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発明の名称 カウンターの取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−287305
公開日 平成9年(1997)11月4日
出願番号 特願平8−102757
出願日 平成8年(1996)4月24日
代理人
発明者 村上 卓志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 立設された壁パネルに固着されたブラケットにカウンターが取り付けられてなるカウンターの取付構造において、壁パネルの反りの矯正可能な箇所であって、カウンターの下方に突設された脚部と、この脚部が当接する壁パネルの壁面に、壁パネルと上記脚部を圧接させるための矯正治具が設けられていることを特徴とするカウンターの取付構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室等の立設された壁パネルに沿って設けられるカウンターの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、一般の住宅等の建物内に設けられる浴室ユニット等により構成された浴室110は、図7に示すように、防水パン120の周囲に壁パネル130を立設して形成されており、その内部には浴槽140が設置され、この浴槽140の洗い場側の側面、及び隣接する壁パネル130側に亘ってエプロン150が設けられ、上記エプロン150と壁パネル130との間にカウンター160が取り付けられている。
【0003】上記カウンター160の取り付けは、図8に示すように、壁パネル130にブラケット180をビス190を用いて固着しておき、このブラケット180の上にカウンター160を載置するだけとなっていた(特開平7−213452号公報 参照)。
【0004】更に、カウンター160の取り付けの他の例としては、図9や図10に示すように、カウンター160の裏側にボルト200を下方に突出させて設け、ブラケット180に設けられたネジ穴に螺着するようにした構造も考案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特開平7−213452号公報の図8に記載されいるような従来のカウンター160の取付構造においては、壁パネル130に反りがある場合、カウンター160と壁パネル130との間に隙間が発生し、カウンター160の取付状態は著しく見栄えが悪いものとなる。
【0006】又、上記図9や図10に示されているようなカウンター160の取付構造においても、壁パネル130に反りがある場合、壁パネル130の反りの影響を受けてネジ穴の位置がずれているため、カウンター160の裏側のボルト200をブラケット180のネジ穴に位置合わせするのが困難になるといった問題がある。
【0007】本発明は、従来のこのような上記の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、これらの問題点を解消し、壁パネルへのカウンターの取り付けにおいて、壁パネルに反りがあるような場合であっても、壁パネルとカウンターとの間に隙間が生じることがないカウンターの取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカウンターの取付構造においては、立設された壁パネルに固着されたブラケットにカウンターが取り付けられてなるカウンターの取付構造において、壁パネルの反りの矯正可能な箇所であって、カウンターの下方に突設された脚部と、この脚部が当接する壁パネルの壁面に、壁パネルと上記脚部を圧接させるための矯正治具が設けられていることを特徴とする。
【0009】即ち、本発明のカウンターの取付構造においては、壁パネルに反りがある場合でも、壁パネルの反りを矯正し、壁パネルとカウンターとの間に隙間がない正常な状態で、見栄えがよいカウンターの取り付けを目的とするものであり、壁パネルの反りを矯正しながらカウンターの取り付けが行える矯正治具を用いることを基本とするものである。
【0010】
【作用】本発明のカウンターの取付構造においては、壁パネルの反りの矯正可能な箇所であって、カウンターの下方に突設された脚部と、この脚部が当接する壁パネルの壁面に、矯正治具が取り付けられ、壁パネルが上記脚部に圧接されるようになされたので、壁パネルの反りが矯正され、カウンターの内側の脚部の側面が壁パネルの表面と圧接状態で密着して隙間がなくなり、見栄えがよい取付状態とすることができる。又、カウンターを上方より嵌め込むだけの簡単な施工で、正確な位置に取り付けできるようになり、従来の工法のようにボルトを用いた固着を行う必要がなく、施工工数を軽減できるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明のカウンターの取付構造の一例を示す断面図である。図1において、カウンターの取付構造は、浴室等の立設された壁パネル1の室内側において、壁面より突設さたブラケット3と矯正治具4に、カウンター2が上方より嵌め込まれて固定された状態となっている。
【0012】上記ブラケット3はその断面形状が角形であり、壁面にネジにより固定され、その上端部には、カウンター2の外側の脚部22の内側が嵌め込まれ、壁パネル1の壁面との間で固定される構造とになっている。
【0013】本実施例において用いられる上記矯正治具4は、ステンレス鋼板等をプレス加工により打ち抜き、曲げ加工により製作された図2、及び図3に示すような、形状と寸法のものが好適に用いられる。又、上記矯正治具4には、2箇所に壁パネル1へのネジ固定のためのネジ孔41が穿設されている。
【0014】上記矯正治具4は、図4に示すように、壁パネル1にパッキン5を介してネジ6を用いて固着され、その上方への突出部と壁パネル1との間に、カウンター2の壁パネル1側の脚部21が挟持される挟持部42が形成された状態となる。
【0015】上記矯正治具4は、図5、及び図6に示す模式図のように、壁パネル1に取り付けられるのが好ましい。即ち、図5の上面視において、壁パネル1の中央部が上脹らみに反っている場合には、その中央部を下側に矯正する必要があるために、手前側中央部に矯正治具4を1箇所設けるようにする。こうすることにより、カウンター2を嵌め込む際に、カウンター2の脚部21に矯正治具4の挟持部42が引っ張られ、壁パネル1の反りを矯正することが可能となる。
【0016】又、図6の上面視において、壁パネル1の中央部が下脹らみに反っている場合には、その両端側を下側に矯正する必要があるために、手前側両端部に矯正治具4、4を2箇所に設けるようにする。こうすることにより、カウンター2を嵌め込む際に、カウンター2の脚部21に両端側の矯正治具4の挟持部42が引っ張られ、壁パネル1の反りを矯正することが可能となる。
【0017】従って、壁パネル1がいずれの状態に反っていても、上記矯治具4により、ほぼ平坦な反りのない上体に矯正され、カウンター2の脚部21側と壁パネル1との間の隙間がなくなり、見栄えのよい取付状態とすることが可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明のカウンターの取付構造においては、壁パネルの反りの矯正可能な箇所であって、カウンターの下方に突設された脚部と、この脚部が当接する壁パネルの壁面に、矯正治具が取り付けられ、壁パネルが上記脚部に圧接されるようになされたので、壁パネルの反りが矯正され、カウンターの内側の脚部の側面が壁パネルの表面と圧接状態で密着して隙間がなくなり、見栄えがよい取付状態とすることができる。又、カウンターを上方より嵌め込むだけの簡単な施工で、正確な位置に取り付けできるようになり、従来の工法のようにボルトを用いた固着を行う必要がなく、施工工数を軽減できるようになった。従って、カウンターの取付構造として好適である。
 

 
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