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発明の名称 コンバインの排穀オーガ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−54
公開日 平成9年(1997)1月7日
出願番号 特願平7−149143
出願日 平成7年(1995)6月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松永 孝義 (外1名)
発明者 河野 健治
要約 目的
排穀オーガが伸張した場合でもズーム筒内で各螺旋ボスの間にズームラセン駆動用の螺旋軸を露出させないコンバインの伸縮自在な排穀オーガを提供すること。

構成
ミドルチューブ15と該ミドルチューブ15に対して伸縮可能なアッパーチューブ16とからなる排穀オーガ12のアッパーチューブ16内部に内径の比較的小さい第一円筒部22と内径の比較的大きく、外周壁面に排穀用のラセン羽根17を備えた第二円筒部27とから構成されるオーガスライドユニット21を複数用意し、オーガスライドユニット21−1の第一円筒部22−1が隣接するオーガスライドユニット21−2の第二円筒部27−2内で摺動可能で、かつ第一円筒部21−1と第二円筒部27−2が分離できないように互いに連結する。そしてし、全ての連結されたオーガスライドユニット21はその中心軸に設けられた六角軸35により回転可能にする。
特許請求の範囲
【請求項1】 コンバインに設けられた基部チューブと該基部チューブに対して伸縮可能なズームチューブとからなる排穀オーガにおいて、該ズームチューブ内に内径の比較的小さい第一円筒部と内径の比較的大きく、外周壁面に排穀用のラセン羽根を備えた第二円筒部とから構成される一以上のオーガスライドユニットを、一つのオーガスライドユニットの第一円筒部が隣接するオーガスライドユニットの第二円筒部内で摺動可能で、かつ前記第一円筒部と第二円筒部が分離できないように互いに連結し、全ての連結されたオーガスライドユニットはその中心軸に設けられた回転軸により回転する構成を備えたことを特徴とするコンバインの排穀オーガ。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの排穀オーガに関するものであり、特にオーガのズーム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインの排穀オーガは図14に示すように伸縮自在な構成になっている。そして、排穀すべき位置にオーガ出口を配置するために排穀オーガを伸張し、また、排穀作業を行わないときには、排穀オーガを短縮させて格納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記図14に示すコンバインの排穀オーガは伸縮自在な構成になっているが、ズームオーガにおいて、ズームラセンを回転駆動させる螺旋軸60はオーガが伸張した場合にはズーム筒内で各螺旋ボスの間に露出する。したがって、螺旋軸60が露出しているので、穀粒が「脱っぷ」(籾の皮が取れて玄米になってしまうこと。)するという不都合がある。
【0004】本発明の目的は排穀オーガが伸張した場合でもズーム筒内で各螺旋ボスの間にズームラセン駆動用の螺旋軸を露出させないコンバインの伸縮自在な排穀オーガを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、次の構成によって達成される。すなわち、コンバインに設けられた基部チューブと該基部チューブに対して伸縮可能なズームチューブとからなる排穀オーガにおいて、該ズームチューブ内に内径の比較的小さい第一円筒部と内径の比較的大きく、外周壁面に排穀用のラセン羽根を備えた第二円筒部とから構成される一以上のオーガスライドユニットを、一つのオーガスライドユニットの第一円筒部が隣接するオーガスライドユニットの第二円筒部内で摺動可能で、かつ前記第一円筒部と第二円筒部が分離できないように互いに連結し、全ての連結されたオーガスライドユニットはその中心軸に設けられた回転軸により回転する構成を備えたことを特徴とするコンバインの排穀オーガである。
