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発明の名称 屋根パネル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−32183
公開日 平成9年(1997)2月4日
出願番号 特願平7−199280
出願日 平成7年(1995)7月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】土井 清暢
発明者 平井 清 / 村田 成康
要約 目的
屋根パネルの施工現場における施工工程を簡素化して工期の短縮を図り、しかも棟包の結合を容易にしつつ屋根表面での雨水の吹上げによる侵入を防止し、美しい棟部構造を得ることができる屋根パネルを提供する。

構成
屋根パネル構造体と、該屋根パネル構造体の上面を覆う防水シート及び屋根葺材と、該屋根葺材の棟側端部を覆い包む断面形状が略コ字状または略L字状の屋根葺材棟側端水返し部Aおよび棟包固定部Bからなる棟包固定具とを有し、予め工場において少なくとも屋根パネル構造体の上面に屋根葺材が施され、該屋根葺材の棟側端縁と屋根パネル構造体棟側上面との間に棟包固定具の水返し部Aを固定することにより、屋根パネルを構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の屋根パネルを連結組合わせて屋根部を構成する形式の建物における屋根パネルであって、屋根パネル構造体12と、該屋根パネル構造体上面を覆う防水シート16と、該シート上面を覆う屋根葺材15と、該屋根葺材の棟側端縁を包囲して屋根葺材と屋根パネル構造体の防水シート上面との間にその断面コ字状水返し部Aが装着固定された棟包固定具30とを、予め一体に組み付けてなる屋根パネル。
【請求項2】 屋根パネル構造体12の棟側端部に結合棟木14が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋根パネル。
【請求項3】 棟包固定具30の棟包固定部Bが、断面コ字状水返し部Aの上面下端から立ち上がる縦壁からなることを特徴とする請求項1に記載の屋根パネル。
【請求項4】 棟包固定具30の棟包固定部Bが、屋根面に平行な棟包支持部を有する略L字状であることを特徴とする請求項1に記載の屋根パネル。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、複数の屋根パネルを組合わせて屋根部を構成する形式の建物の屋根部において、各屋根パネルを予め工場等において作成し、該屋根パネルは、屋根パネル構造体上面に少なくとも防水シートと屋根葺材を備え、該屋根パネルの棟側端接合面には棟包を結合する棟包固定具を有することにより、施工現場における施工工程を簡素化して工期の短縮を図り、しかも棟包の結合を容易にしつつ屋根表面での雨水の吹上げによる侵入を防止し、美しい棟部構造を得ることができる屋根パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパネル構造の建物において、屋根パネルを組合わせて屋根部が構成される場合、そのパネル上に屋根葺材を施し、さらにその棟部における屋根パネル同志の突き合せ部からの雨水の侵入を防ぎ、また屋根表面からの雨水の吹上げによる侵入をも防止するために格別のシール手段が必要であった。
【0003】特に棟部を覆う棟包と屋根パネル或いは該屋根パネルの屋根葺材表面との間のシールが重要であり、しかも棟包を該屋根パネル上部の棟部に固定する必要から、これらの機能を同時に満たすことができ、かつ構造、施工が簡単で有効な手段がないのが実状であった。
【0004】従って、従来は屋根パネルを突き合せて先ず屋根の棟部を形成し、次いで屋根パネル上に屋根葺き部材を施し、パネルの突き合せ部は別途シール部材を施すと共にその上部に格別の固定手段を用いて棟包を固定し、さらに該棟包と屋根パネル表面との間にシール部材を施して、屋根表面からの吹上げによる雨水の侵入を防止する等している。
