| 発明の名称 |
外壁材の目地構造および外壁材の製造方法 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−287207 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月4日 |
| 出願番号 |
特願平8−98369 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月19日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
宮下 八郎 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】側端面に凹部を有する外壁材の取付けによって形成される目地部に、上記凹部に係合する係合片部を有するガスケットを嵌挿してなることを特徴とする外壁材の目地構造。 【請求項2】押出成型によって押出方向に延在する溝状の凹部を外壁材の側端面に設けることを特徴とする外壁材の製造方法。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、外壁材の目地構造および外壁材の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】建物等の外面に外壁材を取付けた場合、隣り合う外壁材間に形成される目地部のシール性を確保するために、上記目地部にコーキング材を充填したり、あるいは弾性を有する合成樹脂製のガスケットを嵌挿したりすることが一般に行われている(実開昭58−64713号公報等参照)。 【0003】特に、上記ガスケットの場合、目地部に嵌挿するだけで容易に取付けることができるため、施工性の向上が図れる。この場合、上記ガスケットは、外壁材の側端面との摩擦によって保持されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記目地構造においては、目地部の隙間のバラツキや目地部の隙間が経年変化等で広がった場合に、外壁材の側端面とガスケットの摩擦力が低下し、ガスケットが脱落するおそれがあった。 【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ガスケットの脱落を防止することができる外壁材の目地構造および外壁材の製造方法を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1記載の外壁材の目地構造は、側端面に凹部を有する外壁材の取付けによって形成される目地部に、上記凹部に係止する係止部を有するガスケットを嵌挿してなることを特徴とする。 【0007】請求項2記載の外壁材の製造方法は、押出成型によって押出方向に延在する溝状の凹部を外壁材の側端面に設けることを特徴とする。 【0008】 【作用】請求項1記載の外壁材の目地構造によれば、側端面に凹部を有する外壁材の取付けによって形成される目地部に、上記凹部に係止する係止部を有するガスケットを嵌挿してなるため、目地部の隙間のバラツキや目地部の隙間が広がった場合におけるガスケットの脱落を防止することが可能となる。 【0009】請求項2記載の外壁材の製造方法によれば、押出成型によって押出方向に延在する溝状の凹部を外壁材の側端面に設けるため、側端面に凹部を有する外壁材を簡易に製造できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。 【0011】図1ないし図2において、1は建物等の外面に取付けられる外壁材で、押出成型セメント板からなっている。この外壁材1は、図1において紙面と直交する方向へ押出されることによって成型され、その両側端部には、凹部2が設けられている。上記凹部2は、外壁材1の側端部にその長手方向(押出方法)に沿って溝状に形成される。尚、凹部2は、外壁材1の厚み方向に複数(図示例では2列)形成されていることが好ましい。 【0012】上記外壁材1の正面部には装飾用の凸状部3が形成され、外壁材1の背面部には軽量化等を図るための凹状部4が形成されている。 【0013】このように構成された外壁材1は、例えば図3に示すように建物の外面に取付けられる。図示例の建物は、予め工場で組立てられた複数個の建物ユニットを建築現場で接合して構築されるユニット建物からなっている。このユニット建物を構成する建物ユニット5は、壁枠組を構成する木桟6a,6bを有しており、最外側の木桟6aとその内側の木桟6bとの間には所定の厚さ(図示例では9mm)の合板7が複数枚(4枚)重ねて介設されている。 【0014】上記建物ユニット5の外面には、上記内側の木桟6bまでの幅を有する外壁材8が予め取付けられている。この既設の外壁材8は、例えば最大厚さが20mmの硬質木片セメント板からなっている。上記建物ユニット5は、所定の設置間隔Sを隔てて隣接して設置され、その両建物ユニット5の既設の外壁材8間に位置させて上記外壁材1が両建物ユニット5に跨がって現地施工により取付けられる。上記外壁材1は、両建物ユニット5の最外側の木桟6aにビス9で取付けられることが好ましい。 【0015】そして、隣接する外壁材1,8間の目地部に10は、外壁材1の側端面に設けられた凹部2に係止する羽状の係止部11を有するガスケット12が嵌挿される。このガスケット12は、弾性を有する合成樹脂例えばEPDMの押出成型品からなっている。また、木桟6a,6bの内面には、例えば厚さが12mmの石膏ボードからなる内壁材13が取付けられる。 【0016】上記外壁材1の目地構造によれば、側端面に凹部2を有する外壁材1の取付けによって形成される目地部10に、上記凹部2に係止する係止部11を有するガスケット12を嵌挿してなるため、目地部10の隙間のバラツキや目地部の隙間が広がった場合におけるガスケットの脱落を防止することができる。 【0017】また、上記外壁材1の目地構造によれば、外壁材1の側端面の接触面積が凹部2の分だけ小さくなるため、目地部10の隙間が狭い場合でも、ガスケット12の挿入時の抵抗が小さくなり、作業性の向上が図れる。また、上記外壁材1は、押出成型によって製造する際にその側端面に押出方向に延在する溝状の凹部2を設けるため、側端面に凹部2を有する外壁材1を簡易に製造できる。 【0018】以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、外壁材1は、既設の外壁材8と同じ硬質木片セメント板やその他の板材によって形成されていてもよい。また、既設の外壁材8の側端面にも凹部2が設けられていてもよい。本発明の外壁材の目地構造および外壁材の製造方法は、ユニット建物だけでなく、通常の建物等にも勿論適用可能である。 【0019】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の外壁材の目地構造によれば、側端面に凹部を有する外壁材の取付けによって形成される目地部に、上記凹部に係止する係止部を有するガスケットを嵌挿してなるため、目地部の隙間のバラツキや目地部の隙間が広がった場合におけるガスケットの脱落を防止することが可能となる。 (2)請求項2記載の外壁材の製造方法によれば、押出成型によって押出方向に延在する溝状の凹部を外壁材の側端面に設けるため、側端面に凹部を有する外壁材を簡易に製造できる。
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