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ガラス素材の供給方法及び供給設備 - 動力炉・核燃料開発事業団
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発明の名称 ガラス素材の供給方法及び供給設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−280994
公開日 平成7年(1995)10月27日
出願番号 特願平6−67490
出願日 平成6年(1994)4月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
発明者 小林 洋昭 / 茂木 正男
要約 目的
ガラス素材の供給方法及び供給設備に係るもので、ガラスカートリッジの移送途中における損傷、破砕粉体の発生や事故の発生を少なくし、気密性を保持するとともに、供給設備の構造の単純化を図る。

構成
円柱状のガラスカートリッジを軸方向に移動させて移送管の内部に1個ずつ供給する場合に、複数個のガラスカートリッジを送り込み管の中に水平直列状態に配列させ、送り込み管の後端を閉塞するとともに移送管との接続部分を開放して、送り込み管の内部に収容されたガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ送り出す。
特許請求の範囲
【請求項1】 円柱状のガラスカートリッジを軸方向に移動させて移送管の内部に1個ずつ供給する方法であって、複数個のガラスカートリッジを送り込み管の中に水平直列状態に配列させる工程と、送り込み管の後端を閉塞するとともに移送管との接続部分を開放する工程と、送り込み管の内部に収容されたガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ送り出す工程とを有することを特徴とするガラス素材の供給方法。
【請求項2】 カートリッジ収納管の内部に予め水平直列状態に配列させておいた複数個のガラスカートリッジを、送り込み管の中に全量押し込む工程が付加されることを特徴とする請求項1記載のガラス素材の供給方法。
【請求項3】 円柱状のガラスカートリッジを軸方向に移動させて移送管の内部に1個ずつ供給する設備であって、複数個のガラスカートリッジを水平直列状態に配列させる送り込み管と、該送り込み管の後端に配されガラスカートリッジの送り出し時に管路を閉塞する第1シャッタと、送り込み管と移送管との接続部分に配されガラスカートリッジの送り出し時に管路を開放する第2シャッタと、送り込み管の近傍に配され内部に挿入されたガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ移送管内に送り出す設定量送り出し手段とを具備することを特徴とするガラス素材の供給設備。
【請求項4】 送り込み管の上流側に、複数個のガラスカートリッジを予め水平直列状態に配列させておくカートリッジ収納管と、該カートリッジ収納管に接続されその内部のガラスカートリッジを送り込み管の中に全量押し込むカートリッジ供給手段とが連設されることを特徴とする請求項3記載のガラス素材の供給設備。
【請求項5】 送り込み管の近傍に、設定量送り出し手段によって移送管に向けて送り出されたガラスカートリッジの後尾を、移送管の内部に引き続き押し出す補助送り込み手段が配されることを特徴とする請求項3または4記載のガラス素材の供給設備。
【請求項6】 送り込み管と設定量送り出し手段とが、気密室の内部に配されることを特徴とする請求項3、4または5記載のガラス素材の供給設備。
【請求項7】 設定量送り出し手段に、回転駆動源と、該回転駆動源によって回転させられるねじ棒と、該ねじ棒に螺合され直線移動させられる移動ブラケットと、該移動ブラケットに支持され送り込み管にその長手方向に沿って形成されたスリットに挿入される押し出しアームとが配されることを特徴とする請求項3、4、5または6記載のガラス素材の供給設備。
【請求項8】 移動ブラケットに、押し出しアームを送り込み管のスリットに挿入及び引き出し方向に揺動させるスイング手段と、下流方向への移動時に押し出しアームを挿入方向に回動させかつ上流方向への移動時に押し出しアームを引き出し方向に回動させるカム機構が配されることを特徴とする請求項7記載のガラス素材の供給設備。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス素材の供給方法及び供給設備に係り、特に、ガラス素材を概略水平方向にのみ移動させながら供給する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントの関連施設で発生する高レベル放射性廃液をガラス固化する場合、ガラス原料として円柱状に成形したガラスカートリッジが使用される。
