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発明の名称 ロータリ耕耘機の爪軸支持装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−47102
公開日 平成9年(1997)2月18日
出願番号 特願平7−204641
出願日 平成7年(1995)8月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 坂根 弘史 / 岡村 誠一 / 高木 定義 / 内田 隆史
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 多数の耕耘爪(19)が取付固定される爪軸(18)の端部側を、ロータリ機枠(17)側に固定した軸受ホルダ(32)にベアリング(38)を介して軸心廻りに回転自在に支持し、これら爪軸(18)端部側と軸受ホルダ(32)側との間に、爪軸(18)径方向に関して対向する面によって形成される隙間(46)であって、爪軸(18)軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側が前記ベアリング(38)に通じる隙間(46)を有するものにおいて、前記隙間(46)を構成する対向面の内周側の面を、隙間(46)の一端側から他端側に向かうにしたがって拡大状となるテーパ面に形成したことを特徴とするロータリ耕耘機の爪軸支持装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ耕耘機の爪軸支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリ耕耘機として、左右方向中央部のギヤケースから左右にサポートアームを突出させ、左側サポートアームの外端にチェーンケースを取付固定し、右側サポートアームの外端にサイドフレームを取付固定し、これらチェーンケースとサイドフレームとの下部間に、多数の耕耘爪が取付固定される爪軸を軸心廻りに回転自在に支持し、トラクタのPTO軸からギヤケース内のベベルギヤ伝動機構に入力された動力が、左側サポートアーム内の伝動軸、チェーンケース内のチェーン巻掛け伝動機構を経て爪軸に伝達されて、該爪軸を回転駆動するようにしたものがある。
【0003】前記爪軸端部にはフランジ接合された支軸が固定され、この支軸は、サイドフレームあるいはチェーンケースに取付固定された軸受ホルダにベアリングを介して左右軸廻りに回転自在に支持されている。軸受ホルダには、ベアリングに土、草等が侵入しにくいように、爪軸と支軸との接合用のフランジの外周を覆うように突出する筒部が設けられ、これらフランジの外周面と筒部の内周面との間には、軸受ホルダは機枠に固定であり、フランジは回転することから、隙間があけられており、この隙間は、爪軸軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側が前記ベアリングに通じるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっては、耕耘時において、爪軸端部側に草が巻き付くことがあり、この巻き付いた草が前記フランジの外周面と筒部の内周面との間の隙間からベアリング側へと侵入するという問題がある。そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、軸受ホルダ側と爪軸端部側との間の隙間から、爪軸端部側に巻き付いた草がベアリング側へと侵入するのを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、多数の耕耘爪19が取付固定される爪軸18の端部側を、ロータリ機枠17側に固定した軸受ホルダ32にベアリング38を介して軸心廻りに回転自在に支持し、これら爪軸18端部側と軸受ホルダ32側との間に、爪軸18径方向に関して対向する面によって形成される隙間46であって、爪軸18軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側が前記ベアリング38に通じる隙間46を有するものにおいて、前記隙間46を構成する対向面の内周側の面を、隙間46の一端側から他端側に向かうにしたがって拡大状となるテーパ面に形成した点にある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2において、1はトラクタの車体の一部を構成するミッションケースで、その後部上には左右一対のリフトアーム2を有する作業機昇降用油圧装置3が設けられ、後面下部からPTO軸4が突出されている。また、ミッションケース1の後部には3点リンク5が設けられ、この3点リンク5のトップリンク6前端側はミッションケース1に固定のブラケット7に枢支連結され、3点リンク5の左右各ロワーリンク8前端側はミッションケース1後部の左右側部に枢支連結され、各ロワーリンク8の前後方向中途部はリフトロッド9を介して左右リフトアーム2に連結されている。
