米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社啓文社製作所

発明の名称 搬送コンベアの育苗箱停止構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−56262
公開日 平成9年(1997)3月4日
出願番号 特願平7−214951
出願日 平成7年(1995)8月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 上梶迫 省志 / 西岡 久 / 涌田 忠雄 / 藤岡 烈
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 育苗箱(1)を搬送してくる搬送コンベア(2)に、所定位置で前記育苗箱(1)を止めるストッパー(15)を配置し、前記搬送コンベア(2)の搬送経路内への入り込み側にバネ(16)で付勢され、前記搬送経路から外側に変位自在で、前記搬送コンベア(2)の搬送下手側ほど前記搬送経路への入り込み量が大きくなる傾斜面を持つブレーキ部材(14)を、前記搬送コンベア(2)における前記ストッパー(15)の搬送上手側に配置して、前記搬送コンベア(2)によって搬送されてくる前記育苗箱(1)が、前記ブレーキ部材(14)に接当し減速されて、前記ストッパー(15)で止められるように構成してある搬送コンベアの育苗箱停止構造。
【請求項2】 前記ブレーキ部材(14)における搬送下手側部分に、前記ストッパー(15)を備えてある請求項1記載の搬送コンベアの育苗箱停止構造。
【請求項3】 育苗箱(1)を搬送してくる搬送コンベア(2)に、所定位置で前記育苗箱(1)を止める第1ストッパー(15)を配置し、前記搬送コンベア(2)の搬送経路内への入り込み側にバネ(16)で付勢され、前記搬送経路から外側に変位自在で、前記搬送コンベア(2)の搬送下手側ほど前記搬送経路への入り込み量が大きくなる傾斜面を持つ第1ブレーキ部材(14)を、前記搬送コンベア(2)における前記第1ストッパー(15)の搬送上手側に配置すると共に、前記搬送経路に入り込む停止位置、及び搬送経路から外側に出て育苗箱(1)の搬送を許す通過位置に変位自在な第2ストッパー(18)を、前記搬送コンベア(2)における前記第1ブレーキ部材(14)の搬送上手側に配置し、前記第1ブレーキ部材(14)が育苗箱(1)により搬送経路の外側に押し出されると、これに連動して前記第2ストッパー(18)が通過位置から停止位置に切換操作されるように、前記第1ブレーキ部材(14)と前記第2ストッパー(18)とを連係して、前記搬送コンベア(2)によって搬送されてくる前記育苗箱(1)が、前記第2ストッパー(18)を通過して前記第1ブレーキ部材(14)に接当し減速されて、前記第1ストッパー(15)で止められ、次に搬送されてくる育苗箱(1)が前記第2ストッパー(18)によって止められるように構成してある搬送コンベアの育苗箱停止構造。
【請求項4】 育苗箱(1)を搬送してくる搬送コンベア(2)に、所定位置で前記育苗箱(1)を止める第1ストッパー(15)を配置し、前記搬送コンベア(2)の搬送経路内への入り込み側にバネ(16)で付勢され、前記搬送経路から外側に変位自在で、前記搬送コンベア(2)の搬送下手側ほど前記搬送経路への入り込み量が大きくなる傾斜面を持つ第1ブレーキ部材(14)を、前記搬送コンベア(2)における前記第1ストッパー(15)の搬送上手側に配置すると共に、前記搬送コンベア(2)の搬送下手側ほど前記搬送経路への入り込み量が大きくなる傾斜面を持つ第2ブレーキ部材(17)を、前記搬送コンベア(2)における前記第1ブレーキ部材(15)の搬送上手側に配置し、前記第2ブレーキ部材(17)における搬送下手側部分に前記育苗箱(1)を止める第2ストッパー(18)を備えて、前記第2ブレーキ部材(17)及び第2ストッパー(18)を、前記搬送コンベア(2)の搬送経路内への入り込み側にバネ(20)で付勢されて前記搬送経路から外側に変位自在な作用位置、及び搬送経路から外側に出て育苗箱(1)の搬送を許す通過位置に変位自在に構成し、前記第1ブレーキ部材(14)が育苗箱(1)により搬送経路の外側に