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発明の名称 サッシ枠防水部材および防水部材付きサッシ枠
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−41814
公開日 平成9年(1997)2月10日
出願番号 特願平7−194365
出願日 平成7年(1995)7月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道 (外4名)
発明者 徳村 晃
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】建物躯体の開口部に対して開口面に沿って固定される室内外を仕切るサッシのサッシ枠と建物躯体の室外側を覆う外壁材との間隙から建物躯体へ浸入しようとする水を排除するための防水部材であって、サッシ枠は、建物躯体の室外側の面に当接することによってサッシ枠を建物躯体に固定するための当接固定部を備えており、防水部材は、外壁材のサッシ枠側の端面とサッシ枠の外壁材側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぐ第一防水部と、建物躯体の室外側の面に固定される固定部とを備えて一体に形成されるとともに、第一防水部および固定部の間には、防水部材を建物躯体へ固定した場合に様々な形状のサッシ枠の当接固定部を存在させることができる当接固定部用逃げ部を備えたことを特徴とするサッシ枠防水部材。
【請求項2】固定部には、外壁材の室内側の面に当接して外壁材と建物躯体との間からの水の浸入を防ぐ第二防水部を備えたことを特徴とする請求項1記載のサッシ枠防水部材。
【請求項3】外壁材におけるサッシ枠側の端面と室内側の面とが形成する角部に相当する防水部材の部分には、長手方向に連続したせき止め溝部を設けたことを特徴とする請求項2記載のサッシ枠防水部材。
【請求項4】第一防水部のサッシ枠側の面、および固定部の建物躯体側の面には、接着面を保護する剥離紙を貼付した両面テープを貼付したことを特徴とする請求項2または請求項3記載のサッシ枠防水部材。
【請求項5】サッシ枠が留めによる角部接合を行う場合であって、防水部材をそのサッシ枠に沿わせた場合、防水部材の長手方向の端部がサッシ枠の端部と一致する留めに形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載のサッシ枠防水部材。
【請求項6】建物躯体の開口部に対し、開口面に沿って固定される室内外を仕切るサッシのサッシ枠と、建物躯体の室外側を覆う外壁材との間隙から建物躯体へ浸入しようとする水を排除するための防水部材とを備えて形成される防水部材付きサッシ枠であって、サッシ枠は、建物躯体の室外側の面に当接することによってサッシ枠を建物躯体に固定するための当接固定部を備え、防水部材は、外壁材のサッシ枠側の端面とサッシ枠の外壁材側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぐ第一防水部と、建物躯体の室外側の面に固定される固定部とを備えて一体に形成されるとともに、第一防水部および固定部の間には、防水部材を建物躯体へ固定した場合にサッシ枠の当接固定部を存在させることができる当接固定部用逃げ部を備え、サッシ枠と防水部材とは、当接固定部が当接固定部用逃げ部に存在するようにして押出成形によって一体に成形したたことを特徴とする防水部材付きサッシ枠。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する分野】この発明はサッシ枠と外壁材との隙間に用いる防水部材、およびその防水部材を予め備えたサッシ枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサッシ枠の室外側の防水構造について、図4及び図5に基づいて説明する。図4は、引き違いサッシにおける長手方向に垂直な断面形状を示した図である。図5は、開き戸タイプのサッシにおける長手方向に垂直な断面形状を示した図である。
【0003】建物躯体10の開口部10Aに対し、開口面10Bに沿ってサッシ枠20を固定する。サッシ枠20は、反開口側に向かって突出する当接固定部21を備え、その当接固定部21を、開口部10Aを形成する建物躯体10の室外側の面に当接させ、釘などを用いて建物躯体10へ固定される。建物躯体10の開口部10Aに対してサッシ枠20が固定された後、建物躯体10の室外側には、当接固定部21を隠すように、胴縁11を介してサイディング材12が固定される。
