| 発明の名称 |
屋根ユニットの製造方法 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−291602 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月11日 |
| 出願番号 |
特願平8−108082 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月26日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
小川 尚一 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】垂木を含んで略三角に組まれた野地板支持枠を複数個並べてこれら野地板支持枠の頂部に棟木を掛け渡すと共に、この棟木および上記垂木の上面に野地板を張設してなる屋根体を予め組立てておき、この屋根体の両側部および前部と後部の四辺のうち少なくとも二辺に屋根体支持体を接合することを特徴とする屋根ユニットの製造方法。 【請求項2】上記屋根体の前部と後部には、上記屋根体支持体を接合するための梁材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の屋根ユニットの製造方法。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、棟部を有する屋根ユニットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】住宅等建物の工業生産化を図る一方式として、ユニット建物が知られている(特公昭61−1583号公報等参照)。このユニット建物は、建物を運搬可能な複数のユニットに分けて工場で製造し、これらを建築現場で接合して建物を完成するものである。このユニット建物は、建物本体部分を構成する建物ユニットと、屋根部分を構成する屋根ユニットとからなっている。 【0003】そして、上記屋根ユニットとしては、例えば特公平6−72457号公報等に記載されているように、屋根パネルとこれを支持する支持パネルとを互いに接合可能に構成したもの等が提案されている。 【0004】ところで、棟部を有する屋根ユニットを組立てる場合、図4に示すように一対の妻小壁15と桁トラス11,12とを組み合わせた後、その桁トラス11,12上に垂木4を含んで略三角に組まれた野地板支持枠(これを中妻トラスともいう)5の複数個を一個ずつ取付け、その後、これら野地板支持枠5の頂部に棟木6を掛け渡し、この棟木6および上記垂木4の上面に野地板を張設するという製造方法がとられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記屋根ユニットの製造方法においては、野地板支持枠5を一個ずつ取付けるため、製造ライン上での屋根ユニットの滞留時間が長くなり、生産性の向上に限界がある。また、棟木6の固定は、最も高い屋根ユニットの場合、2mを越えるため、脚立等が必要となり、作業性が悪いという問題がある。 【0006】そこで、本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、作業性および生産性の向上が図れる屋根パネルの製造方法を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の屋根ユニットの製造方法は、垂木を含んで略三角に組まれた野地板支持枠を複数個並べてこれら野地板支持枠の頂部に棟木を掛け渡すと共に、この棟木および上記垂木の上面に野地板を張設してなる屋根体を予め組立てておき、この屋根体の両側部および前部と後部の四辺のうち少なくとも二辺に屋根体支持体を接合することを特徴とする。 【0008】請求項2記載の屋根ユニットの製造方法は、上記屋根体の前部と後部には、上記屋根体支持体を接合するための梁材が設けられていることを特徴とする。 【0009】 【作用】請求項1記載の屋根ユニットの製造方法によれば、垂木を含んで略三角に組まれた野地板支持枠を複数個並べてこれら野地板支持枠の頂部に棟木を掛け渡すと共に、この棟木および上記垂木の上面に野地板を張設してなる屋根体を予め組立てておき、この屋根体の両側部および前部と後部の四辺のうち少なくとも二辺に屋根体支持体を接合するため、高所作業を減少することができる。また、屋根体の組立てをメインの製造ライン外で行えば、メインの製造ライン上の滞留時間を短縮することができ、作業性および生産性の向上が図れる。 【0010】請求項2記載の屋根ユニットの製造方法によれば、上記屋根体の前部と後部には、上記屋根体支持体を接合するための梁材が設けられているため、屋根体に対する屋根体支持体の接合作業が容易にでき、作業性および生産性の更なる向上が図れる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。 