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発明の名称 音声・データ通信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−221727
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−9207
出願日 平成6年(1994)1月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 守内 祐三
要約 目的
不要なデータ音を送出せずに通話時の不快感を解消し、かつ、音声通話時の通話チャネルの切断音と間違えないようにして、通話品質が向上して確実な通話を出来るようにする。

構成
遅延復調信号DDEMはディエンファシス8及びエキスパンダ12を通じて、遅延時間ΔTだけ遅れた遅延音声信号DRXAFに生成される。遅延時間Δtはフレーム検出おけるフレーム同期検出時間Δtと、フレーム検出後に信号切替えまでに必要とされる切替え応答時間tswの和と等しい時間である。これによってフレーム検出部10は遅延復調信号DDEMよりも相対的に時間ΔTだけ進んだ信号を監視でき、遅延音声信号DRXAの信号処理中に復調信号DEMのフレーム検出を行なうことが出来る。音声信号又はデータ信号切替えの制御出力RXAFSWを音声信号とデータ信号との境界タイミングと同期する。
特許請求の範囲
【請求項1】 受信信号おける音声又はデータのいずれかを判別する信号判別手段と、前記信号判別手段の判別結果に基づいて受信信号を出力し又は停止する切替えを行う信号切替え手段と、前記切替え手段の切り替えを制御する制御手段と、少なくとも前記信号判別手段で判別に必要とされる時間と前記制御手段により前記信号切替手段が切替えを実行するのに必要な時間とを加算した時間だけ受信信号を遅延させる信号遅延手段と備えて、音声及びデータの信号を送受信する際の受信信号がデータの場合に音声信号処理系に不要なデータ信号を送出しないように音声又はデータの切替えタイミングの同期をとることを特徴とする音声・データ通信装置。
【請求項2】 送信音声の一部を受信音声に加算する側音回路手段と、シンプレックス通信における2−4線変換による側音を減衰させる妨側音回路手段とを備え、遅延回路手段による送信音声の側音を阻止して遅延の無い側音量で通話を行うことを特徴とする請求項1記載の音声・データ通信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機などに利用し、音声信号及びデータ信号を判別して送受信する音声・データ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレス電話装置では、音声信号及びデータ信号を同一の送受信部を通じて送受信する場合、常に受信信号が音声又はデータのいずれであるかを監視している。この監視でデータの送信を確定した後に受信信号から音声信号を切り離し、また、音声信号の抑圧を行ってデータ信号が音声信号処理部に入力するようにしている。
【0003】図4は、従来のコードレス電話機などのFM送受信部におけるベースバンド信号処理回路の構成を示すブロック図である。図4において、この回路にはベースバンド信号処理部及びFM送受信部の各部を制御する制御部1と、音声信号TXAFにコンプレッション処理を行うコンプレッサ2とが設けられている。さらに、音声信号TXAFの高域レベルを高くしてS(信号)/N(雑音)比を向上させるためのプリエンファシス3と、プリエンファシス3からの音声信号TXAFの振幅を制限するためのリミッタ4と、このリミッタ4からの音声信号TXAF又はデータ信号を制御部1からの切替制御信号TXAFSWで切り替える送信信号切替部5とが設けられている。また、この回路には制御部1からのデータ信号TDATAを周波数変調(FM)に適した信号に処理するモジュレータ6と、スプラッタを除去するためのスプラッタフィルタ7と、プリエンファシス処理された復調信号DEMの高域を低下させるディエンファシス8とが設けられている。また、データ信号の復調を行うデモジュレータ9と、フレーム同期信号の検出を行うフレーム検出部10と、音声信号処理系の受信信号送出を停止するための切替部11と、エキスパンディング処理を行うエキスパンダ12とが設けられている。次に、この従来例の動作について説明する。
