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発明の名称 釣り竿
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−149747
公開日 平成9年(1997)6月10日
出願番号 特願平7−309315
出願日 平成7年(1995)11月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
発明者 伊東 浩一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ロッドの基端部をグリップに挿着し、該グリップを把持するようにした釣り竿であって、前記グリップは前記ロッドを挿入するための挿通孔を有すると共に、この挿通孔にパイプ状のフレームを嵌着し、該フレームを介して前記ロッドが前記グリップに挿着されるようにしたことを特徴とする釣り竿。
【請求項2】 前記フレームに挿入された前記ロッドの基端部が、グリップエンドから離隔して配置され、前記フレーム内に一定の密封空間が設定されることを特徴とする請求項1に記載の釣り竿。
【請求項3】 前記フレームにおける前記グリップエンドとは反対側の端部所定領域にパイプ状のアジャスタを嵌着し、該アジャスタ及び前記フレームを介して前記ロッドが前記グリップに挿着されるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の釣り竿。
【請求項4】 前記フレームの端部にワインディングチェックが付設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣り竿。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばルアーロッド及びフライロッド等のルアー釣りに好適な釣り竿に係り、特に該釣り竿におけるグリップまわりの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の釣り竿において、ロッドの基端部をグリップに挿着し、該グリップを把持するようにしている。図4は、従来の釣り竿、特にそのグリップまわりの構成例を示している。この例は、所謂ブランクスルー構造であり、グリップ1の挿通孔1aに挿入されるブランク(カーボンロッド)2が、該グリップ1を貫通するというものである。ブランク2の基端2aは、グリップ1の挿通孔1aの開口端部から突出し、該基端2aにはゴムキャップ3が被着している。
【0003】グリップ1の中間部適所には、リール5を搭載するためのリールシート4が配置されている。なおここでは、リール5及びその搭載構造の詳細な説明を省略するものとする。実使用に際して、搭載されたリール5付近のグリップ1の適所を把持して、ロッド先端を上下動させる等の操作(ロッドアクション)を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の釣り竿では、ブランク2をカーボン材料により形成するが、このブランク2の剛性が過度に高いと折損の危険があるため(特にグリップ1におけるブランク2の接合部が折れ易い)、適度に軟質もしくは柔軟性を持たせるようにしている。つまり、魚の当たり等の感度を上げるためには剛性を高めるほど好都合であるが、剛性を低目に設定せざるを得なかった。そのため魚が掛かった場合にロッドアクションにおいて剛性感に欠け、言わばもたつく操作感になってしまう。
【0005】また近年、この種のカーボンロッドにおいては、ブランク2を小径にする傾向にある。かかるブランク2が図4のようにグリップ1に直接挿入されるブランクスルー構造の場合、上述のように比較的低剛性にしていることから、魚の当たりが抜け(当たり時の振動が手元まで良く伝わらない)、或いはブランク2がグリップ1付近まで大きく曲がってしまい、即ち腰が弱いロッドになってしまう。
【0006】更にグリップ1の挿通孔1aに対して小径のブランク2を用いる場合、例えば図5に示したように該ブランク2のまわりにマスキングテープ12を巻き付け、或いはコルク材や発泡ゴム等を詰め込んで使用される。ところが、かかるテープ12等を巻き付けた場合、テープ12等自体が軟質であるため剛性を確保するのが困難になり、グリップ1及びブランク2間のガタツキの発生原因となる場合がある。また、テープ12等を巻き付けた部分の防水性が十分でないために、長期間の使用でその部分から浸水する危険があった。そして、荷重がかかると軸ずれを起して、キャスティング時にブレを生じさせる等の問題があった。
【0007】本発明はかかる実情に鑑み、この種のカーボンロッドにおいて適正な剛性を確保すると共に、当たり等の感度を有効に向上し得る釣り竿を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による釣り竿は、ロッドの基端部をグリップに挿着し、該グリップを把持するようにした釣り竿であって、前記グリップは前記ロッドを挿入するための挿通孔を有すると共に、この挿通孔にパイプ状のフレームを嵌着し、該フレームを介して前記ロッドが前記グリップに挿着されるようにしたものである。
