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発明の名称 播種育苗設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−9726
公開日 平成9年(1997)1月14日
出願番号 特願平7−166014
出願日 平成7年(1995)6月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 奈須 毅
要約 目的
播種するための凹部を育苗箱の床土表面に良好に形成できるとともに、その形成手段の清掃等のメンテナンスを従来よりも少なくできる播種育苗設備を提供する。

構成
コンベア2で搬送される育苗箱1に床土を供給し、該床土供給後に播種を行う播種育苗設備であって、播種用凹部形成用の開口部9を幅方向に多数並設したスクリーン10を、育苗箱1の床土表面に近接する状態で位置させ、該スクリーン10の開口部9を通して床土表面から床土を除去する床土除去手段11を設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 コンベア(2)で搬送される育苗箱(1)に床土を供給し、該床土供給後に播種を行う播種育苗設備であって、播種用凹部形成用の開口部(9)を幅方向に多数個並設したスクリーン(10)を、前記育苗箱(1)の床土表面に近接する状態で位置させ、該スクリーン(10)の前記開口部(9)を通して床土表面から床土を除去する床土除去手段(11)を設けてある播種育苗設備。
【請求項2】 前記開口部(9)がスリット状に形成され、溝状の播種用凹部を形成するように前記スクリーン(10)を構成してある請求項1記載の播種育苗設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植用苗等を育苗するための播種育苗設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の播種育苗設備にあっては、例えば床土が供給された育苗箱に対してその床土上に条播するために、周面に条溝形成用の型を形成したローラを、育苗箱のその床土上面に押しつけて播種用の条溝を形成させるもの等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造のものにあっては、予めローラを回転させて押し付け形成させるものであるから、そのローラに床土が付着して、その付着した床土に後からさらに土が付着することで成長する等して比較的大きな固まりとなる虞れがあって、長く使用していると、その付着して大きく成長した固まりが床土表面を掻き乱したりして、正確な播種用凹部を形成できなくなるので、ローラ表面を適宜清掃しなければならず、その清掃作業が煩わしいものとなっていた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、播種するための凹部を育苗箱の床土表面に長期にわたって良好に形成できるとともに、その形成手段の清掃等のメンテナンスを従来より少なくできる播種育苗設備の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかかる播種育苗設備は、上記目的を達成するために、コンベアで搬送される育苗箱に床土を供給し、該床土供給後に播種を行う播種育苗設備であって、播種用凹部形成用の開口部を幅方向に多数個並設したスクリーンを、前記育苗箱の床土表面に近接する状態で位置させ、該スクリーンの前記開口部を通して床土表面から床土を除去する床土除去手段を設けてあることを特徴構成とする。
【0006】本発明の請求項2にかかる播種育苗設備は、請求項1のものにおいて、前記開口部がスリット状に形成され、溝状の播種用凹部を形成するように前記スクリーンを構成してあることを特徴構成とする。
【0007】
【作用】即ち、請求項1の構成によれば、コンベアで搬送される育苗箱に床土を供給し、該床土供給後に播種を行う播種育苗設備であって、播種用凹部形成用の開口部を幅方向に多数個並設したスクリーンを、育苗箱の床土表面に近接する状態で位置させ、該スクリーンの開口部を通して床土表面から床土を除去する床土除去手段を設けてあるから、スクリーンに床土が付着するほどこのスクリーンを床土表面に接触させることなくスクリーンを床土表面上に近接位置させて、その状態でスクリーンの開口部を通して床土除去装置によりその開口部の箇所における床土を除去して開口部と平面視でほぼ同じ大きさの凹部が床土表面に形成されることになり、後工程において、その凹部に播種がなされる。
【0008】又、請求項2の構成によれば、開口部がスリット状に形成され、溝状の播種用凹部を形成するようにスクリーンを構成してあるから、条溝を成す状態で育苗箱の床土表面に凹部を形成できることになる。その凹部は育苗箱の搬送方向と一致するように形成しても良いし、その搬送方向と直交する方向に沿うように形成しても良い。
【0009】
【発明の効果】従って、請求項1の構成によれば、従来のようにローラで溝形成するものに比較して、溝を形成するための部材への直接的な床土の付着がない状態で、溝形成が行えることになって、その部材、具体的にはスクリーン等に対する付着土の除去の清掃作業をしなくて済むので、そのような煩雑な清掃作業が解消できる。
【0010】又、請求項2の構成によれば、播種用の条溝が多数並設される状態に、育苗箱の床土表面に形成されることになるので、その条溝の形成が簡易に行える。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に、本発明にかかる播種育苗設備の一例を示している。この播種育苗設備は、播種設備Aと、図示しない高温育成室とで構成される。播種設備Aは、育苗箱1を搬送するコンベア2、床土供給装置3、条形成装置4、播種装置5、灌水装置6、覆土装置7のそれぞれを順次配置して構成している。