【0006】例えば、本発明はコンバインに設けられる基部チューブと該基部チューブに対して伸縮可能なズームチューブとからなる排穀オーガにおいて、該ズームチューブ内に内径の比較的小さい第一円筒部と内径の比較的大きく、外周壁面に排穀用のラセン羽根を備えた第二円筒部とからなり、第一円筒部の先端部を塞ぐ第一プレートと第一円筒部と第二円筒部との接続部の端部を塞ぐ第二プレートを設け、前記両プレートの中心部に多角形の穴を設け、第二円筒部の後端側の円周部は第一円筒部の先端部の第一プレートに設けた一以上の溝内を通過できる大きさの一以上のピンを設けたオーガスライドユニットと、前記オーガスライドユニットの第一円筒部を隣接するオーガスライドユニットの第二円筒部に前記溝とピンを介して挿入して連結し、全てのオーガスライドユニットの前記両プレートの中心部の多角形の穴を貫通する断面多角形の駆動用回転軸とを備えたコンバインの排穀オーガである。
【0007】また、本発明のズームチューブ(実施例ではアッパーチューブと言う)をズームさせたズームチューブの垂れ下がりを防止するため、基部チューブ(実施例ではミドルチューブと言う)のミドルメタル部分からその根元部までの長さを、ズームチューブの長さより長くしても良い。
【0008】また、本発明の排穀オーガは、そのズーム長を長くできるので、ズームさせた時、ズームチューブの先端が垂れ下がるおそれがある。そこで、ズームチューブの先端の垂れ下がりを防止し、ズームチューブの軸が基部チューブの軸と同芯状態になるように、基部チューブの外周部に当接させるローラをズームチューブに設け、該ローラの支持ロッドに圧縮スプリングを接続して、ズーム長を長くしたときに、該ローラでズームチューブを支持させることで、その伸張長さを従来のそれより長くできる構成を採用しても良い。
【0009】ズームチューブの内部に設けられる複数の排穀オーガユニットの中でズームチューブのほぼ中央部に位置するズームオーガユニットの外周部にズームチューブの内径にほぼ等しい直径の共振防止リングを設けると一番振幅の大きくなりやすい前記中央部での振動を防止できる。
【0010】また、排穀オーガはズームチューブの長さが変わるため、ズーム途中に振動の多いところがある。そこでこのような振動を少なくするため、オーガメタル受けを防振ゴム製にすることが望ましい。
【0011】
【作用】排穀オーガのズーム前後共に、断面多角形のラセン羽根駆動用回転軸をオーガスライドユニットが全面カバーしているため、従来の様に排穀用のラセン羽根の駆動用多角形回転軸の部分に穀粒が当接しない。したがって、脱っぷを防止できる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。
【0013】図1において、コンバインは、クローラ5を有する車台6上に、穀稈を刈取搬送する刈取装置7、この搬送される穀稈を受けて脱穀する脱穀装置8、脱穀された穀粒を収容するグレンタンク9、このグレンタンク9の底部の底部オ一ガ10によって後方へ排出される穀粒を上方へ移送する縦オーガ11及びこの上端部に連接されて水平方向へ穀粒を移送しうる排穀オーガ12、操縦席13等が設けられている。
【0014】縦オーガ11は旋回可能で、排穀オーガ12の水平方向の位置を決定することができ、また縦オーガ11の上端部には排穀オーガ12が伸縮シリンダ14によって上下方向に角度を変更することができる。縦オーガ11及び底部オーガ10が螺旋を内装している。
【0015】また、排穀オーガ12は縦オーガ11の上に連結するミドルチューブ15と、この先端側外周に嵌合して伸縮できるアッパーチューブ16とを有し、これらミドルチューブ15内には外周面にラセン17を有したラセン軸18を軸装し、アッパーチューブ16内には、ラセン軸18内に嵌挿して伸縮自在であり、かつラセン軸18の回転力が伝達される六角形状の回転軸35(以下、六転軸ということがある。)(図3参照)の角軸あるいはスプライン軸を軸装し、該ズームチューブ16と一体的に伸縮できる構成になっている。また、ズームチューブ16内には六角軸35に遊嵌されて、該六角軸35上をスライドできる複数のオーガスライドユニット21(図2参照)が設けられており、該オーガスライドユニット21の一部外周にはラセン羽根が設けられている。六角軸35は六角軸以外の多角軸あるいはスプライン軸で構成しても良い。
【0016】したがって、図1に示すグレンタンク9の底部の底部オ一ガ10によって穀粒はグレンタンク9の後方へ排出され、次に縦オーガ11及び排穀オーガ12によりコンバインの上方へ移送され、アッパーチューブ16先端の排出口19から排出される。
