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発明の名称 貫通孔を有する建築用パネル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−49289
公開日 平成9年(1997)2月18日
出願番号 特願平7−200968
出願日 平成7年(1995)8月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】布施 行夫 (外2名)
発明者 塚田 賢一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 芯材を枠組した枠体と、前記枠体の一方の面に取付けられた第1の面材と、前記枠体の他方の面に取付けられた防水シートと、前記防水シートを介して前記枠体の他方の面に取付けられた第2の面材と、前記枠体内に配置固定されたスリーブ部材と、を含み、前記スリーブ部材は、筒部と支持部を有し、前記筒部は両端が開口し、一方の端部側の第1の開口は前記第1の面材と、他方の端部側の第2の開口は前記防水シートとそれぞれ対向し、前記支持部は、前記筒部の他方の端部において、前記防水シートが貼付けられて前記第2の開口周囲の防水シートをその裏面より支持し、前記第1の面材の前記第1の開口と対向する位置と、前記防水シートおよび前記第2の面材の前記第2の開口と対向する位置には、前記筒部と連続する孔部がそれぞれ設けられ、前記筒部と前記孔部とによって貫通孔が形成されていることを特徴とする貫通孔を有する建築用パネル。
【請求項2】 請求項1において、前記支持部は、前記筒部の他方の端部に設けられた第1のフランジ部よりなることを特徴とする貫通孔を有する建築用パネル。
【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記支持部は前記防水シートとの当接部分に粘着層を有していることを特徴とする貫通孔を有する建築用パネル。
【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、前記筒部は、一方の端部に前記第1の面材を裏面より支持する第2のフランジ部を有することを特徴とする貫通孔を有する建築用パネル。
【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおいて、前記第2の面材は、外壁仕上げ材であることを特徴とする貫通孔を有する建築用パネル。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用パネルに関し、特に、ダクト、配管、配線等のための貫通孔を有する建築用パネルに関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】従来、工業化住宅のひとつとして、構造材を構成するパネルを箱状に組み合わせて建物を構築するパネル工法が知られている。
【0003】このパネル工法においては、基礎上に複数の床パネルを敷設して床部を構築し、この床部上に複数の壁パネルを立設固定して壁部を構築し、さらに、壁部上や壁部間に架設された屋根梁上に複数の屋根パネルを敷設して屋根部を構築し、そして、仕上げ材の取付け等の仕上げ処理が行われ建物が構築される。
【0004】このように構築される建物において、壁、梁、床等を貫通させてダクトを設けたり、給排水等の配管および配線等をするために、壁、梁、床等に貫通孔を設ける場合がある。このような場合は、現場において、例えば壁部を構築している壁パネルに貫通孔を穿設してスリーブ等を嵌め込む作業が行われていた。
【0005】しかしながら、壁パネルに貫通孔を設ける作業は、孔を開ける手間のみならず、建物の防水性を確保するために、例えばシーリング等の防水処理を必要とし、大変手間のかかる作業であるという問題点があった。
【0006】また、近年、品質のさらなる向上を図るとともに、現場作業の簡略化および施工工程数の減少による施工時間の短縮等を目的として、工業化のさらなる推進が要請されている。