押し出されると、これに連動して前記第2ブレーキ部材(17)及び第2ストッパー(18)が通過位置から停止位置に切換操作されるように、前記第1ブレーキ部材(14)と前記第2ブレーキ部材(17)及び第2ストッパー(18)とを連係して、前記搬送コンベア(2)によって搬送されてくる前記育苗箱(1)が、前記第2ストッパー(18)を通過して前記第1ブレーキ部材(14)に接当し減速されて、前記第1ストッパー(15)で止められ、次に搬送されてくる育苗箱(1)が前記第2ブレーキ部材(17)に接当し減速されて、前記第2ストッパー(18)によって止められるように構成してある搬送コンベアの育苗箱停止構造。
【請求項5】 前記第1ブレーキ部材(14)における搬送下手側部分に、前記第1ストッパー(15)を備えてある請求項4記載の搬送コンベアの育苗箱停止構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稲や野菜等の農作物用の苗を成育させる育苗箱を搬送する搬送コンベアの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】育苗箱(播種後又は空)を搬送コンベアで搬送する場合、育苗箱を搬送コンベアの所定位置で停止させて、この搬送コンベアの所定位置から育苗箱を横に押し出したり上方に持ち上げたりして、育苗箱を別の位置や別の装置に移すことが多くある。この場合、搬送コンベアの所定位置で育苗箱を止める固定のストッパーを備える場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように搬送コンベアの所定位置で育苗箱を止める固定のストッパーを備えると、育苗箱がこのストッパーに衝突して停止する際の衝撃により、育苗箱内の土や種籾が一方に移動することがある。又、育苗箱が空の軽い状態であると、ストッパーに衝突する際の衝撃により育苗箱が飛ばされて、育苗箱が所定位置に正しく停止しないような状態になることがある。本発明は搬送コンベアの育苗箱停止構造において、育苗箱内の土や種籾が一方に移動したり育苗箱が飛ばされたりすることなく、育苗箱が搬送コンベアの所定位置に正しく停止するように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると例えば図5(イ)(ロ)に示すように、育苗箱1が搬送コンベア2により紙面右方に搬送されてきて所定位置に達すると、育苗箱1がブレーキ部材14に接触し擦るようにしてブレーキ部材14を押し退けていくのであり、ブレーキ部材14から育苗箱1に対して制動が掛けられる。このようにブレーキ部材14により減速されながら育苗箱1が、ストッパー15に達して所定位置で止められる。
【0005】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。請求項2の特徴によると例えば図4及び図5(イ)に示すように、ブレーキ部材14の搬送下手側部分にストッパー15が備えられているので、ブレーキ部材14がストッパー15の支持部材となって、ストッパー15の専用の支持部材が不要になる。
【0006】〔III〕請求項3の特徴によると例えば図5(イ)(ロ)に示すように、最初の育苗箱1が搬送コンベア2により紙面右方に搬送されてくると、搬送経路から外側に出た通過位置に位置している第2ストッパー18を、育苗箱1が通過して第1ブレーキ部材14に達する。これにより、育苗箱1が第1ブレーキ部材14に接触し擦るようにして第1ブレーキ部材14を押し退けていくのであり、第1ブレーキ部材14から育苗箱1に対して制動が掛けられる。そして、第1ブレーキ部材14により減速されながら育苗箱1が、第1ストッパー15に達して所定位置で止められる。
【0007】前述のようにして最初の育苗箱1が第1ブレーキ部材14を押し退けて止まると、例えば図5(ロ)(ハ)に示すように第1ブレーキ部材14の動作により、通過位置に位置している第2ストッパー18が停止位置に切換操作される。これにより、次に搬送されてきた育苗箱1が、第2ストッパー18によって止められて停止する。