【0017】図2に本実施例の上記オーガスライドユニット21の斜視図を示す。オーガスライドユニット21は2つの内径の異なる円筒部を接続したもので構成されている。そして、内径の比較的小さい第一円筒部22の先端には円盤状のプレート23が溶接されている。この円形プレート23の中心部には六角軸35(図3参照)の外径と同一形状の正六角穴25が明けられており、また円形プレート23の円周部の対向する位置に一対の同一深さの溝26が設けられている。また、内径の比較的大きい第二円筒部27の内径は前記第一円筒部22の円形プレート23の外径とほぼ同一長さからなっている。そして、第二円筒部27の第一円筒部22との接続部側の側面は第一円筒部22を支持し、また六角軸35の外径と同一形状の正六角穴29が中心部に明けられたメタル板30が溶接されている。また、第二円筒部27の第一円筒部22との接続部側とは反対側の側面は開口されているが、その開口部31近傍の円筒壁面の対向する位置にピン33が2本設けられている。このピン33は径方向に円筒壁面を貫通して設けられ、このピン33の直径は前記円形プレート23の溝26の幅よりすこし小さい大きさとし、かつ円筒壁面の内側に対向する位置にそれぞれ突出しているピン33の長さは円形プレート23の溝26の深さより短くしている。また、第二円筒部27の外周にはラセン羽根34が設けられている。
【0018】そしてこのオーガスライドユニット21を図3の断面図(六角軸35は側面部を図示)に示すように複数個用意しておき、排穀オーガ12のミドルチューブ15(図3にはミドルチューブ15は図示せず)内で、六角形の六角軸35を挿入しながら連結する。
【0019】まず、1個目のオーガスライドユニット21−1をミドルチューブ15内に挿入し、六角軸35との位置関係が図3になるように、円形プレート23−1の六角穴25(図2)と第一円筒部22−1と第二円筒部27−1の接続部の壁面を構成するメタル板30−1の正六角穴29−1に挿入する。次に、2個目のオーガスライドユニット21−2の円形プレート23−2の一対の溝26(図2)を1個目のオーガスライドユニット21−1の第二円筒部27−1に設けられたピン33−1を通過させる。このままで2個目のオーガスライドユニット21−2の円形プレート23−2内の六角穴25−2に六角軸35を挿入しても2個目のオーガスライドユニット21−2の溝26と1個目のオーガスライドユニット21−1のピン33−1の位置が同一位置にあるので、抜けてしまう。そこで、2個目のオーガスライドユニット21−2を右または左に約60°回転させてから六角軸35に挿入すると2個目のオーガスライドユニット21−2の円形プレート23−2の溝26と1個目のオーガスライドユニット21−1のピン33−1の位置が合わなくなるので2個目のオーガスライドユニット21−2は1個目のオーガスライドユニット21−1から抜けなくなる。
【0020】2個目のオーガスライドユニット21−2の前記回転角度は60°でなくても1個目のオーガスライドユニット21−1のピン33−1の位置と2個目のオーガスライドユニット21−2の円形プレート23−2の溝26の位置が合わない位置であればどこでもよい。
【0021】その後、2個目のオーガスライドユニット21−2を六角軸35に押し込んで1個目のオーガスライドユニット21−1の位置まで移動して、3個目以降の必要な数のオーガスライドユニット21−1を同様に順次組つけていく。
【0022】また、図4、図5に示す本実施例の排穀オーガ12の全体の断面図、図4は前半分、図5は後半分を示す(ただし、ラセン17部分は側面からの視図である。)により、該排穀オーガ12のズーム機構を説明する。
【0023】排穀オーガ12の基部側面の中心部には図示しない駆動系に連結された4角形状の回転軸37に伝動メタル38が接続している。該伝動メタル38にラセン軸18が固着している。ラセン軸18には、図4の円形プレート23aが固着している。オーガユニット21aの第二円筒部27aとリング39が一体で、リング39と円形プレート23aは長手方向にスライド可能であり、リング39は第一円筒部22aの外周に設けられた溝41に端部が嵌まるボルト42で固定されている。なお、円形プレート23aは第一円筒部22aと一体成形されたものを使用している。
【0024】また、第一のオーガスライドユニット21a以下のスライドユニット21はアツパーチューブ16内に伸縮自在に設けられている。さらに、リング39とボルト42が第二円筒部27aに覆われていない部分にはラセン羽根が無いので、穀粒搬送力がなく、その長さLをできるだけ短くすることが肝要である。
【0025】第一のオーガスライドユニット21aの第一円筒部22aの外周は軸受43を介してアッパーチューブ16の端部内壁面とミドルチューブ15の端部外周面に挟まれている軸受けメタル45に支持されている。軸受けメタル45の長手方向の動きはリング39と円形プレート23aとで規制されている。