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、さらに工業化推進の要請に対応するべくなされたものであり、予めパネル内部に防水シートを備えるプレフィニッシュタイプの建築用パネルであって、ダクト等のための貫通孔を有し、かつ十分な防水性を確保した建築用パネルを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る貫通孔を有する建築用パネル(例えば部材10)は、芯材を枠組した枠体(例えば部材20)と、前記枠体の一方の面に取付けられた第1の面材(例えば部材30)と、前記枠体の他方の面に取付けられた防水シート(例えば部材40)と、前記防水シートを介して前記枠体の他方の面に取付けられた第2の面材(例えば部材50)と、前記枠体内に配置固定されたスリーブ部材(例えば部材60)と、を含み、前記スリーブ部材は、筒部(例えば部材62)と支持部(例えば部材70)を有し、前記筒部は両端が開口し、一方の端部側の第1の開口(例えば部材61)は前記第1の面材と、他方の端部側の第2の開口(例えば部材63)は前記防水シートとそれぞれ対向し、前記支持部は、前記筒部の他方の端部において、前記防水シートが貼付けられて前記第2の開口周囲の防水シートをその裏面より支持し、前記第1の面材の前記第1の開口と対向する位置と、前記防水シートおよび前記第2の面材の前記第2の開口と対向する位置には、前記筒部と連続する孔部(例えば部材32,42,52)がそれぞれ設けられ、前記筒部と前記孔部とによって貫通孔が形成されていることを特徴としている。
【0009】ここで、防水シートとは、防水機能のみならず、透湿機能を有するものをも含むものである。
【0010】請求項1記載の発明にあっては、枠体内に配置されたスリーブ部材の筒部と、建築用パネルを構成する第1の面材、第2の面材および防水シートにそれぞれ設けられた孔部とによって、建築用パネルを貫通する貫通孔が予め形成されている。したがって、現場において貫通孔を設ける必要がなく、現場作業が簡略化されかつ工業化推進に対応することができる。
【0011】そして、筒部の第2の開口周囲の防水シート、すなわち、防水シートの孔部周囲は、スリーブ部材の支持部に貼付けられることにより、防水シートと支持部との間はシールされているので、防水シートの孔部周囲から雨等がパネル内に浸入するのを確実に防止することができる。また、防水シートは、その孔部周囲を支持部により、その裏面から支持されているので、防水シートの孔部周囲は補強されて、防水シートの孔部周囲が破損することを防止することができる。よって、建築用パネルの防水性を十分確保することができる。
【0012】したがって、請求項1記載の発明によれば、予めパネル内部に防水シートが設けられている、いわゆるプレフィニッシュ化した建築用パネルであって、貫通孔を有し、防水性が十分に確保された建築用パネルを得ることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1において、前記支持部は、前記筒部の他方の端部に設けられた第1のフランジ部(例えば部材70)よりなることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明にあっては、支持部がフランジ部よりなることにより、防水シートは孔部周囲において、所定の面積をもってフランジ部に貼付けられ、かつ支持される。よって、建築用パネルの防水性をより確実に確保することができる。また、フランジ部は、防水シートの貼り代としても機能するので、枠体の一方の面において防水シートをより確実に貼付けることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2において、前記支持部は前記防水シートとの当接部分(例えば部材72)に粘着層を有していることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、支持部が粘着層を有していることにより、防水シートの支持部への貼付けを容易に行うことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかにおいて、前記筒部は、一方の端部に第1の面材を裏面より支持する第2のフランジ部(例えば部材64)を有することを特徴としている。
【0018】請求項4記載の発明にあっては、筒部が第2のフランジ部を有することにより、筒部の強度を高めることができる。また、第2のフランジ部は、スリーブ部材を枠体内に配置固定させるために取付け部となり、スリーブ部材の取付けが容易となる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかにおいて、前記第2の面材は、外壁仕上げ材であることを特徴としている。
【0020】請求項5記載の発明にあっては、貫通孔を有する建築用パネルは、予め外壁仕上げ材を有する壁パネルであることにより、現場においては、所定の場所に立設固定して、複数枚のパネルを連結すれば、外壁を構築することができる。よって、現場における仕上げ材取付け作業、貫通孔形成作業を必要とせず、現場作業の簡略化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて述べる。
