傍に位置する部位から室内側に向かって、通し材25の幅寸法より大きな範囲で、所定深さ寸法の切り欠き15Aが形成されており、この切り欠き15Aには、天井小梁15の長さ方向と直交する方向に上記木製の通し材25が取り付けられている。
【0004】通し材25の厚さ寸法は、切り欠き15Aの深さ寸法と同じとなっている。また、通し材25の下面と長辺天井梁14の下フランジ部の下面とは同一高さ面となっている。そして、天井小梁15の両端の通し材25間の下面には前記天井面材16が取り付けられ、さらに、隣接する建物ユニット10の隣合う長辺天井梁14に設けられた通し材25間には、接続用天井面材26が取り付けられるようになっている。従って、天井面材16と接続用天井面材26とは同一厚さ寸法の面材を使用することができ、これにより、水平な天井面を得ることができる。なお、天井面材16は、例えば2枚重ねの石膏ボード16A,16Bで形成され、接続用天井面材26は、2枚重ねの石膏ボード26A,26Bで形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、森林を保護しようとする世界的な動きが広まってきており、木材資源が不足傾向にある。そのため、木材の値段も高騰してきている。これにつれて、建築分野を含む各分野で木材の代替品の使用が検討されてきており、例えばユニット式建物の構成物である建物ユニットにおいても、一方でコストの低減を図りつつ、他方では木材で形成された部品を木材に代わる別部材で形成することが模索されている。
【0006】また、前記従来の天井小梁の取り付け構造では、天井小梁15の下面かつ両端部に切り欠き15Aを形成しなければならない。この場合、長辺天井梁14の下フランジ部14Bの下面と通し材25の下面とは同一高さとなっている。一方、天井小梁15の長辺天井梁14における一端部は、長辺天井梁14の下フランジ部14Bの上面に載置されているので、下フランジ部14Bの板厚寸法の分だけ、天井小梁15の他の部位より高さ寸法が低くなっており、場所によって高さ寸法を変えなければならず、加工が面倒である。さらに、切り欠き15Aの一端部と他の部位とでは、切り込みの寸法が異なっているので、切り欠き15Aの作成が面倒であるという問題もあった。
【0007】本発明の目的は、天井小梁を木材に代わる部材で形成でき、かつ、コストの低減を図れるようになる建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、天井パネルの天井小梁を容易に製作することができるようになる建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造は、図面を参照して説明すると、図1〜3において、ユニット式建物を構成する建物ユニットが天井パネル11を備えて構成され、この天井パネル11は、対向する平行な2本の長辺天井梁14と、これらの長辺天井梁14間にブラケット3を介して取り付けられる複数本の天井小梁1とを含んでで形成され、これらの天井小梁1の下面には、建物ユニットの天井面材16を取り付けるための通し材25がその下面を長辺天井梁14の下面と同一高さとし、かつ、天井小梁1と直交する方向に複数本取り付けられる天井パネルの天井小梁取付構造であって、天井小梁1を金属製としたことを特徴とするものである。
【0010】このような建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造では、天井小梁1が金属製となっており、ブラケット3を介して長辺天井梁14に取り付けられているので、建物ユニットの天井小梁1を木材に代わる部材で形成することができる。
【0011】この建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造において、図1〜3に示すように、金属製の天井小梁1を、薄板帯綱を折り曲げ加工した角パイプで形成してもよい。このような建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造では、天井小梁1が薄板帯綱を折り曲げ加工した角パイプとなっているので、重量が軽くてすむとともに、強度も大きく、これにより、天井小梁1を木材に代わる部材で形成でき、また、薄板帯綱を使用するので費用も少なくてすみ、コストの低減を図れるようになる。
【0012】本発明において、図1〜3に示すように、通し材25を天井小梁1の両端下面に取り付け、天井小梁1の下面かつ各通し材25間にこれらの通し材25と同一厚さ寸法の受部材7を取り付け、各通し材25間に建物ユニット10の天井面材16を架けわたし、隣接する建物ユニット10の隣合う通し材25間に接続用天井面材26を、その下面を天井面材16の下面と同一高さとして水平に架けわたしてもよい。このような建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造では、天井小梁1の下面に、通し材25と同一厚さ寸法の受部材7を取り付けてあるので、天井小梁1における両端の通し材25間の隙間が埋められ、これにより、天井小梁1に切り欠きが形成されたと同様となり、従って、天井小梁1に何らの加工もせずにすむので、天井小梁1の製作が容易となる。
