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発明の名称 コンバインの排ワラ処理部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−37641
公開日 平成9年(1997)2月10日
出願番号 特願平7−196783
出願日 平成7年(1995)8月1日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 一森 隆 / 大野 隆行 / 牧園 晴充
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 排ワラ搬送装置(2)の下方に配備した排ワラ切断装置(3)の切換カバー(15)を、その底面(15a)により前記排ワラを前記排ワラ切断装置(3)内に導入案内する開放姿勢と、その上面(15b)により前記排ワラを前記排ワラ切断装置(3)内に導入せずに後方へ案内する閉鎖姿勢とに姿勢切り換え可能に構成してあるコンバインの排ワラ処理部構造であって、前記切換カバー(15)の開放姿勢への切り換え操作に連動して、前記開放姿勢の切換カバー(15)と前記排ワラ切断装置(3)の上部カバー(12A)との間に形成される隙間を閉塞する閉塞カバー(15A)を設けてあるコンバインの排ワラ処理部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ワラ搬送装置の下方に配備した排ワラ切断装置の切換カバーを、その底面により前記排ワラを前記排ワラ切断装置内に導入案内する開放姿勢と、その上面により前記排ワラを前記排ワラ切断装置内に導入せずに後方へ案内する閉鎖姿勢とに姿勢切り換え可能に構成してあるコンバインの排ワラ処理部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコンバインの排ワラ処理部構造においては、例えば、特開昭64‐43128号公報、および、特開平1‐196223号公報などで開示されているように、排ワラ切断装置の切換カバーは、排ワラ切断装置の上部カバーに対して左右向きの後部支点周りで上下揺動自在となるように枢支された平板によって構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排ワラは、脱穀装置の左側方に配設されたフィードチェーンにより挾持搬送されることによって株元側が機体左外側方に露出した状態から、機体右後方に配設された排ワラ結束装置やドロッパーなどへ供給される状態に、排ワラ搬送装置により搬送されるものであり、排ワラ搬送装置の下方に配備した排ワラ切断装置へ導入する際には、排ワラ切断装置の右側部カバーに近接する箇所からは導入されないことから、排ワラ切断装置の排ワラ導入口は、排ワラ切断装置の左側部カバーに近接する箇所から、右側部カバーより若干量機体内方に離間した箇所にわたるようにしか形成されておらず、上記従来技術のように切換カバーを平板で構成しただけでは、排ワラ切断装置によって該装置内に導入された排ワラを細かく切断する際に発生する粉塵が、開放姿勢の切換カバーと排ワラ切断装置の上部カバーとの間に形成された隙間から切換カバーと排ワラ切断装置の右側部カバーとの間に向けて流出し、機体外方に飛散する不都合が生じるようになっていた。しかも、通常、開放姿勢の切換カバーと排ワラ切断装置の右側部カバーとの間に形成される隙間は、起立した人間の目線高さに略位置するようになることから、排ワラ切断処理中のコンバインが補助作業者の近くを通過する場合などにおいては、その隙間から飛散する粉塵によって、排ワラ処理部近くの補助作業者などに不快感を与える虞があった。
【0004】本発明の目的は、排ワラ切断装置によって排ワラを細かく切断する際に発生する粉塵が機体外方に飛散する不都合を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では、排ワラ搬送経路の下方に配備した排ワラ切断装置の切換カバーを、その底面により前記排ワラを前記排ワラ切断装置内に導入案内する開放姿勢と、その上面により前記排ワラを前記排ワラ切断装置内に導入せずに後方へ案内する閉鎖姿勢とに姿勢切り換え可能に構成してあるコンバインの排ワラ処理部構造において、前記切換カバーの開放姿勢への切り換え操作に連動して、前記開放姿勢の切換カバーと前記排ワラ切断装置の上部カバーとの間に形成される隙間を閉塞する閉塞カバーを設けた。
