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発明の名称 搾乳設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−37669
公開日 平成9年(1997)2月10日
出願番号 特願平7−192696
出願日 平成7年(1995)7月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 田中 滋 / 後藤 義昭 / 東野 俊勝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 搾乳手段(1)にて搾乳された乳汁を貯留手段(2)に送る送乳路(3)に、乳汁が通過する濾過体(7)を備えた濾過流路部分(8F)が設けられた搾乳設備であって、前記送乳路(3)に、前記濾過体(7)を備えない非濾過流路部分(8N)を位置させる状態から、前記濾過流路部分(8F)を位置させる状態に切り換える濾過流路切り換え作動を実行する流路切り換え手段(9)が設けられ、濾過流路切り換え指令に基づいて、前記流路切り換え手段(9)に前記濾過流路切り換え作動を実行させる制御手段(C)が設けられている搾乳設備。
【請求項2】 前記流路切り換え手段(9)が、前記送乳路(3)に、前記濾過流路部分(8F)を位置させる状態から前記非濾過流路部分(8N)を位置させる状態に切り換える非濾過流路切り換え作動も実行可能なように構成され、前記制御手段(C)が、非濾過流路切り換え指令に基づいて、前記流路切り換え手段(9)に前記非濾過流路切り換え作動を実行させるように構成されている請求項1記載の搾乳設備。
【請求項3】 複数の前記濾過流路部分(8F)が設けられ、前記制御手段(C)が、前記濾過流路切り換え指令に基づいて、前記流路切り換え手段(9)に、前回とは別の前記濾過流路部分(8F)を前記送乳路(3)に位置させる状態で前記濾過流路切り換え作動を実行させるように構成されている請求項2記載の搾乳設備。
【請求項4】 前記非濾過流路部分(8N)と複数の前記濾過流路部分(8F)が、枠体(41)に支持され、前記枠体(41)を、着脱自在に、且つ、前記送乳路(3)に前記非濾過流路部分(8N)及び複数の前記濾過流路部分(8F)を各別に位置させるように移動自在に支持する支持手段(42)が設けられ、前記流路切り換え手段(9)が、前記枠体(41)を移動させることに基づいて、前記濾過流路切り換え作動及び前記非濾過流路切り換え作動を実行するように構成されている請求項3記載の搾乳設備。
【請求項5】 殺菌開始指令に基づいて、設定殺菌時間の間、殺菌用流体を前記送乳路(3)に通流させて前記送乳路(3)の殺菌を行う殺菌手段(4b)が設けられ、前記制御手段(C)が、前記殺菌手段(4b)の作動停止に基づいて、前記濾過流路切り換え指令を受けて、前記前記流路切り換え手段(9)に前記濾過流路切り換え作動を実行させ、続いて、前記搾乳手段(1)を作動させるように構成されている請求項1、2、3、又は4記載の搾乳設備。
【請求項6】 設定洗浄時間の間、洗浄用流体を前記送乳路(3)に通流させて前記送乳路(3)の洗浄を行う洗浄手段(4a)と、設定殺菌時間の間、殺菌用流体を前記送乳路(3)に通流させて前記送乳路(3)の殺菌を行う殺菌手段(4b)が設けられ、前記制御手段(C)は、非濾過流路切り換え指令に基づいて、前記流路切り換え手段(9)に前記非濾過流路切り換え作動を実行させ、続いて、前記洗浄手段(4a)を作動させ、続いて、前記殺菌手段(4b)を作動させ、続いて、前記殺菌手段(4b)の作動停止に基づいて、前記濾過流路切り換え指令を受けて、前記流路切り換え手段(9)に前記濾過流路切り換え作動を実行させ、続いて、前記搾乳手段(1)を作動させるように構成されている請求項2、3、又は4記載の搾乳設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搾乳手段にて搾乳された乳汁を貯留手段に送る送乳路に、乳汁が通過する濾過体を備えた濾過流路部分が設けられた搾乳設備に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる搾乳設備においては、従来は、濾過流路部分への濾過体の装着、及び、濾過流路部分からの濾過体の取り外しは作業者が手作業にて行っていた。例えば、搾乳手段を乳牛の乳房に装着して搾乳する搾乳作業を開始する前に、送乳路に殺菌用流体を通流させて送乳路の殺菌を行う必要があるが、その場合、濾過流路部分に濾過体が装着されていると、殺菌用流体が濾過体を通過して好ましくないので、殺菌は濾過流路部分から濾過体を取り外した状態で行う必要がある。従って、殺菌が終了して搾乳作業を開始する前に、作業者が手作業にて濾過体を濾過流路部分に装着していた。