【0004】サイディング材12におけるサッシ枠20側の端部には若干の間隙をあけており、その間隙から雨水が浸入するのを防ぐため、防水部材30を埋め込んでいる。この防水部材30は、サッシ枠20の当接固定部21とともに建物躯体10へ固定されるパッキン受け材31と、そのパッキン受け材31に挿入固定されるパッキン材32とから形成されている。すなわち、パッキン受け材31はサイディング材12が固定される前に固定されており、サイディング材12が固定された後にパッキン材32が挿入されて、サイディング材12におけるサッシ枠20側の端部の間隙が埋められることとなる。
【0005】ところで、サッシは、その種類に応じてその断面形状を異にする。図4および図5に示した引き違いサッシと開き戸タイプのサッシでも、その当接固定部21の形状が異なり、その結果、防水部材30を異ならせなければならない。図4および図5の例においては、パッキン受け材31は共通とし、パッキン材32の形状を異ならせることによって両者の違いに対応していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】サッシ枠20は長尺の部材の端部を45度にカットし、いわゆる「留め」の状態にて角部を形成して四角枠状に形成しているものの、防水部材30は「留め」の状態とせず、縦勝ちまたは横勝ちの状態として角部を処理している。しかし、防水部材30におけるパッキン材32は防水の完全性を確保するには、留めにせよ、縦勝ちまたは横勝ちにせよ、施工時におけるパッキン材32の角部の接合には時間がかかっていた。
【0007】また、サッシの種類に応じて防水部材を異ならせるのは、部品点数を増加させ、部品管理の手間を増加させることとなっていた。本発明が解決すべき課題は、サッシ枠と外壁材との間の防水性を簡易な施工にて確保でき、複数の部品を提供することなくサッシの種類にも応じられる技術を提供することにある。
【0008】ここで、請求項1記載の発明の目的は、複数種類を提供することなくサッシの種類にも応じられるサッシ枠防水部材を提供することである。また、請求項2および請求項3記載の発明の目的は、さらに、防水性を高めることができるサッシ枠防水部材を提供することである。また、請求項4記載の発明の目的は、さらに、サッシ枠および建物躯体への固定作業を簡易化できるサッシ枠防水部材を提供することである。
【0009】また、請求項5記載の発明の目的は、さらに、端部の接合が簡易に行えるサッシ枠防水部材を提供することである。また、請求項6記載の発明の目的は、サッシ枠と防水部材とを一体として提供することにより、サッシ枠と外壁材との間の防水性を簡易な施工にて確保できる防水部材付きサッシ枠を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的を達成するためのものである。請求項1記載のサッシ枠防水部材は、建物躯体(10)の開口部(10A)に対して開口面(10B)に沿って固定される室内外を仕切るサッシのサッシ枠(20)と建物躯体(10)の室外側を覆う外壁材(例えば、サイディング材12)との間隙から建物躯体(10)へ浸入しようとする水を排除するための防水部材(40)であって、サッシ枠(20)は、建物躯体(10)の室外側の面に当接することによってサッシ枠(20)を建物躯体(10)に固定するための当接固定部(21)を備え、防水部材(40)は、外壁材(12)のサッシ枠(20)側の端面とサッシ枠(20)の外壁材(12)側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぐ第一防水部(41)と、建物躯体(10)の室外側の面に固定される固定部(42)とを備えて一体に形成されるとともに、第一防水部(41)および固定部(42)の間には、防水部材(40)を建物躯体(10)へ固定した場合に様々な形状のサッシ枠(20)の当接固定部(21)を存在させることができる当接固定部用逃げ部(43)を備えたことを特徴とする。
【0011】ここで、当接固定部用逃げ部(43)について「様々な形状のサッシ枠(20)の当接固定部(21)を存在させることができる」という限定の趣旨は、当接固定部(21)が位置する部分を予め最も大きな当接固定部(21)に合わせて欠設させている場合の他、当接固定部(21)が位置する部分が当接固定部(21)の大きさや形状に合わせて弾性変形する場合も含む。
【0012】以下、請求項1記載のサッシ枠防水部材の作用について説明する。まず、建物躯体(10)の開口部(10A)に対して、サッシ枠(20)の当接固定部(21)を建物躯体(10)の室外側の面に当接させることによってサッシ枠(20)を開口面(10B)に沿って固定する。次に、防水部材(40)の当接固定部用逃げ部(43)にサッシ枠(20)の当接固定部(21)を存在させるようにして、防水部材(40)の固定部(42)を建物躯体(10)の室外側の面に固定させる。サッシ枠(20)の当接固定部(21)が様々な形状をなしていても、それを当接固定部用逃げ部(43)に存在させることができる。したがって、この防水部材(40)一種類を用意すれば、様々なサッシ枠(20)に対応できることとなる。