【0006】本発明によると、切換カバーを、排ワラ切断装置の上部カバーから上方に離間させる開放姿勢に切り換えると、その操作に連動して、閉塞カバーが、開放姿勢の切換カバーと排ワラ切断装置の上部カバーとの間に形成される隙間を閉塞する状態、つまり、上部カバーの上端から、上部カバーの上方に離間した切換カバーの横側端に渡るように延出された状態になることから、排ワラ切断装置によって排ワラを細かく切断する際に発生する粉塵が前記隙間から切換カバーと排ワラ切断装置の右側部カバーとの間に向けて流出する不都合が解消される。また、閉塞カバーは、切換カバーの開放姿勢への切り換え操作に連動して、上部カバーの上端から、上部カバーの上方に離間した切換カバーの横側端に渡るように延出されるものであり、切換カバーの閉鎖姿勢においては上部カバーの上端から上方へは延出されないものであることから、閉鎖姿勢の切換カバーの上面によって排ワラ切断装置の後方へ案内される排ワラが、閉塞カバーとの引っ掛かりによって後方へ搬送されなくなるといった不都合が生じる虞がない。
【0007】従って、排ワラ切断装置による排ワラ切断処理時には、それに伴って発生する粉塵の前記隙間からの流出による機体外方への飛散を回避できることから、排ワラ処理部近くの補助作業者などに不快感を与える虞をなくすことができるとともに、排ワラ切断装置後方の結束装置による排ワラ結束処理やドロッパーによる長ワラ放出処理時などには、排ワラを排ワラ切断装置の後方へ円滑に搬送できるコンバインの排ワラ処理部構造を提供し得るに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1には、脱穀装置Aの後部に装備された排ワラ処理部Bの平面が、図2には排ワラ処理部Bの縦断側面が示されている。この排ワラ処理部Bは、脱穀装置Aにおいて扱き処理された横倒れ姿勢の刈取穀稈(排ワラ)をフィードチェーン1から受け取って右斜め後方へ搬送する排ワラ搬送装置2、排ワラ搬送装置2の下方に配設された排ワラ切断装置3、および、排ワラ搬送装置2の後方に配設されたドロッパー4によって構成されている。排ワラ搬送装置2は、上方に配設された突起付き搬送チェーン5と下方に配設されたガイドレール6とで株元側を挾持することによって排ワラを搬送する挾持搬送機構7、および、搬送チェーン8に備えた複数の係止爪8aにより上方から穂先側を係止することによって排ワラを搬送する係止搬送機構9によって構成されている。排ワラ切断装置3は、左右向き姿勢の回転軸10aに円盤形状の切断刃10bを左右に複数並設してなる二つの切断体10を前後に並設して構成された切断機構11、および、切断機構11を外囲して排ワラ切断時に発生する粉塵の飛散を抑制する防塵ケース12によって構成されており、排ワラを、細かく切断して防塵ケース12の排出口12aから落下放出するようになっている。ドロッパー4は、所定量以上の排ワラが堆積するのに伴って下降揺動するようにバネ付勢された開閉板13、および、排ワラを開閉板13上に案内するガイド板14によって構成されており、所定量の排ワラを長尺のまま機外へ落下放出するようになっている。
【0010】図2に示すように、挾持搬送機構7のガイドレール6は、支持固定されたガイド杆6aと、ガイド杆6aに揺動移動自在に内嵌されたスライド杆6bによって構成されており、スライド杆6bの延出端が排ワラ切断装置3の前部上方に位置する収縮状態と、スライド杆6bの延出端が排ワラ切断装置3の後部上方に位置する伸長状態とに切り換えられるようになっている。排ワラ切断装置3の防塵ケース12は、切断機構11の上方を覆う後下がり姿勢の上部カバー12Aと、前後左右の側部カバー12Bによって構成されている。上部カバー12Aには、排ワラを排ワラ切断装置3内に導入するための導入口12bが、左側部カバー12Bに近接する箇所から右側部カバー12Bより若干量機体内方に離間した箇所にわたって形成されるとともに、左右向きの後部支点P周りの上下揺動操作によって、導入口12bを開放する開放姿勢と導入口12bを閉鎖する閉鎖姿勢とに姿勢切り換え可能となるように構成された切換カバー15が装備されている。切換カバー15は、その開放姿勢においては上部カバー12Aから上方に離間して、その底面15aにより排ワラを導入口12bから排ワラ切断装置3内に導入案内するようになっている。また、その閉鎖姿勢においては上部カバー12Aと同じ高さに位置して、その上面15bにより排ワラを後方へ案内するようになっている。ガイドレール6と切換カバー15の切り換えは、操作レバー16により操作されるリミットスイッチ17からのオン・オフ信号、および、切換カバー15操作用のセクタギヤ18の回転角を検出するポテンショメータ19からの検出信号に基づいて、制御装置20が電動モータ21の作動を制御することによって行われるようになっている。尚、図中の符号22は、電動モータ21からの動力によって一対の操作ワイヤ23,24を介してガイドレール6のガイド杆6aに対してスライド杆6bを出退させるプーリである。また、符号25は、切換カバー15とセクタギヤ18とを連係する操作ロッドである。
