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発明の名称 コンバインの排藁処理部
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−9775
公開日 平成9年(1997)1月14日
出願番号 特願平7−166018
出願日 平成7年(1995)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 牧園 晴充 / 大野 隆行
要約 目的
排藁カッターを機体後端上部に機体後方に突出した状態で設け、排藁カッターからの切断藁落下経路をリアシュートと左右のサイドシュートで形成したコンバインにおいて、リアシュートとサイドシュートの畦越え時等における損傷を防止する。

構成
サイドシュート13を、下端の前端側角部付近と上端の後端側角部付近とを結ぶ折れ線Lで内側に折り畳み自在に形成し、リアシュート12を上端側中心に前後揺動自在に取付け、サイドシュート13が伸長されてリアシュート12が後方揺動された使用状態と、サイドシュート13が折り畳まれてリアシュート12が前方揺動された格納状態とに切換え自在に構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 排藁カッター(10)を機体後端上部に機体後方に突出した状態で設け、前記排藁カッター(10)からの切断藁落下経路をリアシュート(12)と左右のサイドシュート(13)で形成したコンバインにおいて、前記両サイドシュート(13)を、下端の前端側角部付近と上端の後端側角部付近とを結ぶ折れ線(L)で内側に折り畳み自在に形成し、前記リアシュート(12)を上端側中心に前後揺動自在に取付け、前記両サイドシュート(13)が伸長されて前記リアシュート(12)が後方揺動された使用状態と、前記両サイドシュート(13)が折り畳まれて前記リアシュート(12)が前方揺動された格納状態とで前記リアシュート(12)と前記両サイドシュート(13)を固定する固定手段(18,19)を設けてあるコンバインの排藁処理部。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀後の排藁を細断して圃場に放出してゆくよう構成したコンバインの排藁処理部に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインにおいては、排藁カッターを機体後端上部に機体後方に突出した状態で設け、排藁カッターからの細断藁の落下経路をリアシュートと左右のサイドシュートで囲まれた空間として形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】細断藁落下経路を形成するリアシュートと左右のサイドシュートは、風によって細断藁が飛散しないよう、また、安全性を高めるために下方に延ばす傾向にあり、リアシュートとサイドシュートの対地高さがかなり低くなっている。このために、畦超え等のために機体が後ろ下がり傾斜姿勢になった時に、リアシュートとサイドシュートの下端が地面などに衝突して損傷しやすくなるものであった。また、コンバインを縦列状態でトラック等に積載して運搬する際に、前のコンバインのリアシュート下端に後のコンバインの刈取部前端とが接触しないように前後間隔を開けて積載しなければならず、このために積載空間の前後長さが大きくなり、大型のトラックが必要となって運搬コストが高くなるおそれがあり、リアシュートとサイドシュートの損傷防止及び運搬コスト低減の面から改良の余地があった。
【0004】本発明の目的は、リアシュートとサイドシュートを十分に下方に延ばして安全性を高めながら、リアシュートとサイドシュートの段部乗り越え時の損傷を防止でき、しかも、コンバインを縦列状態で積載運搬する際の積載空間の前後長さを短縮して運搬コストを低減できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、排藁カッターを機体後端上部に機体後方に突出した状態で設け、排藁カッターからの切断藁落下経路をリアシュートと左右のサイドシュートで形成したコンバインにおいて、両サイドシュートを、下端の前端側角部付近と上端の後端側角部付近とを結ぶ折れ線で内側に折り畳み自在に形成し、リアシュートを上端側中心に前後揺動自在に取付け、両サイドシュートが伸長されてリアシュートが後方揺動された使用状態と、両サイドシュートが折り畳まれてリアシュートが前方揺動された格納状態とでリアシュートと両サイドシュートを固定する固定手段を設けたことにある。
【0006】
【作用】リアシュートとサイドシュートを十分に下方に延ばしても、両サイドシュートを折り畳んでリアシュートを前方揺動させた格納状態にすると、リアシュートと両サイドシュートの下端側の機体後方への突出量を大幅に減小できるから、畦超え等のために機体が後ろ下がり傾斜する際のリアシュートと両サイドシュートの衝突による損傷を十分に防止できる。