【0022】図1は、本発明の実施の形態のひとつである、貫通孔を有するサイディング付き壁パネルを示す分解斜視図である。
【0023】サイディング付き壁パネル10は、図1に示すように、枠体20、土台部材である半土台80および胴差90、第1の面材である無機質面材30、防水透湿シート40、第2の面材であるサイディング50、スリーブ部材60、断熱材76とを含み構成されている。そして、サイディング付き壁パネル10は、パネルの厚さ方向に貫通する貫通孔12を有する。この貫通孔12は、ダクト、配管、配線等のためのものである。
【0024】サイディング付き壁パネル10は、予め工場等において一体的に形成され、現場に搬送されて建物の外壁部を構築する、いわゆるプレフィニッシュタイプの建築用パネルである。詳述すると、サイディング付き壁パネル10は、図4に示すように、現場において、基礎100および基礎100上に敷込まれた床パネル110上に複数枚立設されて、複数枚のパネル同士の連結固定を行うことにより、外壁部が構築される。なお、サイディング付き壁パネル10が立設される基礎100の上端には樹脂製土台102が敷込まれ、この樹脂製土台102を介して床パネル110が敷込まれている(図4参照)。
【0025】枠体20は、縦芯材22および横芯材24を方形状に枠組みし、その中に補助芯材26、28を縦横に組み込んで形成されている。
【0026】枠体20下端の建物外方側の面には、枠体20の幅方向に亘って土台部材である半土台80が取付けられている。
【0027】半土台80は、図4に示すように、基礎100上に載置され、かつ床パネル110の側端面にその建物内方側の側面が当接する部材である。半土台80は、その建物外方側の下端部に連続的に形成されている切欠き部82を有する。切欠き部82は、後述する防水透湿シート40の折り込み部となるものである(図4参照)。
【0028】枠体20上端の建物外方側の面には、枠体20の幅方向に亘って土台部材である胴差90が取付けられている。
【0029】胴差90は、サイディング付き壁パネル10上に敷込まれる2階床パネルの側端面にその建物内方側の側面が当接する部材である。また、胴差90上端には2階のサイディング付き壁パネルが立設される。すなわち、2階のサイディング付き壁パネルは、2階床パネル上およびサイディング付き壁パネル10上に渡って立設され、2階の外壁部を構築する。
【0030】枠体20の一方の面である建物内方側の面には、サイディング付き壁パネル10を構成する第1の面材である、無機質面材30が枠体20を覆って取付けられている。無機質面材30は内壁仕上げ材の一種である。
【0031】無機質面材30の所定位置には、無機質面材30を貫通する第1の孔部32が穿設されている。
【0032】枠体20内の所定位置には、スリーブ部材60が配置固定されている。スリーブ部材60は、図2に示すように、両端に第1の開口61および第2の開口63を有する円筒状の筒部62と、筒部62の両端にそれぞれ形成された、方形状の第1のフランジ部70および第2のフランジ部64とを含み構成されている。第1のフランジ部の表面72および第2のフランジ部の表面66には、全体にわたって、例えば両面テープ等の粘着層が設けられている。
【0033】上述した構成のスリーブ部材60は、第2のフランジ部の表面66を無機質面材30の裏面に当接させ、第1の孔部32と筒部62の第1の開口61とを合わせて枠体20内に配置され固定されている。この状態において、第1のフランジ部70の表面72は、枠体20の他方の面である建物外方側の面とほぼ面一となっている。すなわち、筒部62は、枠体20の厚さ方向に沿って延びている。
【0034】枠体20内には、スリーブ部材60が配置されている場所を除いて、例えばグラスウール等の断熱材76が敷き詰められている。
【0035】枠体20の建物外方側の面には、防水透湿シート40が接着剤等により貼付けられている。
【0036】防水透湿シート40は、防水機能および透湿機能を有し、サイディング付き壁パネル10の防水性を確保し、パネル内への雨等の侵入を防ぐとともに、建物の結露を防止している。防水透湿シート40は、枠体20のみならず、半土台80および胴差90を覆う領域まで延長され、枠体20、半土台80および胴差90の建物外方側の面を覆って貼付けられている。防水透湿シート40の下端部は、上述したように半土台80が有する切欠き部82に折り込まれている。