【0004】このベースバンド信号処理回路は、音声信号TXAF及び制御部1からのデータ信号TDATAを周波数変調に適した信号に処理し、この処理した信号MODを図示しない変調回路に送出し、この変調回路で変調を施した変調信号を送信回路に供給するものである。このように処理するベースバンド信号処理部内の送信信号切替部5は、コンプレッサ2、プリエンファシス3、リミッタ4を通じて処理された音声信号TXAFとデータ信号TDATAの何れを送信するかを選択している。この選択は制御部1からの切替制御信号TXAFSWで切り替えて行う。復調信号DEMから音声信号RXAF及びデータ信号RDATAを得る信号処理を行う際に、データ信号の復調を行うデモジュレータ9と、データ信号の正当性を確認するフレーム検出部10で受信信号を監視し、このフレーム検出部10によって正当化されたデータ信号RDATAを制御部1に送出している。そして、この音声信号処理系の受信信号送出を停止するための切替部11の制御信号RXAFSWを出力している。
【0005】図5は図4に示す構成の動作における処理信号と、そのタイミングを示すタイミング図である。図5において、受信信号の図5中の(a)に示す復調信号DEMは音声信号とデータ信号を示し、位置Aは音声信号からデータ信号に切替わり、同一時間軸で図5中の(c)に示す音声信号RXAFの位置Bに対応している。音声信号とデータ信号を切り替える制御信号RXAFSW(b)は、図5中の(a)に示す復調信号DEMにあって、フレーム検出部10でフレーム同期信号を検出した後に変化する。このフレーム同期信号の受信時間Δtの間、切替部11は音声側を選択したままであり、フレーム同期信号を音声信号と見なして、この信号が音声信号処理系に送出される。したがって、図5中の(c)に示す音声信号RXAFでの不要なデータが発生してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来例のベースバンド信号処理回路では、送信時に音声信号とデータ信号の切替えタイミングやデータ送信のタイミングを制御部1で決定しているため、その制御は正確であり、音声信号とデータ信号とが混在しなくなる。しかしながら受信側では通信相手先が任意のタイミングでデータを送信してくる場合があり、この受信信号を常時監視して判別することが出来ない。すなわち、信号処理上の時間制限がある。そのためデータ信号確定のためのフレーム同期信号検出後に信号の切替えを行うと不要なデータ音が送出され、その通話時に不快感が生じるとともに、音声通話時に通話チャネルの切断音と間違え易いという問題がある。
【0007】このような不快感を伴うデータ音の除去方法として、実開昭62−146342号公報に開示された移動局装置を挙げることが出来るが、この装置では音声通話中のデータ通信開始時や、検出時間の切替え動作で、その動作に遅延が生じてしまう。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、不要なデータ音が送出されずに通話時の不快感が解消され、かつ、音声通話時の通話チャネルの切断音と間違えないとともに、電話処理における違和感のある側音が抑圧されて、自然な側音による通話が可能になり、通話品質が向上して確実な通話が可能になる優れた音声・データ通信装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の音声・データ通信装置は、受信信号おける音声又はデータのいずれかを判別する信号判別手段と、信号判別手段の判別結果に基づいて受信信号を出力し又は停止する切替えを行う信号切替え手段と、切替え手段の切り替えを制御する制御手段と、少なくとも信号判別手段で判別に必要とされる時間と制御手段により信号切替手段が切替えを実行するのに必要な時間とを加算した時間だけ受信信号を遅延させる信号遅延手段と備えて、音声及びデータの信号を送受信する際の受信信号がデータの場合に音声信号処理系に不要なデータ信号を送出しないように音声又はデータの切替えタイミングの同期をとる構成としている。
【0010】請求項2記載の音声・データ通信装置は、送信音声の一部を受信音声に加算する側音回路手段と、シンプレックス通信における2−4線変換による側音を減衰させる妨側音回路手段とを備え、遅延回路手段による送信音声の側音を阻止して遅延の無い側音量で通話を行う構成としている。
【0011】