【0013】以上のようにして施工すると、第一防水部(41)が外壁材(12)のサッシ枠(20)側の端面とサッシ枠(20)の外壁材(12)側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぎ、防水部材としての役割を果たす。請求項2記載のサッシ枠防水部材は、請求項1記載のサッシ枠防水部材を技術的に限定したものであり、固定部(41)には、外壁材(12)の室内側の面に当接して外壁材(12)と建物躯体(10)との間からの水の浸入を防ぐ第二防水部(44)を備えたことを特徴とする。
【0014】以下、請求項2記載のサッシ枠防水部材の作用について、請求項1記載のサッシ枠防水部材との相違点を説明する。すなわち、第一防水部(42)が浸入を防げなかった水が、外壁材(12)と防水部材(40)との間から浸入してきた場合、第二防水部(44)がそれ以上の浸入を防ぐ。請求項3記載のサッシ枠防水部材は、請求項2記載のサッシ枠防水部材を技術的に限定したものであり、外壁材(12)におけるサッシ枠(20)側の端面と室内側の面とが形成する角部に相当する防水部材(40)の部分には、長手方向に連続したせき止め溝部(45)を設けたことを特徴とする。
【0015】以下、請求項3記載のサッシ枠防水部材の作用について、請求項2記載のサッシ枠防水部材との相違点を説明する。すなわち、第一防水部(42)が浸入を防げなかった水が、外壁材(12)と防水部材(40)との間から浸入してきた場合、せき止め溝部(45)に溜めることができる。また、第二防水部(44)によってそれ以上の浸入を妨げられた水もせき止め溝部(45)に溜めることができる。このため、より防水性を高めることができる。請求項4記載のサッシ枠防水部材は、請求項2または請求項3記載のサッシ枠防水部材を技術的に限定したものであり、第一防水部(41)のサッシ枠(20)側の面、および固定部(42)の建物躯体(10)側の面には、接着面を保護する剥離紙を貼付した両面テープ(41B,42A)を貼付したことを特徴とする。
【0016】以下、請求項4記載のサッシ枠防水部材の作用について、請求項3記載のサッシ枠防水部材との相違点を説明する。すなわち、防水部材(40)をサッシ枠(20)へ固定する際には、両面テープ(41B)の剥離紙を剥がし、その両面テープ(41B)によって接着固定する。同様に、防水部材(40)を建物躯体(10)へ固定する際には、両面テープ(42A)の剥離紙を剥がし、その両面テープ(42A)によって接着固定する。以上のようにすれば固定作業が終了するので、施工が簡易化する。請求項5記載のサッシ枠防水部材は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載のサッシ枠防水部材を技術的に限定したものであり、サッシ枠(20)が留めによる角部接合を行う場合であって、防水部材(40)をそのサッシ枠(20)に沿わせた場合、防水部材(40)の長手方向の端部がサッシ枠(20)の端部と一致する留めに形成したことを特徴とする。
【0017】ここで、「留めによる角部接合」とは、通常、長手方向に対して45度の角度をなす端面を形成することによって達成する。以下、請求項5記載のサッシ枠防水部材の作用について、請求項4記載のサッシ枠防水部材との相違点を説明する。すなわち、サッシ枠(20)の留めによる角部接合に合わせた端部を形成しているので、防水部材(40)は端面が大きくて接合しやすく、施工が簡単である。請求項6記載の防水部材付きサッシ枠は、サッシ枠に請求項1記載の防水部材を予め固定したものである。すなわち、、建物躯体(10)の開口部(10A)に対し、開口面(10B)に沿って固定される室内外を仕切るサッシのサッシ枠(20)と、建物躯体(10)の室外側を覆う外壁材(例えば、サイディング材12)との間隙から建物躯体(10)へ浸入しようとする水を排除するための防水部材(40)とを備えて形成される防水部材付きサッシ枠であって、サッシ枠(20)は、建物躯体(10)の室外側の面に当接することによってサッシ枠(20)を建物躯体(10)に固定するための当接固定部(21)を備え、防水部材(40)は、外壁材(12)のサッシ枠(20)側の端面とサッシ枠(20)の外壁材(12)側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぐ第一防水部(41)と、建物躯体(10)の室外側の面に固定される固定部(42)とを備えて一体に形成されるとともに、第一防水部(41)および固定部(42)の間には、防水部材(40)を建物躯体(10)へ固定した場合にサッシ枠(20)の当接固定部(21)を存在させることができる当接固定部用逃げ部(43)を備え、サッシ枠(20)と防水部材(40)とは、当接固定部(21)が当接固定部用逃げ部(43)に存在するようにして押出成形によって一体に成形したたことを特徴とする。