【0009】また、本発明の釣り竿において、前記フレームに挿入された前記ロッドの基端部が、グリップエンドから離隔して配置され、前記フレーム内に一定の密封空間が設定される。
【0010】また、本発明の釣り竿において、前記フレームにおける前記グリップエンドとは反対側の端部所定領域にパイプ状のアジャスタを嵌着し、該アジャスタ及び前記フレームを介して前記ロッドが前記グリップに挿着されるようにしたものである。
【0011】また、本発明の釣り竿において、前記フレームの端部にワインディングチェックが付設される。
【0012】
【作用】本発明によれば、グリップの挿通孔に例えばカーボン製のフレームを嵌着し、このフレームを介してロッドを挿着する。この場合、ロッドの基端部をグリップエンドから離隔して配置する。これにより従来のブランクスルー構造とは異なり、フレーム内に一定の密封空間が設定されるもので、高い剛性を確保して腰の強い釣り竿を実現することができる。また、従来構造のようにマスキングテープを巻き付けることなく、小径のロッドの場合でも高い結合強度で且つ正確にグリップに挿着することができる。この結果、当たり等の感度を向上すると共に、円滑且つ的確なロッドアクションを保証することができる。
【0013】また、本発明によれば、グリップに挿着されるロッドの基端は、グリップエンドから離隔して配置される。つまりロッドの基端とグリップエンドの間に一定の密封空間を設定することにより、魚の当たり時の振動を効率良く手元まで良く伝えることができ、良好な感度を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に基づき、従来例と実質的に同一又は対応する部材には同一符号を用いて、本発明による釣り竿の好適な実施の形態を説明する。
【0015】先ず、この実施形態の基本構造において、グリップ1には、カーボンロッドで成るブランク2を挿入するための挿通孔1aが形成されている。また、グリップ1の中間部適所には、リール5(図4参照)を搭載するためのリールシート4が配置されている。なお、グリップ1は、ゴム材或いはコルク材もしくは木材等により形成することができる。
【0016】挿通孔1aの内周面には、パイプ状のカーボン製フレーム6が固着している。このフレーム6は、グリップ1の端部(グリップエンド)からリールシート4の端部付近まで延設されている。この例では、フレーム6は好適には「ウーベンカーボンクロス」(編込み式カーボン繊維)や編込み式でないカーボン材料により形成される。なお、ボロンもしくは「ケブラー」、或いはグラスファイバ、又は合成樹脂或いはその混合物(強化プラスチック)、更には金属等の材料により、フレーム6を形成することもできる。フレーム6は、挿通孔1aの内周面に密着するように接着剤によって固定される。
【0017】フレーム6の内周面には更に、グリップエンドとは反対側の端部所定領域、即ちこの例ではほぼリールシート4に対応する長さ領域において、パイプ状の例えばカーボン製のアジャスタ7が固着している。なお、アジャスタ7は、フレーム6と同様な素材を用いて形成することができ、即ち編込み式カーボン繊維又は編込み式でないカーボン材料を始め、ボロンもしくは「ケブラー」、或いはグラスファイバ、又は合成樹脂或いはその混合物(強化プラスチック)、更には金属等の材料により形成することもできる。
【0018】ブランク2は図示のように、アジャスタ7の端部位置まで挿入され、このようにアジャスタ7及びフレーム6を介してグリップ1に挿着・支持されるようになっている。なお、このアジャスタ7は、グリップ1の挿通孔1aに対してブランク2が比較的に小径の場合に有効であり、ブランク2の径によってはアジャスタ7を用いないで済む場合がある。つまりこのアジャスタ7は必要に応じて選択的に使用される。
【0019】グリップ1の挿通孔1aの開口端部には、金属製グリップエンド8が固着している。グリップエンド8は、グリップ1の挿通孔1aに嵌着する嵌着部8aを有している。グリップエンド8は、嵌着部8aを挿通孔1aに嵌着すると共に、グリップ1の端面に接着固定されるようになっている。図から明らかなように、ブランク2の基端2aは、グリップエンド8の嵌着部8aから離隔して配置され、つまりブランク2の基端2aとグリップエンド8の嵌着部8aの間で、フレーム6内に一定の密封空間もしくはスペースが形成される。
【0020】また、グリップエンド8の端表面には、ゴム製プロテクタ9が被着される。プロテクタ9は、グリップエンド8の端表面に接着される。ここで、グリップエンド8の形成材料としては、アルミニウムもしくは真鍮又はこれらの金属と鉛との混合合金が好適である。また、グリップエンド8に例えばアルマイト加工等による表面処理、或いはメッキを施し、更に適宜の模様を形成してもよい。
