| 発明の名称 |
壁埋込型収納装置 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−291694 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月11日 |
| 出願番号 |
特願平8−105338 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月25日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
長谷川 祥子 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 壁枠材に壁面材を固定することによって構成した壁パネルに収納本体が埋め込まれている壁埋込型収納装置において、前記壁枠材に、ドア枠嵌込用開口部を有するドア用壁枠材が用いられていると共に、前記壁面材に、ドア枠嵌込用開口部を有するドア用壁面材が用いられ、これらのドア枠嵌込用開口部に収納本体が嵌め込まれていることを特徴とする壁埋込型収納装置。 【請求項2】 壁枠材に壁面材を固定することによって構成した壁パネルに収納本体が埋め込まれている壁埋込型収納装置において、前記壁枠材に、窓枠嵌込用開口部を有する窓用枠材が用いられていると共に、前記壁面材に、窓枠嵌込用開口部を有する窓用壁面材が用いられ、これらの窓枠嵌め込み用開口部に収納本体が嵌め込まれていることを特徴とする壁埋込型収納装置。 【請求項3】 前記収納本体が、前記壁パネルによって形成される壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されている請求項1または2記載の壁埋込型収納装置。 【請求項4】 前記収納本体の奥行き寸法が前記壁パネルによって形成される壁の壁厚寸法よりも大きく形成されていて、収納本体の一部が前記壁の外に張り出している請求項1または2記載の壁埋込型収納装置。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、壁枠材と2枚の壁面材からなる壁パネルに埋設されている壁埋込型収納装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 狭い部屋で特に有効な収納装置として壁埋込型収納装置が知られている。この壁埋込型収納装置は、壁枠材の両側に壁面材を固定して構成した壁パネルに収納本体が埋め込まれているもので、壁パネル内の中空部を収納空間として利用できるようになっている。また、壁埋込型収納装置は、地震等の揺れによって倒れることがない点でも、据置型収納装置と比べて有利である。 【0003】ところで、従来の壁埋込型収納装置は、壁パネルを構成している壁枠材と壁面材のそれぞれに収納本体嵌込用の開口部を設け、これらの開口部に収納本体を嵌め込ませることによって構成していた(例えば、特公昭58−36707号公報参照)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 従って、このような従来の壁埋込型収納装置にあっては、壁パネルが、壁埋込型収納装置専用の壁枠材ならびに壁面材を用いた構成となるために、非常にコスト高になるという問題があった。そこで、本発明は、上記のような問題に着目し、低コストで壁埋込型収納装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、請求項1記載の壁埋込型収納装置では、壁枠材に壁面材を固定することによって構成した壁パネルに収納本体が埋め込まれている壁埋込型収納装置において、前記壁枠材に、ドア枠嵌込用開口部を有するドア用壁枠材が用いられていると共に、前記壁面材に、ドア枠嵌込用開口部を有するドア用壁面材が用いられ、これらのドア枠嵌込用開口部に収納本体が嵌め込まれている構成とした。また、請求項2記載の壁埋込型収納装置では、壁枠材に壁面材を固定することによって構成した壁パネルに収納本体が埋め込まれている壁埋込型収納装置において、前記壁枠材に、窓枠嵌込用開口部を有する窓用枠材が用いられていると共に、前記壁面材に、窓枠嵌込用開口部を有する窓用壁面材が用いられ、これらの窓枠嵌め込み用開口部に収納本体が嵌め込まれている構成とした。なお、前記収納本体は、請求項3記載の壁埋込型収納装置のように、前記壁パネルによって形成される壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されている構成としてもよいし、請求項4記載の壁埋込型収納装置のように、前記収納本体の奥行き寸法が前記壁パネルによって形成される壁の壁厚寸法よりも大きく形成されていて、収納本体の一部が前記壁の外に張り出している構成としてもよい。 【0006】 【作用】 請求項1記載の壁埋込型収納装置では、壁パネルを、ドア用壁枠材とドア用壁面材とを用いて構成しているので、構成部品をドア付壁パネルと共通化することができる。 【0007】請求項2記載の壁埋込型収納装置では、壁パネルを、窓用壁枠材と窓用壁面材とを用いて構成しているので、構成部品を窓付壁パネルと共通化することができる。 【0008】請求項3記載の壁埋込型収納装置では、収納本体が、壁パネルによって形成される壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されているので、室内空間を全く狭めることなく、収納空間を確保することができる。 