【0003】図6ないし図8は、ガラスカートリッジをガラス溶融炉まで供給する技術例、つまり特開平1−291200号公報に紹介されている技術例を示すものである。これら各図において、符号Gは成形体(ガラスカートリッジ)、Dは破砕粉体、1はセル、2は気密室、3はガラス溶融炉、4はガラス供給系、5は材料供給口、6は廃液供給管、7はオフガス排出管、8はオフガス吸引排出系、9は収納容器、9aは収納部、10は支持テーブル、10aは取り出し口、11は垂直供給管、12は移送装置、13は移送管、14は反転機構、15は押し出し機構、16はカートリッジ保持機構、17は通過検知用センサ、18はケーシングである。
【0004】そして、図6に示すガラス溶融炉3の運転に伴って、図7に示すガラス供給系4を作動させると、ガラスカートリッジGが1個ずつ取り出し口10aから垂直供給管11に落とし込まれて蓄積されるとともに、図8に示すカートリッジ保持機構16によって落下を一時抑制しながら、1個ずつ反転機構14に引き渡して横向き状態とし、押し出し機構15の作動によって、ガラスカートリッジGを1個ずつガラス供給系4の移送管13に水平に押し出して供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラスカートリッジGを垂直に落下させた後に、水平に方向転換する供給を行なうと、ガラスカートリッジGを落下させたり、向きを変えたりする度に粉砕粉体Dが発生してその処理を行なう必要があり、また、ガラスカートリッジGが衝撃を受けることに基づく変形により、移送途中で詰ってしまう可能性が生じ、さらに、ガラスカートリッジGを供給するための装置が複雑化する等の技術的課題が残される。
【0006】本発明は、このような課題を有効に解決するものである。つまり、■ガラスカートリッジの移送途中における損傷や事故の発生を少なくすること■破砕粉体の発生を少なくし、かつ、気密性を保持すること■供給設備の構造の単純化を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するための複数の手段を提案している。第1の手段に係るガラス素材の供給方法は、円柱状のガラスカートリッジを軸方向に移動させて移送管の内部に1個ずつ供給する場合に、複数個のガラスカートリッジを送り込み管の中に水平直列状態に配列させる工程と、送り込み管の後端を閉塞するとともに移送管との接続部分を開放する工程と、送り込み管の内部に収容されたガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ送り出す工程とを有する構成を採用している。第2の手段に係るガラス素材の供給方法は、第1の手段に、カートリッジ収納管の内部に予め水平直列状態に配列させておいた複数個のガラスカートリッジを、送り込み管の中に全量押し込む工程が付加される構成を採用している。第3の手段に係るガラス素材の供給設備は、円柱状のガラスカートリッジを軸方向に移動させて移送管の内部に1個ずつ供給する設備とする場合に、複数個のガラスカートリッジを水平直列状態に配列させる送り込み管と、該送り込み管の後端に配されガラスカートリッジの送り出し時に管路を閉塞する第1シャッタと、送り込み管と移送管との接続部分に配されガラスカートリッジの送り出し時に管路を開放する第2シャッタと、送り込み管の近傍に配され内部に挿入されたガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ移送管内に送り出す設定量送り出し手段とを具備する構成を採用している。第4の手段に係るガラス素材の供給設備は、第3の手段に加えて、送り込み管の上流側に、複数個のガラスカートリッジを予め水平直列状態に配列させておくカートリッジ収納管と、該カートリッジ収納管に接続されその内部のガラスカートリッジを送り込み管の中に全量押し込むカートリッジ供給手段とが連設される構成を採用している。第5の手段に係るガラス素材の供給設備は、第3の手段または第4の手段に加えて、送り込み管の近傍に、設定量送り出し手段によって移送管に向けて送り出されたガラスカートリッジの後尾を、移送管の内部に引き続き押し出す補助送り込み手段が配される構成を採用している。第6の手段に係るガラス素材の供給設備は、第3の手段、第4の手段または第5の手段に加えて、送り込み管と設定量送り出し手段とが、気密室の内部に配される構成を採用している。