【0026】また、六角軸35(図3参照)はオーガスライドユニット21の第一円筒部22の円形プレート23の六角穴25(図2参照)とメタル板30の六角穴29内を貫通して、その端部は図5に示すように穀粒出口側のアッパーチューブ16の端部壁面に設けられた軸受46に支持されている。したがって、六角軸35はそのほぼ両端がアッパーチューブ16の両端部に支持されているので、アッパーチューブ16内の中心軸部に安定して配置されることになる。
【0027】また、図4に示す第二のオーガスライドユニット21bの第一円筒部22bの端部に設けられた円形プレート23bは第一のオーガスライドユニット21aの第二円筒部27aの側面開口部を閉鎖する側面板47に当接するだけである。また、第三のオーガスライドユニット21以下のオーガスライドユニット21が必要個数だけ図3で説明したような連結機構で連結される。そして、図5に示すように最終オーガスライドユニット21eの第二円筒部27eの側面開口部を閉鎖する側面メタル49がボルト50により六角軸35に設けられた溝51内に固定され、六角軸35の端部はメタル受け52にナット53により締め付け固定される。
【0028】したがって、排穀オーガ12の基部側面の4角形の回転軸37が図示しない駆動系により回転駆動されると、基部にあるラセン軸18から第一オーガスライドユニット21a、さらに第一オーガスライドユニット21aから六転軸35、第二オーガスライドユニット21bと順次最終オーガスライドユニット21eまでを回転させることができる。また、アッパーチューブ16をミドルチューブ15から引き出して、排穀オーガ12の長さを長くしても、六角軸35は常に第一円筒部22と第二円筒部27内にあるので、穀粒が六角軸35に当って脱っぷすることが無い。
【0029】上記排穀オーガ12を伸ばす場合を図6〜図8に示す。図6にはズーム前、図7にはズーム途中、図8にはズーム後の状態を示す。この場合にはアッパーチューブ16とともに六角軸35(図5参照)と最終オーガスライドユニット21eがスライドする。すると、最終オーガスライドユニット21eの円形プレート23e(図5参照)が穀粒搬送方向上手側の隣接するオーガスライドユニット21のピン33(図2、図3参照)に当接して当該オーガスライドユニット21がスライドする。その後、前記オーガスライドユニット21の円形プレート23がさらに搬送上手側のオーガスライドユニット21のピン33に当接してスライドする。これが順番におこなわれてアッパーチューブ16がミドルチューブ15上をスライドして伸びていく。
【0030】また、本実施例のオーガスライドユニット21の構成では、最終オーガスライドユニット21eと第一オーガスライドユニット21aの間の複数のオーガスライドユニット21を引き伸ばす時、図8にはズーム後の状態を示すように穀粒搬送方向下手側の間隔から広がっていく。
【0031】また、本実施例のオーガスライドユニット21の構成では、第一円筒部22の両端部にそれぞれ設けられた円形プレート23とメタル板30の両方の中心に六角穴25、29があるので、六角軸35がスライドする際にこれらの六角穴25、29に支持されて非常にスムーズにスライドでき、無理な力がかからないので耐久性も向上する。
【0032】また、上記排穀オーガ12を短くする場合を説明するが、この場合にはアッパーチューブ16とともに六角軸35と最終オーガスライドユニット21eが最初にスライドする。すると最終オーガスライドユニット21eの円形プレート23eが穀粒搬送方向上手側のオーガスライドユニット21のメタル板30に当接して当該オーガスライドユニット21がスライドする。その後、前記オーガスライドユニット21の円形プレート23がさらに穀粒搬送方向上手側のオーガスライドユニット21のメタル板30に当接してスライドする。これが順番におこなわれて収縮していく。
【0033】本実施例の排穀オーガ12において、ズームする順序がミドルメタル45(図4)から、より遠い所位置にあるオーガスライドユニット21からズームしていく。そのため、穀粒搬送時の障害となり、ミドルチューブ15からアッパーチューブ16への搬送穀粒の引き継ぎの難しいミドルメタル45部分に一番近い部分にある第二円筒部27aのスライドが最後に行われる。したがって、第二円筒部27aの外周に設けられたラセン17はミドルメタル45の近傍に最後まで存在することになり、搬送穀粒の引き継ぎの難しいミドルメタル45部分での穀粒の搬送を比較的スムーズに行うことができる。
