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発明の名称 収穫機の引起し装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−9768
公開日 平成9年(1997)1月14日
出願番号 特願平7−163331
出願日 平成7年(1995)6月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 岸本 貴史
要約 目的
固定ピンとフック部材との前後方向での位置ずれを阻止して引起しフレームに対する化粧カバーの装着をより一層容易に行えるようにする。

構成
複数の引起し爪15を装着した無端回動チェーン14が上下方向に回動自在に張設された引起しフレーム10の前面に、無端回動チェーン14の回動経路を覆う化粧カバー16を、上下に配設された第一固定手段Aと第二固定手段Bとを介して着脱自在に取り付けてある収穫機の引起し装置において、第一固定手段Aと第二固定手段Bのうち一方を、支持部材22により左右向き姿勢に支持された固定ピン23と、該固定ピン23に対して上下方向から係合するフック部材24とから構成するとともに、支持部材22に、固定ピン23に対するフック部材24の係合時に引起しフレーム10に対する化粧カバー16の前後位置を位置決めする延出部22aを設けた。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の引起し爪(15)を装着した無端回動チェーン(14)が上下方向に回動自在に張設された引起しフレーム(10)の前面に、前記無端回動チェーン(14)の回動経路を覆う化粧カバー(16)を、上下に配設された第一固定手段(A)と第二固定手段(B)とを介して着脱自在に取り付けてある収穫機の引起し装置であって、前記第一固定手段(A)と第二固定手段(B)のうち一方を、支持部材(22)により左右向き姿勢に支持された固定ピン(23)と、該固定ピン(23)に対して上下方向から係合するフック部材(24)とから構成するとともに、前記支持部材(22)に、前記固定ピン(23)に対する前記フック部材(24)の係合時に前記引起しフレーム(10)に対する前記化粧カバー(16)の前後位置を位置決めする延出部(22a)を設けてある収穫機の引起し装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の引起し爪を装着した無端回動チェーンが上下方向に回動自在に張設された引起しフレームの前面に、前記無端回動チェーンの回動経路を覆う化粧カバーを、上下に配設された第一固定手段と第二固定手段とを介して着脱自在に取り付けてある収穫機の引起し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような収穫機の引起し装置においては、第一固定手段と第二固定手段のうち一方を、支持部材により左右向き姿勢に支持された固定ピンと、該固定ピンに対して上下方向から係合するフック部材とから構成することによって、引起しフレームに対する化粧カバーの着脱を容易に行えるようにしたものが本出願人によって提案されている(例えば、特願平6−185603号など参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、引起しフレームに対する化粧カバーの着脱は引起し装置の前方から行うことが一般的であり、このような場合には、引起しフレームに対する化粧カバーの装着時に固定ピンとフック部材との前後方向での位置関係を目視により把握することが難しいことから、固定ピンとフック部材との前後方向での位置ずれによって固定ピンとフック部材との係合がうまく行かず、引起しフレームに対する化粧カバーの装着に困難を来す虞があった。
【0004】本発明の目的は、固定ピンとフック部材との前後方向での位置ずれを阻止して引起しフレームに対する化粧カバーの装着をより一層容易に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では、複数の引起し爪を装着した無端回動チェーンが上下方向に回動自在に張設された引起しフレームの前面に、前記無端回動チェーンの回動経路を覆う化粧カバーを、上下に配設された第一固定手段と第二固定手段とを介して着脱自在に取り付けてある収穫機の引起し装置において、前記第一固定手段と第二固定手段のうち一方を、支持部材により左右向き姿勢に支持された固定ピンと、該固定ピンに対して上下方向から係合するフック部材とから構成するとともに、前記支持部材に、前記固定ピンに対する前記フック部材の係合時に前記引起しフレームに対する前記化粧カバーの前後位置を位置決めする延出部を設けた。
【0006】
【作用】本発明によると、固定ピンを支持する支持部材に設けた延出部によって、固定ピンとフック部材との前後方向での位置ずれを阻止する状態に、引起しフレームに対する化粧カバーの前後位置を位置決めすることができるので、固定ピンとフック部材との前後方向での位置関係を目視により把握することができなくても、固定ピンとフック部材との係合を容易かつ円滑に行えるようになる。また、固定ピンを支持する支持部材に延出部を設けることによって、引起しフレームに対する化粧カバーの前後位置を位置決めするようにしていることから、位置決め専用の新規部材を設ける場合に比較して、構造の簡素化および製造コストの低減を図ることができる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、構造の簡素化および製造コストの低減を図りながらも、引起しフレームに対する化粧カバーの装着をより一層容易に行えるようになった。