又、例えば、搾乳作業終了後、送乳路に洗浄用流体を通流させて送乳路の洗浄を行う必要があるが、その場合、濾過流路部分に濾過体が装着されていると、濾過流路部分を確実に洗浄できないので、洗浄の前に、作業者が手作業にて濾過流路部分から濾過体を取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濾過流路部分への濾過体の装着作業、及び、濾過流路部分からの濾過体の取り外し作業は煩わしいものであり、改善が望まれていた。本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、濾過流路部分への濾過体の装着作業を省略することにあり、第2の目的は、濾過流路部分からの濾過体の取り外し作業を省略することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の構成によれば、濾過流路切り換え指令が発せられると、流路切り換え手段により、送乳路に非濾過流路部分を位置させる状態から、濾過流路部分を位置させる状態に自動的に切り換えられる。従って、例えば、殺菌が終了して搾乳作業を開始する前に、濾過流路切り換え指令を発すると、自動的に、送乳路に非濾過流路部分が位置する状態から濾過流路部分が位置する状態に切り換えられる。従って、従来、殺菌が終了して搾乳作業を開始する前等に行っていた濾過流路部分への濾過体の装着作業を、省略することができるという効果を奏する。ちなみに、濾過流路部分への濾過体の装着作業を省略するために、濾過流路部分に対して濾過体を自動装着する装着手段を設け、その装着手段を指令により作動させるように構成する場合が想定される。しかしながら、この場合は、濾過体が適性に濾過流路部分に装着されているか否かを確認する濾過体装着状態の確認作業が必要である。これに対して、請求項1に記載の構成によれば、予め濾過体が装着されている濾過流路部分を送乳路に位置させるものであるから、前述のような濾過体装着状態の確認作業が不要である。
【0005】請求項2に記載の構成によれば、非濾過流路切り換え指令が発せられると、流路切り換え手段により、送乳路に濾過流路部分を位置させる状態から非濾過流路部分を位置させる状態に自動的に切り換えられる。従って、例えば、送乳路の洗浄を行う前に、非濾過流路切り換え指令を発すると、自動的に、送乳路に濾過流路部分が位置する状態から非濾過流路部分が位置する状態に切り換えられる。従って、上記請求項1に記載の構成により得られる効果に加えて、従来、送乳路の洗浄を行う前等に行っていた濾過流路部分からの濾過体の取り外し作業を、省略することができるという効果を奏する。
【0006】請求項3に記載の構成によれば、複数の濾過流路部分が設けられ、濾過流路切り換え指令が発せられると、流路切り換え手段により、送乳路に前回とは別の濾過流路部分が位置させられる。従って、1回の搾乳作業が終了する毎に、次の搾乳作業を開始する前に、濾過体を新しいものに交換する作業を省略することができて、複数の濾過流路部分が全て使用されたときに、複数の濾過流路部分の濾過体を一挙に新しいものに交換すればよい。従って、上記請求項2に記載の構成により得られる効果に加えて、作業の能率を向上することができるという効果を奏する。
【0007】請求項4に記載の構成によれば、複数の濾過流路部分が全て使用されたときには、枠体を支持手段から取り外した状態で、各濾過流路部分に装着されている濾過体を新しいものに交換することができる。従って、上記請求項3に記載の構成により得られる効果に加えて、濾過体の交換作業を簡単に行えるという効果を奏する。
【0008】請求項5に記載の構成によれば、殺菌開始指令が発せられると、殺菌手段により、設定殺菌時間の間、殺菌用流体が送乳路に通流されて送乳路の殺菌が自動的に行われる。続いて、殺菌手段の作動が停止すると、それに基づいて、濾過流路切り換え指令が発せられたことになり、流路切り換え手段により、送乳路に非濾過流路部分を位置させる状態から、濾過流路部分を位置させる状態に自動的に切り換えられ、続いて、搾乳手段により、搾乳が自動的に行われる。従って、送乳路の殺菌、送乳路に非濾過流路部分を位置させる状態から濾過流路部分を位置させる状態への切り換え、及び、搾乳が記載順に連続して自動的に行われるので、上記請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の構成により得られる効果に加えて、作業者の労力を更に軽減できるという効果を奏する。
