| 発明の名称 |
軒樋用化粧部材 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−287255 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月4日 |
| 出願番号 |
特願平8−101139 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月23日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
元 隆明 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 化粧部本体の裏面側に、樋の内側に開口した溝を有する軒樋の前耳部と係止できる係止部が設けられていることを特徴とする軒樋用化粧部材。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、軒先に配設される軒樋の前耳部に化粧を付すために取り付けられて使用される軒樋用化粧部材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、雨樋用水返し板として、たとえば実公平3−54256号公報に記載されているように、雨樋の耳部に沿って取り付けられる固定板と、この固定板に案内されて雨樋の長手方向へスライド可能に設けられる可動板とを備えたものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記雨樋用水返し板に開示の技術的考えを適用できるのは、あくまでも前側壁の上端に中空状の耳部を有する外吊りタイプの軒樋であって、このような考えを外吊りタイプの軒樋、すなわち前側壁の上端に樋の内側に開口した溝を有する軒樋に適用することは困難であった。また、軒樋吊り具の固定位置にもある程度制限を受けることになる。 【0004】本発明は上記従来の問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、軒樋吊り具などの固定位置に関係なく、前側壁の上端に樋の内側に開口した溝を有する軒樋の前耳部の任意の位置に取り付けることができる軒樋用化粧部材を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の軒樋用化粧部材は、化粧部本体の裏面側に、樋の内側に開口した溝を有する軒樋の前耳部と係止できる係止部が設けられているものである。 【0006】(作用)化粧部本体の裏面側に設けられた係止部を、樋の内側に開口した溝を有する軒樋の前耳部と係止させることにより、化粧部材を軒樋の前耳部に取り付けることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の軒樋用化粧部材の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の軒樋用化粧部材の第1実施例を裏面側から示す斜視図、図2は図1のX−X線における拡大断面図、図3は図1の軒樋用化粧部材の使用状態を示す断面図、図4(a)〜(c)は図1の軒樋用化粧部材の装着工程を示す説明図である。 【0008】軒先化粧部材1はポリカーボネート樹脂製のものであり、化粧部本体2と係止部3とで構成されている。化粧部本体2は外径が約6cmの円板状のものである。係止部3は化粧部本体2の裏面側から逆L字状に一体に形成されており、水平片31と、この水平片31の先端より下方に垂下した垂下片32とで構成されている。この垂下片32の上側半分は肉厚部32aとされ、一方、下側半分は上側の約0.6倍程度の肉薄部32bとされている。 【0009】そして、肉厚部32aの下端には、化粧部本体2の裏面側に向かって第1の係止突起33が突設されている。この第1の係止突起33より下方において、化粧部本体2の裏面側から肉薄部32b側に向かって第2の係止突起34が突設されている。 【0010】第2の係止突起34の上面と水平片31の下面の間の間隔は、後述の軒樋の前耳部の上下方向高さより少し大きくされ、一方、第1の係止突起33の上面と水平片31の下面の間の間隔は、第1の係止突起33の上面が後述の軒樋の前耳部の内側に形成された係止片の下端と係止できるようにされている。また、化粧部本体2の裏面と垂下片32の第1の係止突起33側の内面との間隔は、後述の軒樋の前耳部の幅より少し大きくされている。 【0011】つぎに図3〜図4に基づいて上記軒樋用化粧部材1の使用状態について説明する。 【0012】まず、軒樋用化粧部材1が適用される軒樋について説明する。図3において、軒樋4は硬質塩化ビニル樹脂製の断面角形のものであり、前側壁41の上端には前耳部42が前側壁より外側に突出して形成されている。この前耳部42は図に示すように、内側に開口した溝43を有している。なお、44は係止片であり、前耳部42の上端内縁より下方に垂下されている。なお、後耳部(図示せず)は後側壁より外側に突出して形成され、中空状の長方形断面を有している。 【0013】軒樋4は建物の鼻隠し板(図示せず)に釘にて固定された軒樋吊り具(図示せず)にて内吊り方式にて軒先に配設されている。この軒樋4の前耳部42に、図4に示すように、軒樋用化粧部材1を矢印方向に押し込んで装着させる。この際、垂下片32の下側半分が肉薄部32bとされているので、押し込み時、肉薄部32bが鼻隠し板側に弾性変形して間隔幅が広がるので、軒樋用化粧部材1を容易に装着できる。 【0014】この結果、図3に示すように、第2の係止突起34の上面に軒樋4の前耳部42の下面42aが係止され、また、第1の係止突起33の上面に軒樋4の前耳部42の係止片44の下端が係止されることにより、軒樋用化粧部材1が軒樋4の前耳部42に装着される。 【0015】また、上記実施例においては、第1の係止突起33より下方に肉薄部32bが存在しているので、この肉薄部32bが軒樋4の前側壁41の内面を押圧することになり、このため、がたつくことなく軒樋用化粧部材1を強固に装着でき、しかも、外荷重による外れも防止できる。 【0016】以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。 【0017】上記実施例では、化粧部本体の形状を円形としたが、楕円形、小判形、正方形、長方形などであってもよい。また、この化粧部本体の表面側に必要に応じて家紋などの化粧模様を適宜付与してもよい。 【0018】また、上記実施例においては、軒樋用化粧部材の材質として合成樹脂製のものを示したが、金属製のものであってもよい。さらに、合成樹脂と金属との複合体であってもよく、その際、化粧部本体を合成樹脂製のものとし、係止部を金属製のものとするのが望ましい。 【0019】さらに、上記実施例においては、第1の係止突起33より下方に肉薄部32bを形成したが、この肉薄部は必ずしも必要なものでなく、なくてもよい。 【0020】また、第1の係止突起33より下方に肉薄部32bを形成するのであれば、第2の係止突起34は必ずしも必要なものでなく、なくてもよい。 【0021】 【発明の効果】請求項1記載の本発明の軒樋用化粧部材においては、化粧部本体の裏面側に、樋の内側に開口した溝を有する軒樋の前耳部と係止できる係止部が設けられているので、化粧部本体の裏面側に設けられた係止部を軒樋の前耳部と係止させることにより、化粧部材を軒樋の前耳部に取り付けることができる。
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