| 発明の名称 |
軒樋支持具 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−291662 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月11日 |
| 出願番号 |
特願平8−105325 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月25日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
海内 英和 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 軒先取付部と、この軒先取付部から屋外側に突出された軒樋支持腕と、この軒樋支持腕の先端に設けられた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部より屋内側に設けられた屋内側耳保持部とからなる軒樋支持具において、軒先取付部には、軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個の取付孔が設けられ、これらの複数個の取付孔は、孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されていることを特徴とする軒樋支持具。 【請求項2】 軒先取付部と、この軒先取付部から屋外側に突出された軒樋支持腕と、この軒樋支持腕の先端に設けられた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部より屋内側に設けられた屋内側耳保持部とからなる軒樋支持具において、軒先取付部には、屋外側面に、軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、薄くなる方向に傾斜した取付面が軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個設けられ、この取付面にほぼ直交する方向に貫通する取付孔が設けられていることを特徴とする軒樋支持具。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、軒先に取着固定されて軒樋を保持する軒樋支持具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、軒樋支持具としては、実開平6−71677号公報及び実開平6−71678号公報に記載あるようなものがある。前者の軒樋支持具は、軒先取付部に、取付孔が設けられるとともに、軒先取付部の屋外側に筒軸線が取付孔の孔軸線と一致するように軸方向に切り欠かれた筒状体が設けられているものである。又、後者の軒樋支持具は、軒先取付部に、取付孔が設けられるとともに、この取付孔の周縁部に固着具のガイド部が設けられているものである。これらの軒樋支持具は、軒先に適宜間隔をおいて順次軒先取付部を釘等で固定するもので、その際、固着具を筒状体に通したり、ガイド部に保持されて取付孔に入れ、打ち込んで軒先に固定する。この打ち込みの際、筒状体は切り欠き部が開き、固着具は筒状体から抜けたり、ガイド部が外方に開いたり、又、破損して、釘の頭部が軒先取付部に達し、軒先取付部は軒先に確実に固定される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、釘等を軒先取付部に対して垂直に打ち込んで、軒先に固定していると、図4の矢印に示すように、降雪時、屋根に積もった雪が滑り落ちて軒樋にひっかかった雪や直接軒樋に積もった雪による積雪荷重が下方斜め方向にかかり、軒樋が屋外方向に傾き、固着具で止められた軒先取付部が軒先から抜けるという問題がある。又、ハンマ−で釘等を軒先取付部に対して垂直に打ち込む時、軒先取付部から屋外側に突出された軒樋支持腕が邪魔になり、ハンマ−が軒樋支持腕に当たるという問題がある。 【0004】本発明の目的は、上記問題に着目してなされたもので、軒樋支持具を固着具で打ち込む時、軒樋支持腕が邪魔にならず、軒樋に積雪による荷重がかかっても、軒樋支持具が軒先から外れ難い軒樋支持具を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、請求項1記載の発明は、軒先取付部と、この軒先取付部から屋外側に突出された軒樋支持腕と、この軒樋支持腕の先端に設けられた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部より屋内側に設けられた屋内側耳保持部とからなる軒樋支持具において、軒先取付部には、軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個の取付孔が設けられ、これらの複数個の取付孔は、孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されている。 【0006】請求項2記載の発明は、軒先取付部と、この軒先取付部から屋外側に突出された軒樋支持腕と、この軒樋支持腕の先端に設けられた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部より屋内側に設けられた屋内側耳保持部とからなる軒樋支持具において、軒先取付部には、屋外側面に、軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、薄くなる方向に傾斜した取付面が軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個設けられ、この取付面にほぼ直交する方向に貫通する取付孔が設けられているものである。 【0007】本発明の軒樋支持具の材質は、合成樹脂、金属が使用されるが、軽量、防錆の点で合成樹脂がよく、合成樹脂の中でも、可撓性の点で、ポリカ−ボネ−ト樹脂が好ましい。本発明の軒樋支持具は射出成形法で製造すると、屋外側耳保持部、軒樋支持腕及び軒先取付部が一体成形できるので、好ましい。 