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発明の名称 軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−41548
公開日 平成9年(1997)2月10日
出願番号 特願平7−198588
出願日 平成7年(1995)8月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三 (外2名)
発明者 壁谷 英雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】複数の主筋と、これらの主筋のパネル表裏面両側において主筋と直交するように設けられ複数の第1の副筋及びこれらの第1の副筋にそれぞれ直交するように設けられた複数の第2の副筋を有するメッシュ筋と、前記第1の副筋及び前記第2の副筋にそれぞれ交差するように前記メッシュ筋に設けられた複数の線状補強部材とを備えたことを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
【請求項2】請求項1記載の軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造において、前記線状補強部材は、パネル外縁部に設けられていることを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
【請求項3】請求項2記載の軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造において、前記線状補強部材は、パネルコーナ部に設けられていることを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
【請求項4】請求項1記載の軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造において、前記線状補強部材は、パネル開口部周縁に設けられていることを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
【請求項5】請求項1〜4にいずれか記載の軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造において、前記線状補強部材が予め格子状に結合されて格子部材を構成し、この格子部材が前記メッシュ筋に設けられていることを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
【請求項6】請求項1〜5にいずれか記載の軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造において、前記線状補強部材は、金属棒であることを特徴とする軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット式建物等において使用される軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】ALC等からなる軽量気泡コンクリート製パネルは、耐熱性、遮音性等の点で優れているので、外壁材として多く利用されている。この軽量気泡コンクリート製外壁パネルは配筋を備えており、従来の配筋構造は、アングル材やフラットバー等からなる主筋のパネル表裏面両側においてメッシュ筋が設けられた構造であり、このメッシュ筋は、主筋に直交するように設けられた複数の第1の副筋と、これらの第1の副筋にそれぞれ直交するように設けられた複数の第2の副筋とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軽量気泡コンクリート製外壁パネルは、建物に設置された場合は勿論のこと、トラック等による搬送時、柱等への取付時に、例えば、パネル外縁部等が破損しないようにするため、所定の強度を有する。従来の配筋構造は、主筋の両側にメッシュ筋を取り付けた構造であるため、コンクリート自体の強度は十分であるが、従来より、今まで以上に強度が大きい軽量気泡コンクリート製外壁パネルが望まれている。
【0004】本発明の目的は、今まで以上に強度を大きくすることができる軽量気泡コンクリート製外壁パネルの配筋構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、主筋のパネル表裏面両側に設けられたメッシュ筋に複数の線状補強部材を設けて前記目的を達成しようとするものである。具体的には、本発明の軽量気泡コンクリート製外壁パネルは、複数の主筋と、これらの主筋のパネル表裏面両側において主筋と直交するように設けられ複数の第1の副筋及びこれらの第1の副筋にそれぞれ直交するように設けられた複数の第2の副筋を有するメッシュ筋と、前記第1の副筋及び前記第2の副筋にそれぞれ交差するように前記メッシュ筋に設けられた複数の線状補強部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明では、主筋のパネル表裏面両側において第1及び第2の副筋を有するメッシュ筋を溶接等で取り付け、このメッシュ筋に線状補強部材を溶接等で取り付けて配筋を製造する。この配筋を型枠内に配置し、この型枠にコンクリートスラリーを打設し、養生後、内部に配筋が設けられたパネルを離型し、オートクレーブする。このように製造された軽量気泡コンクリート製外壁パネルでは、メッシュ筋に線状補強部材を設けたから、従来に比べてパネル自体の強度を一層大きなものにできる。
