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発明の名称 外壁パネルの取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−60169
公開日 平成9年(1997)3月4日
出願番号 特願平7−215808
出願日 平成7年(1995)8月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三 (外2名)
発明者 岡部 潤一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 建物の外壁を構成する複数の外壁パネルのうちの水平方向に近接配設された一対の外壁パネルの取付構造であって、これらの外壁パネルは枠状に組まれた縦芯材および横芯材を備えているとともに、これら外壁パネルの互いに対向する一対の縦芯材が前記建物を構成する柱に設けられた当て部材に固定されていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項2】 請求項1に記載された外壁パネルの取付構造において、前記柱は平断面四角形であるとともに、前記当て部材は、前記外壁パネルの裏面と直角をなす前記柱の二つの側面のうちのいずれか一方に接合される本体部と、この本体部における室内側の角部から前記柱の室内側の側面に沿って折り曲げられれた折曲部と、前記本体部における室外側の角部から前記折曲部とは反対側に折り曲げられて前記外壁パネルが当接される当接部とを有し、かつ、前記折曲部が前記柱の室内側の側面に当接されて室内外方向に位置決めされていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された外壁パネルの取付構造において、前記当て部材は前記柱の上下方向の途中に複数設けられていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項4】 請求項1または請求項2に記載された外壁パネルの取付構造において、前記当て部材は前記柱に一個設けられ、かつ、上下方向に長い長寸部材になっていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載された外壁パネルの取付構造において、前記縦芯材および横芯材は木製であることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載された外壁パネルの取付構造において、前記縦芯材および横芯材は金属製であることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載された外壁パネルの取付構造において、前記建物は工場で生産した複数の建物ユニットを建築現場で少なくとも水平方向に組み合わせることにより建てられるユニット式建物であるとともに、前記柱は前記複数の建物ユニットの互いに対向した柱であることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
【請求項8】 請求項7に記載された外壁パネルの取付構造において、前記当て部材は互いに対向した前記柱の対向面に取り付けられていることを特徴とする外壁パネルの取付構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁パネルの取付構造に係り、特に、枠状に組まれた縦芯材および横芯材を備えた外壁パネルに最適な取付構造に関する。
【0002】
【背景技術】一般的に、建物の外壁を形成するために外壁パネルが使用されている。このような外壁パネルとして、例えば、図6に示すものがある。図6において、外壁パネル1は木製の下地フレーム2の一面にサイディング材等の無機面材3が張られたものであり、この下地フレーム2は複数の縦芯材4と横芯材5とが格子状に組まれて構成されている。下地フレーム2の上部および下部には水平方向に二個の取付部材6が設けられており、これら取付部材6と建物の梁に設けられたブラケットとがボルトおよびナットの螺合により接合されるようにうなっている。そして、このような外壁パネル1が建物の上下の梁間に複数架け渡されることにより、建物の外壁全体が形成されるようになっている。