【0008】
【実施例】以下、本発明を収穫機の一例であるコンバインに適用した実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1にはコンバインの前半部が示されており、このコンバインは、クローラ式走行装置1が装備された走行機体2、走行機体2の前部に横軸芯周りに昇降自在に装備された刈取前処理部3、および、走行機体2の左側部に搭載された脱穀装置4、などによって構成されている。刈取前処理部3は、植立穀稈の株元を分草する分草具5、植立穀稈を引き起こす引起し装置6、引き起こされた植立穀稈を株元から刈り取る刈取装置7、および、刈取穀稈を後方の脱穀装置4へ搬送する穀稈搬送装置8、などによって構成されている。
【0010】図1〜図9に示すように、引起し装置6は、下方側ほど前方に位置する傾斜姿勢となるように刈取フレーム9によって上下両端部が支持された引起しフレーム10、引起しフレーム10の上部に装備された駆動スプロケット11、駆動スプロケット11の回転軸芯周りに上下揺動自在に装備されたテンションスプロケット12、引起しフレーム10の下部に装備されたガイドローラ13、駆動スプロケット11とテンションスプロケット12とガイドローラ13とに回し掛けることによって上下方向に回動自在に張設された無端回動チェーン14、無端回動チェーン14に等間隔を隔てて無端回動チェーン14に沿う姿勢と無端回動チェーン14に直交する姿勢とに姿勢切り換え可能に装着された複数の引起し爪15、および、無端回動チェーン14の回動経路を覆う化粧カバー16、などによって構成されている。引起しフレーム10は、無端回動チェーン14の回動経路おける戻り経路部分(植立穀稈を引き起こさない経路部分)が切り欠かれた上下一対の板状体17,18と、所定間隔を隔てて上下の板状体17,18を連結する連結体19によって構成されている。上下の板状体17,18には、無端回動チェーン14の回動経路おける送り経路部分(植立穀稈を引き起こす経路部分)において、引起し爪15を無端回動チェーン14に対する直交姿勢に保持した状態で案内するガイドレール17a,18aが装備されている。
【0011】図2、図3、図5および図6に示すように、引起しフレーム10の上方には、引起し爪15が、無端回動チェーン14の回動経路おける送り経路部分から戻り経路部分に移行する際に、無端回動チェーン14に対する直交姿勢に切り換わることを、引起し爪15との接当によって阻止するクッションゴム20が装備されている。クッションゴム20は、引起しフレーム10の上端部を支持する刈取フレーム9に連結された支持台21にボルト連結されている。
【0012】図2〜図7に示すように、化粧カバー16は、引起しフレーム10の前面に対して、上下に配設された第一固定手段Aと第二固定手段Bとを介して着脱自在に取り付けられるようになっている。上部に配設された第一固定手段Aは、支持台21の左右両端から前方に向けて延出する状態にボルト連結された左右一対の支持部材22によって左右向き姿勢に支持された固定ピン23、および、この固定ピン23に対して下方から係合する上部開放姿勢で化粧カバー16の上部背面に装着された左右一対のフック部材24によって構成されている。左右の支持部材22には、固定ピン23から更に前部上方に向けて延出する状態となる延出部22aが設けられている。図5に示すように、延出部22aは、引起しフレーム10に化粧カバー16を装着する際の固定ピン23に対するフック部材24の係合時においては、化粧カバー16の上部背面と接当することにより、固定ピン23とフック部材24との前後方向での位置ずれを阻止する状態に、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の前後方向での位置決めを行うようになっている。また、図6に示すように、左右のフック部材24の上部は、夫々の上端部側ほど離間する傾斜姿勢に形成されるとともに、その下部は、固定ピン23との係合状態では左右の支持部材22の外側縁が内接する平行姿勢に形成されており、固定ピン23に対するフック部材24の係合時には左右の支持部材22が左右のフック部材24間に円滑に案内され、固定ピン23に対するフック部材24の係合状態では化粧カバー16の左右方向への移動が阻止されるようになっている。つまり、延出部22aの化粧カバー16に対する接当作用、ならびに、フック部材24の案内作用によって固定ピン23とフック部材24との係合を容易かつ円滑に行えるようになっている。
【0013】図2、図4、図7および図9に示すように、化粧カバー16の下部には、正面視矩形状の凹部16aが形成されるとともに、ガイドローラ13を枢支する支軸25の突出端25aと係合する慣通孔26aが形成された補強板26が、凹部16aの背面から化粧カバー16の下端に渡る状態に装着されており、第一固定手段Aにより引起しフレーム10の上部と化粧カバー16の上部とを連結した状態で、突出端25aと慣通孔26aとを係合することによって、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の左右ならびに上下方向への位置ずれを阻止できるようになっている。また、この状態においては、引起しフレーム10の上側板状体17の下端縁と化粧カバー16の補強板26の下端縁とが線接触するようになっており、上側板状体17と補強板26の下端縁同士の線接触、および、第一固定手段Aの固定ピン23とフック部材24との係合によって、引起しフレーム10に対して化粧カバー16を前後方向に所定間隔を隔てた状態に位置決めできるようになっている。
