米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社クボタ

発明の名称 コンバインの脱穀装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−56250
公開日 平成9年(1997)3月4日
出願番号 特願平7−213083
出願日 平成7年(1995)8月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 河野 嘉之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 揺動選別装置(12)の終端部に臨んで形成された排塵口(17)を縮小遮蔽可能な遮蔽体(34)を設けてあるコンバインの脱穀装置であって、前記遮蔽体(34)の高さ寸法を変更調節可能に構成してあるコンバインの脱穀装置。
【請求項2】 前記遮蔽体(34)を構成するに、前記排塵口(17)の左右両端部にわたる遮蔽板(35)を設け、この遮蔽板(35)の下端部に複数の棒材(36)を、左右に所定のピッチで下向きに延設し、各棒材(36)の前記遮蔽板(35)の下端からの突出長さをそれぞれ変更調節可能に構成してある請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
【請求項3】 前記複数の棒材(36)を、横方向にそれぞれ位置変更調節自在に前記遮蔽板(35)に設けてある請求項2記載のコンバインの脱穀装置。
【請求項4】 揺動選別装置(12)の終端部に臨んで形成された排塵口(17)を縮小遮蔽可能な遮蔽体(34)を設けてあるコンバインの脱穀装置であって、前記遮蔽体(34)を構成するに、前記排塵口(17)の左右両端部にわたる遮蔽板(35)を設け、この遮蔽板(35)の下端部に複数の棒材(36)を、左右に所定のピッチで各別に着脱自在に下向きに延設してあるコンバインの脱穀装置。
【請求項5】 各棒材(36)の前記遮蔽板(35)の下端からの突出長さをそれぞれ変更調節可能に構成してある請求項4記載のコンバインの脱穀装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動選別装置の終端部に臨んで形成された排塵口を遮蔽可能な遮蔽体を設けてあるコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインの脱穀装置では、遮蔽体の高さ寸法を一定値に固定してあった〔例えば特開平4‐84825号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれば、遮蔽体の高さ寸法を一定値に固定してあったために、遮蔽縮小後の排塵口の大きさは、処理物の性状にかかわらず常に一定になり、例えば乾燥がすすんでいるといった性状の場合では、排塵口の大きさが大きすぎて3番ロスが多く出やすく、一方、ワラ屑が多く出やすいといった性状の場合では、排塵口の大きさが小さすぎてワラ屑が内部に溜まってしまい、回収部の穀粒にワラ屑が混入しやすいという問題があった。
【0004】本発明の目的は、処理物の性状に合わせて排塵口からの排出処理を行うことができるようにして、選別制度を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記載したコンバインの脱穀装置において、前記遮蔽体の高さ寸法を変更調節可能に構成してあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1にかかる発明において、前記遮蔽体を構成するに、前記排塵口の左右両端部にわたる遮蔽板を設け、この遮蔽板の下端部に複数の棒材を、左右に所定のピッチで下向きに延設し、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ変更調節可能に構成してあることにある。
【0007】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求項2にかかる発明において、前記複数の棒材を、横方向にそれぞれ位置変更調節自在に前記遮蔽板に設けてあることにある。
【0008】請求項4にかかる発明の特徴構成は、前記遮蔽体を構成するに、前記排塵口の左右両端部にわたる遮蔽板を設け、この遮蔽板の下端部に複数の棒材を、左右に所定のピッチで各別に着脱自在に下向きに延設してあることにある。
【0009】請求項5にかかる発明の特徴構成は、請求項4にかかる発明において、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ変更調節可能に構成してあることにある。
