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発明の名称 乗用型田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−28116
公開日 平成9年(1997)2月4日
出願番号 特願平7−182353
出願日 平成7年(1995)7月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 安田 真
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 機体後部にリンク機構(3)を介して苗植付装置(5)を昇降操作自在に設け、第1支持アーム(12)を、機体横側方に向く第1作業姿勢(A)と機体前後方向に向く第1格納姿勢(B)とにわたって揺動切換操作自在に機体で支持するとともに、先端部でラインマーカ(11)を支持する第2支持アーム(14)を、前記第1支持アーム(12)の先端部で、田面(G)に沿う第2作業姿勢(C)と上に向く第2格納姿勢(D)とにわたって上下揺動切換え操作自在に支持し、前記苗植付装置(5)を上昇操作するに伴って、前記第2支持アーム(14)が前記第2格納姿勢(D)に切換わるように、前記リンク機構(3)と第2支持アーム(14)とを、インナワイヤ(7a)とアウタワイヤ(7b)からなる操作ワイヤ(7)を介して連係してある乗用型田植機であって、前記アウタワイヤ(7b)の前記第2支持アーム(14)側の先端部を、前記第1支持アーム(12)の揺動軸芯(P1)よりも機体内方側の固定部(36)に固定して、前記インナワイヤ(7a)を前記アウタワイヤ(7b)の先端部から前記第2支持アーム(14)側まで導出してある乗用型田植機。
【請求項2】 前記第1支持アーム(12)が前記第1格納姿勢(B)に切り換わった状態で、前記インナワイヤ(7a)の屈折部を円弧状に屈折させる円弧状ガイド部(37)を、前記揺動軸芯(P1)の近傍に設けてある請求項1記載の乗用型田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機体後部にリンク機構を介して苗植付装置を昇降操作自在に設け、第1支持アームを、機体横側方に向く第1作業姿勢と機体前後方向に向く第1格納姿勢とにわたって揺動切換操作自在に機体で支持するとともに、先端部でラインマーカを支持する第2支持アームを、前記第1支持アームの先端部で、田面に沿う第2作業姿勢と上に向く第2格納姿勢とにわたって上下揺動切換え操作自在に支持し、前記苗植付装置を上昇操作するに伴って、前記第2支持アームが前記第2格納姿勢に切換わるように、前記リンク機構と第2支持アームとを、インナワイヤとアウタワイヤからなる操作ワイヤを介して連係してある乗用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の乗用型田植機においては、前記アウタワイヤの先端部を、第1支持アームの基端部に固定して、インナワイヤを前記アウタワイヤの先端部から第2支持アーム側まで導出してあり、第1支持アームを前記第1格納姿勢に設定すると、アウタワイヤの先端側が屈折するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記アウタワイヤは、比較的硬くて屈折時の曲率半径を大きく設定しなければならないために、上記従来の構成では、アウタワイヤの収容空間が前記第1支持アームの揺動軸芯周りに大きく形成されることになって、前記揺動軸芯周りの構造が大きくなるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、前記第1支持アームの揺動軸芯周りの構造をコンパクトにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記載した乗用型田植機において、前記アウタワイヤの前記第2支持アーム側の先端部を、前記第1支持アームの揺動軸芯よりも機体内方側の固定部に固定して、前記インナワイヤを前記アウタワイヤの先端部から前記第2支持アーム側まで導出してあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1にかかる発明において、前記第1支持アームが前記第1格納姿勢に切り換わった状態で、前記インナワイヤの屈折部を円弧状に屈折させる円弧状ガイド部を、前記揺動軸芯の近傍に設けてあることにある。