【0008】〔IV〕請求項4の特徴によると例えば図5(イ)(ロ)に示すように、最初の育苗箱1が搬送コンベア2により紙面右方に搬送されてくると、搬送経路から外側に出た通過位置に位置している第2ブレーキ部材17及び第2ストッパー18を、育苗箱1が通過して第1ブレーキ部材14に達する。これにより、育苗箱1が第1ブレーキ部材14に接触し擦るようにして第1ブレーキ部材14を押し退けていくのであり、第1ブレーキ部材14から育苗箱1に対して制動が掛けられる。そして、第1ブレーキ部材14により減速されながら育苗箱1が、第1ストッパー15に達して所定位置で止められる。
【0009】前述のようにして最初の育苗箱1が第1ブレーキ部材14を押し退けて止まると、例えば図5(ロ)(ハ)に示すように第1ブレーキ部材14の動作により、通過位置に位置している第2ブレーキ部材17及び第2ストッパー18が停止位置に切換操作される。これにより次の育苗箱1が搬送されてくると、育苗箱1が第2ブレーキ部材17に接触し擦るようにして第2ブレーキ部材17を押し退けていくのであり、第2ブレーキ部材17から育苗箱1に対して制動が掛けられる。そして、第2ブレーキ部材17により減速されながら育苗箱1が、第2ストッパー18に達して止められる。
【0010】〔V〕請求項5の特徴によると、請求項4の場合と同様に前項〔IV〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。請求項5の特徴によると例えば図4及び図5(イ)に示すように、第1ブレーキ部材14の搬送下手側部分に第1ストッパー15が備えられているので、第1ブレーキ部材14が第1ストッパー15の支持部材となって、第1ストッパー15の専用の支持部材が不要になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(1)本発明を適用した育苗箱処理施設の全体を図3に示している。この育苗箱処理施設では育苗箱1を搬送してくる第1搬送コンベア2(搬送コンベアに相当)、育苗箱1の第1支持装置3及び第2支持装置4、育苗箱1の持ち上げ装置5、第1及び第2支持装置3,4の上部から育苗箱1を横方向に押し出す押し出し装置6、パレット7を搬送する第2搬送コンベア8、パレット7の昇降装置9を備えている。
【0012】この育苗箱処理施設の全体の流れの概略としては、播種の終了した育苗箱1が第1搬送コンベア2により図3の紙面左側から紙面右方に搬送されてきて、第1及び第2支持装置3,4の支持部31により、育苗箱1が所定の上下間隔で順次持ち上げられていく。所定個数(例えば5個)の育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の各々に支持されると、第1及び第2支持装置3,4の下部に位置する持ち上げ装置5の支持部35が上方に移動して、第1及び第2支持装置3,4の支持部31に支持されている育苗箱1が、持ち上げ装置5の支持部35により、直接に積み重ねられながら第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられる。
【0013】次に、積み重ねられた育苗箱1が押し出し装置6によって、第1及び第2支持装置3,4の上部から横方向(図3の紙面上方)に、横長の平板状の支持部10a,10bに沿って押し出される。昇降装置9によってパレット7が支持部10a,10bの下側近傍にまで上昇操作されており、以上の操作が繰り返されて積み重ねられた育苗箱1が所定組数(例えば6組)だけ支持部10a,10bに支持されると、支持部10a,10bがスライド操作されて、所定組数の積み重ねられた育苗箱1がパレット7に落下供給される。
【0014】所定組数の積み重ねられた育苗箱1がパレット7に落下供給されると、昇降装置9によりパレット7が下降操作されて、再び所定組数の積み重ねられた育苗箱1がパレット7に落下供給されると言う操作が繰り返される。以上のようにしてパレット7に所定個数の育苗箱1が積み重ねられると、このパレット7が第2搬送コンベア8に沿って図3の紙面右方に搬送されるのであり、フォークリフト(図示せず)等により、育苗箱1が積み重ねられたパレット7が第2搬送コンベア8から取り出され、緑化室(図示せず)に運ばれる。