【0009】請求項4記載の壁埋込型収納装置では、収納本体の奥行き寸法が壁パネルによって形成される壁の壁厚寸法よりも大きく形成されているので、奥行き寸法が大きいものを収納できるようになるし、収納容量も増える。 【0010】 【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて、実施の形態1〜3の壁埋込型収納装置について詳述する。なお、実施の形態1の壁埋込型収納装置は、請求項1ならびに3記載の発明に対応し、実施の形態2の壁埋込型収納装置は、請求項1ならびに4記載の発明に対応し、実施の形態3の壁埋込型収納装置は、請求項2ならびに3記載の発明に対応している。 【0011】(実施の形態1) まず、図1〜図6に基づいて、実施の形態1の壁埋込型収納装置について詳述する。図1は実施の形態1の壁埋込型収納装置の正面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1の III−III 断面図、図4は図2の要部IVの拡大図、図5は図2の要部Vの拡大図、図6は図3の要部VIの拡大図で、前記壁埋込型収納装置は、一対の壁パネル1,2と収納本体3を備えている。 【0012】前記壁パネル1,2は、図2ならびに図3に示すように、木材等から成る壁枠材11,21の片側に、石膏ボード等から成る壁面材12,22を固定することによって構成されており、前記壁枠材11,21同士を対向させた向きで結合され、一枚の仕切り壁を構成している。 【0013】前記一方の壁パネル1は、壁枠材11に、ドア枠嵌込用開口部111を有するドア用壁枠材が用いられていると共に、壁面材12に、ドア枠嵌込用開口部121を有するドア用壁面材が用いられ、他方の壁パネル2は、壁枠材21に、ドア枠嵌込用開口部211を有するドア用壁枠材が用いられていると共に、壁面材22に、開口部等設けられていない通常の壁面材が用いられている。 【0014】前記壁枠材11,21は、上枠112,212ならびに下枠113,213とそれらの間に立設された複数の縦枠114,214とを備えており、前記ドア枠嵌込用開口部111,211は、一対の縦枠114,214の上端部間に横桟115,215を架け渡すと共に、前記一対の縦枠114,214の間部分の下枠113,213を切除することによって形成されている。なお、ドア枠嵌込用開口部111,211を構成している一方の縦枠114,214には、横桟から下側の部分に補強材116,216が固定され、前記上枠112,212と横桟115,215との間には縦枠114,214間のほぼ中央に縦桟117,217が架け渡されている。また、前記壁パネル1,2のドア枠嵌込用開口部111,211には、図4〜図6に示すように、壁枠材11,21ならびに壁面材22の裏側を覆い隠すようにして石膏ボード等から成る化粧板4a,4b,4cが固定されている。 【0015】前記壁面材12のドア枠嵌込用開口部121は、前記壁枠材11のドア枠嵌込用開口部111とほぼ重なる位置に形成されている。 【0016】前記収納本体3は、左右の側板31,31と天板32ならびに地板33と背板34で外側が形成されており、内部には、上下方向に仕切り板35が設けられていると共に複数の棚板36が設けられ、底部には幕板37が固定されている。また、この収納本体3は、前記壁パネル1のドア枠嵌込用開口部111,121と前記壁パネル2のドア枠嵌込用開口部211に嵌め込まれ、2枚の壁パネル1,2の壁厚内にほぼ全体的に収容されている。 【0017】また、前記収納本体3の天板32と上側の化粧板4aとの間の隙間にはスペーサ5aが設けられ(図4参照)、収納本体3の側板31と壁パネル1の壁面材12との間の隙間にもスペーサ5bが設けられている(図6参照)。 【0018】つまり、本実施の形態1の壁埋込型収納装置では、壁パネル1の構成部品である壁枠材11ならびに壁面材12と、壁パネル2の構成部品である壁枠材11をドア付壁パネルと共通化することができ、かつ、壁パネル2のもうひとつの構成部品である壁面材12を通常の壁パネルと共通化することができ、壁埋込型収納装置専用の壁枠材ならびに壁面材を必要としない分、コストの削減を図ることができる。また、収納本体3が2枚の壁パネル1,2によって形成される仕切り壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されているので、室内空間を全く狭めることなく、収納空間を確保することができ、特に狭い部屋で有効である。 【0019】(実施の形態2) 次に、図7〜図11に基づいて、実施の形態2の壁埋込型収納装置について説明する。なお、実施の形態2を説明するにあたり、実施の形態1と同一の構成については、実施の形態1と同一の符号を図面に付して説明を省略する。図7は実施の形態2の壁埋込型収納装置の縦断面図、図8は実施の形態2の壁埋込型収納装置の横断面図、図9は図7の要部IXの拡大図、図10は図7の要部Xの拡大図、図11は図8の要部XIの拡大図である。 【0020】本実施の形態2の壁埋込型収納装置は、収納本体3aの奥行き寸法が一対の壁パネル1,2からなる仕切り壁の壁厚寸法よりも大きく形成されていて、収納本体3aの前部が壁パネル1の外に張り出している。従って、収納本体3aに奥行き寸法が大きいものを収納できるようになるし、収納容量も増える。 【0021】(実施の形態3) 次に、図12〜図14に基づき、実施の形態3の壁埋込型収納装置について説明する。