【0021】この実施形態による本発明の釣り竿において、ブランク2は、フレーム6を介してグリップ1の挿通孔1aに挿着される。この場合、ブランク2の基端2aをグリップエンド8から離隔して配置し、これにより従来のブランクスルー構造とは異なり、フレーム6内に一定の密封空間が設定される。このようにフレーム6により、或いは必要に応じてアジャスタ7を介してブランク2を確実に支持することで、高い剛性を確保して腰の強い釣り竿を実現することができる。
【0022】この場合、従来構造のようにマスキングテープを巻き付けることなく、小径のブランク2の場合でも高い結合強度で且つガタツキなく正確にグリップ1に挿着することができる。従って、ロッドアクションにおいて高い剛性感を得ることができ、当たり等の感度を向上する。また、従来のようにマスキングテープ等を用いなくても、ブランク2を精度良く挿着することができる上、高い防水性を有しているため腐食等の心配が全くない。この結果、円滑且つ的確なロッドアクションを保証することができる。
【0023】更に、本発明によれば、グリップ1に挿着されるブランク2の基端2aがグリップエンド8から離隔して配置され、フレーム6内に密封空間を設定することにより、魚の当たり時の振動を効率良く手元まで良く伝えることができ、良好な感度を得ることができる。つまりかかる密封空間を介して、従来のブランクスルー構造では実現し得なかった当たり時の振動を増幅することが可能になり、グリップ1を把持した際に正確な当たり感を得ることができる。また、このように竿の感度を向上することにより、釣り場の「底質」の状況(砂地、或いは藻の繁茂状態)等を把握し得るばかりか、魚の微妙な当たり感を正確に把握することができる。
【0024】ここで、図2は、本発明による釣り竿の別の実施の形態を示している。この例では、図2(A)に示したようにパイプ状の例えばカーボン製のフレーム6′の適所に、リール5を搭載するためのリールシート4が配置される。更に、フレーム6′の内周面に密着するようにパイプ状の例えばカーボン製のアジャスタ7′が固着している。ブランク2は、アジャスタ7′の端部位置まで挿入され、アジャスタ7′及びフレーム6′を介してグリップ1に挿着・支持されるようになっている。なお、フレーム6′及びアジャスタ7′の形成材料としては、前述のフレーム6又はアジャスタ7と同様な素材を用いて形成することができ、即ち編込み式カーボン繊維又は編込み式でないカーボン材料を始め、ボロンもしくは「ケブラー」、或いはグラスファイバ、又は合成樹脂或いはその混合物(強化プラスチック)、更には金属等の材料により形成することもできる。
【0025】また、図2(A)において、リールシート4の端部から露出したフレーム6′及びアジャスタ7′の端部にはワインディングチェック10が付設されている。このワインディングチェック10を設けることにより、優れた意匠性を実現することができ、外観や見栄えを向上している。なお、この場合リールシート4の端部にネジ部4aを設けると共に、該ネジ部4aに螺着するフード11を付設することができる(図2(B))。
【0026】この例による釣り竿では、前述の実施の形態の場合と同様に高い剛性を確保して、腰が強く優れた釣り感度を備えた釣り竿を実現することができる。そして更に、外観を向上する等の優れた意匠効果を発揮する。
【0027】ここで、図3は、本発明のフレーム6(6′)又はアジャスタ7(7′)の好適な構造例を示している。即ち図3(A)は、最も基本的且つ簡素な筒状構造のものであり、この場合低コストに構成することができる。また、図3(B)は、ハニカム構造としたものであり、軽量且つ高強度な構成を実現することができる。図3(C)は、外側のハニカム構造と内側の筒状構造により2層構造としたものであり、内側の筒状構造によってブランク2に対するアジャスタ機能を有すると共に、接着剤の洩れ防止効果を得ることができる。なお、図3(C)の場合の内側及び外側を逆にした(ハニカム構造が内側となる)2層構造でもよい。
【0028】更に、図3の図示例の他に、サンドイッチ状の3層構造、即ち2つのハニカム構造層の間に筒状構造を挟み込んだもの、或いはその逆に2つの筒状構造層の間にハニカム構造を挟み込んだものとしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、この種のカーボンロッドにおいて高い剛性を確保して、腰が強く優れた釣り感度を備えた釣り竿を実現することにより、当たり等の感度を有効に向上する。また、円滑且つ的確なロッドアクションを保証することができ、取扱・操作性を向上して高い釣り効果が得られる等の利点を有している。




 

 


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