【0015】(2)第1搬送コンベア2では、搬送されてくる育苗箱1を第1及び第2支持装置3,4の位置で停止させる構造を備えており、次にこの構造及び第1搬送コンベア2の構造について説明する。図4及び図1に示すように第1搬送コンベア2は、横向きに配置される一対のフレーム11の両側に、育苗箱1を搬送する一対のチェーン12を回転自在に巻回し、チェーン12を回転駆動するモータ13を備えて構成されており、播種の終了した育苗箱1が図4及び図1の紙面左側から紙面右方に搬送される。
【0016】図4及び図5(イ)に示すように、後述する第1支持装置3の位置においてフレーム11の横軸芯P1周りに、平板状で天秤状の第1ブレーキ板14(ブレーキ部材及び第1ブレーキ部材に相当)が上下揺動自在に支持され、第1ブレーキ板14の紙面右端部(搬送下手側部分)に、棒材をL字状に折り曲げた一対の第1ストッパー15(ストッパーに相当)が固定されており、バネ16により第1ブレーキ板14が紙面反時計方向(第1ストッパー15の上方への突出側)に付勢されている。これにより図5(イ)に示すように育苗箱1がこの位置に無い状態において、バネ16の付勢力により、第1ブレーキ板14及び第1ストッパー15が第1搬送コンベア2の搬送経路内に入り込んでおり、第1搬送コンベア2の搬送下手側ほど第1ブレーキ板14が搬送経路内に大きく入り込む状態となっている。
【0017】第1ブレーキ板14の搬送上手側で後述する第2支持装置4の位置においてフレーム11の横軸芯P2周りに、平板状の第2ブレーキ板17(第2ブレーキ部材に相当)が上下揺動自在に支持され、第2ブレーキ板17の紙面右端部(搬送下手側部分)に、L字状の第2ストッパー18が備えられており、バネ19により第2ブレーキ板17が紙面時計方向(第2ブレーキ板17及び第2ストッパー18の下方への退入側)に付勢されている。第2ブレーキ板17における第2ストッパー18側の裏面に、バネ20が固定されている。これにより図5(イ)に示すように育苗箱1がこの位置に無い状態において、バネ19の付勢力により、第2ブレーキ板17及び第2ストッパー18が第1搬送コンベア2の搬送経路から下方に退入した通過位置に位置している。
【0018】(3)以上の構成により、図5(イ)に示すように育苗箱1が無い状態において、最初の育苗箱1が第1搬送コンベア2により紙面右方に搬送されてくると、下方の通過位置に位置している第2ブレーキ板17及び第2ストッパー18の上を通過して、第1ブレーキ板14に達する。この場合、第1ブレーキ板14が搬送経路内に傾斜部として入り込んでおり、育苗箱1が第1ブレーキ板14に接触し擦るようにして、第1ブレーキ板14を押し下げていくので、育苗箱1に制動が掛かるのであり、図5(ロ)に示すように育苗箱1が第1ストッパー15に達して止められる。
【0019】最初の育苗箱1が第1ブレーキ板14を押し下げて止まると、図5(ロ)に示すように第1ブレーキ板14の紙面時計方向の揺動により、第1ブレーキ板14の端部がバネ20を押し上げるので、通過位置に位置している第2ブレーキ板17が上方に揺動する。これにより、第2ブレーキ板17及び第2ストッパー18が通過位置から、搬送経路内に入り込む作用位置に切換操作されるのであり、第1搬送コンベア2の搬送下手側ほど第2ブレーキ板17が搬送経路内に大きく入り込む状態(傾斜部)となる。これにより、図5(ロ)(ハ)に示すように第1搬送コンベア2により次の育苗箱1が搬送されてくると、育苗箱1が第2ブレーキ板17に接触し擦るようにして、第2ブレーキ板17を押し下げていくので、育苗箱1に制動が掛かるのであり、育苗箱1が第2ストッパー18に達して止められる。
【0020】(4)次に第1及び第2支持装置3,4並びに持ち上げ装置5について説明する。図1,2,6に示すように、第1搬送コンベア2における第1ブレーキ板14及び第1ストッパー15の上方に第1支持装置3が配置され、第2ブレーキ板17及び第2ストッパー18の上方に第2支持装置4が配置されており、図1に示す第1支持装置3の紙面右側、第2支持装置4の紙面左側、第1及び第2支持装置3,4の間に、持ち上げ装置5が配置されている。