【0009】請求項6に記載の構成によれば、非濾過流路切り換え指令が発せられると、流路切り換え手段により、送乳路に濾過流路部分を位置させる状態から非濾過流路部分を位置させる状態に自動的に切り換えられ、続いて、洗浄手段により、設定洗浄時間の間、洗浄用流体が送乳路に通流されて送乳路の洗浄が自動的に行われ、続いて、殺菌手段により、設定殺菌時間の間、殺菌用流体が送乳路に通流されて送乳路の殺菌が自動的に行われる。続いて、殺菌手段の作動が停止すると、それに基づいて、濾過流路切り換え指令が発せられたことになり、流路切り換え手段により、送乳路に非濾過流路部分を位置させる状態から、濾過流路部分を位置させる状態に自動的に切り換えられ、続いて、搾乳手段により、搾乳が自動的に行われる。従って、送乳路に濾過流路部分を位置させる状態から非濾過流路部分を位置させる状態への切り換え、送乳路の洗浄、送乳路の殺菌、送乳路に非濾過流路部分を位置させる状態から濾過流路部分を位置させる状態への切り換え、及び、搾乳が記載順に連続して自動的に行われるので、上記請求項2、請求項3、又は請求項4に記載の構成により得られる効果に加えて、作業者の労力を更に軽減できるという効果を奏する。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図1ないし図7に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。図1に示すように、搾乳設備は、乳牛の乳房から搾乳する搾乳手段としての自動搾乳装置1、その自動搾乳装置1にて搾乳された乳汁を貯留手段としてのミルクタンク2に送る送乳路3、殺菌液を自動搾乳装置1のティートカップ11から入れて送乳路3を通流させてティートカップ11からミルクタンク2までの乳汁通流経路の殺菌を行うとともに、洗浄液をティートカップ11から入れて送乳路3を通流させて前記乳汁通流経路の洗浄を行う洗浄殺菌装置4、搾乳設備の各種制御を司る制御装置C、その制御装置Cに対して各種指令を送る操作盤Pを設けて構成してある。
【0011】送乳路3には、流動方向の上流側から下流側に向けて、バッファタンク5、そのバッファタンク5に溜まっている乳汁をミルクタンク2に送るポンプ6を介装してある。送乳路3の上流側部分をバッファタンク5の気相部に接続し、下流側部分をバッファタンク5の液相部に接続してある。 又、バッファタンク5の気相部に対して吸引作用する吸引装置10を設けてある。又、乳汁が通過する濾過体としてのフィルタ7を備えた濾過流路部分8Fと、フィルタ7を備えない非濾過流路部分8Nと、送乳路3に非濾過流路部分8Nを位置させる状態から濾過流路部分8Fを位置させる状態に切り換える濾過流路切り換え作動を実行する流路切り換え手段9を設けてある。又、濾過流路切り換え指令に基づいて、流路切り換え手段9に濾過流路切り換え作動を実行させる制御手段を、制御装置Cを利用して構成してある。
【0012】自動搾乳装置1は、詳細な説明は省略するが、4個のティートカップ11を備えていて、4個のティートカップ11を移動操作して、ティートカップ11夫々を乳牛の各乳房に自動的に装着したり、乳房から自動的に離脱させたりするように構成してある。そして、ティートカップ11を乳牛の乳房に装着した状態で、吸引装置10を作動させると、乳牛の乳房から乳汁が搾乳され、搾乳された乳汁が送乳路3を通流してバッファタンク5に流入し、バッファタンク5に溜まる。ポンプ6を作動させると、バッファタンク5に溜まっている乳汁が送乳路3を通流して、濾過流路部分8Fに装着されているフィルタ7を通過して濾過された後、ミルクタンク2に流入してミルクタンク2に溜まる。
【0013】次に、洗浄殺菌装置4について説明を加える。自動搾乳装置1は、待機状態においては、4個のティートカップ11を、夫々の乳房への装着用開口部を上向きにした状態で、待機位置に位置させている。洗浄殺菌装置4には、待機位置に位置する4個のティートカップ11の装着用開口部の配置形態に合わせた状態で4個のノズル12を取り付けたヘッダ13を、ティートカップ11の上方に位置させた状態でノズル装着用シリンダ14に連結してある。そして、ノズル装着用シリンダ14を作動させることにより、4個のノズル12を、4個のティートカップ11の装着用開口部に各別に挿入したり、ティートカップ11の装着用開口部から抜いたりするように構成してある。
【0014】又、ヘッダ13には、ポンプ15を介装した液流路16と空気流路17を接続してある。液流路16は二つの分岐流路に分岐させてあり、一方の分岐流路については、洗浄液槽18に接続するとともに開閉弁V1を介装し、他方の分岐流路については、殺菌液槽19に接続するとともに開閉弁V2を介装してある。又、空気流路17については、コンプレッサ等の空気供給源20に接続するとともに開閉弁V3を介装してある。洗浄液槽18には、水や温水等の洗浄液を貯留し、殺菌液槽19には水に塩素を溶解させた殺菌液を貯留する。
