| 発明の名称 |
建物ユニット間の防水方法及びその構造 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−302785 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月25日 |
| 出願番号 |
特願平8−124912 |
| 出願日 |
平成8年(1996)5月20日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
宮下 八朗 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 建物を構成する一方側の建物ユニットの外壁パネルの面材と下地材との間、及び他方側の外壁パネルの面材と下地材との間より、半硬質のシート状の水切り材をそれぞれ突設させておき、両建物ユニットを現地で隣接配置し、上記水切り材同士を曲折させて密着させ、建物ユニット間の目地の空隙部に押し込むことを特徴とする建物ユニット間の防水方法。 【請求項2】 上記請求項1記載の防水方法により防水処理されていることを特徴とする建物ユニット間の防水構造。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建物を構成する建物ユニット同士の接続に際し、建物ユニット間の目地の防水方法と、その防水構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、建物の構築において、建物ユニット同士を接続する際、この建物ユニットの外壁間に形成される目地の防水処理は、例えば、特開昭63−44047号公報に記載されている例が挙げられる。 【0003】上記外壁パネルの間のシール構造は、隣接する外壁パネルに支持された防水シートの双方に、パネルの側縁に沿って延びる係合部を収容し、隣接する同シートの係合部を相互に係止するようにしたものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特開昭63−44047号公報に記載されているシール構造においては、柔軟性がある軟質のシートが用いられており、強度的に不十分で、破損し易いといった欠点がある。 【0005】又、生産工場より出荷される建物ユニットの現場における据付け施工までに、上記屋外側に出ているシートをその状態で維持しておく必要があり、このために粘着テープ等により仮止め作業等の余分な工数がかかるといった問題がある。 【0006】本発明は、従来のこのような上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、これらの問題点を解消し、破損しにくく、仮止め等の必要がなく生産工場より施工現場まで搬送でき、保形状態の維持により現場での施工が簡単に行える外壁パネル間の防水方法、及びその防水構造を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の建物ユニット間の防水方法においては、建物を構成する一方側の建物ユニットの外壁パネルの面材と下地材との間、及び他方側の外壁パネルの面材と下地材との間より、半硬質のシート状の水切り材をそれぞれ突設させておき、両建物ユニットを現地で隣接配置し、上記水切り材同士を曲折させて密着させ、建物ユニット間の目地の空隙部に押し込むことを特徴とする。 【0008】又、請求項2記載の本発明の建物ユニット間の防水構造においては、請求項1記載の防水方法により防水処理されていることを特徴とする。 【0009】 【作用】請求項1記載の本発明の建物ユニット間の防水方法においては、建物を構成する一方側の建物ユニットの外壁パネルの面材と下地材との間、及び他方側の外壁パネルの面材と下地材との間より、半硬質のシート状の水切り材をそれぞれ突設させておき、両建物ユニットを現地で隣接配置し、上記水切り材同士を曲折させて密着させ、建物ユニット間の目地の空隙部に押し込むようにしたので、水切り材が屋外側に突設している状態で、ほぼ保形状態が維持され、破損しにくく、仮止め等の必要がなく生産工場より施工現場まで搬送でき、施工現場でそれぞれの水切り材を曲折されて背中合わせに密着させた上、その周囲を防水処理し、目地の空隙部に押し込むことが可能となり、準備や施工の工数が大幅に軽減されるようになった。 【0010】又、請求項2記載の本発明の外壁パネル間の防水構造においては、請求項1記載の防水方法により防水処理されることにより、現場での防水処理が簡単に、確実に行えるようになった。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、請求項1記載の建物ユニット間の防水方法における水切り材の外壁への取付構造の一例を示す断面図である。図1において、外壁10の下地材である縦枠材11と、屋外側に面する面材12との間の端部には、鉛直方向に延在する水切り材13が、その一端側を挟持され、釘14により打釘され、3か所を曲折されて面材12の外側まで突き出した状態で取り付けられている。 【0012】上記水切り材13は、図2の断面図に示すように、保形可能な半硬質のポリプロピレン樹脂製シート(厚さが0.4mm)よりなり、全幅が65mmで、図中に示すような寸法の間隔で3か所に折れ目が付けられている。因みに、水切り材13は、基準の建物ユニットに用いられる場合には、その長さはほぼ2800mmである。 【0013】又、上記水切り材13の外壁10の面材12と縦枠材11との挟持部13aの面材12側には、ブチルゴム製の厚さが0.5mmの防水材15が貼着されている。 【0014】図3は、本発明の建物ユニット間の防水構造の一例を示す断面図である。この実施例は、一方の建物ユニット20の外壁21と他方の建物ユニット30の外壁31の接続部が入隅部となり、近接状態で突き合わされる外壁21と外壁31のそれぞれの外側の面材22と面材32間の防水構造を示す。 【0015】上記外壁21の端部には縦枠材23が設けられ、又、外壁31の端には縦枠材33が設けられ、隣接する縦枠材34との間には、面材22、面材23の端部に至る空隙24、35が形成されている。 【0016】面材22、面材23の端部より突き出した水切り材13、13の先端側は水切りテープ16によりその外側を防水処理された状態で、空隙24、35内に収められ、所謂2次防水が完了される。 【0017】上記2次防水に加えて、外側より面材22と面材32間にガスケット、シーリング材等による1次防水が行われ、建物ユニット間の防水処理が完了される。 【0018】現場施工による上記2次防水の施工を、以下図4、及び図5を参照して説明する。即ち、建物の施工現場に搬送され、図3に示すように施工が完了された壁パネル21と壁パネル31により形成された入隅部には、予め工場にて取り付けられた水切り材13、13が、互いに対向するように突き出した状態(図4に示す)となっている。 【0019】この水切り材13、13の先端側を重ね合わせ、その外側より水切りテープ16を両側に跨がって貼着し、重ね合わされた先端部分の防水処理をその長手方向に沿って行う。 【0020】続いて、この防水処理された水切り材13、13の先端側を空隙24、35(図3に示す)がある奥方に押し込むことにより、図3に示すように、水切り材13、13が収められ、2次防水の施工が完了される。 【0021】本発明の建物ユニット間の防水方法に基づく防水構造は、上記の実施例のような入隅部のみならず、外壁パネル間の出隅部や平面部においても同様にして行うことが可能であり、上記実施例に限定されるものではない。 【0022】又、半硬質のシート状水切り材の材質としては、上記ポリプロピレン樹脂に限定されず、ポリ塩化ビニル、アルミニウム等の適用も可能である。 【0023】 【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物ユニット間の防水方法においては、建物を構成する一方側の建物ユニットの外壁パネルの面材と下地材との間、及び他方側の外壁パネルの面材と下地材との間より、半硬質のシート状の水切り材をそれぞれ突設させておき、両建物ユニットを現地で隣接配置し、上記水切り材同士を曲折させて密着させ、建物ユニット間の目地の空隙部に押し込むようにしたので、水切り材が屋外側に突設している状態で、ほぼ保形状態が維持され、破損しにくく、仮止め等の必要がなく生産工場より施工現場まで搬送でき、施工現場でそれぞれの水切り材を曲折されて背中合わせに密着させた上、その周囲を防水処理し、目地の空隙部に押し込むことが可能となり、準備や施工の工数が大幅に軽減されるようになった。 【0024】又、請求項2記載の本発明の外壁パネル間の防水構造においては、請求項1記載の防水方法により防水処理されることにより、現場での防水処理が簡単に、確実に行えるようになった。従って、建物ユニット間の防水方法、及びその防水構造として好適である。
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