【0021】第1搬送コンベア2の両横外側の下部に一対の第1支持軸21、両横外側の上部に一対の第2支持軸22が、第1及び第2支持装置3,4に亘って配置されており、下部の一対の第1支持軸21に亘りベベルギヤ23により咬合する駆動軸24、及び駆動軸24を駆動するモータ26、上部の一対の第2支持軸22に亘りベベルギヤ23により咬合する駆動軸25、及び駆動軸25を駆動するモータ27が備えられている。
【0022】下部の第1支持軸21に駆動スプロケット28が固定され、上部の第2支持軸22に誘導スプロケット29が相対回転自在に外嵌されており、駆動スプロケット28及び誘導スプロケット29に亘りチェーン30が巻回されている。チェーン30に所定の上下間隔を置いて支持部31が取り付けられている。支持部31は蝶番状に構成されて、図6及び図2に示す横向きの姿勢からチェーン30の横軸芯P3周りに上方に揺動可能であるが、この横向きの姿勢から下方には揺動しないように構成されており、支持部31の上下間隔は育苗箱1の上下幅の2倍以上に設定されている。以上のように、チェーン30及び支持部31等により第1及び第2支持装置3,4が構成されるのであり、育苗箱1の対向する一対の横辺部分に、第1及び第2支持装置3,4の支持部31が配置される。
【0023】下部の第1支持軸21に誘導スプロケット33が相対回転自在に外嵌され、上部の第2支持軸22に駆動スプロケット32が固定されており、駆動スプロケット32及び誘導スプロケット33に亘りチェーン34が巻回されている。第1搬送コンベア2の両側のチェーン34に亘り横長の平板状の支持部35が架設されている(第1及び第2支持装置3,4の間のチェーン34には一対の支持部35が架設される)。支持部35は図9に示す横向きの姿勢からチェーン34の横軸芯P4周りに上方に揺動可能であるが、この横向きの姿勢から下方には揺動しないように構成されている。以上のように、チェーン34及び支持部35等により持ち上げ装置5が構成されるのであり、図1及び図6に示すように育苗箱1において前述とは異なる対向した一対の横辺部分に、持ち上げ装置5の支持部35が配置される。
【0024】(5)以上の構造により、前項(3)の説明及び図5(イ)(ロ)(ハ)に示すように、第1搬送コンベア2により育苗箱1が搬送されてきて、2個の育苗箱1が第1搬送コンベア2の第1及び第2ストッパー15,18の位置で停止すると、図17に示すようにモータ26により第1及び第2支持装置3,4のチェーン30が上向きに回転駆動されて、第1及び第2支持装置3,4の支持部31により第1搬送コンベア2の2個の育苗箱1が同時に持ち上げられる。そして、次の2個の育苗箱1が第1搬送コンベア2の第1及び第2ストッパー15,18の位置で停止すると、前述と同様にして第1及び第2支持装置3,4の支持部31により2個の育苗箱1が同時に持ち上げられていく。
【0025】このようにして、育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の支持部31により持ち上げられていく際、持ち上げ装置5の支持部35は図17に示す位置で停止している。従って、育苗箱1が持ち上げ装置5の支持部35に下側から当たることになるが、持ち上げ装置5の支持部35は上方に揺動可能なので、育苗箱1が持ち上げられる際に持ち上げ装置5の支持部35が上方に逃げて、育苗箱1が持ち上げ装置5の支持部35を支障なく通過していく。
【0026】図1,2,6,9に示すように、第1及び第2支持装置3,4のチェーン30の間に、上下向きのガイド板36が配置され、持ち上げ装置5の支持部35の位置にも、上下向きのガイドレール37が配置されている。これにより、前述のようにして第1及び第2支持装置3,4の支持部31により育苗箱1が持ち上げられていく際に、育苗箱1の位置が前後左右にズレることはない。
【0027】以上のようにして、所定個数(例えば5個)の育苗箱1が図18に示すように第1及び第2支持装置3,4の支持部31に支持されると、モータ27により持ち上げ装置5のチェーン34が上向きに回転駆動されて、持ち上げ装置5の支持部35が第1及び第2支持装置3,4の上部にまで上昇する。これにより、先ず第1及び第2支持装置3,4の最下端の支持部31の育苗箱1が、持ち上げ装置5の支持部35により支持されて持ち上げられ、第1及び第2支持装置3,4における上方の支持部31の育苗箱1が、順次直接に積み重ねられながら、持ち上げ装置5の支持部35により持ち上げられていく。これにより、図18に示すように第1及び第2支持装置3,4の上部において、持ち上げ装置5の支持部35により、所定個数の育苗箱1が直接に積み重ねられて支持される状態となる。