【0007】ここで、前記線状補強部材をパネル外縁部、例えば、パネルコーナ部に設けた構造としてもよい。この場合、例えば、パネルを搬送するに際し、仮に、パネルの外縁部がトラックや他の建築資材に衝突する等して必要以上に衝撃力が加わることがあっても、パネル外縁部の破損をより効果的に防止することができる。また、パネルに開口部が設けられる際に、パネル開口部周縁に線状補強部材を設けた構造としたもよい。この場合においても、パネル開口部に窓枠等を取り付ける際に、仮に、パネル開口部周縁に必要以上に衝撃力が加わっても、パネル周縁部の破損をより効果的に防止することができる。
【0008】また、線状補強部材が予め格子状に結合されて格子部材を構成し、この格子部材がメッシュ筋に設けられた構造であってもよい。線状補強部材を予め格子部材としておけば、線状補強部材のメッシュ筋への接合作業が容易となる。さらに、線状補強部材を金属棒から構成してもよい。これによれば、メッシュ筋を構成する副筋も金属棒から格子状に形成されているので、メッシュ筋と線状補強部材との間で材料の共通化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、各実施の形態中、同一構成要素は同一符号を付して説明を省略もしくは簡略にする。図1から図3には本発明の第1の実施の形態が示されている。全体構成を示す図1及び図2において、軽量気泡コンクリート製外壁パネル1の内部には配筋2が設けられており、この配筋2は、複数の主筋3と、これらの主筋3のパネル表裏面両側において設けられたメッシュ筋4と、これらのメッシュ筋4のパネル外縁部1A、具体的には、8か所のパネルコーナ部1Bにそれぞれ設けられた格子部材5とを備えて構成されている。
【0010】主筋3は金属製のフラットバーから構成され、このフラットバーは互いに所定間隔離れて3本平行に配置されている。なお、第1の実施の形態では、主筋3の数は3本に限定されるものではなく、2本あるいは4本以上であってもよく、また、フラットバーに代えてアングル材を用いてもよい。メッシュ筋4は、主筋3と直交するように設けられた複数の第1の副筋6と、これらの第1の副筋6にそれぞれ直交するように(主筋3と平行に)設けられた複数の第2の副筋7とから構成されている。これらの副筋6,7は、それぞれ金属棒から形成されている。第1の副筋6は主筋3を挟んで互いに対向配置されており、第2の副筋7は主筋3及び第1の副筋6を挟んで互いに対向配置されている。
【0011】格子部材5は、第1及び第2の線状補強部材8,9を予め格子状に結合して略三角形状に形成したものであり、その角部はメッシュ筋4のパネルコーナ部1Bに合うようにされている(図1参照)。なお、第1の実施の形態では、格子部材5の配置位置は、パネルコーナ部1Bに限定されるものではなく、パネル外縁部1Aに線状に形成するものでもよい。これらの線状補強部材8,9は、メッシュ筋4を構成する副筋6,7と同じ金属棒から形成され、かつ、それぞれ第1の副筋6及び第2の副筋7にそれぞれ角度45度をもって交差するようにメッシュ筋4に設けられている。図3に示される通り、第1の線状補強部材8はメッシュ筋4側に配置され、第2の線状補強部材9はパネルの外側に配置されている。
【0012】この構成の軽量気泡コンクリート製外壁パネル1では、主筋3のパネル表裏面両側において第1及び第2の副筋6,7からなるメッシュ筋4を溶接等で取り付け、このメッシュ筋4に第1及び第2の線状補強部材8,9を予め格子状に結合して形成された格子部材5を溶接等で取り付けて配筋2を製造する。この配筋2を防錆処理した後、図示しない型枠内に配置し、この型枠にコンクリートスラリーを打設する。養生後、内部に配筋2が設けられたパネルを離型し、オートクレーブする。
【0013】従って、第1の実施の形態によれば、複数の主筋3のパネル表裏面両側において第1及び第2の副筋6,7からなるメッシュ筋4を設け、このメッシュ筋4に第1の副筋6及び第2の副筋7にそれぞれ交差するように複数の線状補強部材8,9を設けたから、この線状補強部材8,9がメッシュ筋4の第1及び第2の副筋6,7同士の結合をより大きなものにするので、従来に比べてパネル1自体の強度を一層大きなものにできる。また、第1の実施の形態では、線状補強部材8,9をパネル外縁部1Aに設けたから、例えば、パネル1を搬送するに際し、仮に、パネル1の外縁部1Aがトラックや他の建築資材に衝突する等して必要以上に衝撃力が加わることがあっても、パネル外縁部1Aの破損をより効果的に防止することができる。特に、他の部材と衝突しやすいパネルコーナ部1Bに線状補強部材8,9を設ければ、効果的である。
