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発明の名称 コードレス電話装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−221698
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−9206
出願日 平成6年(1994)1月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 宇井 孝
要約 目的
子機、親機の一方、又は両方で受信キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えを制御して、子機及び親機で高品位の通信を可能にする。

構成
アンテナ1からの受信信号における受信キャリアのレベルに比例した電圧値をRSSI回路17が出力する。この場合、親機と子機が比較的近距離にあるときは受信電界レベルが高いため、RSSI回路17の出力電圧値は高くなる。この出力電圧に基づいて送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を疎結合に制御し、この制御で送信電力を低下させる。この反対に親機と子機が遠距離にある場合は、受信電界レベルが小さいため、RSSI回路17の出力電圧値が小さくなり、送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を密結合に制御し、この制御で送信電力を増加させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 子機、親機の一方又は両方に、無線回線を通じて送信を行う送信信号処理手段と、無線回線を通じて受信を行う受信信号処理手段と、前記受信信号処理手段で受信した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例した電圧値を出力する受信電界強度レベル判定手段と、前記送信信号処理手段からの送信電力を前記受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する送信電力制御手段とを備えることを特徴とするコードレス電話装置。
【請求項2】 送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路を備え、かつ、前記ドライブ増幅回路からの送信高周波信号を電力増幅回路に入力する際の結合度を、受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する可変容量ダイオードを送信電力制御手段に備えることを特徴とする請求項1記載のコードレス電話装置。
【請求項3】 送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路を備え、かつ、受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応してドライブ増幅回路の増幅度を可変する増幅制御回路を送信電力制御手段に備えることを特徴とする請求項1記載のコードレス電話装置。
【請求項4】 受信電界強度レベル判定手段は、マルチチャネルアクセス方式における制御チャネルの受信キャリアの受信電界強度レベルを判定することを特徴とする請求項1記載のコードレス電話装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチチャネルアクセス(MCA)方式などに適用し、受信電界強度レベルに対応して送信電力を可変するコードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレス電話装置は、子機の移動に伴う親機との距離で無線回線の接続における受信電界強度レベルが変動する。この変動にあって受信電界強度レベルが高い場合、混変調が発生し易い。また、受信電界強度レベルが低い場合、ノイズなどが発生して通信品位が低下し、また、無線回線が接続断となってしまう。このため、子機、親機の一方又は両方に受信電界強度レベルに対応して、その送信電力を調整する制御が行われている。
【0003】図3は、このような従来のコードレス電話装置の構成を示すブロック図である。図3において、この例は局線に接続される親機と、この子機に無線回線を通じて接続される子機を有している。子機はアンテナ1と、このアンテナ1を送受信兼用で使用するためのアンテナ共用器2と、受信信号を増幅する高周波(RF)増幅器、ミキサ、バンドパスフィルタ(BPF)などを備える受信RF回路3とが設けられている。さらに、リミッタ増幅回路、検波回路を備えて受信RF回路3からの中間周波信号から音声信号を復調する復調回路4と、コンパンダ、秘話回路等を備える受信オーディオ(AF)回路5と、受信RF回路3にローカル周波数信号を送出する受信電圧制御発振器(VCO)6とが設けられている。また、この子機には、受信VCO6からの局部発振信号を安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセサイザを構成し、設定されたチャンネルに応じた受信のローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数信号を発信する送信VCO8と、送信VCO8からの送信周波数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設けられている。さらに、受信電界レベルに対応したノイズレベル判定出力、すなわち、受信キャリア(受信周波数の電波)が無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受信キャリアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノイズレベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送信出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信周波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノイズレベル判定出力によって受信キャリアの有無の判断等を行う制御回路12とが設けられている。また、コンパンダ及び秘話回路を備える送信AF回路13と、レシーバ14と、テンキー15と、マイクロホン16と、アンテナ1から入力する受信電界レベルに対応し、受信キャリアが無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受信キャリアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノイズレベル判定出力である二つの電圧値を出力するレベル判定回路18とが設けられている。