【0028】このようにして、育苗箱1が持ち上げ装置5の支持部35により持ち上げられていく際、育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の支持部31に下側から当たることになるが、第1及び第2支持装置3,4の支持部31は上方に揺動可能なので、育苗箱1が持ち上げられる際に第1及び第2支持装置3,4の支持部31が上方に逃げて、育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の支持部31を支障なく通過していく。図1,2,6,9に示すガイド板36及びガイドレール37により、持ち上げ装置5の支持部35により育苗箱1が持ち上げられていく際に、育苗箱1の位置が前後左右にズレることはない。
【0029】以上のようにして、所定個数の育苗箱1が直接に積み重ねられた状態で第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられると、図19に示すように押し出し装置6によって、積み重ねられた育苗箱1が積み重ね状態のままで支持部10a,10bに押し出される。この間においても、第1搬送コンベア2の第1及び第2ストッパー15,18の位置に育苗箱1が搬送されてきて、第1及び第2支持装置3,4の支持部31により育苗箱1が持ち上げられていく。
【0030】(6)次に、押し出し装置6及び支持部10a,10bについて説明する。図2,8,10に示すように、第1及び第2支持装置3,4の上部から横向きに第2搬送コンベア8の上方まで、3本の支持フレーム38が配置されている。横長の平板状の一対の支持部10aが中央及び図10の紙面右側の支持フレーム38に、紙面左右方向にスライド自在に支持されて、一対の連係板39により、支持板10aの両端どうしが連結されており、操作シリンダ40により一対の支持板10aをスライド操作する。
【0031】横長の平板状の一対の支持部10bが中央及び図10の紙面左側の支持フレーム38に、紙面左右方向にスライド自在に支持されて、一対の連係板41により支持板10bの両端どうしが連結されており、操作シリンダ42により一対の支持板10bをスライド操作する。
【0032】図2,7,12に示すように、支持フレーム38に亘り一本の駆動軸43が支持されて、駆動軸43を回転駆動するモータ44が備えられており、駆動軸43の両端に備えられた駆動スプロケット45と、両側の支持フレーム38に備えられた誘導スプロケット46とに亘り、一対のチェーン47が巻回されている。両側のチェーン47に亘り6本の横長状の押し操作板48が架設され、一つの押し操作板48に4つの押し部48aが備えられて、押し出し装置6が構成されている。
【0033】図2,3,14,15に示すように、第2搬送コンベア8において支持フレーム38の下方の部分に、パレット7の昇降台49が配置されており、昇降台49を支持するX字状の支持リンク機構50、及び支持リンク機構50を昇降操作する昇降シンンダ51が備えられている。以上のように昇降台49、支持リンク機構50及び昇降シリンダ51により、昇降装置9が構成されている。
【0034】(7)以上の構造により、空のパレット7が第2搬送コンベア8によって、図16(イ)に示すように紙面左側から紙面右方に搬送されてくると、第2搬送コンベア8に備えられたフック状のストッパー52によりパレット7が止められて、図14に示すように昇降台49により空のパレット7が、押し出し装置6の下側近傍にまで持ち上げ操作される。
【0035】前項(5)の記載及び図18に示すようにして、積み重ねられた育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられると、図19及び図13に示すように押し出し装置6が作動して押し操作板48により、第1及び第2支持装置3,4の上部の積み重ねられた育苗箱1が、支持部10a,10bに沿って図19の紙面右方に押し出されて、積み重ねられた育苗箱1がパレット7の紙面左側上方に達すると、押し出し装置6が一度停止する。
