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発明の名称 マルチフィルム敷設機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−28212
公開日 平成9年(1997)2月4日
出願番号 特願平7−185772
出願日 平成7年(1995)7月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】林 孝吉
発明者 金井 洋一 / 小田切 元
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 トラクタの機体後部にロータリ作業機を連結し、該ロータリ作業機の耕耘爪とリヤカバーとの間に薬剤注入機を設け、更に、その後方にマルチフィルムの繰出部を配設したマルチフィルム敷設機であって、前記耕耘爪とマルチフィルムの繰出部との間に、前記耕耘爪の全幅に亘って鎮圧ローラを設けたことを特徴とするマルチフィルム敷設機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの機体後部に連結されるマルチフィルム敷設機に関するものであり、特に、土壌を消毒する薬剤注入機を備えたマルチフィルム敷設機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、土壌を消毒しながら圃場面へマルチフィルムを敷設する機械としては、例えば実開平7−30031号公報記載の装置が知られている。これは、ロータリの耕耘爪の後部に薬剤注入機を配置し、その後方にマルチフィルムの繰出部を設けてある。
【0003】そして、ロータリにて耕耘された土壌へ薬剤を注入し、消毒された土壌の表面へマルチフィルムを順次敷設していくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の装置は、圃場を耕耘しながら薬剤を注入していくが、耕耘された畝床には凹凸があり、マルチフィルムをきれいに敷設しにくい。特に、風がある場合にはマルチフィルムが畝床に密着せず、バタつきが生じて剥離し易くなる。
【0005】また、病虫害防止の薬剤は地表面から約150mm程度の浅い位置へ注入するのが効果的であるが、耕耘された畝床に凹凸があると薬剤が飛散して人体に悪影響を与えることがある。
【0006】そこで、圃場へ薬剤を注入してマルチフィルムを敷設するに際して、薬剤の飛散を防止するとともに、マルチフィルムの敷設作業性を向上させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、トラクタの機体後部にロータリ作業機を連結し、該ロータリ作業機の耕耘爪とリヤカバーとの間に薬剤注入機を設け、更に、その後方にマルチフィルムの繰出部を配設したマルチフィルム敷設機であって、前記耕耘爪とマルチフィルムの繰出部との間に、前記耕耘爪の全幅に亘って鎮圧ローラを設けたマルチフィルム敷設機を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。図1及び図2はマルチフィルム敷設機10を示し、トラクタの機体後部にロータリ作業機11を連結し、該ロータリ作業機11の耕耘爪12とリヤカバー13との間に薬剤注入機14を設ける。
【0009】この薬剤注入機14は、リヤカバー13の前後方向へ開穿されたスリット15へ挿通されており、左右方向へ並設されている耕耘爪12,12間に略等間隔で一列に配設されている。即ち、耕耘爪12の回転軌跡内に薬剤注入機14を配置したことにより、装置の全長を短縮することができる。尚、リヤカバー13にはスリット15を開穿してあるので、薬剤注入機14に干渉することなくリヤカバー13が回動できる。
【0010】また、ツールバー16の上部に電動ポンプ17を搭載し、タンク(図示せず)に充填された薬剤を汲み上げて前記薬剤注入機14へ圧送する。ツールバー16の後部には左右方向にサイドビーム18を設けてあり、その後方下部位置にマルチフィルムの繰出部19が設置されている。
【0011】該繰出部19にはマルチフィルム20のロールが装着され、トラクタに牽引されたマルチフィルム敷設機10の前進に伴って、該繰出部19からマルチフィルム20が繰り出されるように形成されている。このとき、マルチフィルム20のロールの後方に押さえローラ21を設け、この押さえローラ21をマルチフィルム20のロールへ軽く圧接させることにより、マルチフィルム20が安定的に繰り出されるようにしてある。
【0012】一方、前記耕耘爪12とマルチフィルムの繰出部19との間には、耕耘爪12の全幅に亘って鎮圧ローラ22が設けられている。該鎮圧ローラ22は、前記耕耘爪12で耕耘されながら薬剤を注入された土壌の表面を鎮圧し、畝床の凹凸をなくしてマルチフィルム20の敷設作業を容易且つ確実に行えるようにしている。
【0013】また、消毒された直後の土壌を鎮圧ローラ22で鎮圧することにより、注入された薬剤が地表面から浅い位置に均一に配分されるとともに、マルチフィルム20を敷設するまでの間に薬剤が飛散するのを防止することができる。尚、該鎮圧ローラ22はマルチフィルム敷設機10の自重を支えるとともにロータリ作業機11のゲージ輪としても作用し、別途ゲージ輪を備える必要がなくなるので装置の全長を短くすることができる。
