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発明の名称 作業車の伝動装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−56245
公開日 平成9年(1997)3月4日
出願番号 特願平7−233284
出願日 平成7年(1995)8月18日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
発明者 里路 久幸 / 秋山 隆夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 機体フレーム1の下方に位置する左右一対のクローラ2を有する走行装置3と、前記機体フレーム1の前側の上方一側に設けた作業者の立つステップ11を有する操縦部10と、操縦部10の後方であってラジエターファン16が外側に位置するように取付けたエンジン15と、該エンジン15の回転を前記走行装置3に無段階に変速して伝達する油圧無段変速装置22とを有する作業車において、前記油圧無段変速装置22は前記クローラ2と前記ステップ11との間に配置し、該油圧無段変速装置22の前記ラジエターファン16側に設けた入力軸23に、前記エンジン15の前記ラジエターファン16側に設けた出力軸25の回転を伝達するように構成した作業車の伝動装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車の伝動装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、機体フレームの下方に位置する左右一対のクローラを有する走行装置と、前記機体フレームの前側の上方一側に設けた作業者の立つステップを有する操縦部と、操縦部の後方に設けた外側に位置するラジエターファンを取付けたエンジンと、該エンジンの回転を前記走行装置に無段階に変速して伝達する油圧無段変速装置とを有する作業車において、前記油圧無段変速装置は左右のクローラの間に配置し、前記エンジンの反ラジエターファン側に設けた出力軸の回転を油圧無段変速装置の入力軸に伝達するようにした構成は、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、油圧無段変速装置を左右のクローラの間に配置し、エンジンの反ラジエターファン側(機体中央側)に設けた出力軸の回転を油圧無段変速装置の入力軸に伝達するようにした構成しているため、エンジンからの回転伝達機構が複雑であり、また、配置が悪いためメンテナンスが非常に面倒であること、また、油圧無段変速装置の側部はクローラにより包囲され、コンバインの場合では前側に刈取部があるので、油圧無段変速装置は包囲されて冷却風が遮られ、温度上昇して、耐久性に悪影響を与えること、また、油圧無段変速装置および伝動機構の存在により刈取部の穀稈搬送通路を狭くして、刈取性能を低下させるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】油圧無段変速装置への回転伝達経路の配置の合理化、メンテナンスの容易化、油圧無段変速装置の耐久性の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、機体フレーム1の下方に位置する左右一対のクローラ2を有する走行装置3と、前記機体フレーム1の前側の上方一側に設けた作業者の立つステップ11を有する操縦部10と、操縦部10の後方であってラジエターファン16が外側に位置するように取付けたエンジン15と、該エンジン15の回転を前記走行装置3に無段階に変速して伝達する油圧無段変速装置22とを有する作業車において、前記油圧無段変速装置22は前記クローラ2と前記ステップ11との間に配置し、該油圧無段変速装置22の前記ラジエターファン16側に設けた入力軸23に、前記エンジン15の前記ラジエターファン16側に設けた出力軸25の回転を伝達するように構成した作業車の伝動装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、コンバインの例にて説明する。機体フレーム1の下方には左右一対のクローラ2からなる走行装置3を設ける。走行装置3は転輪4および遊動輪(図示省略)および駆動輪5に前記クローラ2を掛け回して構成する。前記左右の駆動輪5はホイル軸6に取付け、ホイル軸6はミッションケース7に取付ける。前記機体フレーム1の前側上方の一側には操縦部10を設ける。操縦部10は作業者の立つステップ11および作業者の着座する運転座席12および運転座席12の周囲近傍のスイッチやレバー類を設けた操縦パネル部13およびこれらを包囲するキャビン14を有して構成する。