第7の手段に係るガラス素材の供給設備は、第3の手段、第4の手段、第5の手段または第6の手段に加えて、設定量送り出し手段に、回転駆動源と、該回転駆動源によって回転させられるねじ棒と、該ねじ棒に螺合され直線移動させられる移動ブラケットと、該移動ブラケットに支持され送り込み管にその長手方向に沿って形成されたスリットに挿入される押し出しアームとが配される構成を採用している。第8の手段に係るガラス素材の供給設備は、第7の手段に加えて、移動ブラケットに、押し出しアームを送り込み管のスリットに挿入及び引き出し方向に揺動させるスイング手段と、下流方向への移動時に押し出しアームを挿入方向に回動させかつ上流方向への移動時に押し出しアームを引き出し方向に回動させるカム機構が配される構成を採用している。
【0008】
【作用】第1の手段及び第3の手段に係るガラス素材の供給方法及び供給設備にあっては、複数個のガラスカートリッジを送り込み管の中に水平直列状態に配列させておいて、送り込み管の後端を閉塞した状態で移送管との接続部分を開放しておき、送り込み管の内部に収容されているガラスカートリッジを移送管に全量押し込んで、移送管の後端を閉塞して送り込み管との隔離を行なった状態として、移送管の内部についてガラスカートリッジの後尾を押して1個分ずつ送り出すようにすることにより、ガラスカートリッジが軸方向の水平移動のみによって供給され、供給途中の気密性が保持される。第2の手段及び第4の手段に係るガラス素材の供給方法及び供給設備にあっては、第1の手段及び第3の手段に基づく作用に加えて、カートリッジ収納管の内部に予め水平直列状態に配列させておいた複数個のガラスカートリッジが、送り込み管の中に一度に全量押し込まれる供給がなされる。第5の手段に係るガラス素材の供給設備にあっては、第3の手段または第4の手段に基づく作用に加えて、設定量送り出し手段における送り出し範囲の下流側と一部が重畳するとともに、メンテナンス時等における上流管路との遮蔽時に、ガラスカートリッジが移送管の内部にさらに送り出されて、遮蔽箇所付近からガラスカートリッジを排除する。第6の手段に係るガラス素材の供給設備にあっては、第3の手段、第4の手段または第5の手段に基づく作用に加えて、送り込み管と設定量送り出し手段とが、気密室によってその周囲の環境から隔離される。第7の手段に係るガラス素材の供給設備にあっては、第3の手段、第4の手段、第5の手段または第6の手段に基づく作用に加えて、回転駆動源の作動によってねじ棒を介して移動ブラケットを移動させ、スリットから送り込み管の内部に挿入した押し出しアームによって、移動ブラケットの移動とともにガラスカートリッジの後端を押すことにより、ガラスカートリッジが送り込み管から移送管に1個分ずつ送り込まれる。第8の手段に係るガラス素材の供給設備にあっては、第7の手段に基づく作用に加えて、スイング手段により、押し出しアームが送り込み管のスリットと交差する方向に対して揺動する。押し出しアームは、ガラスカートリッジの送り込み時にスリットに沿って移動し、かつ、送り込み終了時にカム機構によってスリットから外れた状態で戻される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るガラス素材の供給設備について、図1ないし図5に基づいて説明する。これら図1ないし図5にあって、符号21はカートリッジチューブ供給手段、22はカートリッジ収納管、23はカートリッジ供給手段、24は遮蔽壁、25は第1シャッタ、26は送り込み管、27は第2シャッタ、28は設定量送り出し手段、29は補助送り込み手段、30はスイング手段、31はカム機構、32は気密室、33は管路遮断弁、34は弁昇降手段である。
【0010】前記カートリッジチューブ供給手段21は、クレーン、マニピュレータ等が適用され、カートリッジ収納管22の中に、例えば20個のガラスカートリッジGの軸方向を合わせて直列状態にかつ水平に配列させたものを用意しておき、これを送り込み管23の後尾に位置合わせ状態に供給するものである。
【0011】前記カートリッジ供給手段23は、アクチュエータ等が適用され、送り込み管26の上流の離間位置に配されるとともに、供給されるカートリッジ収納管22の延長線上に位置合わせされて、第1シャッタ25を開放状態とした場合に、カートリッジ収納管22の内部のガラスカートリッジGを送り込み管23の内部に1度に全量押し込むものである。
【0012】前記遮蔽壁24は、第1シャッタ25及び送り込み管26の上流位置に配され、カートリッジチューブ供給手段21、カートリッジ供給手段23等が設置される雰囲気と、送り込み管26、移送管13等が設置される雰囲気とを区画するものである。
