| 発明の名称 |
自在ドレン |
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| 発行国 |
日本国特許庁(JP) |
| 公報種別 |
公開特許公報(A) |
| 公開番号 |
特開平9−279784 |
| 公開日 |
平成9年(1997)10月28日 |
| 出願番号 |
特願平8−91086 |
| 出願日 |
平成8年(1996)4月12日 |
| 代理人 |
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| 発明者 |
菊間 章雄 |
| 要約 |
目的
構成
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特許請求の範囲
【請求項1】 軒樋の排水穴の周縁に係止される環状鍔部を有し、下部外面に雄ねじが設けられた上部内筒と、上縁部内面に雌ねじが設けられ、上端外面周縁に軒樋の排水穴の周縁に当接される環状鍔部を有する下部外筒とからなり、この下部外筒の雌ねじを前記上部内筒の雄ねじに螺合させて上部内筒および下部外筒の両環状鍔部にて軒樋の排水穴の周縁を挾着するようにした自在ドレンにおいて、前記下部外筒の雌ねじより下側の内面に架橋部が形成され、この架橋部の中央部より被回転操作用の突出部が下方に垂設されていることを特徴とする自在ドレン。
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発明の詳細な説明
【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は軒樋から竪樋に雨水を排水させるため、軒樋の底部に取り付けて使用される自在ドレンに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自在ドレンは、たとえば実公昭61−9488号公報に記載されているように、環状鍔部とねじ部が設けられた上下一対の円筒体からなり、この両円筒体に設けられたねじ部(雄ねじと雌ねじ)を螺合させ、両円筒体の環状鍔部同士にて軒樋の底部に設けられた排水穴の周縁を挾着するようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の自在ドレンの取り付けは、上部円筒体を排水穴に挿入し、軒樋の上方から一方の手を入れて上部円筒体を押さえておき、下部円筒体を他方の手で持って、軒樋の下方から上部円筒体の雄ねじにねじ込んでいくことにより行われる。 【0004】上下円筒体の口径が小さい場合は、施工作業者が手で持って取付作業を行えるので問題はないが、軒樋が工場の建屋や倉庫を対象とする大型のものになってくると、自在ドレンそのものも大型化してくる。しかも、通常は取付作業が行われるのは高所であるので、施工作業者が片手で持って取り付けることは困難であり、安全面での問題もあった。 【0005】本発明は上記従来の問題を解消しようとするものであり、その目的とするところは、自在ドレンが大型化しても、施工作業者が片手で持つことなく、取付作業を容易に行うことのできる自在ドレンを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、軒樋の排水穴の周縁に係止される環状鍔部を有し、下部外面に雄ねじが設けられた上部内筒と、上縁部内面に雌ねじが設けられ、上端外面周縁に軒樋の排水穴の周縁に当接される環状鍔部を有する下部外筒とからなり、この下部外筒の雌ねじを前記上部内筒の雄ねじに螺合させて上部内筒および下部外筒の両環状鍔部にて軒樋の排水穴の周縁を挾着するようにした自在ドレンにおいて、前記下部外筒の雌ねじより下側の内面に架橋部が形成され、この架橋部の中央部より被回転操作用の突出部が下方に垂設されているものである。 【0007】(作用)本発明の自在ドレンにおいては、下部外筒の雌ねじより下側の内面に架橋部が形成され、この架橋部の中央部より被回転操作用の突出部が下方に垂設されているので、たとえば先端にドライバーやレンチなどを取り付けた電動回転機を用い、その先端を突出部に装着して回転させることにより、下部外筒を上部内筒の雄ねじと螺合させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の自在ドレンの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の自在ドレンの第1実施例を示す分解斜視図、図2は図1の自在ドレンの取付前の状態を示す分解斜視図、図3は下部外筒の取付状態を示す要部断面図、図4は下部外筒を示す底面図である。 【0009】図1において、1は自在ドレンであり、上部内筒2と、この内筒2の下端部に螺合固定される排水筒である下部外筒3とを備えている。 【0010】上部内筒2は半球体のゴミ除け網21と、このゴミ除け網21の端部を延長し、その外面に形成された雄ねじ22と、この雄ねじ22の上縁部外面に水平方向に形成された軒樋係止用の環状鍔部23とを一体に備えている。 【0011】下部外筒3は円筒状本体31の上縁部内面に雌ねじ32が形成され、上端外面周縁には水平方向に軒樋係止用の環状鍔部33が形成されている。図3および図4に示すように、雌ねじ32より下側には断面矩形状の架橋部34が十文字状に一体に形成されている。この架橋部34の中央部より円柱状の被回転操作用の突出部35が下方に垂設されている。そして、図5に示すように、突出部35の下面35Aには十字穴35aが窪んで形成されている。この十字穴35aの中心は下部外筒3の中心軸と同軸とされている。なお、十字穴35aは下部外筒3を回転させるために、電動式十字ドライバーの先端が係止されるものである。 【0012】つぎに上記自在ドレン1の軒樋への取付方法について説明する。まず、上部内筒2の環状鍔部23の下面に接着剤を塗布し、軒樋4の底部41に形成した排水穴42に挿入し、環状鍔部23の下面を排水穴42の周縁43に接着して固定する。つぎに、排水穴42より下方に突出した上部内筒2の雄ねじ22に下部外筒3の雌ねじ32の一部分を螺合させて仮止めする。そして、電動式十字ドライバー5の先端を下部外筒3の突出部35の十字穴35aに係止し、十字ドライバー5を回転させて下部外筒3を上部内筒2の雄ねじ22にねじ込んでいき、内外筒2、3の両環状鍔部23、33にて排水穴42の周縁43を挾着して、自在ドレン1の取り付けを完了する。 【0013】以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。 【0014】たとえば、円柱状の突出部の下面に十字穴の代わりに−穴を形成し、−ドライバーにて回転させるようにしてもよい。また、穴の形状をたとえば六角形状とし、この穴形状に符合したレンチを穴内に係止して回転させるようにしてもよい。さらに、突出部の形態を円柱状の代わりにたとえば六角柱状とし、六角レンチにて回転させるようにしてもよい。この際、突出部の大きさは六角レンチに対応した寸法とすればよい。 【0015】また、上記実施例においては上部内筒にゴミ除け網を設けたが、架橋部の数を増やしたり、あるいは架橋部の形態を網状、格子状とすれば、上部内筒のゴミ除け網はなくてもよい。 【0016】 【発明の効果】請求項1記載の本発明の自在ドレンにおいては、下部外筒の雌ねじより下側の内面に、被回転操作用の突出部を有する架橋部が形成されているので、この突出部に、たとえば先端にドライバーやレンチなどを取り付けた電動回転機の先端を当接・係止して回転させることにより、下部外筒を上部内筒の雄ねじと螺合させて軒樋に自在ドレンを取り付けることができる。このため、自在ドレンが大型化しても、施工作業者が下部外筒を片手で持って回転させることなく、容易に取付作業を行え、作業効率が向上する。
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