【0015】つまり、前記乳汁通流経路を殺菌するときは、ノズル装着用シリンダ14を伸長作動させてノズル12をティートカップ11の装着用開口部に挿入した状態で、開閉弁V2を開いて(他の弁V1,V3は閉じ状態である)、ポンプ15及びポンプ6を作動させる。すると、殺菌液がノズル12からティートカップ11内に噴出して送乳路3を通流し、前記乳汁通流経路が殺菌される。前記乳汁通流経路を洗浄するときは、開閉弁V1を開いて(他の弁V2,V3は閉じ状態である)、ポンプ15及びポンプ6を作動させる。すると、洗浄液が前記乳汁通流経路を通流して前記乳汁通流経路が洗浄される。又、前記乳汁通流経路の殺菌後、及び、洗浄後には、開閉弁V3を開いて(他の弁V1,V2は閉じ状態である)、圧搾空気を前記乳汁通流経路を通流させて乾燥させる。
【0016】つまり、設定殺菌時間の間、殺菌液を送乳路3に通流させて送乳路3の殺菌を行う殺菌手段4bは、洗浄殺菌装置4を利用して構成してある。
【0017】次に、図2ないし図7に基づいて、濾過流路部分8F、非濾過流路部分8N、及び、流路切り換え手段9について説明を加える。支持体21に、上下方向の軸芯P1周りに回動自在に軸体22を軸支し、その軸体22に、上下方向に間隔を隔てて配置した一対の筒体案内部材23を二対取り付けてある。筒体案内部材23は、ボルト24にて結合することにより、平面視において円形の筒体挿入孔を形成する二つの部材23a,23bにて構成してあり、一方の部材23aを軸体22に対して取り付けてある。又、一対の筒体案内部材23は、夫々の筒体挿入孔の軸芯が上下方向に同軸状になるように配置してある。軸体22を軸芯P1周りに回動駆動するロータリーシリンダ25を、支持体21に取り付けてある。
【0018】筒状の下部連通部材26を、その軸芯を上下方向に向けた状態で支持体21に取り付けてある。又、有底円筒状の上部連通部材27を、その軸芯が下部連通部材26の軸芯と上下方向の軸芯P2にて同軸状になる状態で、支持体21に取り付けたシリンダ28の伸縮作動により、上下移動自在なようにシリンダ28に連結して設けてある。尚、二対の筒体案内部材23及び下部連通部材26及び上部連通部材27は、一方の一対の筒体案内部材23と他方の一対の筒体案内部材23が、ロータリーシリンダ25の作動によって、交互に、下部連通部材26及び上部連通部材27と軸芯P2にて同軸状になるような相対位置関係に配置してある。
【0019】下部連通部材26には、下部の開口部を介して、送乳路3の上流側部分を連通接続し、上部連通部材27には、筒壁部を介して、送乳路3の下流側部分を連通接続してある。
【0020】外周部に一対のバネ受け部29を取り付けた円筒形状の流路形成部材30を、一対の筒体案内部材23を利用をして、各筒体案内部材23の筒体挿入孔に挿入した状態で、且つ、各バネ受け部29と各筒体案内部材23との間にスプリング31を介在させた状態で、筒体挿入孔の案内にて上下移動自在に支持して設けてある。尚、ボルト24を利用して筒体案内部材23の二つの部材23a,23bを分離並びに結合することにより、流路形成部材30を、一対の筒体案内部材23に対して脱着する。シリンダ28を収縮作動させた状態では、図3及び図4に(イ)に示すように、スプリング31の付勢力により、下部連通部材26と流路形成部材30の下端開口部との間、及び、上部連通部材27と流路形成部材30の上端開口部との間の夫々には、上下方向に間隔を隔てた状態となるように構成してある。
【0021】そして、図4の(ロ)に示すように、ロータリーシリンダ25により、下部連通部材26、流路形成部材30及び上部連通部材27が軸芯P2にて同軸状になる状態に位置させた状態で、シリンダ28を伸長作動させて、下部連通部材26と流路形成部材30の下端開口部とを、及び、上部連通部材27と流路形成部材30の上端開口部とを、スプリング31の付勢力に抗して接当させることにより、流路形成部材30と送乳路3とを連通接続するように構成してある。図中の32は、下部連通部材26と流路形成部材30の下端開口部とが接当したときに、両者に接当して両者の間を封止する環状の封止部材であり、33は、上部連通部材27と流路形成部材30の上端開口部とが接当したときに、両者に接当して両者の間を封止する環状の封止部材である。
【0022】又、図中の34はピンチバルブであり、そのピンチバルブ34にて、上部連通部材27との接続部近傍において、送乳路3を挟み込んで送乳路3を閉塞するように構成してある。
【0023】二つの流路形成部材30のうちの一方には、フィルタ7を装着してある。図5に示すように、フィルタ7は、一端部が開口し、他端部が閉塞し、開口端部に鍔部を備えた円筒状に形成してあり、そのフィルタ7を、その鍔部が流路形成部材30の内周部の段部にて支持した状態で、流路形成部材30内に装着する。尚、送乳路3を通流してきて下部連通部材26から流路形成部材30内に流入した乳汁は、フィルタ7を外側から内側へ通過する際に濾過された後、上部連通部材27から送乳路3に流入する。