【0013】前記第1シャッタ25は、送り込み管26の管路の上流側を開閉するものであり、ガラスカートリッジGが送り込み管26の内部に送り込まれる際に開放状態とされ、その際に第2シャッタ27が閉塞状態とされる。
【0014】前記送り込み管26には、図3及び図4に示すように、その上方壁に長手方向に沿ってスリット26aが明けられ、スリット26aの上流位置と下流位置とに、幅を広げた状態の窓穴26b,26cが形成される。
【0015】前記第2シャッタ27は、送り込み管26と移送管13との管路の接続部分に配されて、ガラスカートリッジGを移送管13に送り出す際に管路を開放するものであり、その際に第1シャッタ25が閉塞状態とされる。
【0016】前記設定量送り出し手段28には、図1、図4及び図5に示すように、回転駆動源28aと、該回転駆動源28aによって回転させられ送り込み管26と平行に配されるねじ棒28bと、該ねじ棒28bに螺合して往復移動させられる移動ブラケット28cと、該移動ブラケット28cに支持されて送り込み管26のスリット26aに挿入される押し出しアーム28dと、該押し出しアーム28dの先端に配されガラスカートリッジGの後端部を押し出すための押えパッド28eと、移動ブラケット28cの往復移動を案内するためのガイド部28fとが配される。そして、設定量送り出し手段28によるガラスカートリッジGの送り出し量は、所望される設定量、つまり、ガラス供給系に求められる単位時間内のガラスカートリッジGの1個分の供給量に合わせて、送り出し速度が設定されるとともに、ガラスカートリッジGの後端部が、第2シャッタ27の若干下流位置まで送り出されるように設定される。
【0017】前記補助送り込み手段29は、図1、図4及び図5に示すように、設定量送り出し手段28と同様の構成とされるが、設定量送り出し手段28における送り出し範囲の下流側と一部が重畳させられるとともに、設定量送り出し手段28によって移送管13の内部に送り出されたガラスカートリッジGの後尾を、管路遮断弁33の下流位置まで引き続いて送り出し得るように設定される。
【0018】前記スイング手段30は、設定量送り出し手段28及び補助送り込み手段29にそれぞれ配されるものであるが、設定量送り出し手段28に配されるものにより説明すると、図4及び図5に示すように、移動ブラケット28cと押し出しアーム28dとの間に介在状態に配され、移動ブラケット28cに対して水平横方向に移動可能に搭載されるスライド部30aと、該スライド部30aと押し出しアーム28dとの間に接続状態に配されるリンク部30bと、押し出しアーム28dを移動ブラケット28cに対して揺動可能に支持するためのピン等の支持部30cと、押し出しアーム28dをスリット26aに挿入する方向に弾発力を作用させる図示を省略した弾発部材とが配される。
【0019】前記カム機構31にあっても、設定量送り出し手段28及び補助送り込み手段29にそれぞれ配されるものであるが、設定量送り出し手段28に配されるものにより説明すると、設定量送り出し手段28における移動ブラケット28cの位置により、スイング手段30による押し出しアーム28dの角度を設定するものであり、図3ないし図5に示すように、スイング手段30におけるスライド部30aに配されるカムフォロア31aと、該カムフォロア31aに係合して下流方向への移動時にカムフォロア31aを解放して前述の弾発力による押し出しアーム28dのスリット26aへの挿入を許容するとともに上流方向への移動時に押し出しアーム28dをスリット26aから引き出す方向に回動させるカムプレート31bと、該カムプレート31bの上流端部に配され押し出しアーム28dの回動拘束を解放する解放部31cと、カムプレート31bの下流端部に配され弾発部材によってスリット26aに近接する方向に回動される回動カム31dと、該回動カム31dの回転中心に配されるピン等の支持部31eと、回動カム31dの先端に配されカムフォロア31aをスリット26aから離間する方向に誘導する拘束部31fとを有している。なお、補助送り込み手段29に配されるカム機構31にあっては、図3に示すものより短く設定される。つまり、補助送り込み手段29にも、図4に示すように、回転駆動源29a、ねじ棒29b、移動ブラケット29c、押し出しアーム29d、押えパッド29e、ガイド部29fが配されるが、押えパッド29eの送り込み管26への挿入及び引き出しは、窓穴26cの1箇所からなされ、このため、押えパッド29eが窓穴26cを通過するときに、その出し入れをするように、対応するカム機構31が設定される。