【0008】本発明の軒樋支持具は、軒樋が取着されるものであって、軒樋を上方から吊ることによって取着するようにした所謂吊り具タイプのものであってもよいし、又、軒樋を下方から支持して取着する所謂支持具タイプのものであってもよい。 【0009】請求項2記載の発明では、軒先取付部の屋外側面に軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、薄くなる方向に傾斜した取付面が設けられているが、これは屋外面全体を傾斜させて取付面としてもよいし、一部分のみを傾斜させて取付面としてもよい。更に、屋外側面の一部分のみを突出させて、この突出した一部分の端面を傾斜させてもよい。 【0010】(作用)本発明の請求項1記載の軒樋支持具では、軒先取付部には、軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個の取付孔が設けられ、これらの複数個の取付孔は、孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、この取付孔に屋外側から差し込まれる釘やビス等の固着具は取付孔に沿って傾斜されて、固着具の頭は軒樋支持腕から遠ざかる方向に向いている。従って、この固着具をハンマ−等で固着具を打ち込んだり、ドライバ−で螺入するとき、軒樋支持腕が邪魔になることがなく、簡単に固着具を打ち込んだり、螺入することができる。 【0011】又、取付孔の孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、固着具は、孔軸に沿って、鼻隠し板に傾斜して打ち込まれている。そのため、軒樋に、積雪荷重が下方斜め方向にかかっても、取付孔に打ち込まれている固着具には、斜め方向に抜ける力がかかることになり、積雪荷重によってかかる力の面と固着具を打ち込んだ方向が異なり、容易に固着具が抜けることがない。(力のかかる方向と固着具が打ち込まれ、この打ち込まれた固着具が抜ける方向と同じであると抜け易い。) 【0012】請求項2記載の軒樋支持具では、軒先取付部には、屋外側面に、軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、薄くなる方向に傾斜した取付面が軒樋支持腕の取付位置を挟んで複数個設けられ、この取付面にほぼ直交する方向に貫通する取付孔が設けられているから、この取付孔は、請求項1記載の発明と同様に取付孔の孔軸は屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に向いている。従って、この取付孔に打ち込まれる固着具は取付孔と同じ方向に傾斜されて、釘やビス等の固着具の頭は軒樋支持腕から遠ざかる方向に向いて、ハンマ−やドライバ−等で固着具を打ち込んだり、螺入するとき、軒樋支持腕が邪魔になることがなく、簡単に固着具を打ち込んだり、螺入することができる。 【0013】又、このように、固着具を打ち込んだり、螺入すると取付面にほぼ直交する方向に貫通する取付孔を設けているから、固着具の頭の下面が取付面にぴったりと当接する。 【0014】又、請求項1記載の発明と同時に、取付孔の孔軸が孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、固着具は、孔軸に沿って、鼻隠し板に傾斜して打ち込まれている。そのため、軒樋に、積雪荷重が下方斜め方向にかかっても、取付孔に打ち込まれている固着具には、斜め方向に抜ける力がかかることになり、積雪荷重によってかかる力の面と固着具を打ち込んだ方向が異なり、容易に固着具が抜けることがない。(力のかかる方向と固着具が打ち込まれ、この打ち込まれた固着具が抜ける方向と同じであると抜け易い。) 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1に基づいて説明する。図1は軒樋支持具の斜視説明図である。図1に示すように、Aはポリカ−ボネ−ト樹脂製の軒樋支持具であり、この軒樋支持具Aは軒先取付部1と軒樋支持腕2とからなり、射出成形法で一体に作られている。 【0016】軒先取付部1には、ほぼ中央上端部に屋外側に突出している軒樋支持腕2(後述説明)が設けられている。この軒樋支持腕2が突出されている中央部が厚く(約10mm)、両端部と中央下端部が薄く(約5mm)され、屋外側面全体が中央部から両端部と中央下端部に向って傾斜している取付面11が形成されている。軒樋支持腕2の取付位置を挟んで両上端部に1個づつとほぼ中央下端部に1個の取付孔12が取付面に直交する方向に設けられている。従って、この取付孔12の孔軸は、屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕2から遠ざかる方向に傾斜されている。 【0017】又、軒樋支持腕2は、軒先取付部1のほぼ中央上端部に、屋外側に突出している棒状体である。軒樋支持腕2には、屋外側先端に屋外側耳保持部21が、又、この屋外側耳保持部21より屋内側に屋内側耳保持部22が設けられている。屋外側耳保持部21は軒樋支持腕2の先端が上方向に突出したものであり、屋外側耳保持部21を軒樋の屋外側耳の中に入れることにより保持できるようになっている。又、屋内側耳保持部22は軒樋支持腕2から屋内方向に突出しているバネ片221と軒先取付部1から屋外側に突出しているバネ片222とからなり、このバネ片221とバネ片222との間に軒樋の屋内側耳を挟んで保持できるようになっている。 【0018】次に、軒樋支持具Aの施工方法及び作用について説明する。軒先に、軒樋支持具Aの取付位置をきめる。次に、軒先取付部1の取付孔12に釘5を差し込み、取付孔12の孔軸に沿って、鼻隠し板に釘5を打ちつける。順次、残りの2個の取付孔12に釘5を差し込み、取付孔12の孔軸に沿って、鼻隠し板に釘5を打ちつけ、軒樋支持具Aを軒先に固定する。次に、この軒先取付部1のほぼ中央上端部より、屋外側に向けて突出している軒樋支持腕2の屋外側耳保持部21に、軒樋の屋外側耳を嵌め込む。