【0005】そして、上記各屋根パネル、屋根葺材の葺き上げ、棟包固定手段の設置、シール部材施工等はいずれも施工現場において行われるために、棟包の固定及びシール手段が複雑となり、施工に長時間を要する等経済的でなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上記複数の屋根パネルを連結して屋根部を構成する建物において、屋根の棟部に相当する屋根パネルの連結部に設けられる棟包と、これにより覆われる各屋根パネルの連結部とを固定して、屋根パネルの屋根葺材からの雨水の侵入を防止するとともに、そのための固定手段を屋根葺材共々屋根パネルに組み付け、構成が簡単でしかも屋根パネルと棟包との結合が確実でかつ施工の手間を短縮できる、予め工場等において組み付けされた屋根パネルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の屋根パネルは、複数の屋根パネルを突き合せて屋根部を構成する各屋根パネルの略1枚分の屋根パネル構造体と、該屋根パネル構造体の上面を覆う防水シートと、該防水シート上面に葺き上げられた屋根葺材と、該屋根葺材の棟側端部を覆い包む断面形状が略コ字状または略L字状の屋根葺材棟側端水返し部Aおよび該屋根葺材棟側端水返し部Aの上面下端から立ち上がる縦壁又はその先端に棟包を支持する屋根面とほぼ平行な(支持される棟包の形状と合致した)部分を有する棟包固定部Bとからなる棟包固定具とを有し、予め工場等において少なくとも屋根パネル構造体の上面に防水シートと屋根葺材が施され、該屋根葺材の棟側端縁と屋根パネル構造体棟側上面(防水シート上面)との間に棟包固定具の水返し部Aを固定することにより、屋根パネルを構成する。
【0008】
【実施例】図1は、(イ)に本願発明の屋根パネル01を用いた建物10の概要が示されており、建物10は数種の形状からなる屋根パネルの結合により構成された屋根部11を有している。また、同図(ロ)に示すごとく屋根部11を構成する各屋根パネル01のうち、中央部両側に位置する長方形状の屋根パネルが屋根部11の上方で結合されて棟13を構成している。
【0009】図2には、本願発明に係る屋根部の中央部分に配置される屋根パネル01の基本的な構造が示されている。各屋根パネル01は、本質的に屋根パネル構造体12と該パネル上面を覆う屋根葺材15と、該屋根葺材棟側端縁とパネル上表面との間にその水返し部Aが介装固定された棟包固定具30とからなっている。
【0010】ここで、屋根パネル構造体12は、一般的に木質材又は金属型材等からなる軸組材によりパネル形状のフレームを構成し、該フレームの上面に合板等の野地板を貼って作成されるものである。そして、好ましくは該屋根パネル01の棟部20での結合部には結合棟木14が屋根パネル構造体12の棟側端部に固定されている。この場合該結合棟木14もその長さが屋根パネル構造体12の幅と同一とされ、予め工場等で一体化されることにより、屋根パネル01の一部を構成する。
【0011】図2から明らかなごとく、屋根パネル構造体12の上表面には普通、屋根葺部材の葺き上げ前に防水シート16が施される。これにより、大方の侵入雨水は該防水シート16の上表面を流下して屋根下端部に達するので、屋根パネル構造体12に雨水が浸透する可能性は低い。
【0012】このようにして、工場において予め組付けられた屋根パネル01は、図2における屋根パネル構造体12、結合棟木14、屋根葺材15、防水シート16および棟包固定具30を有する状態とされ、これを施工現場において例えば図1の状態に施工されるものである。
【0013】図3は、棟における両屋根パネル01の結合状態と、該結合部を覆う棟包23および屋根パネルの構成要素である屋根葺材15と棟包固定具30との関係を示している。屋根パネル01の棟における連結は、該屋根パネルの上端部にそれぞれ設けられた結合棟木14を介して行われる。また屋根パネルの上面には、防水シート16が貼設され、その上面に各種形状の屋根葺材15が釘等を用いて屋根パネル構造体12の下端部から順次葺上げられている。
【0014】左右の屋根パネル構造体12はその棟側端部に設けられた結合棟木14部分で突合わされて棟を構成するとともに、屋根葺材15の棟側端部に棟包固定具30の水返し部Aを差し込み、タッピングビス25等で防水シート16上から屋根パネル構造体12に固定される。そして、左右の屋根パネル構造体12の連結部に例えば180m/m幅の粘着テープからなるシール部材22が施された後、最上部に棟包23が取り付けられる。