【作用】この構成の請求項1記載の音声・データ通信装置は、データ音送出の原因であるデータ信号の検出時間及び切替え応答時間を補正すべく、信号遅延手段を切替え手段とデータ信号検出手段の間に設けて、音声信号を遅延させ、データ音の送出開始タイミングと信号切替えタイミングを同期させている。したがって、不要なデータ音が送出されずに通話時の不快感が解消され、かつ、音声通話時の通話チャネルの切断音と間違えなくなり、通話品質が向上して確実な通話が行われる。請求項2記載の音声・データ通信装置は、遅延回路手段による送信音声の側音を阻止して遅延の無い側音量で通信を行う。したがって、電話処理における違和感のある側音が抑圧されて、自然な側音による通話が可能になり、通話品質が向上して確実な通話が行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の音声・データ通信装置の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の文章及び図にあって、従前の図4と同一の構成要素には同一の符号を付した。
【0013】図1は本発明の音声・データ通信装置の第1の実施例における構成を示すブロック図である。図1において、この例はベースバンド信号処理回路とともに、FM送受信装置の各部を制御する制御部1と、音声信号TXAFにコンプレッション処理を行うコンプレッサ2と、音声信号TXAFの高域レベルを高くしてS(信号)/N(雑音)比を向上させるためのプリエンファシス3とが設けられている。さらに、プリエンファシス3からの音声信号TXAFの振幅を制限するためのリミッタ4と、このリミッタ4からの音声信号TXAF又はデータ信号を制御部1からの切替制御信号TXAFSWで切り替える送信信号切替部5と、制御部1からのデータ信号TDATAを周波数変調に適した信号に処理するモジュレータ6とが設けられている。また、この例にはスプラッタを除去するためのスプラッタフィルタ7と、プリエンファシス処理された復調信号DEMの高域を低下させるディエンファシス8と、データ信号の復調を行うデモジュレータ9とが設けられている。さらに、フレーム同期信号の検出を行うフレーム検出部10と、音声信号処理系の受信信号送出を停止するための切替部11と、エキスパンディング処理を行うエキスパンダ12と、復調信号DEMを遅延してディエンファシス8に出力する遅延回路13とが設けられている。
【0014】次に、この第1実施例の動作について説明する。図1において、ベースバンド信号処理部は、音声信号TXAF及び制御部1からのデータ信号TDATAを周波数変調に適した信号に処理し、この処理した信号MODを図示しない変調回路に送出し、さらに変調回路で変調を施した変調信号を送信回路に供給するものである。この処理を行うベースバンド信号処理部内の送信信号切替部5は、コンプレッサ2、プリエンファシス3、リミッタ4を通じて処理された音声信号TXAFとデータ信号TDATAとの何れを送信するかを選択する。この選択は制御部1からの切替制御信号TXAFSWで切り替えて行う。復調信号DEMから音声信号RXAF及びデータ信号RDATAを得る信号処理を行う場合、データ信号の復調を行うデモジュレータ9と、データ信号の正当性を確認するフレーム検出部10で受信信号を監視している。フレーム検出部10によって、監視し、その正当なデータ信号RDATAを制御部1に送出している。そして、この音声信号処理系の受信信号送出を停止するための切替部11の制御信号RXAFSWを出力する。この際、遅延回路13によって復調信号DEMを遅延時間Δtだけ遅延している。
【0015】次に、この遅延について説明する。図2は図1に示す構成の動作における処理信号と、そのタイミングを示すタイミング図である。図2中の(a)に示す復調信号DEMは、遅延回路13によって遅延時間Δtだけ遅れた図2中の(d)に示す遅延復調信号DDEMとなる。ここで遅延時間Δtは、フレーム検出おおけるフレーム同期検出時間Δtと、フレーム検出後に信号切替えまでに必要とされる切替え応答時間tswの和と等しい時間とする。図2中(d)に示す遅延復調信号DDEMは、ディエンファシス8及びエキスパンダ12を通じて、遅延時間ΔTだけ遅れた図2中の(e)に示す遅延音声信号DRXAFに生成される。したがって、フレーム検出部10は図2中の(d)に示す遅延復調信号DDEMよりも相対的に時間ΔTだけ進んだ信号を監視することになる。したがって、図2中の(e)に示す遅延音声信号DRXAの信号処理中に、図2中に示す(a)の復調信号DEMのフレーム検出を行なうことが出来る。また、音声信号又はデータ信号切替えの図2中の(b)に示す制御出力RXAFSWを、音声信号とデータ信号との境界タイミングで同期するように出来る。