【0024】つまり、二つの流路形成部材30のうち、フィルタ7を装着した方の流路形成部材30は濾過流路部分8Fとして機能し、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材30は非濾過流路部分8Nとして機能する。又、流路切り換え手段9を、ロータリシリンダ25とシリンダ28とから構成してある。
【0025】操作盤Pには、搾乳開始時点(開始時刻、あるいは、現時刻から開始時刻までの時間)を設定可能なタイマー式起動スイッチ35、洗浄開始スイッチ36、フィルタ交換スイッチ37等を設けてある。制御装置Cに、操作盤Pを接続して、各スイッチから指令が送られるように構成してある。又、制御装置Cに、自動搾乳装置1、ポンプ6,15、吸引装置10、開閉弁V1,V2,V3、ロータリシリンダ25,シリンダ28、ピンチバルブ34を接続して、制御装置Cにより、夫々の作動を制御するように構成してある。
【0026】以下、上述のように構成した搾乳設備により搾乳作業を行う手順を、制御装置Cの制御作動とともに説明する。先ず、所定の搾乳作業が終了すると、以下のように、次回の搾乳作業の準備作業を行う。この準備作業においては、制御手段Cは、作業者によるフィルタ交換スイッチ37の操作に基づいて、以下のようにフィルタ交換制御を実行する。尚、準備作業を行う時点では、フィルタ7を装着した方の流路形成部材30が送乳路3に連通接続され、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材30は送乳路3から外れた位置(以下、待機位置と記載する)に位置している。尚、この状態において、後述するように、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材30は、洗浄並びに殺菌済である。
【0027】フィルタ交換スイッチ37を交換側に操作すると、図7の(イ)に示すように、ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させ、シリンダ28を収縮作動させる。続いて、図7の(ロ)に示すように、ロータリシリンダ25を、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材30が軸芯P2と同軸状になる位置(以下、セット位置と記載する)に位置するように作動させる。この状態で、フィルタ7を装着した方の流路形成部材30は待機位置に位置しており、作業者は流路形成部材30からフィルタ7を取り外す。
【0028】続いて、フィルタ交換スイッチ37をスタンバイ側に操作すると、図7の(ハ)に示すように、ロータリシリンダ25を、フィルタ7を取り外した流路形成部材30がセット位置に位置するように作動させ、続いて、シリンダ28を伸長作動させ、続いて、ピンチバルブ34に開き作動を実行させる。従って、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材30が送乳路3に連通接続された状態、即ち、非濾過流路部分8Nが送乳路3に位置する状態となる。この状態で、作業者は、待機位置に位置する流路形成部材30(洗浄並びに殺菌済)に新しいフィルタ7を装着する。
【0029】続いて、タイマー式起動スイッチ35により、次の搾乳作業の開始時点を設定するとともに、洗浄開始スイッチ36をオン操作する。制御装置Cは、洗浄開始スイッチ36のオン操作に基づいて、以下のように主制御を実行する。洗浄開始スイッチ36からの洗浄開始指令に基づいて、ノズル装着用シリンダ14を伸長作動させた後、開閉弁V1を開いて(他の弁V2,V3は閉じ状態にする)、ポンプ15及びポンプ6を設定洗浄時間の間作動させる。続いて、前記設定乾燥時間の間、開閉弁V3を開く(他の弁V1,V2は閉じ状態にする)。従って、ティートカップ11、送乳路3、流路形成部材30等の前記乳汁通流経路が洗浄された後、乾燥される。
【0030】設定された開始時点に達すると、タイマー式起動スイッチ35は、搾乳開始指令(請求項5に記載の殺菌開始指令に相当する)を発する。搾乳開始指令に基づいて、制御装置Cは、以下のような制御作動を実行する。ノズル装着用シリンダ14を伸長作動させた後、開閉弁V2を開いて(他の弁V1,V3は閉じ状態にする)、ポンプ15及びポンプ6を設定殺菌時間の間作動させる。続いて、設定乾燥時間の間、開閉弁V3を開く(他の弁V1,V2は閉じ状態にする)。従って、ティートカップ11、送乳路3、流路形成部材30等の前記乳汁通流経路が殺菌された後、乾燥される。続いて、ノズル装着用シリンダ14を収縮作動させる。従って、ノズル12がティートカップ11の装着用開口部から離脱する。この時点で、送乳路3に連通接続されている流路形成部材30(フィルタ7が装着されていない)は、洗浄並びに殺菌されたことになる。
