米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 固定構造物 -> ミサワホーム株式会社

発明の名称 建物の準耐火面材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−53294
公開日 平成9年(1997)2月25日
出願番号 特願平7−208071
出願日 平成7年(1995)8月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三 (外2名)
発明者 柳谷 三郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 木製の板部材と耐火性を有する無機質の面部材とを重ねて接合したことを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項2】 請求項1に記載の建物の準耐火面材において、幅方向に複数並設されるとともに、前記木製の板部材の幅寸法は無機質の面部材の幅寸法より小さく形成され、かつ、木製の板部材の幅方向両端とも前記無機質の面部材の幅方向両端から内側に位置していることを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項3】 請求項1または2に記載の建物の準耐火面材において、前記無機質の面部材は、厚さ寸法が少なくとも12mmの木片セメント板であることを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物の準耐火面材において、前記木製の板部材は合板であることを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物の準耐火面材において、ユニット式建物を構成する建物ユニットに適用され、かつ、幅方向に複数枚並設されてこの建物ユニットの床部を構成することを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項6】 請求項5に記載の建物の準耐火面材において、前記建物ユニットは、天井パネル生産ラインで作られる天井パネルと、床パネル生産ラインで作られる床パネルと、妻パネル生産ラインで作られるとともに、前記天井パネルと床パネルとの両側に配置される妻パネルとを組み合わせることによって作られ、前記床パネル生産ラインには、予め準耐火床面材生産ラインで一体に作られた木製の板部材と無機質の面部材とがこの準耐火床面材生産ラインから送られることを特徴とする建物の準耐火面材。
【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の建物の準耐火面材において、前記無機質の面部材が表面側となっていることを特徴とする建物の準耐火面材。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、準耐火建物の床等を構成する建物の準耐火面材に関する。
【0002】
【背景技術】建築物は、その用途、階数、規模または立地に応じて、準耐火建築物としなければならない場合がある。この準耐火建築物では、建物の柱、梁、壁、床、屋根等の主要構造部の構造仕様を準耐火構造とすることが求められている。そして、例えば、建物の壁や床等を準耐火構造とするために、石膏ボード、木片セメント板等を取り付けることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、石膏ボード、木片セメント板等は準耐火仕様を満たすものではあるが、それ自体を単独で壁や床等に使用するには適していないものであった。
【0004】本発明の目的は、準耐火建築物に必要な準耐火構造となり、かつ、強度的にも優れた建物の準耐火面材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の準耐火面材は、図面を参照して説明すれば、図4または図5において、木製の板部材3と耐火性を有する無機質の面部材2とを重ねて接合したことを特徴とするものである。このような建物の準耐火面材によれば、木製の板部材3と耐火性を有する無機質の面部材2とが一体化されることにより、木製の板部材3が無機質の面部材2を補強することになり、準耐火構造を構成しつつ、強度的にも優れた準耐火面材となる。
【0006】本発明において、幅方向に複数並設するとともに、木製の板部材3の幅寸法は無機質の面部材2の幅寸法より小さく形成し、かつ、木製の板部材3の幅方向両端とも無機質の面部材2の幅方向両端から内側に位置させてもよい。このような建物の準耐火面材によれば、この面材を複数並設する際、無機質の面部材2の端部同士が密接するため、隙間なく連続され、これにより、確実に準耐火構造とできる。
【0007】本発明において、無機質の面部材2を、厚さ寸法が少なくとも12mmの木片セメント板としてもよい。また、木製の板部材を合板で形成してもよい。このような建物の準耐火面材によれば、容易に材料を揃えることができ、準耐火構造を容易に構成できる。
【0008】本発明において、面材1をユニット式建物を構成する建物ユニット10に適用し、かつ、幅方向に複数枚並設してこの建物ユニット10の床部22を構成してもよい。このような建物の準耐火面材によれば、面材1を幅方向に複数枚並設する際、無機質の面部材2の端部同士が密接するため、隙間なく連続され、これにより、建物ユニット10の床部22を容易に準耐火構造とできる。
【0009】本発明において、建物ユニットを、天井パネル生産ラインで作られる天井パネルと、床パネル生産ラインで作られる床パネルと、妻パネル生産ラインで作られるとともに、前記天井パネルと床パネルとの両側に配置される妻パネルとを組み合わせることによって作り、床パネル生産ラインに、予め準耐火床面材生産ラインで一体に作られた木製の板部材と無機質の面部材とをこの準耐火床面材生産ラインから送るものとしてもよい。
【0010】このような建物の準耐火面材によれば、通常の建物ユニットの生産ラインに、準耐火面材生産ラインを設けることで、この生産ラインで木製の板部材と無機質の面部材とを一体に作れ、これを床パネル生産ラインに送れば、床パネル生産ラインでの床を形成するための作業が一工程ですむ。このため、通常の建物ユニットの生産ラインで準耐火構造の床を作る場合には、床パネル生産ラインで、木製の板部材を取り付け、さらに、無機質の面部材を取り付けなければならず、二工程となり、建物ユニットの生産ラインの各ラインのバランスが崩れてしまうが、前述のように、床パネル生産ラインで一工程ですむようになっているので、各ラインのバランスを保ちつつ、準耐火構造の床を容易に作れる。