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、アウタワイヤの第2支持アーム側の先端部を、第1支持アームの揺動軸芯よりも機体内方側の固定部に固定して、インナワイヤをアウタワイヤの先端部から第2支持アーム側まで導出してあるから、第1支持アームを前記第1格納姿勢に設定すると、インナワイヤだけが屈折するようになり、このインナワイヤはアウタワイヤに比べて柔軟で屈折時の曲率半径を小さく設定することができて、屈折状態のワイヤ収容空間を小さくすることができる。
【0008】請求項2の構成によれば、請求項1の構成による上記作用に加え次の作用を奏することができる。つまり、例えば、前記第1、第2支持アームを第1,第2格納姿勢に設定した状態で、インナワイヤがアウタワイヤの先端部を出てすぐに急な角度で屈折した状態になっていると、誤操作等により第2作業姿勢側に少し倒れた第2支持アームを、前記第2格納姿勢に復帰させようとして前記インナワイヤを引き操作した場合、インナワイヤがアウタワイヤの先端開口部を押し広げようとして、前記開口部が破損する虞れがあるが、請求項2の構成によれば、第1支持アームが第1格納姿勢に切り換わった状態で、インナワイヤの屈折部を円弧状に屈折させる円弧状ガイド部を設けてあるから、前記第1格納姿勢においてインナワイヤをアウタワイヤの先端部からほぼまっすぐに延出させるか、あるいは緩やかな角度で屈折させることができ、その結果、上記のように、誤操作等により第2作業姿勢側に少し倒れた第2支持アームを、前記第2格納姿勢に復帰させようとして前記インナワイヤを引き操作した場合であっても、インナワイヤがアウタワイヤの先端開口部を無理に押し広げようとすることがなく、前記開口部が破損する虞れがない。
【0009】〔効果〕従って、請求項1の構成によれば、屈折状態のワイヤ収容空間を小さくすることができるから、第1支持アームの揺動軸芯周りの構造をコンパクトにすることができた。
【0010】請求項2の構成によれば、請求項1の構成による上記効果に加え、前記第1格納姿勢において、アウタワイヤの先端部から延びだしたインナワイヤでアウタワイヤの先端開口部を無理に押し広げることがないから、アウタワイヤの先端開口部が破損することがなく、操作ワイヤの耐久性を向上させることができるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2で支持された機体に操縦部24を形成し、機体後部にリンク機構3を油圧シリンダ4により昇降操作自在に備え、リンク機構3の後端に8条植えの苗植付装置5を連結し、上下複数段の予備苗載せ台38を備える予備苗貯留装置を機体前部に設けて乗用型田植機を構成している。
【0012】この乗用型田植機では一回の植付行程中に、機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての印を田面Gに付けていく一対のラインマーカー11(以下、マーカー11と略称する)を、機体前部の右横側部及び左横側部に備えている。次にこのマーカー11について説明する。
【0013】図2,図3に示すように、機体前下部に左右に貫通させたパイプ状の第1支持フレーム6の両端部で、バランスウエイト取付け部27を備えた左右一対の平面視L字形の第2支持フレーム25が各別に支持され、第2支持フレーム25の縦軸芯P1周りに揺動自在にパイプ状の第1支持アーム12が左右一対支持されている。
【0014】前記第1支持アーム12は、機体前方側を向く第1格納姿勢B(図3の一点鎖線参照)になるまで揺動可能であり、この第1支持アーム12の遊端部には、マーカで引かれた線が見えにくいとき等に使用する隣接マーカ32を取付けてある。
【0015】そして、第1支持アーム12を前記第1格納姿勢B側に引き付勢するバネ10が備えられ、第1支持アーム12が機体横側方に向いた第1作業姿勢Aにおいて、第1支持アーム12の基端部をバネ10に抗して接当支持するピン13が、第2支持フレーム25側に挿抜自在に備えられている。これにより、バネ10に抗して第1支持アーム12を押し操作することによって、第1支持アーム12を機体横側方に向く第1作業姿勢Aと機体前方に向く第1格納姿勢Bとに亘って切換操作可能である。