【0014】さらに、線状補強部材8,9が予め格子状に結合されて格子部材5を構成し、この格子部材5をメッシュ筋4に設けたから、線状補強部材8,9のメッシュ筋4への線状補強部材8,9の接合に際して、線状補強部材8,9を個々にメッシュ筋4へ接合することなく格子部材5としてメッシュ筋4に接合するので、線状補強部材8,9の接合作業が容易となる。また、線状補強部材8,9を金属棒から構成したから、メッシュ筋4を構成する副筋6,7も金属棒からなる格子状に形成されているので、メッシュ筋4と線状補強部材6,7との間で材料の共通化を図ることができる。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。第2の実施の形態では、主筋の構成が第1の実施の形態と相違するもので、他の構成は第1の実施の形態と同じである。これらの図において、軽量気泡コンクリート製外壁パネル11の内部には配筋12が設けられており、この配筋12は、複数の主筋13と、これらの主筋13のパネル表裏面両側において設けられた前記メッシュ筋4と、これらのメッシュ筋4のパネル外縁部1Aにそれぞれ設けられた前記格子部材5とを備えて構成されている。
【0016】主筋13は第1の実施の形態の主筋3と同様にフラットバーから構成されている。3本の主筋13が等間隔離れて配置されるとともに、これらの主筋13の両端部及び中間部同士が主筋13で接合されている。即ち、主筋13は、「田」字状に組み合わされている。この構成の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ効果を奏することができる他に、複数の主筋13を組み合わせて「田」字状に形成したから、配筋12自体の強度をより強くすることができる。
【0017】次に、本発明の第3の実施の形態を図6及び図7に基づいて説明する。第3の実施の形態では、パネルに開口部が設けられる点、この開口部に格子部材が設けられる点及び主筋の構成の点で第1の実施の形態と構成が相違するもので、他の構成は第1の実施の形態と同じである。これらの図において、軽量気泡コンクリート製外壁パネル21は、その中央部にパネル開口部21Aが形成されている。軽量気泡コンクリート製外壁パネル21の内部には配筋22が設けられており、この配筋22は、複数の主筋23と、これらの主筋23のパネル表裏面両側において設けられた前記メッシュ筋4と、これらのメッシュ筋4のパネル外縁部1Aにそれぞれ設けられた前記格子部材5と、パネル開口部21Aの周縁に設けられた開口部用格子部材25とを備えて構成されている。
【0018】主筋23は、第1の実施の形態の主筋3と同様にフラットバーから構成されている。長方形を形成する複数の主筋23にパネル開口部21Aを形成するための主筋23が接続されている。開口部用格子部材25は、第1及び第2の線状補強部材8,9を予め結合して中央部に開口を有する長方形に形成したものであり、その開口はパネル開口部21Aに合うようにされている。これらの線状補強部材8,9は、メッシュ筋4を構成する副筋6,7と同じ金属棒から形成され、かつ、それぞれ第1の副筋6及び第2の副筋7にそれぞれ交差するようにメッシュ筋4に設けられている。図7に示される通り、第1の線状補強部材8はメッシュ筋4側に配置され、第2の線状補強部材9はパネルの外側に配置されている。
【0019】この構成の第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ効果を奏することができる他に、パネル開口部21Aの周縁に線状補強部材8,9を設けた構造としたから、パネル開口部21Aに図示しない窓枠等を取り付ける際に、仮に、パネル開口部21Aの周縁に必要以上に衝撃力が加わっても、パネル周縁部21Aの破損をより効果的に防止することができる。また、線状補強部材8,9が予め格子状に結合されて開口部用格子部材25を構成し、この開口部用格子部材25をメッシュ筋4に設けたから、メッシュ筋4への線状補強部材8,9の接合に際して、線状補強部材8,9を個々にメッシュ筋4へ接合することなく開口部用格子部材25としてメッシュ筋4に接合するので、線状補強部材8,9の接合作業が容易となる。
【0020】なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば次に示す変形例を含むものである。例えば、前記各実施の形態では、線状補強部材8,9が予め格子状に形成した格子部材5,25をメッシュ筋4に設けたが、本発明では、第1の線状補強部材8のみ又は第2の線状補強部材9のみをメッシュ筋4に設けた構造でもよい。さらに、メッシュ筋4のパネルコーナ部1Bに設けた格子部材5を略三角形としたが、この形状は特に限定されるものではなく、例えば、長方形、円形あるいは楕円形であってもよい。また、線状補強部材8,9を金属棒としたが、線状補強部材をひも、その他の部材から構成してもよい。
【0021】また、第1の線状補強部材8及び/又は第2の線状補強部材9をメッシュ筋4の全面に設けるものであってもよい。さらに、メッシュ筋4の構造は、第1の副筋6及び第2の副筋7に加えて第3の副筋を含むものでもよい。また、第3の実施の形態では、格子部材5をメッシュ筋4に設けず、開口部用格子部材25のみをメッシュ筋4に設けるものであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、複数の主筋のパネル表裏面両側において第1及び第2の副筋からなるメッシュ筋を設け、このメッシュ筋に第1の副筋及び第2の副筋にそれぞれ交差するように複数の線状補強部材を設けたから、この線状補強部材がメッシュ筋の第1及び第2の副筋同士の結合をより大きなものにするので、従来に比べてパネル自体の強度を一層大きなものにできる。




 

 


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