【0004】次に、この従来例の動作について説明する。図3において、PLL回路7、受信VCO6、送信VCO8、制御回路12により、コードレス電話装置の子機は親機と同一のチャンネルとなるように送信周波数と受信周波数が決定される。親機から送信される音声信号を変調した送信電波は、アンテナ1で受信されて受信RF回路3、復調回路4を通じて音声信号が復調される。この音声信号は受信AF回路5により、コンパンダ、秘話等の処理を行ってレシーバ14から音声出力する。また、マイクロホン16から入力した音声信号は、送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の処理が行われ、また、送信VCO8で変調が施され、さらに、ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅されてアンテナ1から送信される。この場合、アンテナ1から入力される受信信号における受信キャリアの有無に対応したノイズレベル判定出力を、二つの電圧値としてレベル判定回路18が出力する。ノイズが所定のレベル以下になって、ノイズレベル判定出力の電圧値が低くなると、アンテナ1からの受信信号(受信キャリア)のレベルが上昇したと判断し、送信出力制御回路10によって、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧を低下させる。すなわち、増幅度を低下させて、送信電力を減少させる。また、レベル判定回路18からのノイズレベル判定出力の電圧値が上昇すると、アンテナ1から入力する受信キャリアが低下したと判断し、送信出力制御回路10によって、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧を上昇させる。すなわち、増幅度を上げて、送信電力を増加させる。なお、このような回路は親機にも設けられて、子機と同様に受信キャリアの有無に対応して、送信電力を増加し、また低減する制御が行われる。
【0005】このように従来例のコードレス電話装置でも受信信号における受信キャリアの有無に対応して、送信電力を増加し、また低減する制御が出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例のコードレス電話装置は、送信電力の制御を行う際に、ノイズレベルの大小、すなわち、受信キャリアの有無でドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧の制御を行うために、送信電力を2段階にしか切り替えることが出来ない。このため、2段階で送信電力の切り替えを行う際のドライブ増幅回路9の動作変化で送信VCO8の出力インピーダンスが大きく変動してロック周波数も変化してしまい、そのロック時に送信電波に雑音が重畳して無線回線で接続される相手側(子機又は親機)で受信音に雑音が発生するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、子機、親機の一方、又は両方で受信キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えを制御でき、送信電力の切り替え制御時の雑音発生がなくなって、子機及び親機で高品位の通信が可能になる優れたコードレス電話装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載のコードレス電話装置は、子機、親機の一方又は両方に、無線回線を通じて送信を行う送信信号処理手段と、無線回線を通じて受信を行う受信信号処理手段と、受信信号処理手段で受信した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例した電圧値を出力する受信電界強度レベル判定手段と、送信信号処理手段からの送信電力を受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する送信電力制御手段とを備える構成としている。
【0009】請求項2に記載のコードレス電話装置は、送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路を備え、かつ、ドライブ増幅回路からの送信高周波信号を電力増幅回路に入力する際の結合度を、受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する可変容量ダイオードを送信電力制御手段に備える構成である。
【0010】請求項3に記載のコードレス電話装置は、送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路を備え、かつ、受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応してドライブ増幅回路の増幅度を可変する増幅制御回路を送信電力制御手段に備える構成としている。
【0011】請求項4に記載のコードレス電話装置は、受信電界強度レベル判定手段は、マルチチャネルアクセス方式における制御チャネルの受信キャリアの受信電界強度レベルを判定する構成としている。
【0012】
【作用】この構成の請求項1,2,3及び4記載のコードレス電話装置は、子機、親機の一方又は両方で、受信した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例した電圧値に基づいて、送信電力を可変している。したがって、子機、親機の一方、又は両方で受信キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えが制御が行われて、送信電力の切り替え制御時の雑音発生がなくなり、子機及び親機で高品位の通信が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のコードレス電話装置の実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図及び文章にあって従前の図3に示す従来例と同一の構成要素には同一の符号を付した。