【0003】ところで、外壁全体の表面は外観を良好にするために段差のない平面であることが望まれる。しかしながら、外壁パネル1は上下部分だけが建物の梁に固定されているため、各縦芯材4の上下方向の中央部が建物の外側に膨らむように湾曲することが考えられ、このような場合には、外壁パネル1全体がたわんでしまい、特に、水平方向に近接配設される一対の外壁パネル1において、互いの表面間に段差が生じる虞がある。このため、従来から、各外壁パネル1の対向する縦芯材4A間に建物の室内側からジョイント部材を跨設することが行われている。こうにすることにより、このジョイント部材で各縦芯材4Aが矯正されるため、各外壁パネル1のたわみが抑制され、表面間の段差が解消される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一対の外壁パネル1は対向する縦芯材4Aの位置と建物の柱位置とが対応して配設される場合がある。このような場合には、各縦芯材4Aが柱に遮られるため、ジョイント部材を室内側から縦芯材4A間に跨設することができず、このため、外壁パネル1の表面の段差を解消することは困難であった。
【0005】本発明の目的は、一対の外壁パネルの対向する縦芯材の位置が柱位置と対応していても、表面の段差を解消することができる外壁パネルの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の外壁パネルの取付構造は、図面を参照して説明すると、建物の外壁を構成する複数の外壁パネル1のうちの水平方向に近接配設された一対の外壁パネル1Aの取付構造であって、これらの外壁パネルを枠状に組まれた縦芯材4および横芯材5を含んで構成し、これら外壁パネル1Aの互いに対向する一対の縦芯材4Aを建物を構成する柱11Aに設けた当て部材15、25に固定したことを特徴とする。このような本発明においては、一対の外壁パネル1Aの対向する縦芯材4Aを柱11Aに設けた当て部材15、25に固定するため、各縦芯材4Aが柱11Aに沿って矯正される。このため、各外壁パネル1Aのたわみが防止され、外壁パネル1A間に段差が生じなくなる。
【0007】また、柱11Aを平断面四角形とし、当て部材15、25を、外壁パネルの裏面と直角をなす柱の二つの側面のうちのいずれか一方に接合する本体部15A、25Aと、この本体部15A、25Aにおける室内側の角部15B、25Bから柱11Aの室内側の側面17に沿って折り曲げた折曲部15C、25Cと、本体部15A、25Aにおける室外側の角部15D、25Dから折曲部15C、25Cとは反対方向に折り曲げて外壁パネル1Aを当接させる当接部15E、25Eとを含んで構成し、かつ、折曲部15C、25Cと柱11Aの室内側の側面17との当接により室内外方向(図3中の矢印X)に位置決めすることを特徴とする。このような場合には、折曲部15C、25Cを柱11Aの室内側の側面17に当接することにより、当て部材15、25の室内外方向の位置決めを容易に行えるようになる。
【0008】そして、当て部材は、柱11Aの上下方向の途中に複数設けられていてもよく(当て部材15)、あるいは、柱11Aに一個設けられ、かつ、上下方向に長い長寸部材になっていてもよい(当て部材25)。当て部材15を複数設ける場合には、当て部材15自体が小さく軽量なものとなり、取付時の取り扱いが容易となる。また、当て部材25を長寸部材にした場合には、縦芯材4Aの上下方向の大部分が当て部材25と当接状態となり、縦芯材4Aが確実に矯正されるようになる。
【0009】さらに、縦芯材4および横芯材5は木製であってもよく、あるいは、金属製であってもよい。縦横の各芯材4、5を木製とした場合には、外壁パネル1が軽量で安価なものとなり、金属製とした場合には、外壁パネル1の耐久性が向上する。
【0010】また、建物を工場で生産した複数の建物ユニット10を建築現場で少なくとも水平方向に組み合わせることにより建てるユニット式建物にするとともに、柱を複数の建物ユニットの互いに対向した柱11Aとすることを特徴とする。このような場合には、各建物ユニット10が工場で品質管理されながら生産されるうえ、これらの建物ユニット10を建築現場で組み合わせるだけでよいから、短工期で品質の安定した建物が得られる。
【0011】そして、建物をユニット工法で建てる際、当て部材15、25を互いに対向した柱11Aの対向面16に取り付けるようにした場合、工場で建物ユニット10を生産する時点では、当て部材15、25と縦芯材4Aとの接合部分は建物ユニット10の外部に露出することになるため、工場での接合作業が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第一の実施の形態に係る外壁パネルの取付構造を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態における外壁パネルは、図6に示す前述した外壁パネル1である。従って、外壁パネル1の重複した説明を避けるため、同じ構成部材には同一符号を付し、ここでの説明を省略する。
