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発明の名称 排水管カバー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−296577
公開日 平成9年(1997)11月18日
出願番号 特願平8−114797
出願日 平成8年(1996)5月9日
代理人
発明者 清水 勝美 / 鶴野 臣久 / 柳川 祥二
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 排水管と、この排水管の上方に設置される竪樋とを接続するための排水管カバーであって、この排水管カバーは、竪樋をカバーする筒状のカバー本体と、カバー本体と排水管とを接続する筒状のアタッチメントとに分割されてなり、カバー本体の内面は竪樋が挿通可能になされ、アタッチメントは、一端側の内面にカバー本体が挿入可能になされ、他端側の内側に内管が挿入・支持されて二重管になされ、この二重管の隙間に排水管が挿入可能になされていることを特徴とする排水管カバー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設された排水管と、この排水管の上方に設置される竪樋とを接続するための樋用の排水管カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】排水管カバーは、建物の外壁などに支持具にて取り付けられた竪樋と、地中に埋設された排水管との間の地表面近傍に取り付けられるものであり、竪樋の下端部や排水管を石跳ねなどの衝撃から保護するものである。例えば、実開平5−61334号公報に記載のものが知られている。
【0003】この排水管カバー1Aは、図2に示すように、上端に竪樋差込口2Aを有すると共に、下端に排水管4との接続部3Aを有するものである。そして、この排水管カバー1Aは、軸芯方向に沿って左右に二分割されている。保守点検を行う際には、排水管カバー1Aを左右に分割して実施し、この保守点検が終了したのち、再度排水管カバー1Aを組み立て、取り付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公報記載の従来の排水管カバー1Aは、段付き部4Aに竪樋5が当たる構造になされているので、竪樋施工後に排水管カバー1Aをセットする際、竪樋5の長さを調整するが、竪樋5が長すぎると熱膨張により排水管カバー1Aの段付き部4Aに当たり、竪樋5が曲がったり外れたりする問題が生じる。また、保守点検の際、排水管カバー1Aを左右に分割して実施し、この保守点検が終了したのち、再度排水管カバー1Aを組み立て、取り付けるものであるから、保守点検が面倒であるという問題がある。そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決するためになされたものであって、施工時に竪樋を長く調節しても、熱膨張で曲がったり外れたりすることがないと同時に、保守点検が容易な排水管カバーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1記載の発明は、排水管と、この排水管の上方に設置される竪樋とを接続するための排水管カバーであって、この排水管カバーは、竪樋をカバーする筒状のカバー本体と、カバー本体と排水管とを接続する筒状のアタッチメントとに分割されてなり、カバー本体の内面は竪樋が挿通可能になされ、アタッチメントは、一端側の内面にカバー本体が挿入可能になされ、他端側の内側に内管が挿入・支持されて二重管になされ、この二重管の隙間に排水管が挿入可能になされているものである。
【0006】上記排水管カバーの施工は、地表より15〜20mm位露出させて埋設された排水管の露出部分を、アタッチメントの二重管の隙間に挿入してアタッチメントを排水管に取り付ける。一方、カバー本体は、予めその中に竪樋を挿入して取り付けておき、この竪樋を建物の外壁に沿って設置する。この際、この竪樋の下端部と排水管との間隔がカバー本体の全長の約半分となるように、竪樋の長さを調整しておく。そして、竪樋が挿入されたカバー本体を下方に引き下ろし、カバー本体の下端をアタッチメントの内面に挿入してカバー本体をアタッチメントに取り付け、施工を完了する。
【0007】(作用)本発明の排水管カバーは、竪樋をカバーする筒状のカバー本体と、カバー本体と排水管とを接続する筒状のアタッチメントとに分割されてなり、カバー本体の内面は竪樋が挿通可能になされているので、施工時に竪樋の長さ調整が長すぎても、従来の排水管カバーのように、熱膨張により排水管カバーの段付き部に当たり、竪樋が曲がったり外れたりする問題を解消できる。
【0008】また、竪樋が挿通されているカバー本体を上方に持ち上げると同時に、排水管が挿入されているアタッチメントを上方に持ち上げながら排水管から取り外すと、排水管が露出するので、排水管の中に詰まっている枯れ葉等のゴミを除去でき、従来の排水管カバーのように左右分割式のものでないので保守点検が容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例であって、図1(イ)図は排水管カバーの断面図、(ロ)図は(イ)図の排水管カバーの使用状態を示す断面図である。図1において、1は排水管カバー、2はカバー本体、3はアタッチメント、4は排水管、5は竪樋、6は建物の外壁である。
【0010】本発明に係る排水管カバー1は、硬質塩化ビニル樹脂製であって、排水管5と、この排水管5の上方に設置されている竪樋5とを接続するためのものである。上記排水管カバー1は、竪樋5をカバーする円筒状のカバー本体2と、カバー本体2と排水管4とを接続する円筒状のアタッチメント3とに分割されている。
【0011】カバー本体2は、内面21の全長に渡って竪樋5が隙間を形成して挿通可能になされ、一端側に覆体22が設けられている。アタッチメント3は、一端側31の内面に前記カバー本体2が挿入可能になされ、他端側32の内側に支持片34により内管33が挿入・支持されて二重管になされ、この二重管の隙間に排水管4が挿入可能になされ、内管33は他端側32より若干突出している。
【0012】つぎに、上記排水管継手1の施工方法を説明する。まず、地表より15〜20mm位露出させて埋設された排水管4の露出部分を、アタッチメント3の二重管の隙間に挿入し、排水管4の露出した端面に支持片34を載せてアタッチメント3を排水管4に取り付ける。一方、カバー本体2は、予めその中に竪樋5を挿入して取り付けておき、この竪樋5を建物の外壁6に沿って設置する。この際、この竪樋5の下端部と排水管4との間隔がカバー本体2の全長の約半分となるように、竪樋5の長さを調整しておく。そして、竪樋5が挿入されたカバー本体2を下方に引き下ろし、カバー本体2の下端をアタッチメント3の内側に挿入してカバー本体2をアタッチメント3に取り付け、施工を完了する。
【0013】本実施例の排水管カバー1は、カバー本体2とアタッチメント3とに分割されてなり、カバー本体2の内面の全長に渡って竪樋5が隙間を形成して挿通可能になされているので、施工時に竪樋5の長さ調整が長すぎても、従来の排水管カバー1A(図2参照)のように、熱膨張により排水管カバー1Aの段付き部4Aに当たり、竪樋5が曲がったり外れたりする問題を解消できる。
【0014】また、竪樋5が挿通されているカバー本体2を上方に持ち上げると同時に、排水管4が挿入されているアタッチメント3を上方に持ち上げながら排水管4から取り外すと、排水管4が露出するので、排水管4の中に詰まっている枯れ葉等のゴミを除去でき、従来の排水管カバー1Aのように左右分割式のものでないので保守点検が容易となる。
【0015】
【発明の効果】本発明の排水管カバーにおいて、カバー本体の内面は竪樋が挿通可能になされているものであるから、施工時に竪樋の長さ調整が長すぎても、従来の排水管カバーのように、熱膨張により排水管カバーの段付き部に当たり、竪樋が曲がったり外れたりする問題を解消できる。従って、竪樋の長さ調整の自由度が大きくなり、施工が容易となる効果がある。
【0016】また、本発明の排水管カバーは、カバー本体とアタッチメントに分割されているものであるから、枯れ葉等の掃除や保守点検が簡単である。
【0017】さらにまた、排水管と排水管カバーの色が異なっていても、排水管はアタッチメントで覆われているので、色違いを目立たなくできる。
 

 
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