【0031】前記設定殺菌時間及び前記設定乾燥時間が経過することに基づいて、所定の殺菌制御が終了して、洗浄殺菌装置4を停止させることとなり、その時点で、濾過流路切り換え指令が発せられたことになる。この濾過流路切り換え指令に基づいて、ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させ、続いて、シリンダ28を収縮作動させ、続いて、ロータリシリンダ25を、フィルタ7を装着した方の流路形成部材30がセット位置に位置するように作動させ、続いて、シリンダ28を伸長作動させ、続いて、ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させる。従って、フィルタ7を装着した方の流路形成部材30が送乳路3に連通接続された状態、即ち、濾過流路部分8Fが送乳路3に位置する状態となる。つまり、濾過流路切り換え作動が実行されたことになる。
【0032】続いて、自動搾乳装置1を、ティートカップ11を乳牛の乳房に装着するように作動させた後、吸引装置10及びポンプ6を作動させる。従って、4個のティートカップ11が乳牛の乳房に自動的に装着されて、搾乳される。一頭の乳牛に対する搾乳が終了すると、自動搾乳装置1を、ティートカップ11を乳牛の乳房から離脱させた後、待機位置に戻すように制御する。上述の自動搾乳装置1、吸引装置10及びポンプ6の作動制御は、搾乳位置に順次入ってくる乳牛に対して実行される。そして、所定の乳牛に対する搾乳が終了すると、所定の搾乳作業が終了したことになり、作業者は、上述のように、次回の搾乳作業の準備作業を行う。
【0033】〔第2実施形態〕以下、図8ないし図10に基づいて、本発明の第2実施形態を説明する。本第2実施形態においては、制御装置C、操作盤P、濾過流路部分8F、非濾過流路部分8N、流路切り換え手段9以外は、上述の第1実施形態と同様に構成してある。以下、制御装置C、操作盤P、濾過流路部分8F、非濾過流路部分8N、流路切り換え手段9について説明する。流路切り換え手段9は、送乳路3に非濾過流路部分8Nを位置させる状態から、濾過流路部分8Fを位置させる状態に切り換える濾過流路切り換え作動に加えて、送乳路3に濾過流路部分8Fを位置させる状態から非濾過流路部分8Nを位置させる状態に切り換える非濾過流路切り換え作動も実行可能なように構成してある。又、流路切り換え手段9に、濾過流路切り換え作動に加えて、非濾過流路切り換え指令に基づいて非濾過流路切り換え作動を実行させる制御手段を、制御装置Cを利用して構成してある。
【0034】又、非濾過流路部分8Nと複数の濾過流路部分8Fを、枠体41に支持し、枠体41を、着脱自在に、且つ、送乳路3に非濾過流路部分8N及び複数の濾過流路部分8Fを各別に位置させるように移動自在に支持する支持手段としての支持体42を設けてある。
【0035】又、設定洗浄時間の間、洗浄用流体を送乳路3に通流させて送乳路3の洗浄を行う洗浄手段4a、及び、設定殺菌時間の間、殺菌用流体を送乳路3に通流させて送乳路3の殺菌を行う殺菌手段4bは、洗浄殺菌装置4を利用して構成してある。
【0036】以下、図9及び図10に基づいて、枠体41及び支持体42について説明を加える。枠体41には、6個の筒体案内孔41aを並設した上下一対の支持板41bを、上下一対の筒体案内孔41aが同軸状に対向配置する状態に配置して設けてある。そして、上下一対の筒体案内孔41aに対して、円筒形状の流路形成部材43を着脱自在に支持して設けてある。6本の流路形成部材43のうち5本の流路形成部材43には、フィルタ7を装着し、残りの1本(図面上において左から3本目のもの)にはフィルタ7を装着していない。フィルタ7を装着した方の流路形成部材43は濾過流路部分8Fとして機能し、フィルタ7を装着していない方の流路形成部材43は非濾過流路部分8Nとして機能する。
【0037】支持体42には、枠体41を、着脱自在に、且つ、スライド自在に案内する上下一対のガイド42aを設けてある。
【0038】円筒状の上部連通部材44を、その軸芯を上下方向に向けた状態で支持体42に取り付けてある。又、アーム部材48を支持体42の下部に横軸芯を介して枢支し、そのアーム部材48の先端部に、円筒状の下部連通部材45を、その軸芯を上下方向に向けた状態で取り付けてある。下部連通部材45には、送乳路3の上流側部分を連通接続し、上部連通部材44には、送乳路3の下流側部分を連通接続してある。
【0039】リンク47を支持体42の上部に横軸芯を介して枢支し、横軸芯を介してリンク47に枢支連結したブラケット49と、アーム部材48に接続したスプリング50とを接続してある。もって、リンク47を横軸芯周りに揺動させることにより、アーム部材48を横軸芯周りに揺動させて、下部連通部材45をその軸芯が上部連通部材44の軸芯と上下方向の軸芯P3にて同軸状になる状態で上下移動させるように構成してある。