【0013】本発明において、図1〜3に示すように、長辺天井梁14を上フランジ部14Aと下フランジ部14Bおよびこれらのフランジ部14A,14Bを結合するウエブ部14Cを有する断面溝型に形成し、ブラケット3を板状部材で形成するとともに、上フランジ部14Aと下フランジ部14Bとの間に衝立状に取り付け、このブラケット3の前部にウエブ部14Cと平行な前方折り曲げ部3Aを形成し、この前方折り曲げ部3Aに、長辺天井梁14の長手方向と平行かつ前方折り曲げ部3Aと当接する当接面2Dを有する取り付け部材2を取り付け、この取り付け部材2に天井小梁1を取り付けてもよい。
【0014】このような建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造では、ブラケット3に取り付け部材2が取り付けられ、天井小梁1はこの取り付け部材2に取り付ければよいので、取り付け時の位置決めがしやすく、これにより、天井小梁1の取り付け作業が容易である。
【0015】本発明において、図4,5に示すように、金属製の天井小梁1を、薄板帯綱の折り曲げ加工で得られて両側面に水平な溝1Aを備えた角パイプで形成し、長辺天井梁14に天井小梁1’の両端部を係止可能な係止部材30を設け、この係止部材30を天井小梁1’の長手方向と直交する方向が幅方向となり、かつ、天井小梁1’の幅寸法よりも大きな幅寸法の底面部30Aと、この底面部30Aの両端に上方に行くに従って互いに接近する方向に折り曲げ加工され幅方向にばね作用を生ずる側面部30B,30Bと、これらの側面部30B,30Bの先端に形成される垂直部30C,30Cと、これらの垂直部30C,30Cの上端から斜め上方に向かって折り曲げ形成されるガイド部30D,30Dとを有し、これらのガイド部30D,30Dの先端間の寸法を天井小梁1’の幅寸法よりも大きく形成し、垂直部30C,30C間の寸法を天井小梁1’の両側面の水平な溝1A,1A間の寸法よりも小さく形成してもよい。
【0016】このような建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造では、長辺天井梁14に取り付けられた係止部材30に、天井小梁1’を係止部材30の上方から押し込めば、天井小梁1’の溝1Aが、係止部材30の側面部30B,30Bのばね作用により垂直部30C,30Cで挟み込まれるので、天井小梁1’の取り付けがワンタッチで行え、取り付け作業が容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3には、第1実施形態の天井小梁の取付構造が示されている。この実施形態において、前述した従来の天井小梁の取付構造と同一部材等には、同一符号を付すとともにそれらの詳細な説明は省略または簡略化する。
【0018】図1,3に示すように、長辺天井梁14の内側にはブラケット3が取り付けられている。このブラケット3は、板部材で形成されるとともに、天井梁14の上フランジ部14Aと下フランジ部14Bと間に衝立上に挟み込まれた形状となっている。ブラケット3の上部および下部は同一方向に折り曲げられており、この折り曲げられた部位が、長辺天井梁14の上フランジ部14Aと下フランジ部14Bとに当接されるとともに、例えばボルト4等で固定されている。
【0019】また、ブラケット3の前面には、天井梁14のウエブ部14Cと平行に折り曲げられた前方折り曲げ部3Aが形成されている。この前方折り曲げ部3Aは、ブラケット3の前面の上下方向途中に形成した水平な切り込み3Bから下部にいたる部位を、上下部の折り曲げ方向とは反対方向に折り曲げ加工されている。
【0020】このようなブラケット3の前方折り曲げ部3Aには、長辺天井梁14の長手方向と平行に取り付け部材2が押し当てられ、かつ、溶接で固定されている。この取り付け部材2は、上フランジ部2A、下フランジ部2Bおよびウエブ部2Cとを有する断面溝型形状となっており、この取り付け部材2は、天井梁14とほぼ同一長さ寸法となっている。また、取り付け部材2は、所定厚さ寸法のレベル調整材5を介して長辺天井梁14の下フランジ部14Bの上面に載置されている。
【0021】レベル調整材5は、取り付け部材2とほぼ同一長さ寸法となっており、取り付け部材2の下面に取り付けられるとともに、長辺天井梁14の下フランジ部14Bの上面に取り付け部材2に溶接で固定されるようになっている。そして、板厚寸法の異なる各種あり、長辺天井梁の下フランジ部の厚さ寸法が異なったものが使用されるとき、その長辺天井梁の下フランジ部の板厚寸法と、取り付け部材2の下フランジ部の板厚寸法と、レベル調整材5の厚さとを合計した厚さ寸法が、通し材25の厚さ寸法と常に等しくなるように、選択されて使用されるようになっている。