【0010】〔作用〕請求項1の構成によれば、前記遮蔽体の高さ寸法を変更調節可能に構成してあるから、例えば処理物が、乾燥がすすんでいるといった性状(以下第1の性状と称する)の場合、遮蔽体の高さ寸法を高く設定して、遮蔽縮小後の排塵口の大きさを小さくすることで、3番ロスが多く出るのを回避でき、また処理物が、ワラ屑が多く出やすいといった性状(以下、第2の性状と称する)の場合、遮蔽体の高さ寸法を低く設定して、遮蔽縮小後の排塵口の大きさを大きくすることで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0011】請求項2の構成によれば、前記第1の性状の場合、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ長めに設定することで、3番ロスが多く出るのを回避でき、前記第2の性状の場合、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ短めに設定することで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0012】請求項3の構成によれば、前記第1の性状の場合、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ長めに設定し、かつ、機体の左右方向で唐箕風量が多くなりやすい箇所(例えば左右の側板側)に各棒材を多めに配置することで、3番ロスが多く出るのを回避でき、前記第2の性状の場合、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ短めに設定し、かつ、機体の左右方向で唐箕風量が多くなりやすい箇所に各棒材を少なめに配置することで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0013】請求項4の構成によれば、前記第1の性状の場合、棒材の数を多くすることで、3番ロスが多く出るのを回避でき、前記第2の性状の場合、棒材の数を少なくすることで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0014】請求項5の構成によれば、前記第1の性状の場合、棒材の数を多くし、かつ、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ長くすることで、3番ロスが多く出るのを回避でき、前記第2の性状の場合、棒材の数を少なくし、各棒材の前記遮蔽板の下端からの突出長さをそれぞれ短めに設定することで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0015】〔効果〕従って、請求項1ないし5の構成によれば、処理物の性状に合わせて排塵口からの排出処理を行うことができ、選別精度を向上させることができた。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に自脱型コンバインを示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた機体フレーム2上に脱穀装置3を搭載するとともに、縦搬送装置4を備える刈取前処理部5を、機体前部に昇降自在に連結し、刈取前処理部5の右横側に搭乗運転部6を設けて構成してある。
【0017】図2に示すように前記脱穀装置3は、刈取前処理部5で刈り取られた穀稈を、フィードチェーンFCで後方に搬送される途中で扱処理するように、上部に前後軸心周りに回転駆動される扱胴8を軸支した扱室9を設けて脱穀部を構成するとともに、扱胴8の下方に張設された受網10から漏下してくる処理物を選別処理する選別部11を配設した構造となっている。
【0018】前記選別部11は、漏下処理物を後方に揺動移送しながら篩い選別してワラ屑類を装置後端の排塵口17から機外に排出する揺動選別装置12、この揺動選別装置12に後方に向かう選別風を供給する唐箕13、選別漏下される穀粒を回収してタンク(図示せず)に貯溜するスクリュー搬送式一番物回収部14、下方に落下する二番物を回収して揺動選別装置12の移送方向上手側に還元させるスクリュー搬送式二番物回収部15、揺動選別装置12の上方から塵埃を吸引して機外に排出する排塵ファン18等で構成してある。