【0011】また、本発明において、無機質の面部材2を準耐火面材1の表面側としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、図2で示した天井パネル11と、床パネル12と、2個の妻パネル13とで組み立てられる図3の建物ユニット10に、本実施形態の建物の準耐火面材1を建物ユニット10の床として取り付け、建物ユニット10の床部22を形成する生産工程を示すブロック図が示されている。
【0013】天井パネル11は、長辺梁生産ライン25で長辺梁14を生産した後、天井パネル生産ライン26において、2本の平行な長辺梁14を小梁15で連結して天井面材16を取り付けることにより作られる。また、床パネル12は、長辺梁生産ライン25で生産された長辺梁14を床パネル生産ライン29に送り、この生産ライン29において、2本の平行な長辺梁14を根太17で連結した後に、前記準耐火面材1を取り付けることにより作られる。この準耐火面材1は、準耐火床面材生産ライン29’で作られた後、床パネル生産ライン29に送られる。さらに、妻パネル13,13は、柱生産ライン27、短辺梁生産ライン28で、柱19、短辺梁20を生産し、妻パネル生産ライン30において2本の平行な柱19の上端間および下端間同士を短辺梁20で溶接接合することにより作られ、また、それぞれの柱19の上下端には、短辺梁20と直角方向に図示しない仕口が取り付けられている。
【0014】このような天井パネル11、床パネル12、妻パネル13,13は総組み生産ライン31に送られ、このライン31において、妻パネル13,13は天井パネル11、床パネル12の両側に配置され、それぞれの仕口が天井パネル11、床パネル12の各長辺梁14の両端部に嵌合されて溶接されることにより、図3の骨組み21を備えた建物ユニット10が組み立てられる。
【0015】この建物ユニット10の所定の外面には、外壁パネル取付ライン32において軽量気泡コンクリート製の外壁パネルが取り付けられ、さらに、建物ユニット10の内部には、造作・設備取付ライン33において階段ユニットやキッチンユニット、バスユニット等が取り付けられ、これにより、建物ユニット10が完成する。
【0016】図4には、以上のような建物ユニット10の床を準耐火構造とする際に使用される前記建物の準耐火面材1の分解図が示されている。この面材1は、厚さ寸法T、幅寸法L1 の木片セメント板2と、厚さ寸法Tで幅寸法L1 より小さな幅寸法L2 の板部材である合板3とを備え、これら木片セメント板2と合板3とは、例えば接着や釘打ち等で2枚重ねに接合されている。このとき、合板3の幅方向両端とも木片セメント板2の幅方向両端から内側に位置しているここで、木片セメント板2と合板3との厚さ寸法Tは、例えば12mmとなっており、この場合、厚さ寸法12mmの木片セメント板2は、法規上準耐火仕様とされている。
【0017】図5には、以上の面材1を複数幅方向に並設して形成した建物ユニット10の床部22の詳細が示されている。この面材1は、前述したように準耐火床面材生産ライン29’で木片セメント板2と合板3とを接合して作られる。一方、床パネル生産ライン29で、2本の長辺梁14同士が根太17で結合される。そして、このような床パネル生産ライン29に、耐火床部材生産ライン29’からそこで作られた面材1が順次送られ、これらの面材1は、建物ユニット10の端部から順次取り付けられる。この際、面材1の木片セメント板2の端部同士を当接させることにより、その端部同士間に隙間が生じないようにされている。なお、符号5は、現場で建物ユニット10の床部22の上に取り付けられるフローリング等の床仕上げ材である。
【0018】前述のような本実施形態によれば次のような効果がある。すなわち、準耐火面材1は、木片セメント板2と合板3とを重ねて形成され、木片セメント板2の厚さ寸法Tは、法規上必要な例えば12mmとされているので、容易に準耐火構造とでき、かつ、木片セメント板2は合板3で補強されているので、強度的にも優れた準耐火面材1とできる。
【0019】また、合板3の幅方向寸法L2 が木片セメント板2の幅方向寸法L1 より小さく、かつ、合板3の幅方向両端が木片セメント板2の幅方向両端より内側に位置して接合されているので、準耐火面材1を複数並設する際、木片セメント板2の端部同士が必ず密接し、これにより、確実に準耐火構造とすることができる。
【0020】さらに、準耐火面材1を構成する木片セメント板2と合板3とは、床パネル生産ライン29に隣接して設けた準耐火床面材生産ライン29’で接合して作られ、かつ、そこから送られるので、床パネル生産ライン29では、通常の床面材を取り付けると同様に、準耐火面材1を一枚の床用面材として、つまり一工程で、取り付けることができ、これにより、建物ユニットの生産ラインの各ラインのバランスを崩さずにすむという効果もある。
【0021】なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば次に示すような変形形態を含むものである。例えば、前記実施形態では、準耐火面材1として木片セメント板2と合板3とを重ねてに接合したものを使用したが、これに限らず、木片セメント板2の代わりに、所定の厚さ寸法の石膏ボード、ケイカル(珪酸カルシウム)板等を使用してもよい。本発明では、要するに、無機質の面部材で準耐火構造とできるものであればよい。
【0022】また、前記実施形態では、準耐火面材1を建物ユニット10の床用として使用したが、これに限らず、壁用または天井用等として使用してもよい。
【0023】さらに、前記実施形態では、準耐火面材1を建物ユニット10の床用として使用したが、これに限らず、準耐火面材1は、パネル工法による建物や軸組み工法による建物にも使用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の建物の準耐火面材によれば、木製の板部材と耐火性を有する無機質の面部材とが一体化されることにより、木製の板部材が無機質の面部材を補強することになり、準耐火構造を構成しつつ、強度的にも優れた準耐火面材となる。
【0025】また、準耐火面材を構成する木製の板部材の幅寸法が、無機質の面部材の幅寸法より小さく形成され、かつ、木製の板部材の幅方向両端とも無機質の面部材の幅方向両端から内側に位置しているので、この面材を複数並設する際、無機質の面部材の端部同士が密接し、これにより、隙間なく連続され、確実に準耐火構造とできる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013