【0040】伸縮作動によりリンク47を揺動駆動する接続用シリンダ52、及び、伸縮作動により枠体41をスライド駆動するスライド用シリンダ53を設けてある。尚、接続用シリンダ52を収縮作動させた状態では、下部連通部材45と流路形成部材43の下端開口部との間、及び、上部連通部材44と流路形成部材43の上端開口部との間の夫々には、上下方向に間隔を隔てた状態となるように構成してある。
【0041】そして、接続用シリンダ52を収縮作動させた状態で、スライド用シリンダ53を、6本の流路形成部材43のうちのいずれか1本が軸芯P3にて同軸状に位置するように作動させ、続いて、接続用シリンダ52を伸長作動させることにより、下部連通部材45を上方に移動させることにより、下部連通部材45と流路形成部材43の下端開口部とを接当させ、且つ、流路形成部材43の上端開口部と上部連通部材44とを接当させて、流路形成部材43と送乳路3とを連通接続するように構成してある。
【0042】従って、流路切り換え手段9を、接続用シリンダ52とスライド用シリンダ53とから構成し、枠体41をスライド移動させることに基づいて、濾過流路切り換え作動及び非濾過流路切り換え作動を実行するように構成してある。つまり、送乳路3にフィルタ7を装着した流路形成部材43を連通接続することにより、送乳路3に濾過流路部分8Fを位置させる状態となり、送乳路3にフィルタ7を装着していない流路形成部材43を連通接続することにより、送乳路3に非濾過流路部分8Nを位置させる状態となる。そして、送乳路3に、フィルタ7を装着してない流路形成部材43を連通接続する状態から、フィルタ7を装着した流路形成部材43を連通接続することにより、濾過流路切り換え作動を実行し、逆に、送乳路3に、フィルタ7を装着した流路形成部材43を連通接続する状態から、フィルタ7を装着していない流路形成部材43を連通接続することにより、非濾過流路切り換え作動を実行することになる。
【0043】操作盤Pには、搾乳開始時点(開始時刻、あるいは、現時刻から開始時刻までの時間)を設定可能なタイマー式起動スイッチ54、フィルタ交換スイッチ55、洗浄開始スイッチ56等を設けてある。制御装置Cに、操作盤Pを接続して、各スイッチから指令が送られるように構成してある。又、制御装置Cに、自動搾乳装置1、ポンプ6,15、吸引装置10、開閉弁V1,V2,V3、ピンチバルブ34、接続用シリンダ52、スライド用シリンダ53を接続して、制御装置Cにより、夫々の作動を制御するように構成してある。
【0044】以下、上述のように構成した搾乳設備により搾乳作業を行う手順を、制御装置Cの制御作動とともに説明する。制御装置Cには、予め、枠体41における複数の濾過流路部分8Fと非濾過流路部分8Nの配置形態を記憶させてある。尚、以下の説明では、説明を簡略にするために、フィルタ7を装着した流路形成部材43を濾過流路部分8Fと記載し、フィルタ7を装着していない流路形成部材43を非濾過流路部分8Nと記載して説明する。
【0045】作業者は、後述の如き、所定の搾乳作業が終了すると、タイマー式起動スイッチ54により、次の搾乳作業の開始時点を設定するととも、洗浄開始スイッチ56をオン操作する。洗浄開始スイッチ56のオン操作に基づいて、制御手段Cは、下記の如き主制御を実行する。尚、所定の搾乳作業が終了した時点では、後述するように、送乳路3に濾過流路部分8Fが位置する状態となっている。ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させ、続いて、接続用シリンダ52を収縮作動させ、続いて、スライド用シリンダ53を、非濾過流路部分8Nが軸芯P3と同軸状となるセット位置に位置するように作動させ、続いて、接続用シリンダ52を伸長作動させ、続いて、ピンチバルブ34に開き作動を実行させる。
【0046】従って、送乳路3に非濾過流路部分8Nが位置する状態となり、非濾過流路切り換え作動が実行されたことになる。洗浄開始スイッチ56のオン操作が、非濾過流路切り換え指令となる。
【0047】続いて、ノズル装着用シリンダ14を伸長作動させた後、開閉弁V1を開いて(他の弁V2,V3は閉じ状態にする)、ポンプ15及びポンプ6を設定洗浄時間の間作動させる。続いて、設定乾燥時間の間、開閉弁V3を開く(他の弁V1,V2は閉じ状態にする)。従って、前記乳汁通流経路が洗浄された後、乾燥される。設定された開始時点に達すると、ノズル装着用シリンダ14を伸長作動させた後、開閉弁V2を開いて(他の弁V1,V3は閉じ状態にする)、ポンプ15及びポンプ6を設定殺菌時間の間作動させる。続いて、前記設定乾燥時間の間、開閉弁V3を開く(他の弁V1,V2は閉じ状態にする)。従って、前記乳汁通流経路が殺菌された後、乾燥される。
【0048】前記設定殺菌時間及び前記設定乾燥時間が経過することに基づいて、所定の殺菌制御が終了して、洗浄殺菌装置4を停止させることとなり、その時点で、濾過流路切り換え指令が発せられたことになる。