【0020】前記気密室32は、送り込み管26の回りを囲む気密ケーシング32aによって形成され、スリット26aを介して送り込み管26の内部と連通状態とされ、その内部に設定量送り出し手段28、補助送り込み手段29、スイング手段30及びカム機構31が収容される。そして、気密ケーシング32aの上蓋32bが透明板によって形成され、該上蓋32bに送り込み管26の内部にガラスカートリッジGが挿入されているか否かを検出するカートリッジ在否センサ32cが配される。
【0021】前記管路遮断弁33は、第2シャッタ27の下流方向の近接位置に配され、ガラス供給系の作動の際に管路を開放し、定期検査等において弁昇降手段34の作動により管路を遮断するものとされる。
【0022】このように構成されているガラス素材の供給設備に基づく供給方法について以下説明する。
【0023】〔カートリッジ収納管によるガラスカートリッジの供給〕カートリッジ収納管22の中に、20個のガラスカートリッジGを軸方向を合わせて、水平直列状態に配列させたものを複数用意しておいて、カートリッジチューブ供給手段21の作動により、送り込み管26の後尾とカートリッジ供給手段23の先端との間に順次供給する。
【0024】〔ガラスカートリッジの全量押し込み〕第2シャッタ27にあっては管路を閉塞した状態、第1シャッタ25にあっては管路を開放した状態として、カートリッジ供給手段23を作動させ、カートリッジ収納管22の内部に水平状態に配列させられている20個のガラスカートリッジGを、送り込み管26の中に一度に全量押し込む。この全量押し込みによって、第1シャッタ25を短時間だけ開放して、ガラスカートリッジGを送り込むことができる。この場合にあっては、20個のガラスカートリッジGの先頭が、所望位置、例えば第2シャッタ27に近接した状態または接触した状態となるまでの押し込みが行なわれ、ガラスカートリッジGが押し込まれているか否かは、カートリッジ在否センサ32cによって検出される。
【0025】〔設定量送り出し手段の待機〕設定量送り出し手段28を上流方向に移動させた際には、カム機構31におけるカムフォロア31aが、カムプレート31bに係合して押し出しアーム28dの回動が拘束された状態を保持し、かつ、カムフォロア31aが解放部31cまで到達しない位置で、押し出しアーム28dを待機させておく。
【0026】〔ガラスカートリッジ送り込み時の管路の閉塞及び開放〕第1シャッタ25にあっては管路を閉塞した状態、第2シャッタ27にあっては管路を開放した状態として、以下、設定量送り出し手段28を作動させることにより、ガラスカートリッジGの1個ずつの供給が行なわれる。
【0027】〔設定量送り出し手段によるガラスカートリッジの送り込み〕設定量送り出し手段28の作動によって、カムフォロア31aを待機位置から上流方向に移動させることにより、カムフォロア31aが、カムプレート31bの解放部31cから離間し回動の拘束を解除する。スイング手段30に基づいて押し出しアーム28dが、送り込み管26のスリット26aに向けて回動させられて、押し出しアーム28d及び押えパッド28eが窓穴26bから送り込み管26の内部に挿入される。回転駆動源28aの作動により、押えパッド28eが配列状態のガラスカートリッジGの後尾を押すことにより、ガラスカートリッジGが設定量に基づいて、1個分ずつ下流に送り出される。この際にあっては、押し出しアーム28dがスリット26aに案内されることにより、ガラスカートリッジGが水平方向に沿って移送管13の内部に徐々に押し出される。なお、補助送り込み手段29にあっては、退避状態に設定される。
【0028】〔設定量送り出し手段の後退〕ガラスカートリッジGの送り込みが進行すると、カムフォロア31aが回動カム31dに接触するが、この際に回動カム31dが図3の鎖線で示すように回動退避することにより、カムフォロア31aの通過が許容される。そして、カムフォロア31aが回動カム31dよりも下流位置まで移動させられると、弾発力によって回動カム31dが図3の実線位置まで戻される。ガラスカートリッジGの後尾が、第2シャッタ27よりも下流位置に達した状態となると、回転駆動源28aの逆回転によって、カムフォロア31aが拘束部31fを経由して回動カム31dに導かれるとともに、第2シャッタ27が閉塞状態に戻される。この際の誘導によって、カムフォロア31aが送り込み管26から離間する方向に移動させられ、押し出しアーム28d及び押えパッド28eが窓穴26cから引き出された後、カムフォロア31aがカムプレート31bによって送り込み管26から離間した状態で上流方向に移動し、押し出しアーム28dが回動拘束された状態となる。