【0034】図4〜図8などから明らかなように、本実施例の排穀オーガ12を伸ばすと、各々のオーガスライドユニット21の第二円筒部27の直径がその穀粒搬送方向下手側のオーガスライドユニット21の第一円筒部22の直径よりおおきいので、穀粒の流れを良くしている。
【0035】また、アッパーチューブ16をミドルチューブ15から引き出した場合、ミドルチューブ15とアッパーチューブ16の各軸が偏心することを防ぐために、従来は図11(図11(a)はアッパーチューブ16をミドルチューブ15側に縮めた状態の断面と一部側面を示す図、図11(b)はアッパーチューブ16をミドルチューブ15から引き出した状態の断面と一部側面を示す図)に示すように、アッパーチューブ16のミドルチューブ15側の基部にローラ63を設けてアッパーチューブ16の引き出し時の支持手段としていた。
【0036】従来は排穀オーガ12はそのズーム長さが短いものしかなかったので、図11(b)に示すようにアッパーチューブ16の最大引き出し時のミドルチューブ15の外周部へのローラ63の当接位置からミドルチューブ15端部までの長さlを短くしてもアッパーチューブ16の先端部がたわまなかった。
【0037】しかし、本実施例の排穀オーガ12は、そのズーム長を長くできるので、ズームさせた時、アッパーチューブ16の先端部がたわむおそれがある。
【0038】そこで、本実施例においては、アッパーチューブ16の先端の垂れ下がりを防止し、アッパーチューブ16の中心軸がミドルチューブ15の中心軸と同芯状態になるように、図9(アッパーチューブ16をミドルチューブ15側に縮めた状態の断面と一部側面を示す図)と図10(図10(a)は図9のローラ54部分の詳細図、図10(b)はアッパーチューブ16をミドルチューブ15から引き出した状態の断面と一部側面を示す図)に示すように、ミドルチューブ15の外周部に当接させるアッパーチューブ16に設けたローラ54のロッドに圧縮スプリング55を接続したものを利用した。そして、図10(b)に示すように、その圧縮スプリング55の最大伸張長さLは従来の長さl(図11(b)参照)より長くする構成を採用した。
【0039】図9と図10に示す構成からなるローラ54を用いる支持手段を用いてアッパーチューブ16をズームさせた時、ある距離まではそのままでおり、その後、アッパーチューブ16の動きと同じように動き、その結果、図11に示す従来のアッパーチューブ16へローラ63を固定した形式の支持手段に比べて本実施例のローラ54がアッパチューブ16を支持する距離が増え、アッパーチューブ16の先端部の垂れ下がりが防止できる。
【0040】また、ズームさせたアッパーチューブ16の垂れ下がりを防止するため、ミドルチューブ15のミドルメタル板45部分からその根元部までの長さを、アッパーチューブ16の長さより長くしても良い。
【0041】また、図12(アッパーチューブ16内の透視概略図)と図13(アッパーチューブ16をミドルチューブ15から部分的に引き出した状態の断面と一部側面を示す図)に示すようにアッパーチューブ16の内部に設けられる複数のズームオーガユニット21の中でアッパーチューブ16のほぼ中央部の位置するズームオーガユニット21の外周部にアッパーチューブ16の内径にほぼ等しい直径の共振防止リング57を設けると共振を防止することができる。また、共振防止リング57内周壁面と第二円筒部27の外周部壁面とのあいだには軸受58を設けることが望ましい。
【0042】一般に排穀オーガ12は、その中央部が一番振幅が大きく振動する。このため、アッパーチューブ16のほぼ中間部に共振防止リング57を設けると、該リング57の外周がアッパーチューブ16の内周壁面に当接しているため、排穀オーガ12の中心軸が振れず、該オーガ12全体の振動を防止できる。
【0043】また、排穀オーガ12はアッパーチューブ16の長さが変わるため、ズーム途中に振動の多いところがある。そこで、このような振動を少なくするため、図5に示すオーガメタル受け52をメタル製とし、これをアッパーチューブ16の壁面にボルト絞めしていたが、オーガメタル受け52とアッパーチューブ16の内壁面との間に防振ゴムを取り付けることが望ましい。
【0044】
【発明の効果】本発明のズームオーガによれば、ズームラセンを駆動する六角軸をズーム前後共に全面カバーしているため、六角軸に穀粒が当接せず、脱っぷを防止できる。




 

 


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