【0036】この間においても、前項(5)に記載のように第1及び第2支持装置3,4、持ち上げ装置5により、育苗箱1が直接に積み重ねられながら、第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられてくる。これにより、次の積み重ねられた育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられると、押し出し装置6が作動してこの次の積み重ねられた育苗箱1が、支持部10a,10bに沿って図20の紙面右方に押し出され、この次の積み重ねられた育苗箱1がパレット7の紙面左側上方に達すると、押し出し装置6が再び停止する。この場合、前回の積み重ねられた育苗箱1も押し出し装置6によって同様に押し出されるのであり、この前回の積み重ねられた育苗箱1はパレット7の紙面中央上方に位置する。
【0037】そして、図20に示すように次の積み重ねられた育苗箱1が第1及び第2支持装置3,4の上部に持ち上げられると、前述と同様に押し出し装置6が作動してこの次の積み重ねられた育苗箱1が、支持部10a,10bに沿って紙面右方に押し出され、この次の積み重ねられた育苗箱1がパレット7の紙面左側上方(図21参照)に達すると、押し出し装置6が再び停止する。この場合、前回及び前前回の積み重ねられた育苗箱1も押し出し装置6によって同様に押し出されるのであり、前回の積み重ねられた育苗箱1はパレット7の紙面中央上方に位置し、前前回の積み重ねられた育苗箱1はパレット7の紙面右側上方に位置する。
【0038】以上のようにして図21に示すように、6組の積み重ねられた育苗箱1が支持部10a,10bに支持されると、図11に示すように操作シリンダ40,42が収縮作動して、一対の支持部10aが図11の紙面右方にスライド操作され、一対の支持部10bが図11の紙面左方にスライド操作されて、支持部10a,10bが支持フレーム38内に入り込む。これにより図22に示すように、6組の積み重ねられた育苗箱1が支持部10a,10bから同時に落下して、下方のパレット7に載置される。
【0039】このように6組の積み重ねられた育苗箱1が支持部10a,10bに支持された場合、押し出し装置6が少しだけ逆向きに作動して停止し、押し操作板48の押し部48aを積み重ねられた育苗箱1から離すようにしている。これにより、押し操作板48の押し部48aが積み重ねられた育苗箱1に接触した状態で、積み重ねられた育苗箱1を支持部10a,10bから落下させた際に、押し部48aとの接触によって積み重ねられた育苗箱1が斜めに傾いて落下する状態を未然に防止している。
【0040】以上のようにして、6組の積み重ねられた育苗箱1がパレット7に載置されると、図23に示すように昇降装置9によりパレット7が、積み重ねられた育苗箱1の高さ以上に下降操作され再び上昇操作されて、積み重ねられた育苗箱1の上端が支持部10a,10bの少し下側に達する位置で昇降装置9が停止する。
【0041】次に前述と同様にして支持部10a,10bに6組の積み重ねられた育苗箱1が支持されると、6組の積み重ねられた育苗箱1が支持部10a,10bから同時に落下されて、下方のパレット7に載置されている育苗箱1の各上部に載置され、パレット7が前述と同様にして下降操作される。そして、以上の操作が所定回数だけ繰り返されて、パレット7に育苗箱1が積み重ねられて載置される。
【0042】図24に示すようにパレット7に育苗箱1が積み重ねられて載置されると、昇降装置9によりパレット7が第2搬送コンベア8に載置され、図16(ロ)に示すように操作シリンダ53によりストッパー52が下方に揺動操作されて、パレット7が第2搬送コンベア8により紙面右方に搬送されるのであり、この育苗箱1が積み重ねられたパレット7がフォークリフト(図示せず)等により、緑化室(図示せず)に運ばれる。そして、次の空のパレット7が第2搬送コンベア8により昇降台49の位置まで搬送されて、前述と同様に図17に示すように昇降装置9により空のパレット7が、押し出し装置6の下側近傍にまで持ち上げ操作されて、前述の操作が繰り返されて、このパレット7に育苗箱1が積み重ねられる。