前記運転座席12はエンジン15の上方に位置させ、エンジン15の外側側部にはラジエターファン16を設け、ラジエターファン16の外側側部にラジエター17を設ける。したがって、前記運転座席12はエンジン15の上方に設けたエンジンカバー18に設ける。エンジンカバー18は機体フレーム1側に着脱自在に固定し、運転座席12およびエンジンカバー18を外すことによりエンジン15のメンテナンスを行うが、エンジンカバー18から運転座席12を外した部分にメンテナンス用の窓を開口させることもある。19はラジエター17の外側に設けた網、20はラジエターファン16の回転軸、21はプーリ、21a はベルト、21b はオルタネータのプーリである。
【0007】しかして、前記ミッションケース7は側面視において前記ステップ11の下方に位置させ、ミッションケース7の前記エンジン15のラジエター17を設けた側の側面には油圧無段変速装置(H.S.T.)22を設ける。即ち、油圧無段変速装置22を前記走行装置3の上方と前記ステップ11の間であって前記エンジン15のラジエター17側に配置する。そして、ラジエター17側に設けた油圧無段変速装置22の入力軸23に入力プーリ24を設け、前記エンジン15のラジエター17側の出力軸25に設けたプーリ26との間にベルト27を掛け回す。28はテンションクラッチプーリ、29は油圧無段変速装置22を操作するHST(主変速)レバー、30はそのリンク機構である。31はラジエターファン16の前側に設けた風向き案内板であり、ラジエターファン16の風が油圧無段変速装置22に向けて吹くように案内する。前記入力プーリ24を設けた入力軸23には出力プーリ34を設け、出力プーリ34にはギヤボックス35に設けた中間プーリ36の間にベルト37を掛け回し、ギヤボックス35には前記エンジンカバー18の後側に設けたグレンタンク38の排出装置39に接続する。40はテンションクラッチプーリである。前記エンジン15の反ラジエター17側には別の出力プーリ41を設け、出力プーリ41には脱穀装置42へ回転を伝達する中間プーリ43の間にベルト44を掛け回す【0008】また、前記ミッションケース7の反油圧無段変速装置22側には刈取部への出力プーリ45を設け、刈取部の支持フレーム46に設けた刈取入力プーリ47との間にベルト48を掛け回す。49は送風唐箕、50は刈取部の分草体である。図4〜図7の実施例では、油圧無段変速装置22の入力軸23には別の出力プーリ52を設ける。油圧無段変速装置22の前側には前記キャビン14用のエアコンコンプレッサ53を設け、エアコンコンプレッサ53の入力プーリ54と出力プーリ52との間にベルト55を掛け回す。51はテンションプーリである。図8〜図9は、別の実施例であり、前記エンジン15のラジエター17側の出力軸25にプーリ26とは別に脱穀装置脱穀装置42に回転を出力する出力プーリ56を設ける。57はベルト、58はテンションプーリ、59はプーリ、60は中間軸、61、62はプーリ、63はベルト、64はテンションクラッチプーリである。図10〜図13は、別の実施例であり、油圧無段変速装置22のトラニオン軸70にアーム71の基部を固定状態に取付け、アーム71の先端にゴムブッシュ等の弾性部材72を介してピン73を挿通し、ピン73に前記リンク機構30の一部を構成する操作ロッド74を取付ける。75はニュウトラルロックメタルである。
【0009】
【作用】次に作用を述べる。エンジン15を始動すると、エンジン15の回転が出力軸25より出力され、ベルト27を介して油圧無段変速装置22の入力軸23に伝達され、油圧無段変速装置22はエンジン15の回転を無段階に変速してミッションケース7に伝達し、走行装置3を駆動して機体を走行させる。この場合、従来の油圧無段変速装置22は左右のクローラ2の中間に設けていたので、エンジン15からの回転伝達機構が複雑になり、また、メンテナンスも容易でなく、また、コンバインでは、油圧無段変速装置22が刈取部の後に位置して穀稈搬送通路を狭くし、また、油圧無段変速装置22の周囲は囲まれているので、温度が上昇することがあるが、本発明は、油圧無段変速装置22は側面視走行装置3の上方とステップ11の間であってエンジン15のラジエター17側に配置して、略ステップ11の下方に位置させ、ラジエター17側に設けた油圧無段変速装置22の入力軸23の入力プーリ24とエンジン15のラジエター17側の出力軸25のプーリ26との間にベルト27を掛け回しているから、エンジン15からの回転伝達機構を、中間軸等を介さずにベルト27の1本で構成でき、非常に簡単でメンテナンスが容易となり、また、ステップ11を開閉自在又は着脱自在に構成してオープンさせると、この点からも油圧無段変速装置22および伝達機構のメンテナンスが容易となり、また、コンバインの例では、油圧無段変速装置22が刈取部の後から側部に外れて位置するので穀稈搬送通路を広くして刈取性能を向上させ、また、油圧無段変速装置22は周囲を開放したステップ11の下方に設けられているので、前方からの冷却風で自然冷却され、温度上昇を防止する。また、ラジエターファン16からの冷却風も受けることができ、温度上昇を防止する。特に、ラジエターファン16の風が油圧無段変速装置22に向けて吹くように案内する風向き案内板31を設けているので、一層効果を高める。