【0016】図1,図2,図3に示すように、前記第1作業姿勢Aにおける第1支持アーム12の先端部の斜め軸芯P2周りに、第2支持アーム14が、水平方向に向く第2作業姿勢C、及び上に向く第2格納姿勢Dに亘り、斜めの上下揺動自在に支持されている。前記斜め軸芯P2は第1支持アーム12の作業姿勢において、図1に示すように、機体後方側(紙面右方)に傾斜するように設定されている。
【0017】図6及び図7に示すように、第2支持アーム14の先端部にマーカー11が回転自在に支持されており、第2支持アーム14に対してマーカー11を下方側に付勢するつる巻きバネ23が備えられている。
【0018】また図4,図5(イ),(ロ)に示すように、前記苗植付装置5を上昇操作するに伴って、第2支持アーム14が第2格納姿勢Dに切換わるように、リンク機構3と第2支持アーム14とを、インナワイヤ7aとアウタワイヤ7bからなる操作ワイヤ7を介して連係してある。詳述すると、図4に示すように、リンク機構3における上リンク3aを上下揺動自在に支持するフレーム16において、フレーム16の横軸芯P3周りに操作板15が上下揺動自在に支持され、操作板15と左右の第2支持アーム14とが一対の操作ロッド14b及び前記操作ワイヤ7により接続されている。上リンク3aに操作アーム18が固定されており、操作アーム18の先端に接続された連係リンク19のピン19aが、操作板15の長孔15aに挿入されている。
【0019】前記第2支持フレーム25には、第1支持アーム12の支持ブラケット46を固着するとともに、操作ワイヤ支持ブラケット36(固定部の一例)を、第1支持アーム12の揺動軸芯P1よりも機体内方側に位置する状態に固着してあり、操作ワイヤ支持ブラケット36に前記アウタワイヤ7bの先端部を固定して、インナワイヤ7aをアウタワイヤ7bの先端部から第2支持アーム14側まで導出してある。また、第1支持アーム12が第1格納姿勢に切り換わった状態で(図5(ロ)参照)、インナワイヤ7aの屈折部を円弧状に屈折させるローラ37(円弧状ガイド部の一例)を、前記支持ブラケット46に縦軸芯周りに回転自在に設けてある。
【0020】前記操作板15と左右の第2支持アーム14との連係機構について説明する。第2支持アーム14の基端部に設けたブラケット30と、第1支持アーム12の先端部との間にバネ20を設けて、第2支持アーム14を下方側に引き付勢してある。そして、前記操作ロッド14bを第1支持アーム12の長手方向に往復移動自在に支持する支持ブラケット31を設け、操作ロッド14bに凹部14aを形成して、操作ロッド14bが機体側に引張られるに伴って(つまり第2支持アーム14が上昇操作されるに伴って)、操作ロッド14bの前記凹部14aに係合するフック21を、前記支持ブラケット31に設けてある。フック21は操作ロッド14bの上方を横切る軸芯周りに上下揺動自在に支持してあり、前記フック21を前記軸芯よりも第1支持アーム12の基端側に位置させた状態で、支持ブラケット31上に設けたスプリング32により下方に揺動付勢して、上記のように操作ロッド14bが機体側に引張られるに伴って、フック21がスプリングの付勢力で凹部14aに係合するよう構成してある。このフック21は、アクチュエータ22によりスプリング32の付勢力に抗して上方に揺動させて、凹部14aとの係合を解除自在に構成してある。
【0021】前記第2支持フレーム25と第1支持アーム12との間には、第1支持アーム12の格納状態で、アクチュエータ22への入力を遮断するマイクロスイッチ33を設けて、前記格納状態でアクチュエータ22が誤って作動して第2支持アーム14が下方に倒れることがないよう構成してある(図3参照)。
【0022】図4に示すように、前記第1支持アーム12の先端部には、前記第2格納姿勢Dに設定した第2支持アーム14を係脱自在なフック34を設けて、格納姿勢の第2支持アーム14が、衝撃等により誤って作業姿勢に切り換わるのを防止してある。
【0023】通常の植付作業時での状態について説明する。例えば左の第1及び第2支持アーム12,14を図3に示す第1,第2作業姿勢A,Cに設定して、左のマーカー11を田面G内に突入させ、右の第1及び第2支持アーム12,14を第1格納姿勢B及び第2格納姿勢Dに設定していたとする。この状態で機体が植え付けを行いながら進行していくと、左のマーカー11により田面Gに線状に印が付けられていく。