【0022】取り付け部材2の内部には、天井小梁1がその端部を取り付け部材2の上フランジ部2A、下フランジ部2B間に挟み込まれ、かつ、例えば上フランジ部2A側から打ち込むリベット6でかしめることにより取り付けられている。この天井小梁1は、取り付け部材2の長手方向と直交する方向に延出しており、金属製、具体的には、薄板の帯綱(いわゆる軽鉄)を折り曲げ加工した角パイプが使用されている。そして、この角パイプは、幅寸法よりも高さ寸法の方が寸法が大きいものとなっている。なお、薄板の帯綱の折り曲げ加工は、例えばロールフォーミングで行われ、薄板の帯綱の厚さ寸法は、例えば0.5mm前後のものが使用されている。
【0023】このような天井小梁1の両端部の下面には、前記通し材25が天井小梁1の長手方向と直交する方向に、例えば釘打ち等により取り付けられている。そして、このとき通し材25の下面と長辺天井梁14の下フランジ部14Bの下面との高さは、ほぼ同一となっている。このため、長辺天井梁14の下フランジ部14Bと、取り付け部材2の下フランジ部2Bと、レベル調整材5とを重ねた厚さ寸法と、通し材25との厚さ寸法とは同じ厚さ寸法となっていることになる。
【0024】従って、天井小梁1の下面は長辺天井梁14の下フランジ部14Bの下面より通し材25の厚さ分だけ上方位置にあることになり、通し材25に天井面材16が取り付けられたとき、天井小梁1における通し材25間には、通し材25の厚さ分だけの隙間が形成されることになる。そこで、その隙間を埋めるために、予め天井小梁1の下面には、図2に示すように、通し材25の厚さと等しい厚さ寸法の受部材である隙間補充部材7が取り付けられている。この隙間補充部材7は、天井小梁1の幅寸法よりも広い幅寸法に形成され、かつ、天井小梁1の両端の通し材25間にわたっている。なお、この隙間補充部材7は、例えば石膏ボードで形成されている。
【0025】前述のような本実施形態によれば次のような効果がある。
■天井小梁1は、薄板の帯綱を折り曲げ加工されたものとなっているので、重量が軽くてすむとともに、強度も大きく、これにより、天井小梁1を木材に代わる部材で形成でき、また、薄板の帯綱を使用するので費用も少なくてすみ、コストの低減を図れる。
【0026】■天井小梁1は、薄板の帯綱を折り曲げ加工した角パイプで形成されており、下面に隙間補充部材7が取り付けられるとともに、通し材25が取り付けられ、これらの隙間補充部材7、通し材25等の下面に天井面材16等が取り付けられるので、天井小梁1の下面に通し材25を取り付けるための従来のような切り欠き部等を形成せずにすみ、天井小梁1を容易に製作できる。
【0027】■ブラケット3には平面状の前方折り曲げ部3Aが形成され、この前方折り曲げ部3Aに取り付け部材2の当接部2Dを押し当てて取り付け、天井小梁1は、このような取り付け部材の上フランジ部2A、下フランジ部2B内に差し込んで取り付ければよいので、取り付け時の位置決め等が簡単で、天井小梁1の取り付けが容易となる。
【0028】■取り付け部材2の下面にはレベル調整部材5が取り付けられており、このレベル調整部材5は、長辺天井梁14のフランジ部14Bの異なる厚さ寸法に対応して、そのフランジ部14Bの厚さ寸法との間で、通し材25と等しい厚さ寸法を確保できるような複数種類あるので、フランジ部の厚さ寸法が異なっても、天井面材16、接続面材26を容易に水平に取り付けることができる。
【0029】図4,5には、第2実施形態の天井小梁の取付構造が示されている。この実施形態は、天井小梁1’の取り付けをより容易に行えるようにしたものである。この実施形態においても、前記従来例および第1実施形態と同一構造等には、同一符号を付すとともにそれらの詳細な説明は省略または簡略化する。
【0030】長辺天井梁14の内部、より具体的には下フランジ部14Bの上面に、ばね部材で形成した係止部材30が取り付けられており、この係止部材30に天井小梁1’がいわばワンタッチで取り付けられるようになっている。天井小梁1’は、前記第1実施形態の天井小梁1と同様に、薄板の帯綱を折り曲げ加工した角パイプが使用されるが、形状は前記天井小梁1とは異なっている。
【0031】すなわち、この天井小梁1’の両側面には、天井小梁1’の長手方向に沿って水平な溝1Aが形成されている。係止部材30は、天井小梁1’の長手方向と直交する方向が幅方向となって配置され、天井小梁1’の幅寸法よりも大きな幅寸法の底面部30Aと、この底面部30Aの両端に折り曲げ加工され、上方に行くに従って互いに接近し幅方向にばね作用を生ずる側面部30B,30Bと、これらの側面部30B,30Bの先端から短い寸法の垂直部30C,30Cを経て斜め上方に向かって折り曲げ形成されるガイド部30D,30Dとを有して形成されている。そして、これらの垂直部30C,30C間の寸法は、天井小梁1’の水平な溝1A間の寸法よりも小さく形成され、これにより、垂直部30C,30Cが挟持部を形成することになる。また、ガイド部30D,30Dの先端間の寸法は、天井小梁1’の幅寸法よりも大きくなっている。