【0019】前記揺動選別装置12は、扱室9から漏下した処理物を開度調節自在なチャフシーブ19で受け止めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別部20、この粗選別部20から漏下した選別処理物を揺動移送しながら穀粒と二番物とに選別する精選別部21を揺動選別ケース16に設けて構成してある。図7に示すように、前記チャフシーブ19は夫々横軸芯周りで揺動調節自在な複数のチャフ板19aを並列配備して成り、各チャフ板19aはワイヤを介して電動モータM1により一体的に揺動作動して、処理物の漏下開度を変更調節できるよう構成してある。また、前記チャフシーブ19の終端部後方で処理物の移送方向下手側に延びるワラ屑移送用のストローラック22を、唐箕13の選別風を下方から受けながら作動するように配設して、排ワラ屑を前記排塵口17から機体外方に排出させるよう構成してある。
【0020】図2及び図7に示すように、前記チャフシーブ19の上方には、チャフシーブ19の上部における処理物の層厚さを脱穀処理量のデータとして検出する処理物量検出センサS2を設け、この検出情報に基づいて、処理物量が多いときは、チャフシーブ19の開度が広くなるように電動モータM1を制御し、処理物量が少ないときは、チャフシーブ19の開度が狭くなるように電動モータM1をそれぞれ制御する制御装置23を設けてある。
【0021】前記唐箕13は、図2,図3,図4に示すように、唐箕ファン24を唐箕ケース25に内装し、唐箕13の風量を調節するためのベルト式無断変速装置26を設けて構成してあり、前記処理物量検出センサS2の検出情報に基づいて、処理物量が多いときは唐箕風が多くなるようにベルト式無断変速装置26を駆動し、処理物量が少ないときは唐箕風が少なくなるようにベルト式無断変速装置26を駆動する制御を、前記制御装置23で実行可能に構成してある。
【0022】前記ベルト式無断変速装置26は、原動部からの動力を受けて駆動回転する第1プーリ27と、ベルトVを介して第1プーリ27から回転力を受けて唐箕ファン24と一体回転する第2プーリ28と、第1、第2プーリ27,28間のテンションプーリ29とから成り、前記第2プーリ28を割りプーリで構成してある。前記第2プーリ28に対しては、第2プーリ28を構成する一対のプーリ部材28a,28b同士を軸芯方向に近接離間させてベルトVの巻掛径を変更させるためのカム機構30を設けてあり、このカム機構30を構成するに、一方のプーリ部材28aの回転中心部と、電動モータM2を介して第2プーリ28の軸芯周りに揺動するカムレバー31の基端部との間に、カムレバー31の揺動に伴って前記一方のプーリ部材28aを他方のプーリ部材28bに近接離間させるカム面を形成してある。カムレバー31と電動モータM2との連結部は、カムレバー31の遊端部側の切欠き部にナット32を、カムレバー31の長手方向にスライド自在に嵌合するとともに、電動モータM2により駆動回転する送りネジ33の先端部に螺合して構成してある。上記構成においては、カムレバー31が機体前方側に揺動するに伴って唐箕風が少なくなり、機体後方側に揺動するに伴って唐箕風が多くなるように、各構成部材の位置関係を設定してある。
【0023】前記排塵口17に対しては、機体の作業動作に基づいて縮小遮蔽駆動制御される駆動式の遮蔽体34を設けてある。以下に、この遮蔽体34の構造及びその制御系について説明する。
【0024】図3,図5,図6に示すように前記遮蔽体34は、左右側板間に架設した回転支軸45に、横長の支持プレート46を連設し、この支持プレート46に、排塵口17の左右両端部にわたる遮蔽板35を、高さ調節機構を介して、高さ方向に位置変更調節自在に設け、この遮蔽板35の下端部に複数の棒状のU字状部材36を、各脚部(棒材の一例)がストローラック22の各ラック板22a間に位置するように、左右に所定のピッチで下向きに延出して構成してある。前記高さ調節機構は、遮蔽板35側の長孔と、支持プレート46に固定のボルトと、このボルトに螺合するナット49とから成る。そして、支持アーム44を介して回転支軸45周りに揺動自在に構成して、排塵口17が全開状態のほぼ水平姿勢と、全閉状態の立ち姿勢とにわたって揺動自在に構成してある。この遮蔽体34は、排塵口17が全開状態になる方向に支持アーム44の上端部をスプリング37で引き付勢してある。なお前記全閉状態であっても唐箕風を完全に遮断するものではなく、上記のように遮蔽板35の下端部に複数の棒材35を延出した構成にして、唐箕風を各脚部の間から逃がすようにしてある。