【0018】ここで、「サッシ枠(20)と防水部材(40)と」を「押出成形によって一体に成形」するとあるのは、例えばサッシ枠(20)がアルミニウム合金または合成樹脂であり、防水部材(40)が合成樹脂で形成されていれば、押出成形にて一体に成形できる。請求項6記載の防水部材付きサッシ枠の作用について説明する。すなわち、サッシ枠(20)の当接固定部(21)を建物躯体(10)へ固定するとともに、防水部材(40)の固定部(42)を建物躯体(10)に固定する。次いで外壁材(12)を第一防水部(41)と隙間をつくらないように建物躯体(10)へ固定する。これによってサッシ枠(20)と外壁材(12)との防水性が確保されるので、施工が簡単になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至図3である。図1は、第一の実施の形態を示す長手方向に垂直な断面図である。図2は、第一の実施の形態の主要部の拡大図である。図3は、第二の実施の形態を示す長手方向に垂直な断面図である。
【0020】まず、第一の実施の形態の構成について、図1および図2を参照させながら説明する。このサッシ枠防水部材は、建物躯体10の開口部10Aに対し、開口面10Bに沿って固定される室内外を仕切るサッシのサッシ枠20と、建物躯体10の室外側を覆うサイディング材12との間隙から建物躯体10へ浸入しようとする水を排除するための防水部材40である。
【0021】サッシ枠20は、いわゆる引き違いサッシ20Aであって、建物躯体10の室外側の面に当接することによってサッシ枠20Aを建物躯体10に固定するための当接固定部21を備えている。引き違いサッシ20Aの当接固定部21は、第二の実施の形態にて示す開き戸サッシ20Bの当接固定部21よりも大きい。サッシ枠20は、その両端部を長手方向に対して45度の角度でカットし、留めによる角部接合を行うことによって枠状をなす。
【0022】防水部材40は、サイディング材12のサッシ枠20側の端面とサッシ枠20のサイディング材12側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぐ第一防水部41と、建物躯体10の室外側の面に固定される固定部42とを備え、クランク形状をなすように一体に形成されている。防水部材40もまた、その両端部を長手方向に対して45度の角度でカットし、留めによる角部接合を行うことによってサッシ枠20に沿った枠状をなす。
【0023】第一防水部41は、サッシ枠20に当接する当接面に両面テープ41Bを貼付している。この両面テープ41Bの剥離紙を剥がし、接着面をサッシ枠20に当接させることによって防水部材40とサッシ枠20とを密着させて固定できる。固定部42にも同様に両面テープ42Aを用いている。なお、両面テープ41B,42Aを用いない場合には、耐水性のある接着剤を用いる。
【0024】一方、サイディング材12に当接する当接面には薄膜状の防水フラップ41Aを一体に備えている。この防水フラップ41Aは、はっ水性に優れた弾性体にて形成されており、サイディング材12のサッシ枠20側の端面に当接する。また、第一防水部41および固定部42の間には、防水部材40を建物躯体10へ固定した場合に様々な形状のサッシ枠20の当接固定部21を存在させることができる当接固定部用逃げ部43を備えている。この当接固定部用逃げ部43は、当接固定部21が位置する部分を予め最も大きな当接固定部21に合わせて欠設させている。
【0025】サッシ枠防水部材40の固定部41には、サイディング材12の室内側の面に当接してサイディング材12と建物躯体10との間からの水の浸入を防ぐ第二防水部44を備えている。この第二防水部44は、第一防水部41が備えていたのと同じ防水フラップ44Aを備えるとともに、その防水フラップ44Aの反サッシ枠20側には、外力で大きく変形するレール状の変形パッキン44Bを埋め込んでいる。
