| 発明の名称 |
床下防湿シートの施工方法 |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−287160 |
| 公開日 |
平成9年(1997)11月4日 |
| 出願番号 |
特願平8−98368 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月19日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
小笠原 康行 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】基礎上に建物ユニットを据付ける前に、基礎内の上方を覆うように防湿シートを雨避けとして設けておき、建物ユニット据付直前に上記基礎内の地盤に上記防湿シートを敷設することを特徴とする床下防湿シートの施工方法。 【請求項2】上記基礎内に支柱もしくはエアマットを設けて上記防湿シートを山状に支持することを特徴とする請求項1記載の床下防湿シートの施工方法。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、床下防湿シートの施工方法に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、住宅等の建物においては、その工業生産化率を高めるために、予め建物を複数のユニットに分割した建物ユニットとして工場で生産し、その建物ユニットを建築現場に運んで基礎上に据付けて構築するようにしたユニット建物が知られている。 【0003】ところで、建物の床下は、基礎内の地盤が露出していることにより湿気に富むため、土台や根太、床材等が腐朽菌や白蟻等の被害を被りやすく、建物の耐久性の低下を招きやすい。 【0004】そこで、かかる問題を解決するために、建物の床下である基礎内の地盤に防湿シートを設けることが行われている(特公平3−1444号公報等参照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基礎内の地盤上に防湿シートを設けた場合、基礎上に建物ユニットを据付ける前に雨が降ると、防湿シート上に雨水が溜まりやすい。そのため、建物ユニット据付時の作業(建物ユニットと基礎との接合のために床下に潜る作業)に支障を来す問題があった。 【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、防湿シート上に雨水が溜まるのを防止することができる床下防湿シートの施工方法を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1記載の床下防湿シートの施工方法は、基礎上に建物ユニットを据付ける前に、基礎内の上方を覆うように防湿シートを雨避けとして設けておき、建物ユニット据付直前に上記基礎内の地盤に上記防湿シートを敷設することを特徴とする。 【0008】請求項2記載の床下防湿シートの施工方法は、請求項1記載の床下防湿シートの施工方法において、上記基礎に支柱もしくはエアマットを設けて上記防湿シートを山状に支持することを特徴とする。 【0009】 【作用】請求項1記載の床下防湿シートの施工方法によれば、基礎上に建物ユニットを据付ける前に、基礎内の上方を覆うように防湿シートを雨避けとして設けておき、建物ユニット据付直前に上記基礎内の地盤に上記防湿シートを敷設するため、建物ユニットの据付前に雨が降ったとしても防湿シート上に雨水が溜まることがなく建物ユニット据付時の作業に支障を来さない。 【0010】請求項2記載の床下防湿シートの施工方法によれば、上記基礎内に支柱もしくはエアマットを設けて上記防湿シートを山状に支持するため、防湿シート上に降る雨水を基礎外に円滑に排水することができ、防湿シート上に雨水が溜まるのを防止できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。 【0012】図1において、1は建物ユニットを構成するユニット建物を据付けるために地盤Gに設けられた基礎で、この基礎1上に建物ユニットを据付ける前に基礎1内の上方を覆うように防湿シート2を雨避けとして設ける。防湿シート2としては、例えばポリエチレンシートや塩化ビニルシート等が適用可能である。 【0013】上記防湿シート2を中央が盛り上がった山状に支持するために、基礎1内には支柱3が設けられる。この支柱3は、例えば図2に示すように基礎1上に突設されたアンカーボルト4と同様の雄ねじ部5を一端に有するボルト材からなり、アンカーボルト4の上端部にナット6を介して着脱可能に取付けられる。これにより、支柱3を基礎1内の任意の位置に簡単に取付けることができ、また簡単に取り除くことができる。 【0014】上記防湿シート2の周縁部は、基礎1外に延出させ、例えば止め具7により基礎1外の地盤Gに固定しておくことが好ましい。これにより、防湿シート2を基礎1内の上方を覆うように山状ないしテント状に張って設けることができ、雨水の排水性の向上が図れると共に、防湿シート2が風で飛ぶのを防止できる。 【0015】そして、建物ユニットの据付直前に、上記支柱3および止め具7を取り除いて、図3に示すように上記防湿シート2を基礎1内の地盤G上に移して敷設する。この場合、防湿シート2により基礎1の表面を覆うようにすることが、防湿性の向上を図る上で好ましい。 【0016】以上の構成からなる床下防湿シートの施工方法によれば、基礎1上に建物ユニットを据付ける前に、基礎1内の上方を覆うように防湿シート2を雨避けとして設けておき、建物ユニット据付直前に上記基礎1内の地盤Gに上記防湿シート2を敷設するため、建物ユニットの据付前に雨が降ったとしても防湿シート2上に雨水が溜まることがなく、建物ユニット据付時の作業に支障を来さない。また、上記基礎1内に支柱3を設けて上記防湿シート2を山状に支持するようにしたので、防湿シート2上に降る雨水を基礎1外に円滑に排水することができ、防湿シート2上に雨水が溜まるのを防止できる。 【0017】図4は、本発明の他の実施の形態を示しており、図1と同一部分には同一参照符号が付されている。本実施の形態では、防湿シート2を山状に支持するために、エアマット8が使用されている。エアマット8としては、例えばポリエチレン製や塩化ビニル製等の袋体が適用可能である。また、エアマット8としては、予め空気が充填されていてもよいが、使用に際して空気を充填して膨らませる方が、取扱性の点で好ましい。 【0018】上記エアマット8は、下部エアマット8aと上部エアマット8bとから主に構成されており、下部エアマット8aの周縁部には、基礎1に立設されたアンカーボルト4に引っ掛けるなどして下部エアマット8aを横架状態に取付けるための例えば紐やリング等の取付部材9が設けられている。上部エアマット8bは、下部エアマット8a上に載置されるようになっている。上部エアマット8bを下部エアマット8a上に着脱可能に固定する固定手段として、例えばマジックテープ(商品名)等を使用することが好ましい。 【0019】そして、上記基礎1内に設けられたエアマット8の上部に防湿シート2を被せることにより、基礎1内の上方を覆うように防湿シート2を山状に設ける。この場合、防湿シート2は、図示例のようにエアマット8上に被せたままの状態でもよいが、防湿シート2が風で飛ぶのを防止するために、図1に示すように防湿シート2の周縁部を止め具7により基礎1外の地盤Gに固定しておくことが好ましい。 【0020】本実施の形態においても、建物ユニットの据付直前に、上記エアマット8を取り除いて、上記防湿シート2を基礎1内の地盤G上に設ければよく(図3参照)、上記実施の形態と同様の作用効果が得られる。 【0021】以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。 【0022】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1記載の床下防湿シートの施工方法によれば、基礎上に建物ユニットを据付ける前に、基礎内の上方を覆うように防湿シートを雨避けとして設けておき、建物ユニット据付直前に上記基礎内の地盤に上記防湿シートを敷設するため、建物ユニットの据付前に雨が降ったとしても防湿シート上に雨水が溜まることがなく、建物ユニット据付時の作業に支障を来さない。 (2)請求項2記載の床下防湿シートの施工方法によれば、上記基礎内に支柱もしくはエアマットを設けて上記防湿シートを山状に支持するため、防湿シート上に降る雨水を基礎外に円滑に排水することができ、防湿シート上に雨水が溜まるのを防止できる。
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