【0012】すなわち、コンベア2で搬送されてきた育苗箱1には、先ず床土供給装置3によって床土が供給される。ついで、条形成装置4を通過する際に播種用の条溝が床土表面に形成され、播種装置5によって、その条溝に播種する。播種された後、灌水装置6から灌水処理がなされ、次いで、覆土装置7で覆土がなされてから、高温育成室へその育苗箱1は移送される。
【0013】条形成装置4は、図2乃至図5に示すように、コンベア2の左右側部に相対向する状態で立設した支持フレーム板8,8を設けるとともに、両支持フレーム板8,8に架設支持した状態で、播種用凹部形成用の開口部としてのスリット9‥を左右の幅方向に多数個並設したスクリーン10と、育苗箱1の床土表面に近接する状態で位置させ、該スクリーン10のスリット9‥を通して床土表面から床土を除去する床土除去手段としての回転ブラシ11とを設けて構成している。
【0014】詳述すると、図5に示すように、スクリーン10は、薄板部材を折り曲げ加工したものであって、その前端部に左右一対のボス12,12を固着し、各ボス12,12を外嵌枢支してボルトV,Vで固定される支軸13をその両端部で各支持フレーム板8,8に上下位置調節自在に、かつ回動自在に設けている。すなわち、この支軸13は、各支持フレーム8,8の外面がわにおいて支軸止め部材14で横軸芯周りで遊転回動可能に支持されるとともに、上下に長い長孔15に前後方向に位置規制された状態で両支持フレーム板8,8間に架設されている。そして、図2に示すように、支軸止め部材14は、該支軸止め部材14の上面に突設したネジ軸14aに対してナット16,16を適宜な位置で締結することで上下位置調節自在に設けられている。そして、右側の支持フレーム8に内方に突設状態でボルト支持用板体23を設けているとともに、このボルト支持用板体23に位置規制用のボルト25を上下位置変更可能に螺着し、ナット26でボルト25を位置固定するようにしている。前記スクリーン10の右端の後端部には規制板27が後方に延出状態で連設されている。この規制板27は、位置固定されたボルト25の下端に接当して上方への移動が規制されるようにしてあり、これによって、規制板27と一体のスクリーン10が前記支軸13の軸芯周りでの揺動でスリット9のある側が下方に揺動されないように規制されることになる。尚、ボルト25の上下位置調節により、スクリーン10が育苗箱1の床土に接触しない程度に位置調節されるのである。ここで、ボルト支持用板体23、ボルト25、ナット26、規制板27でスクリーン位置規制機構24を構成している。又、支軸13の上下方向での位置もナット16,16による調整によって変更できるものとなっている。さらに、前記各スリット9‥は、スクリーン10に前記育苗箱1の搬送方向に沿って細長く所定幅に切り欠き形成している。これにより、スリット9間には、図5に示すように、床土表面を平面視で隠すスクリーン作用部10Aが設けられることになる。
【0015】又、図2乃至図4に示すように、回転ブラシ11の駆動支軸17を左右の各支持フレーム板8,8に回転自在に支持するとともに、コンベア2から伝動機構(図示せず)を介して駆動支軸17へ伝動することで回転ブラシ11は回転駆動される。回転ブラシ11は、スクリーン作用部10Aの前端部(育苗箱1の搬送方向上手側を前側とする)の立ち上がり箇所近くに位置する状態で、スクリーン作用部10Aのスリット9‥を通して育苗箱1の床土表面を掻き取るようにしている。つまり、回転ブラシ11のブラシ先端の回転軌跡はスクリーン作用部10Aより下方位置を通過するようにしている。
【0016】上記構成により、図2において、育苗箱1は床土が供給されてその表面が均平に均された状態で、コンベア2で図上左方向に搬送されていき、条形成装置4を育苗箱1が通過していく際に、図上反時計回りで回転する回転ブラシ11で育苗箱1前端より床土表面のスリット9‥を通しての掻き取り除去がなされ、それによって、隣合うスリット9,9間箇所ではスクリーン作用部10Aにより床土の掻き取り除去ができないために、そこでは床土が突条状に残り、図4に示すように、スリット9箇所では回転ブラシ11で床土の掻き取り除去がなされて床土表面に凹溝18‥が搬送方向に沿って形成されることになる。その凹溝18‥には、播種装置5から播種された種子が条播状態で整列されることになる。
【0017】〔別実施例〕
■ 播種用凹部を形成する際には、一時的に育苗箱の搬送を停止させておく、停止手段を設けても良い。
■ 床土除去用ブラシの回転方向は上記実施例とは逆向き、つまり育苗箱の搬送向きと一致する向きに設定しても良い。
■ 図6及び図7に示すように、育苗箱1の床土表面に点播する形態のものにあっては、その点播するための床土表面に形成される凹部19を、多数の円形の開口部20(9)を前後左右に整列された状態で穿設形成したスクリーン21(10)が育苗箱1の床土供給面の全面に位置する状態となってから、回転ブラシ22で掻き取り除去していくように構成しても良い。この場合、スクリーン21が育苗箱1の床土供給面の全面に位置する状態となっているときに一旦育苗箱1の搬送を停止させるとともに、床土除去手段としての回転ブラシ22(11)を育苗箱1の全面にわたって回転しながら移動して、前記凹部19を形成する。そして、播種工程において、各凹部19へ種子を点播する。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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