【0049】この濾過流路切り換え指令に基づいて、ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させ、続いて、接続用シリンダ52を収縮作動させ、続いて、スライド用シリンダ53を、前回とは別の濾過流路部分8Fが前記セット位置に位置するように作動させ、続いて、接続用シリンダ52を伸長作動させ、続いて、ピンチバルブ34に開き作動を実行させる。つまり、送乳路3に濾過流路部分8Fが位置する状態となり、濾過流路切り換え作動が実行されたことになる。
【0050】続いて、自動搾乳装置1を、ティートカップ11を乳牛の乳房に装着するように作動させた後、吸引装置10及びポンプ6を作動させる。従って、4個のティートカップ11が乳牛の乳房に自動的に装着されて、搾乳される。一頭の乳牛に対する搾乳が終了すると、自動搾乳装置1を、ティートカップ11を乳牛の乳房から離脱させた後、待機位置に戻すように制御する。上述の自動搾乳装置1、吸引装置10及びポンプ6の作動制御は、搾乳位置に順次入ってくる乳牛に対して実行される。そして、所定の乳牛に対する搾乳が終了すると、所定の搾乳作業が終了したことになる。
【0051】5本の濾過流路部分8Fが全て使用されると、枠体41を支持体42から取り外してフィルタ7を新しいものに交換するが、その際のフィルタ交換制御について説明する。このフィルタ交換制御においては、制御手段Cは、作業者によるフィルタ交換スイッチ55の操作に基づいて、以下のように制御作動を実行する。
【0052】フィルタ交換スイッチ55を交換側に操作すると、制御手段Cは、ピンチバルブ34に閉じ作動を実行させ、接続用シリンダ52を収縮作動させる。そして、作業者は、枠体41を支持体42から取り外して5本の濾過流路部分8FのフィルタFを新しいものに交換する。尚、この際、濾過流路部分8Fも取り外して洗浄する。続いて、作業者は、枠体41を支持体42に装着して、スライド用シリンダ53のロッドを枠体41に連結するとともに、フィルタ交換スイッチ55をスタンバイ側に操作する。フィルタ交換スイッチ55のスタンバイ側への操作に基づいて、制御手段Cは、スライド用シリンダ53を、非濾過流路部分8Nが前記セット位置に位置するように作動させ、続いて、接続用シリンダ52を伸長作動させ、続いて、ピンチバルブ34に開き作動を実行させる。以上で、フィルタ交換制御が終了する。
【0053】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明する。
(イ) 2本の流路形成部材30を、交互に下部連通部材26及び上部連通部材27と軸芯P2にて同軸状になる状態に位置させるための構成として、上記第1実施形態においては、ロータリーシリンダ25により、2本の流路形成部材30を一体的に軸芯P1周りに揺動させるように構成する場合について例示したが、これに代えて、シリンダにて2本の流路形成部材30を一体的に往復直線移動させるように構成してもよい。
【0054】(ロ) 上記第2実施形態において、枠体41に複数個設ける濾過流路部分8Fの数は不問である。
【0055】(ハ) 上記第2実施形態において、枠体41に複数個の非濾過流路部分8Nを設けてもよい。この場合、予め、制御手段Cに、枠体41における複数の濾過流路部分8Fと複数の非濾過流路部分8Nの配置形態を記憶させておけばよい。
【0056】(ニ) 上記第2実施形態において、1本の濾過流路部分8Fを枠体41に設けてもよい。
【0057】(ホ) 複数個の濾過流路部分8F及び非濾過流路部分8Nを支持する枠体、及び、その枠体を、着脱自在に、且つ、送乳路3に非濾過流路部分8N及び複数の濾過流路部分8Fを各別に位置させるように移動自在に支持する支持手段の具体構成は、上記第2実施形態において例示した構成以外に、種々の構成が可能である。例えば、枠体を、円筒状に形成するとともに、その周方向に複数個の濾過流路部分8F及び非濾過流路部分8Nを支持するように構成し、支持手段を、円筒状の枠体を回動自在に支持する軸体にて構成してもよい。この場合、流路切り換え手段9は、枠体を回動駆動する電動モータを備えて構成すればよい。
【0058】(ヘ) 上記各実施形態において、設定殺菌時間が経過したのちに実行される乾燥制御(即ち、設定乾燥時間の間、開閉弁V3を開く(他の弁V1,V2は閉じ状態にする)制御)を省略し、設定殺菌時間が経過することに基づいて、制御装置Cが自動的に濾過流路切り換え指令を受けるように構成してもよい。
【0059】(ト) 上記各実施形態において、フィルタ7及び流路形成部材30,43の形状は、フィルタ7が流路形成部材30,43に装着できるように互いに形状を合わせた状態で、種々変更可能である。
【0060】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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