【0016】次に、第2の実施例について説明する。この第2の実施例は、図1に示す構成の音声・データ通信装置を適用したコードレス電話装置である。図3は、この第2の実施例の構成を示すブロック図である。図3において、この例は、図示しない公衆回線網に接続される電話機15と、コードレス親機16と、コードレス子機17とを有している。電話機15は着信、発呼、通話信号を処理する図示しない回路とともに、受話器20と、送話器21と、2−4線変換回路22とを有している。コードレス親機16は、2−4線変換回路31と、防側音回路32(減衰器33、レベル検出部34)と、無線部35(変調送信部36、復調受信部37)と、制御部41と、アンテナ42aとが設けられている。復調受信部37は遅延回路38とフレーム検出部39と、切替部40とを有している。コードレス子機17は、アンテナ42bと、復調受信部43と、側音回路44と、変調送信部45と受話器46と、送話器47とが設けられている。このコードレス親機16にあって、復調受信部37の遅延回路38は図1中の遅延回路13に対応し、またフレーム検出部39が図1中のフレーム検出部10に対応する。さらに制御部41は図1中の制御部1に対応する。次、この第2の実施例の動作について説明する。
【0017】アナログ電話回線網は、周知のようにシンプレックス通信によって2本の信号線に送信信号及び受信信号を混在させた状態で通信を行っている。そのため送信信号と受信信号の分別を行う2/4線変換回路で2−3線変換を行っている。コードレス子機17の送話器47と受話器46によって音声通信を行う際には、送話音声が、ある程度受話音声として聴こえる側音が存在する方が違和感の無い通信が出来る。この側音は2−4線変換の特性によりその量が決定される。この場合、復調受信部37の動作で不要データ音の送出を阻止しており、遅延回路38によって遅延された音声信号が側音となり受話器46から聴こえるものとなって、遅延された信号の混在が不自然なものとなる。このため遅延回路38、フレーム検出部39、切替部40からなる復調受信部37によって遅延回路38を通さない信号を取り出し、このレベルを検出するレベル検出部34と、受話音声を減衰させる減衰器33からなる妨側音回路32が設けられており、この回路のレベル検出部34は、立ち上がり応答時間を遅延時間ΔTより速く、かつ、立ち下がり応答を遅延時間ΔTより遅くしている。これによって、遅延音声信号の側音を確実に抑圧できるようになる。
【0018】この場合、コードレス親機16及びコードレス子機17の間はディプレックス通信である。すなわち、無線通信チャネルでの側音は存在しない。そこで、コードレス親機16の変調送信部45の変調前の送信音声を入力とし、復調受信部43の復調後の受信音声に送信音声を加算するための側音回路44を設けている。コードレス親機16の妨側音回路32によって、遅延された音声信号の側音成分を抑圧し、この抑圧にともなって不自然となる側音量をコードレス子機17の側音回路44で補うことが出来るようになる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項1記載の音声・データ通信装置は、データ音送出の原因であるデータ信号の検出時間及び切替え応答時間を補正している。すなわち、信号遅延手段を切替え手段とデータ信号検出手段の間に設けて、音声信号を遅延させ、データ音の送出開始タイミングと信号切替えタイミングを同期させているため、不要なデータ音が送出されずに通話時の不快感が解消され、かつ、音声通話時の通話チャネルの切断音と間違えなくなり、通話品質が向上して確実な通話が出来るという効果を有する。
【0020】請求項2記載の音声・データ通信装置は、遅延回路手段による送信音声の側音を阻止して遅延の無い側音量で通信を行っているため、電話処理における違和感のある側音が抑圧されて、自然な側音による通話が可能になり、通話品質が向上して確実な通話が出来るという効果を有する。




 

 


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