【0013】図1には、六枚の外壁パネル1が、水平方向に組み合わされた二個の建物ユニット10に取付けられる状態が示されている。各建物ユニット10は図示略のユニット式建物の一部を構成するものであり、工場で生産された後、建築現場で図のように組み合わされる。これらの建物ユニット10は、四隅に立設された四本の柱11と、これら四本の柱11の上端間および下端間に架け渡された各四本の上梁12および下梁13とを含んで構成されている。各建物ユニット10の上梁12および下梁13のうち、室外側に配設された上梁12A、下梁13Aの所定位置には、複数のブラケット14が設けられ、これらのブラケット14を介して外壁パネル1が各建物ユニット10に三枚ずつ取り付けられようになっている。なお、ここでの所定位置とは、図6に示す、外壁パネル1の取付部材6に対応した位置のことである。各建物ユニット10の柱11のうち、上梁12A、下梁13Aが架け渡され、かつ、各建物ユニット10間において互いに対向した柱11Aには当て部材15が設けられ、この当て部材15には外壁パネル1のうちの各建物ユニット10の互いの境界側に配設された外壁パネル1Aが当てがわれるようになっている。
【0014】図2、図3、図4において、当て部材15は、平断面四角形とされた柱11Aの対向面16に取り付けられているとともに、柱11Aの長手方向の途中に複数設けられている(ただし、ここでは図3に示すように二個のみを図示)。この当て部材15は、外壁パネル1の裏面と直角をなす柱11Aの二つの側面のうちの一方、すなわち、前述の対向面16に接合される本体部15Aと、この本体部15Aにおける室内側の角部15Bから柱11Aの室内側の側面17に沿って折り曲げられた折曲部15Cと、本体部15Aにおける室外側の角部15Dから折曲部15Cとは反対側に折り曲げられて外壁パネル1の縦芯材4Aが当てがわれた当接部15Eとを有しており、この当て部材15は折曲部15Cが柱11Aの室内側の側面17に当接されて室内外方向(図3中の矢印X)に位置決めされている。また、この当て部材15はこれら本体部15A、折曲部15Cの周縁部分が溶接されて柱11Aに固設されているとともに、当接部15Eには釘穴15Fが穿設され、この当接部15Eと外壁パネル1Aの縦芯材4Aとが釘打により接合されている。
【0015】一方、外壁パネル1Aと他の外壁パネル1との対向する縦芯材4A同士は、図2に示すように、室内側から当てがわれたジョイント部材7により連結されている。なお、図2において、8は対向する縦芯材4Aの対向面間に介装されたバックアップ材、9はこのバックアップ材8の外側に充填されたコーキング材であり、これらのバックアップ材8およびコーキング材9により各外壁パネル1間に防水処理が施されている。
【0016】このような本実施の形態においては、工場において、図示略の内壁パネルが建物ユニット10内に取り付けられる前に、外壁パネル1の建物ユニット10への取付作業、すなわち、外壁パネル1の取付部材6と上下梁12、13に設けられたブラケット14との螺合、外壁パネル1の縦芯材4Aと外壁パネル1Aの縦芯材4Aとのジョイント部材7による連結、当て部材15の当接部15Aと各外壁パネル1Aの縦芯材4Aとの接合、が行われる。そして、建築現場では、工場で生産された建物ユニット10を水平方向に組み合わせるとともに、バックアップ材8、コーキング材9により各外壁パネル1間に防水処理を施す。
【0017】このような本実施の形態によれば以下のような効果がある。すなわち、各外壁パネル1Aの対向する縦芯材4Aが各建物ユニット10の柱11Aに遮られていることにより、各縦芯材4Aにジョイント部材7を跨設できなくとも、これら縦芯材4Aが当て部材15を介して各柱11Aに取り付けられているため、各縦芯材4Aが柱11Aに沿って矯正される。このため、各外壁パネル1Aのたわみが防止され、外壁パネル1A間の段差を解消できる。
【0018】また、当て部材15の室内外方向の位置決めは、折曲部15Cを柱11Aの側面17に室内側から当接するだけでよいため、その位置決め作業を容易に行うことができる。
【0019】そして、当て部材15は柱11Aの上下方向に間隔をおいて複数設けられているため、それら当て部材15の一つ一つをコンパクトにでき、容易に取り扱うことができる。
【0020】さらに、縦横の各芯材4、5が木製であるため、外壁パネル1を軽量で安価なものにできる。
【0021】また、本実施の形態で建てられる図示略の建物は、建物ユニット10を含んで構成されたユニット式建物であるから、建物ユニット10が工場で品質管理されながら生産されるうえ、これらの建物ユニット10を建築現場で組み合わせるだけでよいため、短工期で品質の安定した建物とすることができる。
【0022】そして、当て部材15が対向した柱11Aの対向面16に取り付けられているため、工場で建物ユニット10を生産する時点では、当て部材15の当接部15Eと縦部材4Aとの接合部分は建物ユニット10の外部に露出していることになり、工場での釘打作業を容易に行うことができる。さらに、当て部材15が対向した柱11Aの対向面16に取り付けられていることにより、通常デッドスペースとされていた柱11A間の空間を有効に利用することができる。