【0014】更に、前記サイドビーム18の左右後方へアーム23,23を突設し、夫々のアーム23へ案内輪24と鎮圧輪25を設け、前記繰出部19から繰り出されたマルチフィルム20の左右両端をこの案内輪24と鎮圧輪25とで押さえる。該アーム23には覆土ディスク26とスポンジ輪27とが設けられており、マルチフィルム20の端部の処理方法によって覆土ディスク26とスポンジ輪27とを選択してセットする。
【0015】また、ツールバー16の左右前方位置に夫々排土ディスク28,28を設け、必要に応じてこの排土ディスク28を下方へ倒回して接地することにより、マルチフィルム20の端部に相当する位置へ連続的に作溝できるように形成してある。
【0016】ここで、当該マルチフィルム敷設機10により、圃場を消毒しながらマルチフィルム20を敷設していく場合は、圃場の一端部から他端部までを複数回往復して敷設作業を行う。1列目の敷設作業時は、前記左右のアーム23,23の双方に覆土ディスク26,26をセットし、スポンジ輪27,27は上方へ跳ね上げておく。また、左右の排土ディスク28,28も下方へ倒回してセットする。
【0017】この状態で、ロータリ作業機11の耕耘爪12により圃場を耕耘しながら、左右の排土ディスク28,28にてマルチフィルム20の両端部に相当する位置を連続的に作溝し、耕耘爪12によって耕耘された土壌へ薬剤注入機14にて薬剤を注入する。続いて、前記鎮圧ローラ22により土壌を鎮圧して凹凸をなくし、マルチフィルム20の敷設を容易に行えるようにする。
【0018】そして、繰出部19から繰り出されたマルチフィルム20は左右の案内輪24,24にて押圧され、前記排土ディスク28,28による作溝部位にマルチフィルム20の両端部が凹状に敷設され、この凹状部分へ覆土ディスク26,26にて土をかけた後に鎮圧輪25,25で鎮圧すれば、マルチフィルム20の左右両端は覆土された土によって固定される。
【0019】このようにして、1列目のマルチフィルム20が敷設された後に、当該マルチフィルム敷設機10を反転して2列目の敷設作業を行う。このときは、既に敷設されている1列目のマルチフィルム20の他端へ、新たに敷設するマルチフィルム20を重ね合せるので、1列目側のアーム23の覆土ディスク26を上方へ跳ね上げてスポンジ輪27をセットする。また、1列目側の排土ディスク28も上方へ跳ね上げておく。
【0020】そして、1列目のマルチフィルム20の覆土された部分を、2列目のマルチフィルム20の端部にて被蔽できるように敷設位置をセットし、1列目のときと同様にして、土壌を消毒しながらマルチフィルム20を敷設する。このとき、前記サイドビーム18の端部に装着されているロール29から接着テープ30を引き出し、1列目のマルチフィルム20と2列目のマルチフィルム20とをこの接着テープ30にて接着した後に、前記スポンジ輪27で押圧する。
【0021】一方、1列目のマルチフィルム20とは反対側の未敷設側の端部は、前記排土ディスク28によって作溝し、繰り出された2列目のマルチフィルム20の端部へ1列目と同様にして覆土ディスク26にて覆土する。
【0022】このようにして、複数列のマルチフィルム20を順次敷設していき、隣接するマルチフィルムを接着テープ30で接着していくことにより、圃場全面に亘って土壌の消毒とマルチフィルムの敷設とを連続的に行うことができる。
【0023】ここで、前記ロータリ作業機11のリヤカバー13は、耕耘された土壌の量によって上下へ回動するが、図3に示すように、リヤカバー13の下端部が上方へ跳ね上がったときに鎮圧ローラ22の前面へ当接し、該リヤカバー13の下端部の高さが鎮圧ローラ22の軸心より低くなるように設定してある。これは、耕耘された土壌の高さが鎮圧ローラ22の軸心より高くなった場合には、鎮圧ローラ22が回転しなくなって土押しするため、土壌の量が多くなったときにはリヤカバー13の回動を鎮圧ローラ22の軸心以下に規制し、該リヤカバー13によって土を押し付けることにより、耕耘された土壌の高さを鎮圧ローラ22の高さより低く抑えて、鎮圧可能な状態にするためである。
【0024】一方、図4及び図5に示すように、前記鎮圧ローラ22の両端部22a,22aを大径に形成すれば、夫々の両端部22a,22aによって地表面を押圧し、マルチフィルム20の両端部に相当する位置を連続的に作溝できる。また、接着テープ30にて接着する側は、覆土部分をマルチフィルム20の上面から押圧することにより締め固められ、接着テープ30の接着作業が容易になるとともに、排土ディスク28が不要となる。
【0025】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はロータリ作業機の耕耘爪とリヤカバーとの間に薬剤注入機を設け、更に、その後方に配設されたマルチフィルムの繰出部と前記耕耘爪との間に鎮圧ローラを設けてあるので、耕耘されながら薬剤を注入された土壌の表面を鎮圧することにより、畝床の凹凸をなくしてマルチフィルムの敷設作業が容易且つ確実に行われる。
【0027】また、消毒された直後の土壌を鎮圧ローラで鎮圧することにより、注入された薬剤が地表面から浅い位置に均一に配分されるとともに、マルチフィルムを敷設するまでの間に薬剤が飛散するのを防止することができる。
【0028】斯くして、圃場へ薬剤を注入してマルチフィルムを敷設する際の作業性が著しく向上する。




 

 


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