【0007】さらに、コンバインを縦列状態でトラック等に積載して運搬する際に、前のコンバインの両サイドシュートを折り畳んでリアシュートを前方揺動させた格納状態にすると、前のコンバインのリアシュートの下方に後のコンバインの刈取部前端を入り込ませることができ、コンバインの積載空間の前後長さを短縮することができる、積載台数を増やしたり、同台数のコンバインを一回り小型のトラックで運搬することができる。
【0008】
【発明の効果】その結果、リアシュートとサイドシュートを十分に下方に延ばしても、畦越え時等におけるリアシュートとサイドシュートの損傷を防止できるとともに、コンバインの縦列状態での積載運搬に際して運搬コストを低減できる、安全性向上、排藁放出シュートの損傷防止及び運搬コスト低減において優れたコンバインを提供できるようになった。
【0009】
【実施例】図1に示すように、クローラ式走行装置9で走行する車体の前部に、油圧シリンダ1によって支点2周りで昇降揺動揺自在な刈取部3を連結するとともに、車体上に脱穀装置5、原動部、および、運転部8、等を搭載し、刈取部3で刈り取った穀稈を脱穀フィードチェーン4で挟持搬送しながら脱穀し、脱穀後の排藁を排藁処理部7で細断して圃場に放出してゆく自脱型のコンバインを構成してある。
【0010】前記排藁処理部7を構成するに、前後に並べた高速回転刃14と低速回転刃15で排藁を切断する円板型排藁カッター10を機体後端上部に機体後方に突出した状態で設け、排藁カッター10から落下する切断排藁の放出位置を機体横方向に変更する排藁放出位置変更装置11を設け、排藁カッター10からの細断藁落下経路をリアシュート12と左右のサイドシュート13で囲まれた空間として形成し、リアシュート12とサイドシュート13を十分に下方に延ばし、細断藁が風によって飛散されにくいように、かつ、シュート下端から回転刃14,15までの距離を大きくして安全性を高めるように構成してある。
【0011】図2および図3に示すように、リアシュート12を合成樹脂製で形成するとともに、上端側中心に前後揺動自在に取付けてある。また、両サイドシュート13を合成樹脂製で形成するとともに、その内面に金具16を付設し、金具16に溶接したナット17に蝶ボルト18を螺合させて、両サイドシュート13が伸長されてリアシュート12が後方揺動された使用状態でリアシュート12と両サイドシュート13を固定するように構成してある。
【0012】両サイドシュート13を、薄肉ヒンジ部分13aによって下端の前端側角部付近と上端の後端側角部付近とを結ぶ折れ線Lで内側に折り畳み自在に形成し、図3及び図4に示すように、サイドシュート13の揺動部分13bに設けた金具20に蝶ボルト18を螺合させて、両サイドシュート13が折り畳まれてリアシュート12が前方揺動された格納状態でリアシュート12と両サイドシュート13を固定するように構成してある。
【0013】また、図4に示すように、コンバインA,Bを縦列状態でトラック等に積載して運搬する際に、前のコンバインAの両サイドシュート13を折り畳んでリアシュート12を前方揺動させた格納状態にすることで、前のコンバインAのリアシュート12の下方に後のコンバインBの刈取部3の前端を入り込ませることができ、コンバインA,Bの積載空間の前後長さを短縮でき、トラック1台当たりのコンバイン積載台数を増やしたり、同台数のコンバインを一回り小型のトラックで運搬でき、運搬コスト低減に有効となるのである。
【0014】〔別実施例〕
■ リアシュート12やサイドシュート13の材質、形状等は適当に変更でき、また、リアシュート12を上端側中心に前後揺動自在に取付ける具体構造、及び、両サイドシュート13を折れ線Lで折り畳み自在に形成する具体構造は、例えばヒンジ式などの公知技術に基づいて適宜設計変更自在である。
【0015】■ 両サイドシュート13が伸長されてリアシュート12が後方揺動された使用状態と、両サイドシュート13が折り畳まれてリアシュート12が前方揺動された格納状態とでリアシュート12と両サイドシュート13を固定するための具体構成は公知の固定手段に基づいて適当に設計変更でき、例えば図5に示すようにリアシュート12に付設した突起19をサイドシュート13の金具16や揺動部分13bに弾性的に嵌着し、万一誤ってリアシュート12とサイドシュート13が格納状態のまま収穫作業が行われた場合に切断藁落下経路に詰まった細断藁の圧力によって突起19が自動的に外れてリアシュート12が後方へ揺動するように構成してもよい。したがって、それら各種固定構成を固定手段18,19と総称する。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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