【0043】〔発明の実施の別形態〕図4の形態であると、第1及び第2ブレーキ板14,17を第1搬送コンベア2の下側に配置して、育苗箱1により第1及び第2ブレーキ板14,17が押し下げられるように構成しているが、第1及び第2ブレーキ板14,17を第1搬送コンベア2の横側に配置して、育苗箱1により第1及び第2ブレーキ板14,17が横外側に押し出されるように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の特徴によると搬送コンベアの育苗箱停止構造において、ブレーキ部材により育苗箱に制動を掛けることにより、減速しながら育苗箱がストッパーに達して停止するように構成して、育苗箱がストッパーに衝突する際の衝撃を抑えているので、育苗箱内の土や種籾が一方に移動したり育苗箱が飛ばされたりすることなく、育苗箱を搬送コンベアのストッパーの所定位置に正しく停止させることができるようになった。
【0045】請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えている。請求項2の特徴によると、ブレーキ部材がストッパーの支持部材に兼用されてストッパーの専用の支持部材が不要になるので、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
【0046】請求項3の特徴によると搬送コンベアの育苗箱停止構造において、第1ブレーキ部材により育苗箱に制動を掛けることにより、減速しながら育苗箱が第1ストッパーに達して停止するように構成して、育苗箱が第1ストッパーに衝突する際の衝撃を抑えているので、育苗箱内の土や種籾が一方に移動したり育苗箱が飛ばされたりすることなく、育苗箱を搬送コンベアの第1ストッパーの所定位置に正しく停止させることができるようになった。搬送コンベアにおいて、第1ストッパーの手前に第2ストッパーを配置することにより、育苗箱を搬送方向に沿って並べて2個停止させる場合、通過位置にある第2ストッパーが第1ブレーキ部材の動作により自動的に停止位置に切換操作されるので、第2ストッパーを停止位置に切換操作する専用のモータ等が不要になって、構造の簡素化の面で有利である。
【0047】請求項4の特徴によると搬送コンベアの育苗箱停止構造において、第1ブレーキ部材により育苗箱に制動を掛けることにより、減速しながら育苗箱が第1ストッパーに達して停止するように構成して、育苗箱が第1ストッパーに衝突する際の衝撃を抑えているので、育苗箱内の土や種籾が一方に移動したり育苗箱が飛ばされたりすることなく、育苗箱を搬送コンベアの第1ストッパーの所定位置に正しく停止させることができるようになった。搬送コンベアにおいて、第1ストッパーの手前に第2ブレーキ部材及び第2ストッパーを配置することにより、育苗箱を搬送方向に沿って並べて2個停止させる場合、通過位置にある第2ブレーキ部材及び第2ストッパーが第1ブレーキ部材の動作により自動的に停止位置に切換操作されるので、第2ブレーキ部材及び第2ストッパーを停止位置に切換操作する専用のモータ等が不要になって、構造の簡素化の面で有利である。第2ブレーキ部材により育苗箱に制動を掛けることにより、減速しながら育苗箱が第2ストッパーに達して停止するように構成して、育苗箱が第2ストッパーに衝突する際の衝撃を抑えているので、育苗箱内の土や種籾が一方に移動したり育苗箱が飛ばされたりすることなく、育苗箱を搬送コンベアの第2ストッパーの所定位置に正しく停止させることができるようになった。
【0048】請求項5の特徴によると、請求項4の場合と同様に前述の請求項4の「発明の効果」を備えている。請求項5の特徴によると、第1ブレーキ部材が第1ストッパーの支持部材に兼用されて、第1ストッパーの専用の支持部材が不要になるので、構造の簡素化の面でさらに有利なものとなる。
【0049】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013