【0007】3点リンク5の後端部には連結枠11が設けられ、この連結枠11を介してロータリ耕耘機12が着脱自在に連結されている。このロータリ耕耘機12はサイドドライブ型を呈しており、図3にも示すように、ギヤケース13から左右両側にサポートアーム14を突設すると共に、左側サポートアーム14の外端に伝動ケース15を、右側サポートアーム14の外端にサイドフレーム16をそれぞれ設けてなるロータリ機枠17を備えている。
【0008】このロータリ機枠17の下部には、伝動ケース15とサイドフレーム16との下部間に左右方向の軸心廻りに回転自在に支架された爪軸18と、該爪軸18上に取付けられた多数の耕耘爪19とからなるロータリ耕耘部20を備えている。また、ロータリ機枠17にはロータリ耕耘部20を覆うカバー装置21が設けられている。
【0009】カバー装置21は、耕耘部20の上方を覆う主カバー22と、この主カバー22の後端部に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結された後部カバー23と、この後部カバー23の下端部に左右方向の軸心廻りに回動角度調節自在に連結されたフラップカバー24とから主構成されている。前記トラクタのPTO軸4からの動力は、自在継手25を介して、ギヤケース13の入力軸23に伝達され、この入力軸26からギヤケース13内のベベルギヤ伝動機構27、左側サポートアーム14内の伝動軸28、伝動ケース15内のチェーン巻掛け伝動機構29を経て爪軸18に伝達されて、該耕耘部20を矢示A方向に回転駆動するように構成されている。
【0010】図1は爪軸18の右側端部の支持構造を示しており、図1において、筒体によって形成された爪軸18の右端部には、支軸30が同心状に溶接等によって固定されている。この支軸30はスプライン軸とされると共に、支軸30の基部にはフランジ部31が径方向外方に突設されている。一方、サイドフレーム16の下端側には軸受ホルダ32が配置され、この軸受ホルダ32は、左右方向に軸心を有する筒状に形成された本体部33と、該本体部33の上部に上方突出状に一体形成されてサイドフレーム16の下端側の左右方向内面側に重合される取付部34とを備え、この取付部34には前後方向に3つのネジ孔35が形成され、これらネジ孔35に対応してサイドフレーム16に形成された挿通孔36を挿通してネジ孔35に螺合されるボルト37によって軸受ホルダ32がサイドフレーム16に取付固定されている。
【0011】軸受ホルダ32の本体部33内周面の左右方向中央部はベアリング嵌合部33aとされてベアリング38が内嵌されている。また、本体部33内周面のベアリング嵌合部33aの左右両側はシール嵌合部33b,33cとされてそれぞれにリング状のオイルシール39,40が内嵌されている。ベアリング38及び外側のオイルシール40には、延長爪軸取付体41の筒軸部41aが内嵌され、この筒軸部41aには前記支軸30が内嵌されてスプライン嵌合されている。したがって、爪軸18は延長爪軸取付体41の筒軸部41aおよびベアリング38を介して軸受ホルダ32に支持されている。前記延長爪軸取付体41の左右方向外方側にはリング状の取付フランジ41bが一体形成され、この取付フランジ41bには周方向に等間隔を有して延長爪取付用のネジ孔42が貫通形成され、取付フランジ41bの内周側には保護キャップ43が嵌合固定されている。
【0012】支軸30のフランジ部31の左右方向外方側の外周部には、リング状のホルダカバー44が溶接等によって固定されている。このホルダカバー44は、軸受ホルダ本体部33の左右方向内方側の外周面33dを覆う外周壁44aと、軸受ホルダ32の左右方向内端面に形成された周溝45に挿入される内周壁44bと、内外周壁44a,44bを連結する連結壁44cとから構成されている。