次に、軒樋支持腕2の屋内側耳保持部22のバネ片221とバネ片222との間に、軒樋の屋内側耳を差し込んで、軒樋支持具Aの軒樋支持腕2に軒樋を取り付ける。 【0019】このようにすると、軒先取付部1に開けられた3個の取付孔12は、孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕2から遠ざかる方向に傾斜されているから、この取付孔12に差し込んで、鼻隠し板に打ち込まれる釘5は取付孔に沿って傾斜されて、釘5の頭は軒樋支持腕から遠ざかる方向に向いている。従って、この釘5をハンマ−等で鼻隠し板に打ち込むとき、軒樋支持腕2が邪魔になることがなく、簡単に釘5を打ち込むことができる。このように、釘5を打ち込むと釘5の頭の下面が取付面にぴったりと当接するから強固に固定できるし、釘5の頭が突出せず美麗である。 【0020】又、取付孔12の孔軸が屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕2から遠ざかる方向に傾斜されているから、釘5は、孔軸に沿って、鼻隠し板に傾斜して打ち込まれている。そのため、軒樋に、積雪荷重が下方斜め方向にかかっても、取付孔12に打ち込まれている釘5には、斜め方向に抜ける力がかかることになり、積雪荷重によってかかる力の面と釘5を打ち込んだ方向が異なり、容易に釘5が抜けることがない。(力のかかる方向と釘5が打ち込まれ、この打ち込まれた固着具が抜ける方向と同じであると抜け易い。) 【0021】次に、本発明の他の実施例を図2に基づいて説明する。図2は軒樋支持具Bの斜視説明図である。図1に示す軒樋支持具Aと異なるところは、軒先取付部1aの屋外面が異なり、その他の構造、使用方法と作用は殆ど同じであるので、この異なるところのみを説明し、その他の説明は省略する。 【0022】軒先取付部1aの両上端部に1個づつとほぼ中央下端部に1個、軒樋支持腕2方向が厚く、周縁方向が薄くされた突出部3を設けられ、傾斜された取付面31を形成されている。この突出部3の大きさは通常の釘5の頭より若干大きくなされている。そして、この取付面31と軒先取付部1aとに取付面31にほぼ直交する方向に貫通する取付孔32が設けられている。 【0023】このようにすると、軒樋支持腕2の取付位置方向が厚く、周縁方向が薄くされた突出部3を設けて、傾斜された取付面31を形成し、この突出部3と軒先取付部1aとに取付面31にほぼ直交する方向に貫通する取付孔32を設けているから、上記の一実施例と同様に、取付孔32の孔軸は、屋内側から屋外側に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に向き、作用は上記の一実施例と同様である。 【0024】次に、本発明の別の実施例を図3に基づいて説明する。図3は軒樋支持具Cの斜視説明図である。図2に示す軒樋支持具Bと異なるところは、突出部4の形状が異なり、その他の構造、使用方法と作用は殆ど同じであるので、この異なるところのみを説明し、その他の説明は省略する。 【0025】軒先取付部1bの両上端部に1個づつとほぼ中央下端部に1個、軒樋支持腕2の取付位置方向が厚く、周縁方向が薄くされた円柱状突出部4を設けられ、傾斜された取付面41を形成されている。この突出部4の大きさは通常の釘5の頭より若干大きくなされている。そして、この取付面41と軒先取付部1bとに取付面41にほぼ直交する方向に貫通する取付孔42が設けられている。 【0026】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、請求項2記載の軒樋支持具の突出部は、上記の他の実施例及び別の実施例のごとく、楔状、又は、柱状のものが用いられたが、筒状のものでもよい。又、軒先取付部と取付座とは、一体で成型されているが、軒先取付部と取付座を別々に作り、接着剤等で固着してもよい。 【0027】 【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の請求項1記載の軒樋支持具では、軒先取付部には、軒樋支持腕を挟んで複数個の取付孔が設けられ、これらの複数個の取付孔は、孔軸が軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、この固着具をハンマ−等で固着具を打ち込んだり、ドライバ−で螺入するとき、軒樋支持腕が邪魔になることがなく、簡単に固着具を打ち込んだり、螺入することができるので便利である。 【0028】又、取付孔の孔軸が軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、固着具は、孔軸に沿って、鼻隠し板に傾斜して打ち込まれている。そのため、軒樋に、積雪荷重が下方斜め方向にかかっても、容易に固着具が抜けることがないので安心である。 【0029】請求項2記載の軒樋支持具では、軒先取付部には、屋外側面に、軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、薄くなる方向に傾斜し、取付面が軒樋支持腕を挟んで複数個設けられ、この取付面にほぼ直交する方向に貫通する取付孔が設けられているから、この取付孔は、請求項1記載の発明と同様に、ハンマ−やドライバ−等で釘やビス等の固着具を打ち込んだり、螺入するとき、軒樋支持腕が邪魔になることがなく、簡単に固着具を打ち込んだり、螺入することができるので、便利である。。 【0030】このように、固着具で取り付けると、固着具の頭の下面が取付面に密着して、強固に取り付けられるので、安心であるし、この取付面から釘の頭が突出しないので、美麗になる。 【0031】又、取付孔の孔軸が孔軸が軒樋支持腕の取付位置から周縁に行くに従って、軒樋支持腕から遠ざかる方向に傾斜されているから、固着具は、孔軸に沿って、鼻隠し板に傾斜して打ち込まれている。そのため、軒樋に、積雪荷重が下方斜め方向にかかっても、容易に固着具が抜けることがないので、安心である。 【0032】
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