図12は実施の形態3の壁埋込型収納装置の正面図、図13は図12のXIII−XIII断面図、図14は図13の要部XIV の拡大図で、前記壁埋込型収納装置は、一対の壁パネル6,7と収納本体8を備えている。 【0022】前記壁パネル6,7は、図13に示すように、木質材料等から成る壁枠材61,71の片側に、石膏ボード等から成る壁面材62,72を固定することによって構成されており、前記壁枠材61,71同士を対向させた向きで結合され、一枚の仕切り壁を構成している。 【0023】前記一方の壁パネル6は、壁枠材61に、窓枠嵌込用開口部611を有する窓用壁枠材が用いられていると共に、壁面材62に、窓枠嵌込用開口部621を有する窓用壁面材が用いられ、他方の壁パネル7は、壁枠材71に、窓枠嵌込用開口部711を有する窓用壁枠材が用いられていると共に、壁面材72に、開口部等設けられていない通常の壁面材が用いられている。 【0024】前記壁枠材61,71は、上枠612,712ならびに下枠613,713とそれらの間に立設された複数の縦枠614,714とを備えており、前記窓枠嵌込用開口部611,711は、一対の縦枠614,714間に、上横桟615,715と下横桟616,716を設けることによって形成されている。なお、窓枠嵌込用開口部611,711を構成している一方の縦枠614,714には、上横桟615,715から下側の部分に補強材617,717が固定され、前記上枠612,712と上横桟615,715との間ならびに前記下枠613,713と下横桟616,716との間には縦枠614,714間のほぼ中央に縦桟618,619,718,719が架け渡されている。 【0025】また、前記壁パネル6,7の窓枠嵌込用開口部611,711には、図13ならびに図14に示すように、壁枠材61,71ならびに壁面材72の裏側を覆い隠すようにして石膏ボード等から成る化粧板9a,9bが固定されている。 【0026】前記壁面材62の窓枠嵌込用開口部621は、前記壁枠材61の窓枠嵌込用開口部611とほぼ重なる位置に形成されている。 【0027】前記収納本体8は、左右の側板81,81と天板82ならびに地板83と背板84で外側が形成されており、内部には、上下方向に仕切り板85が設けられていると共に複数の棚板86が設けられている。また、この収納本体8は、前記壁パネル6のドア枠嵌込用開口部611,621と前記壁パネル7のドア枠嵌込用開口部711に嵌め込まれ、2枚の壁パネル6,7の壁厚内にほぼ全体的に収容されている。 【0028】また、前記収納本体8の天板82と上側の化粧板5aとの間の隙間にはスペーサが設けられ(図示省略)、収納本体8の側板81と壁パネル6の壁面材62との間の隙間にもスペーサが設けられている(図示省略)。 【0029】つまり、本実施の形態3の壁埋込型収納装置では、壁パネル6の構成部品である壁枠材61と壁面材62と、壁パネル7の構成部品である壁枠材71を窓付壁パネルと共通化することができ、かつ、壁パネル7のもうひとつの構成部品である壁面材72を通常の壁パネルと共通化することができ、壁埋込型収納装置専用の壁枠材ならびに壁面材を必要としない分、コストの削減を図ることができる。また、収納本体8が2枚の壁パネル6,7によって形成される仕切り壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されているので、室内空間を全く狭めることなく、収納空間を確保することができ、特に狭い部屋で有効である。また、収納本体8の地板83が腰の高さに配置される場合には、収納本体8の下方に机を配置させることができるので、収納本体8を本棚等として使用することができ、非常に使い勝手がよい。 【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施の形態1〜3では、収納本体を仕切り壁の片側の空間からのみ使用できる構成としたが、収納本体を仕切り壁の両側の空間から使用できるように構成してもよい。また、実施の形態3では、収納本体が2枚の壁パネルによって形成される仕切り壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されている例を示したが、収納本体を仕切り壁の壁厚寸法よりも大きく形成し、収納本体の前部を壁パネルの外に張り出させてもよい。 【0031】 【発明の効果】 以上説明したように、本発明請求項1記載の壁埋込型収納装置にあっては、構成部品をドア付壁パネルと共通化することができるので、壁埋込型収納装置専用の壁枠材ならびに壁面材を必要としない分、コストの削減を図ることができるという効果が得られる。本発明請求項2記載の壁埋込型収納装置にあっては、構成部品を窓付壁パネルと共通化することができるので、壁埋込型収納装置専用の壁枠材ならびに壁面材を必要としない分、コストの削減を図ることができるという効果が得られる。また、本発明請求項3記載の壁埋込型収納装置にあっては、収納本体が壁パネルによって形成される壁の壁厚内にほぼ全体的に収容されているので、室内空間を全く狭めることなく収納空間を確保することができ、特に狭い部屋で有効であるという効果が得られる。更に、本発明請求項4記載の壁埋込型収納装置にあっては、収納本体の奥行き寸法が壁パネルによって形成される壁の壁厚寸法よりも大きく形成されているので、奥行き寸法が大きいものを収納できるようになるし、収納容量も増えるという効果が得られる。
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