【0029】〔ガラスカートリッジの継続供給〕以下、カートリッジチューブ供給手段21の作動によるカートリッジ収納管22の供給、ガラスカートリッジGの全量押し込み等の工程が繰り返し実施される。
【0030】〔ガラス供給系停止時のメンテナンス〕遮蔽壁24よりも上流位置に設置されるカートリッジチューブ供給手段21やカートリッジ供給手段23等にあっては、これらが非作動状態である際にメンテナンスが実施される。また、遮蔽壁24と管路遮断弁33との間に介在している部分のメンテナンス、第1シャッタ25、送り込み管26、第2シャッタ27、設定量送り出し手段28、スイング手段30、カム機構31、気密室32等のメンテナンスを実施する場合には、補助送り込み手段29の作動により、第2シャッタ27の若干下流位置まで押し出されているガラスカートリッジGの後尾が、管路遮断弁33の下流位置に達するように押し出し範囲を拡大し、次いで、弁昇降手段34の作動により管路遮断弁33を閉塞状態としてから実施される。なお、補助送り込み手段29の復帰作動は、設定量送り出し手段28と同様に実施される。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び請求項3に係るガラス素材の供給方法及び供給設備によれば、以下のような効果を奏する。
(1) 送り込み管の内部の水平直列状態のガラスカートリッジを、水平軸方向のみの移動によって、移送管内に供給するものであるから、移送途中におけるガラスカートリッジの損傷や管路を閉塞する等の事故の発生を抑制することができる。
(2) 従来例と比較して、ガラスカートリッジの移動途中に垂直落下や転動等を伴うことがなく、破砕粉体の発生を低減することができる。
(3) 第1シャッタを閉塞した状態で、送り込み管の内部のガラスカートリッジを1個分ずつ送り出すものであるから、上流との遮蔽を容易にして気密性を向上させることができる。
(4) ガラスカートリッジを水平方向のみの移動によって供給するために、供給設備の単純化を図ることができる。
請求項2及び請求項4に係るガラス素材の供給方法及び供給設備によれば、請求項1及び請求項3に加えて、以下のような効果を奏する。
(1) カートリッジ収納管の内部に予め水平直列状態に配列させておいたガラスカートリッジを、送り込み管の中に全量送り込むものであるから、送り込み管へのガラスカートリッジの送り込みを迅速に行なうことができる。
(2) 全量送り込みにより、第1シャッタが開放されている時間を短縮し、送り込み管行なわれる。上流、下流間の気密性の保持を容易に行なうことができる。
請求項5に係るガラス素材の供給設備によれば、請求項3または請求項4に加えて、以下のような効果を奏する。送り込み管の近傍に、設定量送り出し手段における送り出し範囲と一部が重畳させられるとともに、ガラスカートリッジをさらに下流に送り出す補助送り込み手段が配されることにより、移送管とその上流設備との遮蔽を行なって、上流設備のメンテナンスを容易に実施することができる。請求項6に係るガラス素材の供給設備によれば、請求項3、請求項4または請求項5に加えて、以下のような効果を奏する。送り込み管と設定量送り出し手段とが、気密室の内部に配されることにより、送り込み管や設定量送り出し手段をその周囲の環境から隔離して、ガラスカートリッジの破砕粉体が発生した場合にあっても、周囲への飛散を防止しすることができる。請求項7に係るガラス素材の供給設備によれば、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に加えて、以下のような効果を奏する。回転駆動源の作動によって移動ブラケットを移動させ、スリットから送り込み管の内部に挿入した押し出しアームによって、移動ブラケットの移動とともにガラスカートリッジを押すものであるから、ガラスカートリッジを1個分ずつ等の必要な量だけ、移送管に正確に送り込むことができる。請求項8に係るガラス素材の供給設備によれば、請求項7に加えて、以下のような効果を奏する。押し出しアームをスリットに挿入及び引き出し方向に揺動させるスイング手段と、押し出しアームをスリットに挿入した状態または離間した状態にするカム機構が配されることにより、押し出しアームによるガラスカートリッジの押し出しと、押し出しアームを復帰させる際のスリットからの離間状態の保持を行ない、ガラスカートリッジを送り込み管に送り込む工程との干渉を避けて能率を向上させることができる。




 

 


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