【0032】従って、天井小梁1’をガイド部30D,30Dに沿わせて押し込んだとき、側面部30B,30Bのばね作用により、側面部30B,30Bとともに垂直部30C,30Cが幅方向に広がり、その後、天井小梁1’の水平な溝1Aと、係止部材30の垂直部30C,30Cとが係合しあうとともに、水平な溝1Aが垂直部30C,30Cに挟み込まれることにより、天井小梁1’が係止部材30を介して長辺天井梁14に取り付けられることになる。なお、係止部材30と天井小梁1’とを、両者30,1’の係止後、垂直部30C,30Cの外側から天井小梁1’の横溝1Aに向けて打ち込まれる例えば前記リベット6によって固定してもよい。
【0033】また、天井小梁1’の下面には、前記通し材25と隙間補充部材7が取り付けられ、さらにレベル調整部材5’が取り付けられている。このレベル調整部材5’は、前記第1実施形態のレベル調整部材5とほぼ同様の構造、作用を有するものである。
【0034】前述のような第2実施形態によれば、前記■〜■と同様の効果の他、次のような効果がある。すなわち、天井小梁1’をガイド部30D,30Dに沿わせて押し込めば、係止部材30の側面部30B,30Bのばね作用により垂直部30C,30Cが開くとともに、天井小梁1’の水平な溝1Aと、係止部材30の垂直部30C,30Cとが係合しあい、水平な溝1Aが垂直部30C,30Cに挟み込まれるので、ワンタッチで取り付けることができ、取付作業が容易である。
【0035】また、天井小梁1’を係止部材30に取り付け、例えばリベット6で固定すればよく、取り付けるための部材としては2点ですみ、ブラケット3と取り付け部材2とリベット6との3点が必要な第1実施形態と比べて部材点数が少なくてすむ。
【0036】なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば次に示すような変形形態を含むものである。例えば、前記第1実施形態では、天井小梁1は縦横の寸法が異なる角パイプを使用したが、これに限らず、縦横の寸法が同じの角パイプを使用してもよい。また、前記各実施形態では、天井小梁1、1’を薄板の帯綱を折り曲げ加工した角パイプとしたが、これに限らず、例えば断面L字型、溝型等の天井小梁としてもよい。本発明では、要するに、天井小梁1、1’が金属製であり、かつ、従来の木製の天井小梁に代われるものであればよい。
【0037】さらに、前記第1実施形態では、ブラケット3の上下部を折り曲げ形成するとともに、ボルト4で長辺天井梁14に取り付けているが、これに限らず、上下のフランジ部14A,14B間に衝立状に挟み込まれる平板状のブラケットとし、このブラケットを溶接で天井梁14に取り付けてもよい、【0038】また、前記第1実施形態では、ブラケット3に前方折り曲げ部3Aを形成し、この前方折り曲げ部3Aに取り付け部材2を取り付け、この取り付け部材2に天井小梁1を取り付けたが、これに限らない。例えばこの前方折り曲げ部3Aは必ずしも設けなくてもよく、また、取り付け部材2も必ずしも設けず、天井小梁1を前方折り曲げ部が形成されていないブラケットに直接取り付けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物ユニットにおける天井パネルの天井小梁取付構造によれば、天井小梁が金属製となっており、ブラケットを介して長辺天井梁に取り付けられているので、建物ユニットの天井小梁を木材に代わる部材で形成することができる。
【0040】また、天井小梁が薄板帯綱を折り曲げ加工した角パイプとなっているので、重量が軽くてすむとともに、強度も大きく、これにより、木材に代わる部材とでき、その上、薄板帯綱を使用するので費用も少なくてすみ、コストの低減を図れるようになる。
【0041】また、通し材が天井小梁の両端下面に取り付けられ、天井小梁の下面かつ各通し材間にはこれらの通し材と同一厚さ寸法の受部材が取り付けられ、各通し材間には建物ユニットの天井面材が架けわたされ、隣接する建物ユニットの隣合う通し材間には接続用天井面材が、その下面を天井面材の下面と同一高さとして水平に架けわたされているので、天井小梁における両端の通し材間の隙間が埋められ、これにより、天井小梁に切り欠きが形成されたと同様となり、従って、天井小梁に何らの加工もせずにすむので、天井小梁の製作が容易となる。
【0042】さらに、天井小梁は、薄板帯綱の折り曲げ加工で得られて両側面に水平な溝を備えた角パイプで形成され、長辺天井梁に天井小梁の両端部を係止可能な係止部材が設けられ、この係止部材に天井小梁を係止部材の上方から押し込めば、天井小梁の溝が、係止部材の側面部のばね作用により垂直部で挟み込まれるので、天井小梁の取り付けがワンタッチで行え、取り付け作業が容易である。




 

 


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