【0037】防水透湿シート40には、スリーブ部材60の筒部62の第2の開口63と対向する位置に、防水等湿シート40を貫通する第2の孔部42が穿設されている。
【0038】防水透湿シート40の第2の孔部42の周囲の部分は、第1のフランジ部70の表面72に貼付けられている。第1のフランジ部70の表面72には、上述したように粘着層が設けられているので、防水透湿シート40は、この粘着層を利用して第1のフランジ部70の表面72全体にわたって貼付けられている。
【0039】さらに、枠体20の建物外方側の面には、サイディング付き壁パネル10を構成する第2の面材であるサイディング50が防水透湿シート40を介して取付けられている。サイディング50は、外壁仕上げ材の一種である。
【0040】サイディング50は、防水透湿シート40と同様に枠体20のみならず、半土台80および胴差90を覆う領域まで延長され、枠体20、半土台80および胴差90の建物外方側の面を覆って取付けられている。
【0041】サイディング50には、スリーブ部材60の筒部62の第2の開口63と対向する位置に、サイディング50を貫通する第3の孔部52が穿設されている。
【0042】サイディング付き壁パネル10が有する貫通孔12は、図3に示すように、第1の孔部32、スリーブ部材60の筒部62、第2の孔部42および第3の孔部52により構成されている。そして、防水透湿シート40の第2の孔部42周囲の部分は、スリーブ部材60の第1のフランジ部70の表面72に貼付けられている。よって、防水透湿シート40と第1のフランジ部70との間はシールされているので、第2の孔部42周囲から雨等がパネル内に浸入するのを確実に防止することができる。また、第2の孔部42周囲の防水透湿シート40は、第1のフランジ部70により、その裏面から支持されているので、第2の孔部42周囲の防水透湿シート40は補強されて、その破損を防止することができる。
【0043】また、第1のフランジ部70は所定の面積を有しており、第1のフランジ部70の表面72全体に防水透湿シート40は貼付けられているので、何等かの原因により、第2の孔部42周囲のシートが傷ついた場合でも、防水透湿シート40の傷部分から雨等がパネル内に侵入することを防止できる。
【0044】上述したように、本形態に係るサイディング付き壁パネル10であれば、貫通孔12を有していても、パネルの防水性は確実に確保される。
【0045】また、第1のフランジ部70は、防水透湿シート40を枠体20の建物外方側に貼付ける際の貼り代としても機能するので、防水透湿シート40をより確実に枠体20を覆って貼付けることができる。
【0046】さらに、スリーブ部材60が第2のフランジ部64を有することにより、第2のフランジ部64が取付け部として機能し、第2のフランジ部64と枠体20に取付けられた無機質面材30とを粘着または接着固定すれば、容易にスリーブ部材60を枠体20内に取付けることができる。また、筒部62の強度を高めることができる。
【0047】サイディング付き壁パネル10は、枠体20内に断熱材76を備え、建物の断熱性、吸音性等を保持しているが、断熱材76は、図1および図3に示すように、筒部62を囲んで設けられているので、貫通孔12がダクトとして用いられる場合に有効性が高い。
【0048】このように、本形態に係るサイディング付き壁パネル10であれば、予めパネル内部に防水透湿シート40を備え、無機質面材30およびサイディング50等の仕上げ材を備えた、いわゆるプレフィニッシュタイプのパネルであり、かつ貫通孔12を予め有していることにより、現場等においては、貫通孔12を設ける作業および仕上げ材の取付け作業を要さず、現場作業の簡略化が可能であり、工業化推進に対応できる。
【0049】次に上述した構成のサイディング付き壁パネル10の製造方法について述べる。
【0050】まず、所定位置に第1の孔部32を設けた無機質面材30を、枠体20の建物内方側の面に接着剤および釘等により取付ける。それから、枠体20の上端に胴差90を、下端に半土台80を取付ける。なお、胴差90および半土台80は、予め枠体20に取付けておいてもよい。
【0051】次に、スリーブ部材60を、筒部62の第1の開口61と第1の孔部32とが合わさるように、枠体20内の所定位置に配置して取付ける。この際、第2のフランジ部64がその表面66に粘着層を有することにより、位置合わせを行い第2のフランジ部64を枠体20に取付けられた無機質面材30の裏面に当接させるだけで、スリーブ部材60の取付けを容易に行うことができる。