【0011】図2および図3に示すように、切換カバー15の右側端には、切換カバー15の開放姿勢への切り換え操作に連動して、開放姿勢の切換カバー15と上部カバー12Aとの間に形成される隙間を閉塞する平板材からなる側面視扇型の閉塞カバー15Aが下方に向けて延設されている。これによって、排ワラ切断装置3による排ワラ切断処理を行う場合には、切換カバー15を、左右向きの後部支点P周りの上下揺動操作により、排ワラ切断装置3の上部カバー12Aから上方に離間させる開放姿勢に切り換えると、その操作に連動して、閉塞カバー15Aが、開放姿勢の切換カバー15と上部カバー12Aとの間に形成される隙間を閉塞する状態、つまり、上部カバー12Aの上端から、上部カバー12Aの上方に離間した切換カバー15の右側端に渡るように延出された状態になることから、排ワラ切断装置3によって排ワラを細かく切断する際に発生する粉塵が前記隙間から流出して、切換カバー15の右側端と排ワラ切断装置3の右側部カバー12Bとの間から機体外方へ飛散する不都合を解消できるようになっている。また、閉塞カバー15Aは、切換カバー15を開放姿勢に切り換えた場合にのみ、それに連動して、上部カバー12Aの上端から、上部カバー12Aの上方に離間した切換カバー15の右側端に渡るように延出されるものであり、切換カバー15の閉鎖姿勢においては上部カバー12Aの上端から上方へは延出されないものであることから、ドロッパー4による長ワラ放出処理を行う際においては閉鎖姿勢の切換カバー15の上面15bによって排ワラ切断装置3後方のドロッパー4へ案内されるはずの排ワラが、閉塞カバー15Aとの引っ掛かりによって後方へ搬送されなくなるといった不都合が生じる虞を解消できるようになっている。
【0012】つまり、切換カバー15の右側端に、その端部から下方に延出する閉塞カバー15Aを設けるだけの簡単な改良を施すことによって、排ワラ切断装置3による排ワラ切断処理時には、それに伴って発生する粉塵が前記隙間から流出して切換カバー15の右側端と排ワラ切断装置3の右側部カバー12Bとの間から機体外方に飛散することによって排ワラ処理部B近くの補助作業者などに不快感を与える虞をなくすことができ、また、排ワラ切断装置3後方のドロッパー4による長ワラ放出処理時には、排ワラを排ワラ切断装置3後方のドロッパー4に向けて円滑に搬送できるのである。
【0013】図4および図5に示すように、脱穀装置Aの前部側には、扱胴26の駆動軸26aに装着された駆動プーリ27、フィードチェーン1の前部上方に配設された従動プーリ28、および、それらのプーリ27,28に渡って巻回された突起付き搬送ベルト29によって構成された補助搬送装置30が装備されている。この補助搬送装置30により、フィードチェーン1によって横倒れ姿勢で挾持搬送される刈取穀稈の梳き伸ばしを行い、扱胴26に対する刈取穀稈の突入姿勢が株元先行姿勢になるのを防止することによって、切れワラの防止、および、扱胴26に掛かる負荷の軽減を図るようにしている。
【0014】〔別実施形態〕以下、本発明の別の実施の形態を列記する。
■ 上記実施形態においては、切換カバー15の右側端に閉塞カバー15Aを設けるようにしたが、切換カバー15と排ワラ切断装置3の左右の側部カバー12Bとが離間するような場合には、切換カバー15の左右両側端に閉塞カバー15Aを設けるようにしてもよい。
■ 上記実施形態においては、閉塞カバー15Aを側面視扇型の平板材によって構成したが、排ワラ切断装置3における左右の側部カバー12Bの上端から切換カバー15の左右の側端に渡る扇子状の蛇腹体や帆布などによって、切換カバー15の姿勢切り換え操作に連動して伸縮するように構成してもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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