【0026】また、サイディング材12におけるサッシ枠20側の端面と室内側の面とが形成する角部に相当する防水部材40の部分には、長手方向に連続したせき止め溝部45を設けている。次に、上記した実施の形態の作用について説明する。まず、建物躯体10の開口部10Aに対して、サッシ枠20の当接固定部21を、板状のスペーサー19を介して建物躯体10の室外側の面に当接させることによってサッシ枠20を開口面10Bに沿って固定する。次に、防水部材40の当接固定部用逃げ部43にサッシ枠20の当接固定部21を存在させるようにして、防水部材40の固定部42を建物躯体10の室外側の面に固定させる。この際、両面テープ42Aの剥離紙を剥がし、その両面テープ42Aによって接着固定する。防水部材40をサッシ枠20へ固定する際には、両面テープ41Bの剥離紙を剥がし、その両面テープ41Bによって接着固定する。以上のようにすれば固定作業が終了するので、施工は簡易である。
【0027】当接固定部用逃げ部43は大きく形成しているので、サッシ枠20の当接固定部21を当接固定部用逃げ部43に存在させることができる。したがって、この防水部材40一種類を用意すれば、様々なサッシ枠20に対応できることとなる。なお、当接固定部21と防水部材40との間には、パッキン29を介在させ、建物躯体10の表面が現れないようにしている。このパッキン29を防水部材40と一体に形成することもできる。
【0028】サイディング材12は、そのサッシ枠20側の端面が防水部材40の防水フラップ41Aに当接するように、胴縁11を介して建物躯体10へ固定される。以上のようにして施工すると、第一防水部41がサイディング材12のサッシ枠20側の端面とサッシ枠20のサイディング材12側の端面とに当接して両面の間からの水の浸入を防ぎ、防水部材としての役割を果たす。
【0029】第一防水部42が浸入を防げなかった水が、サイディング材12と防水部材40との間から浸入してきた場合、まず、せき止め溝部45に溜めることができる。また、第二防水部44の防水フラップ44Aおよび変形パッキン44Bがそれ以上の浸入を防ぐ。また、第二防水部44によってそれ以上の浸入を妨げられた水もせき止め溝部45に溜めることができる。このため、より高い防水性が確保できる。
【0030】なお、サッシ枠20の留めによる角部接合に合わせた端部を形成しているので、防水部材40は端面が大きくて接合しやすく、施工が簡単である。次に、第二の実施の形態について図3を参照させながら、第一の実施の形態との相違点について説明する。第一の実施の形態と異なるのは、サッシ枠20を開き戸サッシ20Bとした点であり、その開き戸サッシ20Bの当接固定部21は、引き違いサッシ20Aよりも小さく形成されている。従来であれば、サッシ枠20の違いによって防水部材も異なったものを用意していたのであるが、本願発明に係る防水部材40は当接固定部用逃げ部43を大きく形成することによって、引き違いサッシ20A、開き戸サッシ20Bの区別なく、同じ防水部材40が使えるようになった。このため、サッシ枠の種類に応じて防水部材を用意していた場合と異なり、防水部材の製造、管理などが簡易化された。
【0031】なお、第二の実施の形態における防水部材40には、変形パッキン44Bが存在しないものを採用している。次に、上記してきた実施の形態のバリエーションについて説明する。上記してきた実施の形態にあっては、サッシ枠20と防水部材40とは別体にて構成していた。しかし、サッシ枠20、防水部材40とも押出成形によって形成されるものであるから、一体に成形できる。例えばサッシ枠20がアルミニウム合金または合成樹脂であり、防水部材40が合成樹脂で形成されていれば、押出成形にて一体に成形できる。
【0032】この防水部材付きサッシ枠の作用について説明する。すなわち、サッシ枠20の当接固定部21を建物躯体10へ固定するとともに、防水部材40の固定部42を建物躯体10に固定する。次いでサイディング材12を第一防水部41と隙間をつくらないように建物躯体10へ固定する。これによってサッシ枠20とサイディング材12との防水性が確保されるので、現場での作業が軽減され、施工が簡単になる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数種類を提供することなくサッシの種類にも応じられるサッシ枠防水部材を提供することができた。また、請求項2および請求項3記載の発明によれば、さらに、防水性を高めることができるサッシ枠防水部材を提供することができた。
【0034】また、請求項4記載の発明によれば、さらに、サッシ枠および建物躯体への固定作業を簡易化できるサッシ枠防水部材を提供することができた。また、請求項5記載の発明によれば、さらに、端部の接合が簡易に行えるサッシ枠防水部材を提供することができた。また、請求項6記載の発明によれば、サッシ枠と防水部材とを一体として提供することにより、サッシ枠と外壁材との間の防水性を簡易な施工にて確保できる防水部材付きサッシ枠を提供することができた。




 

 


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