【0015】図4は、上記図3における棟包固定具30の詳細構成を示している。棟包固定具30は一体構成の屋根葺材棟側端水返し部Aおよび棟包固定部Bからなっており、さらに屋根葺材棟側端水返し部Aは底壁A1,折り返し部A2,上壁A3からなる断面略コ字状あるいは逆L字状部分と該上壁A3の下方端に連なる縦壁B1,棟包支持部B2からなる断面鈎状の棟包固定部Bとを有している。
【0016】図5は他の形状の棟包固定具30を用いた棟部20の構造を示しており、図3と同様に屋根パネル構造体12の上面に防水シート16を貼着した後その下方端から屋根葺材15を葺き上げて構成された、左右の屋根パネル構造体12の棟側端部の結合棟木14を突き合せて連結することにより棟を構成し、その後同様にシール部材22を貼着して連結部を被覆した後、棟包23で覆って棟包固定具30にビス又は連結釘等24で固定される。
【0017】この図に示される棟包固定具30自体の詳細は図6により明らかであって、これによると図4と同様に棟包固定具30の屋根葺材棟側端水返し部Aは、底壁A1,折り返し部A2,上壁A3から構成される断面略コ字状あるいは逆L字状である。しかし、この棟包固定具30は棟包固定部Bが、上壁A3の下方端から立ち上がる単なる板状の縦壁B1のみから構成されている。そして、該縦壁B1部において上記図5に示すごとく棟包23が釘等24により固定される。
【0018】図4、図6に示す棟包固定具30は、例えば厚さ数mmの鉛ビ鋼板等を曲げ加工する等して作成された長尺体であり、その長さは一般的に屋根パネル構造体12の幅に対応するように1820mmとする。
【0019】また、底壁A1,上壁A3部の幅も屋根葺材15上面からの雨水の吹上げによる侵入を防止するために十分な幅が有れば良い。さらに、折り返し部A2部のいわゆる厚さは屋根葺材15の材質、形態等に応じて適宜数10mmの範囲で決定されるものである。
【0020】図6における棟包固定具30の棟包固定部Bは縦壁B1のみにより構成されており、図5に示すごとく棟包固定部Bにおいて棟包23の端部近傍が釘24により固定される。したがって、棟包固定金具30の縦壁B1の幅は上記固定の作業および強度を十分に有するとともに、屋根部11全体における棟部20の美的形状をも考慮して選択されることは言うまでもない。
【0021】同様に、図4に示す棟包固定具30にあっても、棟包固定部Bの縦壁B1は上記図6と同様であるが、この実施例においては図3のごとく、棟包23の上部が該棟包固定具30の支持部B2に沿って支持されることになる。従って、支持部B2は棟包23の上面部の傾斜に合致したものが望ましい。そして、該支持部B2の幅は上記のごとき棟包23の支持ができる程度に適宜の幅に選択されるものである。
【0022】
【効果】本願発明の第1の効果は、その請求項1に記載の構成により、工場等において予め屋根パネル構造体に屋根葺材と、該屋根葺材の棟側端縁からの雨水の吹上げによる侵入を防止し、かつ棟包をも同時に固定し得る棟包固定具とを設けて、ユニット化したので、施工現場における作業を極めて単純化し得るとともに、簡単な構成の固定具により防水効果の高い屋根パネルを提供することができる。
【0023】さらに、万一にも屋根葺材自体の継ぎ目から雨水が侵入したとしても、屋根パネル構造体内に雨水が浸透することを簡単に防止できる屋根パネルを提供することができる。
【0024】本願発明の請求項2に記載の構成による効果は、屋根パネルのシール作業を含む棟部における結合施工が簡単に行われ、施工作業が省力化できる屋根パネルを提供することである。
【0025】本願発明の請求項3および請求項4に記載の構成により、簡単な構成の棟包固定具により屋根パネルと棟包の固定およびシール、ならびに屋根表面での屋根葺材との間のシールを簡単確実に行い、しかも施工作業が簡素化できる屋根パネルを提供することができる。
【0026】




 

 


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