【0013】そして、軸受ホルダ32がロータリ機枠17に固定されており、ホルダカバー44が爪軸18と一体回転するので、このホルダカバー44と軸受ホルダ32との間は、若干の間隔があけられており、したがって、ホルダカバー44の外周壁44aと、これに対向する軸受ホルダ本体部33の外周面33dとの間は、爪軸18軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側がオイルシール39を介してベアリング38に通じる隙間46とされている。
【0014】前記隙間46を構成する軸受ホルダ本体部33の内方側外周面33dは、隙間46の一端から他端に向かうにしたがって、すなわち奥に向かうにしたがって拡大状となるテーパ面(円錐面)に形成されていて、軸受ホルダ本体部33の内方側外周面33dに巻き付いた草が隙間46の奥部に侵入しないよう構成されている。
【0015】なお、隙間46は奥にいくにしたがって狭くなっているので、巻き付かないような草あるいは土等が侵入しにくいようになっており、また、ホルダカバー44の内周壁44bと軸受ホルダ本体部33の周溝45とによるラビリンス構造によって、さらに前記草、土等が侵入しにくいようになっている。前記延長爪軸取付体41の取付フランジ41bの外周側には、軸受ホルダ本体部33の左右方向外方側の外周面33eを覆う筒部47が一体形成され、この軸受ホルダ本体部33の外方側外周面33eと筒部47との間も、爪軸18軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側がオイルシール40を介してベアリング38に通じる隙間46とされると共に、軸受ホルダ本体部33の外方側外周面33eも隙間46の一端から他端に向かうにしたがって、すなわち奥に向かうにしたがって拡大状となるテーパ面(円錐面)に形成されている。
【0016】図4にも示すように、サイドフレーム16の下端側の左右方向外面側には、延長爪軸取付体41の取付フランジ41bを覆う保護カバー48が、軸受ホルダ32取付用の前後2本のボルト37によって共締めされている。この保護カバー48の下部側は軸受ホルダ32に接当していて、外力によって変形されて延長爪軸取付体41の取付フランジ41bに接触するのを防止している。
【0017】延長爪軸49を取付けるには、保護カバー48を取外し、図5及び図6に示すように、ボルト51を、延長爪軸49の取付フランジ50に形成された挿通孔52を挿通して取付フランジ41bのネジ孔42に螺合させることによって行われる。前記延長爪軸49にはブラケット53を介して耕耘爪54が取付固定されている。この延長爪軸49は、例えば、ハウス内作業等において、ハウスの端側の天井部分が傾斜していて、トラクタがハウスの端側に近接できないときに使用される。
【0018】なお、本発明は前記実施の形態に限定されることなく、図7に示すように、軸受ホルダ32に、支軸30のフランジ部31の外周面31aを覆う筒部55が形成されて、隙間46が形成される場合は、フランジ部31の外周面31aをテーパ面に形成する。また、隙間46からオイルシール39,40及びベアリング38に至る経路はどのような構造であってもよい。
【0019】さらに、前記実施の形態は爪軸18の右側端部の支持構造を示したが、左側端部に本発明を採用してもよく、また、センタードライブ型のロータリ耕耘機に採用してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、多数の耕耘爪19が取付固定される爪軸18の端部側を、ロータリ機枠17側に固定した軸受ホルダ32にベアリング38を介して軸心廻りに回転自在に支持し、これら爪軸18端部側と軸受ホルダ32側との間に、爪軸18径方向に関して対向する面によって形成される隙間46であって、爪軸18軸心方向の一端側が外方に開放状とされると共に他端側が前記ベアリング38に通じる隙間46を有するものにおいて、前記隙間46を構成する対向面の内周側の面を、隙間46の一端側から他端側に向かうにしたがって拡大状となるテーパ面に形成したので、爪軸18端部側に巻き付いた草が隙間46からベアリング38側へと侵入することはない。
【0021】すなわち、爪軸18の端部側に一周以上に亘って巻き付いた草が隙間46を通ってベアリング38側に侵入するには、該巻き付いた草の巻付力が弛緩されて巻き付いた状態の草が径大にならないと侵入しないが、草は爪軸18の回転によって締め付けられて径大に成ることがないからである。




 

 


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