【0024】この場合、左の第1又は第2支持アーム12,14に他物が接触して無理な力が作用すると、図3に示すバネ10に抗して第1及び第2支持アーム12,14が機体後方側に揺動して、第1又は第2支持アーム12,14の破損が防止される。又、田面G内に突入している左のマーカー11に泥塊等が当たり無理な力が作用すると、つる巻きバネ23に抗してマーカー11が上方に持ち上げられてマーカー11の破損が防止される。
【0025】以上の状態で一回の植付行程を終了し機体が畦際に達すると、苗植付装置5を田面Gから大きく上昇操作して、畦際で機体を左に180°旋回させることになる。このように苗植付装置5を上昇操作すると、図4において上リンク3aが上方に揺動操作されるので、操作アーム18及び連係リンク19により、操作板15が紙面右方に揺動操作され操作ワイヤ7が操作板15側に引き操作される。これにより、第2作業姿勢Cの左の第2支持アーム14が図2及び図3に示すように、バネ20の付勢力に抗して上を向いた第2格納姿勢Dに切換操作され、左の第2支持アーム14の操作ロッド14bの凹部14aがフック21に係合して、左の第2支持アーム14が第2格納姿勢Dに保持される。
【0026】前述の状態で畦際で左への180°旋回が終了し、苗植付装置5を田面Gにまで下降操作すると、図4に示すようにインナワイヤ7aが第2支持アーム14側に戻され、アクチュエータ22により右の第2支持アーム14用のフック21が外し操作されて、バネ20の付勢力により右の第2支持アーム14が第2格納姿勢Dから、第2作業姿勢Cに切換操作される。この場合、フック21により左の第2支持アーム14は第2格納姿勢Dに保持されている。
【0027】次に、この乗用型田植機をトラックの荷台に載せて運搬する場合について説明する。運搬時には苗植付装置5を大きく上昇操作しピン13を取り外す。従って、図8及び図9に示すようにバネ20の付勢力で第2支持アーム14が第2作業姿勢Cから第2格納姿勢Dに切換操作され、バネ10の付勢力により第1支持アーム12が機体前方に向く第1格納姿勢Bに切換操作される。
【0028】これにより、運搬時においては機体前部のボンネット9の左右横側で予備苗載台8の下側に左右の第1支持アーム12が位置し、ボンネット9及び左右の予備苗載台8の機体前方側に、左右の第2支持アーム14及びマーカー11が位置する。
【0029】前記予備苗貯留装置の構造について説明する。図1,図10,図11に示すように、前記予備苗貯留装置は、機体フレームの前端左右側に前後一対づつ各別に立設したパイプ製支柱39と、前側の左右一対の支柱39の上端部どうしを支持し合うように連結している逆U字形の第1支柱連結杆40と、前記支柱39に上下複数段にわたって取り付けてある予備苗載せ台38とにより構成してある。
【0030】前記第1支柱連結杆40は、一端部40aが一対の支柱39の一方に対する連結部で、他端部40bが一対の支柱39の他方に対する連結部になるように、両端側を折り曲げ成形した板材でなり、一方の連結部40aを一方の支柱39に、他方の連結部40bを他方の支柱39に、それぞれ連結部材44を介して横ピン42周りに回転自在に連結してある。
【0031】前記連結部材44には、第1支柱連結杆40が直立した状態から前方側への揺動を阻止する揺動阻止部44aと、第1支柱連結杆40の後側への揺動を許す開放部44bとを設け、第1支柱連結杆40を前記直立状態で保持するロックボルト45を、連結部材44と支柱39とに挿抜自在に設けて、前記直立した状態の作業姿勢と、後方側に倒れた格納姿勢とに切換え自在に構成してある。この構成によれば、格納時には第1支柱連結杆40を前記格納姿勢に切換えることで、出入口が低くなっている格納庫であっても簡単に格納することができる。
【0032】〔別実施形態〕前記円弧状ガイド部37は、前記支持ブラケット46に回転不能に固定したものであってもよい。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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