【0052】そして、スリーブ部材60が固定されている場所を除いて、枠体20内に断熱材76を敷き詰める。
【0053】それから、防水透湿シート40を、胴差90、枠体20および半土台80に、その建物外方側の面を覆って接着剤等により貼付けると同時に、スリーブ部材60の第1のフランジ部70の表面72にも防水透湿シート40を貼付ける。この場合も、第1のフランジ部70がその表面72に粘着層を有しているので、防水透湿シート40の貼付けは容易に行うことができる。その後、筒部62の第2の開口63と対向する防水透湿シート40を、筒部62の第2の開口63に合わせて切り抜き、第2の孔部42を設ける。
【0054】そして、筒部62の開口と対向する位置に第3の孔部52を設けたサイディング50を、防水透湿シート40を介して、胴差90、枠体20および半土台80に、その建物外方側の面を覆って接着剤および釘等により取付けて、サイディング付き壁パネル10が製造される。
【0055】上述した製造方法によれば、防水透湿シート40をスリーブ部材60の第1のフランジ部70に貼付けて支持させた後に、筒部62の開口に合わせて防水透湿シート40を切り抜き第2の孔部を形成していることにより、防水透湿シート40の取付け作業が容易であり、第2の孔部42の周囲において、防止透湿シート40がよれたり破損したりすることが確実に防止することができ、サイディング付き壁パネル10の防水性をより確実に確保することができる。
【0056】本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。
【0057】例えば、枠体に取付けられる第1および第2の面材は、必ずしも無機質面材、およびサイディングに限定されず、その他の仕上げ材でもよいし、また仕上げ材以外の面材でもよい。また、壁パネルに限定されず、床パネル、屋根パネルにも本発明は適用される。
【0058】さらに、枠体の他方の面に防水シートが直貼りされているパネルに限定されず、枠体の建物外方側の面に面材を有し、該面材を介して防水シートが取付けられている建築用パネルでもよい。この場合、スリーブ部材は、該面材を貫通して配置され、支持部にて防水シートを支持する。
【0059】また、スリーブ部材は、必ずしも第1のフランジ部を有している必要はなく、防水シートを筒部の開口周囲において貼り付け、かつ支持することができればよい。例えば、筒部が十分な肉厚を有し、防水シートを貼付け支持することができるのであれば、筒部の端部において防水シートを貼付けてもよい。
【0060】さらに、スリーブ部材は必ずしも第2のフランジ部を有している必要はなく、例えば、筒部の端部をスリーブ部材を枠体内に取付けるための取付け部としてもよい。
【0061】本形態においては、サイディング付き壁パネルの製造方法として、無機質面材の第1の孔部およびサイディングの第3の孔部は、それぞれ無機質面材およびサイディングを枠体に取付ける前に予め穿設した場合について述べたが、無機質面材、サイディングを枠体に取付けた後に孔部を穿設してもよい。
【0062】同様にして、防水透湿シートの所定位置に予め第2の孔部を設けておいて、第2の孔部を有する防水透湿シートを枠体の他方の面に貼付ける方法も可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、予めパネル内部に防水シートが設けられている、いわゆるプレフィニッシュ化した建築用パネルであって、貫通孔を有し、防水性が十分に確保された建築用パネルを得ることができる。請求項2記載の発明によれば、建築用パネルの防水性をより確実に確保することができる。また、フランジ部は、防水シートの貼り代としても機能するので、枠体の一方の面において防水シートをより確実に貼付けることができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、支持部が粘着層を有していることにより、防水シートの支持部への貼付けを容易に行うことができる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、筒部が第2のフランジ部を有することにより、筒部の強度を高めることができる。また、第2のフランジ部は、スリーブ部材を枠体内に配置固定させるために取付け部となり、スリーブ部材の取付けが容易となる。
【0066】請求項5記載の発明によれば、現場における仕上げ材取付け作業、貫通孔形成作業を必要とせず、現場作業の簡略化を図ることができる。




 

 


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