【0012】図1ないし図3において、1は棟部2を有する屋根ユニットで、この屋根ユニット1は予め一体的に組立てられた屋根体3を備えている。この屋根体3は、図2にも示すように垂木4を含んで略三角に組まれた野地板支持枠(中妻トラス)5を複数個適宜間隔で並べてこれら野地板支持枠5の頂部に棟木6を掛け渡すと共に、この棟木6および上記垂木4の上面に野地板7を張設してなる(図1においては、野地板7が図示省略されている。)。 【0013】更に具体的には、上記野地板支持枠5は、板材からなる横材8に棟部と後端に位置する長さの異なる縦材9a,9bを接合し、棟部の縦材9aの上端と横材8の前端との間および両縦材9a,9b上端部間にそれぞれ垂木4a,4bを掛け渡すと共に、両縦材9a,9b間に斜材10を掛け渡してトラス構造とされている。 【0014】上記野地板支持枠5は、例えばメインの製造ライン外の作業台上に治具等により適宜間隔で並べて配置され、これら野地板支持枠5の頂部に棟木6を掛け渡して取付けた後、この棟木6および上記垂木4(4a,4b)の上面に野地板7を張り付けることにより、屋根体3を一体に組立てる。この屋根体3の前部と後部には桁トラス11,12が接合されるが、その接合作業を容易にすると共に屋根体3の強度の向上を図るために、横材8の前端部間および後端部間にそれぞれ梁材(サブ組み用梁ともいう)13,14を掛け渡して取付けておくことが好ましい。 【0015】そして、上記屋根体3をメインの製造ラインへ移送し、上記屋根体3の妻側の両側部および桁側の前部と後部に屋根体支持体である一対の妻小壁15および桁トラス11,12をそれぞれ接合することにより、屋根ユニット1が完成する。上記妻小壁15は、枠組に面材を張設したパネル体からなり、上記屋根体3の妻端に釘打ちにより接合される。上記前部の桁トラス11は、上弦材16と下弦材17との間に複数の縦材18および斜材19を適宜設けてトラス構造とされており、その上弦材16が屋根体3の前部梁材13の前面に当接されて釘打ちにより接合される。 【0016】また、後部の桁トラス12は、両側の縦枠20の上端部間に上弦材21および中間部間に下弦材22を掛け渡して、これら上弦材21と下弦材22との間に複数の縦材23および斜材24を適宜設けてトラス構造とされており、そのトラス部分が屋根体3の後部にある縦材9b等の後面に当接されて釘打ちにより接合される。この場合、後部桁トラス12の下弦材22が屋根体3の後部梁材14の上部に重なるようになっている。このようにして屋根体3の周囲に接合された妻小壁15および桁トラス11,12は、隣接する部分で釘打ちにより互いに接合される。 【0017】このように構成される屋根ユニット1の製造方法によれば、垂木4を含んで略三角に組まれた野地板支持枠5を複数個並べてこれら野地板支持枠5の頂部に棟木6を掛け渡すと共に、この棟木6および上記垂木4の上面に野地板7を張設してなる屋根体3を予め一体に組立てておき、この屋根体3の両側部および前部と後部に一対の妻小壁15および桁トラス11,12を接合するため、高所作業を減少することができる。また、屋根体3の組立てをメインの製造ライン外で行えば、メインの製造ライン上の滞留時間を短縮することができ、作業性および生産性の向上が図れる。 【0018】また、上記屋根体3の前部と後部には、上記桁トラス11,12を接合するための梁材13,14が設けられているため、屋根体3に対する桁トラス11,12の接合作業が容易にでき、作業性および生産性の更なる向上が図れる。 【0019】以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、上記実施の形態では、屋根体の両側部および前部と後部の四辺に屋根体支持体を接合するようにしたが、屋根体支持体は屋根体の少なくとも二辺に接合すればよい。 【0020】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の屋根ユニットの製造方法によれば、垂木を含んで略三角に組まれた野地板支持枠を複数個並べてこれら野地板支持枠の頂部に棟木を掛け渡すと共に、この棟木および上記垂木の上面に野地板を張設してなる屋根体を予め組立てておき、この屋根体の両側部および前部と後部の四辺のうち少なくとも二辺に屋根体支持体を接合するため、高所作業を減少することができる。また、屋根体の組立てをメインの製造ライン外で行えば、メインの製造ライン上の滞留時間を短縮することができ、作業性および生産性の向上が図れる。 (2)請求項2記載の屋根ユニットの製造方法によれば、上記屋根体の前部と後部には、上記屋根体支持体を接合するための梁材が設けられているため、屋根体に対する桁トラスの接合作業が容易にでき、作業性および生産性の更なる向上が図れる。
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