【0023】図5には、本発明における第二の実施の形態に係る外壁パネルの取付構造が示されている。本実施の形態では、前述した第一の実施の形態での当て部材に代えて、当て部材25を用いている。この当て部材25は、柱11Aに一個設けられ、かつ、上下方向に長い長寸部材になっており、前述の当て部材と同様な本体部25A、折曲部25C、当接部25E、および室内外側の角部25B、25Dを備えている。
【0024】このような本実施の形態によれば、前述の実施の形態による効果に加え、以下のような効果がある。すなわち、縦芯材4Aの上下方向の大部分が当て部材25と当接状態となるため、縦芯材4Aが確実に矯正され、外壁パネル1A間の段差をより確実に解消できる。
【0025】なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例えば、前記各実施の形態では、当て部材15、25が各柱11Aの対向面16に設けられていたが、当て部材を本体部が柱11Aの室外側の側面に接合されるように設けるとともに、この当て部材の当接部を縦芯材4Aの内側面と接合させてもよい。しかしながら、当て部材を対向面16に設けることにより、作業性およびデッドスペースの有効利用という観点から前述の効果が得られるのでよい。
【0026】また、前記各実施の形態では、外壁パネル1がユニット式建物を構成する建物ユニットに取り付けられていたが、本発明の外壁パネルの取付構造は鉄骨軸組み工法等の在来工法で建てられる建物に適用してもよい。
【0027】そして、前記各実施の形態では、外壁パネル1の縦横の各芯材4、5は木製であったが、これらの芯材は金属製であってもよく、そうすることで、外壁パネルの耐久性を向上させることができる。
【0028】さらに、前記各実施の形態では、当て部材15、25は、本体部15A、25A、折曲部15C、25C、当接部15E、25Eからなっていたが、本発明に係る当て部材の形状等は、その実施しに当たって適宜に決められてよい。要するに、近接配設された一対の外壁パネルの互いに対向する縦芯材が建物を構成する柱に設けられた当て部材に固定されていればよい。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、各外壁パネルの対向する縦芯材が各建物ユニットの柱に遮られていることにより、各縦芯材にジョイント部材を跨設できなくとも、これら縦芯材が当て部材を介して各柱に取り付けられていることにより、各縦芯材が柱に沿って矯正されるため、各外壁パネルのたわみが防止され、外壁パネル間の段差を解消できるという効果がある。
【0030】また、柱を平断面四角形とし、当て部材を、外壁パネルの裏面と直角をなす柱の二つの側面のうちのいずれか一方に接合する本体部と、この本体部における室内側の角部から柱の室内側の側面に沿って折り曲げた折曲部と、本体部における室外側の角部から折曲部とは反対方向に折り曲げて外壁パネルを当接させる当接部とを含んで構成し、かつ、折曲部と柱の室内側の側面との当接により室内外方向に位置決めするようにした場合には、位置決め作業を容易に行うことができるという効果がある。
【0031】そして、当て部材を柱の上下方向の途中に複数設けた場合には、当て部材自体を小さく軽量なものにでき、取付時の取り扱いを容易にできるという効果がある。さらに、当て部材を長寸部材にした場合には、縦芯材の上下方向の大部分が当て部材と当接状態となるため、縦芯材を確実に矯正できるという効果がある。
【0032】また、縦芯材および横芯材を木製とした場合には、外壁パネルを軽量で安価なものにでき、金属製とした場合には、外壁パネルの耐久性を向上させることができるという効果がある。
【0033】そして、建物を工場で生産した複数の建物ユニットを建築現場で少なくとも水平方向に組み合わせることにより建てるユニット式建物にするとともに、柱を複数の建物ユニットの互いに対向した柱とした場合には、各建物ユニットが工場で品質管理されながら生産されるうえ、これらの建物ユニットを建築現場で組み合わせるだけでよいため、短工期で品質の安定した建物を得ることができるという効果がある。
【0034】さらに、建物をユニット工法で建てる際、当て部材を互いに対向した柱の対向面に取り付けるようにした場合には、工場で建物ユニットを生産する時点で、当て部材と縦芯材との接合部分は建物ユニットの外部に露出することになるため、工場での接合作業を容易にできるという効果がある。




 

 


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