【0025】そして、前記ベルト式無断変速装置26で遮蔽体34を遮蔽駆動可能に、遮蔽板35をベルト式無断変速装置26にケーブルWを介して連係し、刈取穀稈の有無を検出する株元センサS1(第1検出センサの一例)を、刈取前処理部14における縦搬送装置4に設けて、機体が刈取作業中にあるか、又は一行程の刈取作業が終了して次行程の刈取作業に移行する際の回行中にあるかを穀稈の有無により検出可能に構成し、機体が回行中にあることを前記株元センサS1が検出すると、その検出情報に基づいて排塵口17が遮蔽され、かつ、唐箕風量が減少するように遮蔽体34とベルト式無断変速装置26とを駆動し、機体が刈取作業中にあることを株元センサS1が検出すると、その検出情報及び前記処理物量検出センサS2の検出情報に基づいて、処理物量が少量のときほど排塵口17が、より小さくなり、かつ、唐箕風量が、より少なくなるよう遮蔽体34とベルト式無断変速装置26とを駆動する制御を、前記制御装置23で実行可能に構成してある。
【0026】前記遮蔽板35とベルト式無断変速装置26との連係構造について説明すると、第2プーリ28の前側で上支点周りに揺動自在な第1リンク部材38の下端部に、第2リンク部材39の一端部を枢支連結して、この第2リンク部材39の他端側をベルト式無断変速装置26におけるカムレバー31に交差させ、カムレバー31の側壁に突設した横向きピン31aを、前記他端側に形成した長孔39aに係入し、前記第1リンク部材38の下端部に前記ケーブルWの一端部を、ストローク吸収用のスプリング41を介して接続するとともに、ケーブルWの他端部を前記支持アーム44の下端部に接続してある。前記長孔39aと横向きピン31aとの組み合わせで融通機構42を構成しており、このように、遮蔽板35とカムレバー31との間に融通機構42を設けて、唐箕風量が所定量まで減少する状態にカムレバー31が揺動してから、遮蔽体34が遮蔽方向に作動可能になるよう構成してある。
【0027】上記構成によれば、機体が回行中にあることを株元センサS1が検出すると、遮蔽体34が排塵口17を遮蔽するから、少量になっている機体回行中の処理物に選別風が強く作用したり、機体回行のための急激な向き変化等に伴って生じる慣性力が処理物に作用したりしても、処理物が排塵口17から排出されるのを防止できる。
【0028】また、機体が刈取作業中にあることを株元センサS1が検出すると、処理物量検出に基づいて唐箕風量が制御されるとともに、遮蔽体34が遮蔽制御され、処理物量が少量のときほど唐箕風量が少なくなり、かつ、排塵口17がより小さくなるから、例えば圃場の植立穀稈の疎らな箇所を刈取脱穀したり、低速で走行して刈取脱穀するときのように、刈取作業中に揺動選別ケース16内の少量で密度の薄い処理物に選別風が強くして、処理物が排塵口17から排出されるようなことがなくなる。
【0029】そして、前記遮蔽体34の高さ寸法を変更調節可能に構成してあるから、例えば処理物が、乾燥がすすんでいるといった性状の場合、遮蔽体34の高さ寸法を高く設定して、遮蔽縮小後の排塵口17の大きさを小さくすることで、3番ロスが多く出るのを回避でき、また処理物が、ワラ屑が多く出やすいといった性状の場合、遮蔽体34の高さ寸法を低く設定して、遮蔽縮小後の排塵口の大きさを大きくすることで、ワラ屑の排出を促進させて、回収部の穀粒にワラ屑が混入するのを回避できる。
【0030】〔別実施形態〕図8に示すように、前記遮蔽体34を構成するに、前記回転支軸45に遮蔽板35を一体に設け、一対の棒材36を固定したブラケット47の複数を、左右に所定ピッチで、高さ調節機構(つまり、ブラケット47側の長孔、遮蔽板35に固定のボルト48、このボルトに螺合するナット)を介して遮蔽板35に高さ方向に位置変更自在に設けてもよい。
【0031】図9(イ),(ロ)に示すように、前記遮蔽板35に前記ボルト48を多めに設けて、前記ブラケット47を、横方向にそれぞれ位置変更調節自在に構成してもよい。図9(ロ)は、図9(イ)の状態から前記ブラケット47を横方向に位置変更した状態を示す図である。
【0032】図10に示すように、多数の真直ぐな棒材36の上端係合部を前記ボルト48にそれぞれ着脱自在に設けてもよい。なお、棒材36はナット(図示外)で固定する。
【0033】さらに、図11に示すように、前記棒材36を長孔を介して前記ボルト48に着脱自在に設けて、前記棒材36の遮蔽板35の下端からの突出長さをそれぞれ変更調節可能に構成してもよい。
【0034】なお、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、この記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013