【0014】下部に配設された第二固定手段Bは、引起しフレーム10を構成する上側板状体17の下部に穿設された略小判型の異径孔17b、化粧カバー16の凹部16aにおける背面側に前後軸芯P周りに回動自在に、かつ、前後軸芯Pに沿う方向に摺動自在に枢支された略小判型の異径係合具27、異径孔17bに挿通した異径係合具27を化粧カバー16の前部から引起しフレーム10に対する係合姿勢と係合解除姿勢とに回動操作するように化粧カバー16の凹部16aにおける正面側に配設された操作具28、および、引起しフレーム10に対する係合姿勢においては異径係合具27を引起しフレーム10の上側板状体17に当て付ける状態に付勢し、かつ、引起しフレーム10に対する係合解除姿勢においては操作具28が化粧カバー16の凹部16aから前方に突出する状態に付勢するバネ29によって構成されている。バネ29は、化粧カバー16の補強板26に形成された正面視円形の凹部26bと操作具28との間に介装されるようになっている。つまり、引起しフレーム10に対する係合解除姿勢の異径係合具27を、バネ29の付勢に抗して引起しフレーム10の異径孔17bに挿通するとともに、その挿通後、化粧カバー16前部からの操作具28の回動操作により、異径係合具27を係合解除姿勢から90度回転させた引起しフレーム10に対する係合姿勢に切り換えることによって、異径係合具27を引起しフレーム10に係合できるようになっている。
【0015】異径係合具27には、引起しフレーム10に異径係合具27を係合させた状態においては、上側の板状体17に穿設された左右の慣通孔17cに係合する一対の突起27aが形成されている。慣通孔17cと突起27aの係合は、バネ29の付勢によって保持されるようになっている。また、引起しフレーム10に異径係合具27を係合させた状態においては、操作具28が化粧カバー16の凹部16a内に収まるようになっている。つまり、走行時における振動や操作具28の植立穀稈などの他物との接触などによって異径係合具27が回動操作されることにより、不測に引起しフレーム10に対する異径係合具27の係合が解除される不都合を阻止できるようになっている。
【0016】図4および図7に示すように、操作具28は、化粧カバー16が引起しフレーム10に装着されていない状態(引起しフレーム10に対して異径係合具27が係合していない状態)においては、バネ29の付勢によって、化粧カバー16の凹部16a内に収まった状態〔図4の(ロ)および図7の(ロ)に示す状態〕から化粧カバー16の前方に突出する状態〔図4の(イ)および図7の(イ)に示す状態〕に切り換わるようになっており、引起し装置6の前部から容易に手で掴める状態になることから、引起し装置6の前方から引起しフレーム10に対する化粧カバー16の着脱を行う際には、この突出状態の操作具28を掴むことによって、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の着脱作業を容易に行えるようになっている。つまり、操作具28は、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の着脱作業を行う際の作業用把手として機能するように構成されている。
【0017】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列記する。
■ 収穫機としては、上記実施例において例示したコンバインに限定されるものではなく、例えば、ハーベスタなどのように、引起し装置6を装備したものであればいかなる形態のものであってもよい。
■ 上記実施例においては、引起し装置6の上部に配設した第一固定手段Aを、支持部材22により左右向き姿勢に支持された固定ピン23、固定ピン23に係合するフック部材24、および、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の前後位置を位置決めする支持部材22の延出部22aによって構成するようにしたが、引起し装置6の下部に配設した第二固定手段Bを上記のように構成してもよい。
■ 第一固定手段Aとしては、引起しフレーム10の上端部を支持する刈取フレーム9にフック部材24を装備するとともに、化粧カバー16に固定ピン23を支持部材22を介して装備するように構成したものであってもよい。この場合には、化粧カバー16の固定ピン23を支持する支持部材22から後方に向けて延設された延出部22aが、例えば、引起しフレーム10を支持する刈取フレーム9に接当することによって、固定ピン23とフック部材24との前後方向での位置ずれを阻止する状態に、引起しフレーム10に対する化粧カバー16の前後位置を位置決めできるようにすればよい。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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