【0010】図4〜図7の実施例では、油圧無段変速装置22は側面視走行装置3の上方とステップ11の間であってエンジン15のラジエター17側に配置して、略ステップ11の下方に位置させ、ラジエター17側に設けた油圧無段変速装置22の入力軸23の入力プーリ24とエンジン15のラジエター17側の出力軸25のプーリ26との間にベルト27を掛け回し、油圧無段変速装置22の入力軸23に別の出力プーリ52を設け、出力プーリ52と油圧無段変速装置22の前側のエアコンコンプレッサ53の入力プーリ54との間にベルト55を掛け回しているから、油圧無段変速装置22および伝達機構のメンテナンスが容易となり、また、油圧無段変速装置22およびエアコンコンプレッサ53は周囲を開放したステップ11の下方に設けられているので、前方からの冷却風で自然冷却されて、耐久性を向上させる。また、エアコンコンプレッサ53はステップ11の下方の機体フレーム1側に取付けられているから、エンジン15および油圧無段変速装置22からの振動の影響を受けず、取付強度を保持でき、エアコンコンプレッサ53自体の耐久性も向上させる。
【0011】図8〜図9の実施例では、エンジン15のラジエター17側の出力軸25にプーリ26とは別に脱穀装置42に回転を出力する出力プーリ56を設けているから、脱穀装置42への伝達機構のメンテナンスが容易になり、また、ベルト57はラジエターファン16とエンジン15の間に設けられているので、エンジン15の熱に晒されることなく、耐久性を向上させる。また、出力プーリ56に掛け回したベルト57は油圧無段変速装置22側に掛け回したベルト27と反対方向に向くので、出力軸25に掛かるモーメントを相殺し、エンジン15の捻じれを防止する。また、図10〜図13はの実施例では、油圧無段変速装置22のトラニオン軸70にアーム71の基部を固定状態に取付け、アーム71の先端にゴムブッシュ等の弾性部材72を介してピン73を挿通し、ピン73にリンク機構30の一部を構成する操作ロッド74およびニュウトラルロックメタル75を取付けているから、油圧無段変速装置22の振動を弾性部材72により遮断し、リンク機構30に伝わるのを防止できるので、油圧無段変速装置22付近の騒音を防止する。即ち、油圧無段変速装置22の周辺では「ビー」というような原因不明の騒音が発生していたが、これらは、油圧無段変速装置22のトラニオン軸70から発生する振動が原因であることが判明し、この騒音発生を防止した。
【0012】
【効果】本発明は、機体フレーム1の下方に位置する左右一対のクローラ2を有する走行装置3と、前記機体フレーム1の前側の上方一側に設けた作業者の立つステップ11を有する操縦部10と、操縦部10の後方であってラジエターファン16が外側に位置するように取付けたエンジン15と、該エンジン15の回転を前記走行装置3に無段階に変速して伝達する油圧無段変速装置22とを有する作業車において、前記油圧無段変速装置22は前記クローラ2と前記ステップ11との間に配置し、該油圧無段変速装置22の前記ラジエターファン16側に設けた入力軸23に、前記エンジン15の前記ラジエターファン16側に設けた出力軸25の回転を伝達するように構成した作業車の伝動装置としたものであるから、エンジン15からの回転伝達機構を、中間軸等を介さずにベルト27の1本で構成でき、非常に簡単でメンテナンスが容易となり、また、ステップ11を開閉自在又は着脱自在に構成してオープンさせると、油圧無段変速装置22および伝達機構のメンテナンスが容易となり、また、油圧無段変速装置22は周囲を開放したステップ11の下方に設けられているので、前方からの冷却風で自然冷却され、また、ラジエターファン16からの冷却風も受けることができ、温度上昇を防止し、耐久性を向上させる。また、コンバインの例にあっては、油圧無段変速装置22が刈取部の後から側部に外れて位置することにより、穀稈搬送通路を広くして刈取性能を向上させることができるという効果を奏する。




 

 


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