【0014】図1は、本発明のコードレス電話装置の実施例の構成を示すブロック図である。図1において、この例は局線に接続される親機と無線回線を通じて接続される子機である。この子機はアンテナ1と、アンテナ1を送受信兼用で使用するためのアンテナ共用器2と、受信信号を増幅する高周波(RF)増幅器、ミキサ、バンドパスフィルタ(BPF)などを備える受信RF回路3とが設けられている。さらに、リミッタ増幅回路、検波回路を備えて受信RF回路3からの中間周波信号から音声信号を復調する復調回路4と、コンパンダ、秘話回路等を備える受信オーディオ(AF)回路5と、受信RF回路3にローカル周波数信号を送出する受信電圧制御発振器(VCO)6とが設けられている。また、この子機には、受信VCO6からの局部発振信号の周波数をロックして安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセサイザを構成し、制御で設定されたチャンネルに応じた受信のローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数信号を発信する送信VCO8と、この送信VCO8からの送信周波数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設けられている。さらに、受信電界レベルに応じたノイズレベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送信出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信周波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノイズレベル判定出力によって受信キャリア(受信周波数の電波)有無の判断等を行う制御回路12とが設けられている。また、コンパンダ及び秘話回路を備える送信AF回路13と、レシーバ14と、テンキー15と、マイクロホン16と、アンテナ1から入力された受信電界レベルに対応する電圧値を出力する受信電界強度レベル判定(RSSI)回路17とが設けられている。
【0015】図2は、送信出力制御回路10の詳細な構成を示す回路図である。図2において、この例はドライブ増幅回路9と電力増幅回路11との間に、RSSI回路17からの電圧値で静電容量を可変して送信周波数信号の通過量を制御する可変容量ダイオード(バリキャップ)Vcが設けられている。さらに、可変容量ダイオードVcの入力側にインピーダンス整合用のコンデンサC1及び抵抗器Rが設けられている。また、可変容量ダイオードVcの出力側に直流遮断用のコンデンサC2が設けられている。
【0016】次に、この実施例の動作について説明する。図1及び図2において、PLL回路7、受信VCO6、送信VCO8、制御回路12により、当該子機は図示しない親機と同一のチャンネルとなるように送信周波数と受信周波数が決定される。親機から送信される音声信号を変調した送信電波が、アンテナ1で受信され、受信RF回路3、復調回路4を通じて音声信号を復調する。この復調した音声信号は受信AF回路5により、コンパンダ、秘話等の処理を行いレシーバ14から音声出力される。また、マイクロホン16から入力する音声信号は、送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の処理が行われ、さらに、送信VCO8で変調が施され、さらに、ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅されてアンテナ1から送信される。この場合、RSSI回路17がアンテナ1からの受信信号における受信キャリアのレベルに比例した電圧値を出力する。この場合、親機と子機が比較的近距離にあるときは、受信電界レベルが高いため、RSSI回路17の出力電圧値が高くなる。この出力電圧に基づいて、送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を疎結合に制御し、この制御で送信電力を低下させる。この反対に親機と子機が遠距離にある場合は、受信電界レベルが小さいため、RSSI回路17の出力電圧値が小さくなり、送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を密結合に制御し、この制御で送信電力を増加させる。
【0017】この疎密の結合の制御は、送信出力制御回路10における可変容量ダイオードVcの静電容量がRSSI回路17の出力電圧値でが変化して行われる。したがって、受信キャリアの電界レベルが大きい場合に、RSSI回路17の出力電圧値が高くなり、可変容量ダイオードVcの静電容量は小さくなって、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11が疎結合となる。これによってドライブ増幅回路9から電力増幅回路11に入力される送信VCO8からの送信周波数信号が低減して、電力増幅回路11からの送信電力が低下する。また、受信キャリアの電界レベルが小さい場合に、RSSI回路17の出力電圧値が低くなり、可変容量ダイオードVcの静電容量が増加して、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11が密結合となる。したがって、ドライブ増幅回路9から電力増幅回路11に入力される送信VCO8からの送信周波数信号が増加して、電力増幅回路11からの送信電力も増加する。
【0018】このように、この実施例によれば、受信キャリアの電界レベルに比例した出力電圧値をRSSI回路17が出力し、その出力電圧値に対応して、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を制御し、受信電界レベルに比例した直線的な送信電力を送出することが出来る。さらに、直線的に送信電力を制御しているためドライブ増幅回路9の動作変化が少なくなり、送信VCO8の出力インピーダンスが大きく変動しなくなる。すなわち、送信VCO8のロック周波数の変化がなくなり、送信電波に雑音が重畳せずに、無線回線で接続される相手側(子機又は親機)で受信音に雑音も発生しなくなる。換言すれば、高品位の通話が可能になる。
【0019】なお、この実施例では、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の送信高周波信号の通過結合を可変容量ダイオードVcで行っているが、他の例でも良い。例えば、可変容量ダイオードVcを用いずに、コンデンサC2のみでドライブ増幅回路9と電力増幅回路11との間を結合し、かつ、ドライブ増幅回路9の増幅度をRSSI回路17からの出力電圧に対応して可変する増幅度可変回路を用いても良い。この増幅度可変回路は、例えば、トランジスタを用い、そのベースバイアス電圧をRSSI回路17からの出力電圧で変化させてドライブ増幅回路9を駆動する。また、この実施例では子機をもって説明したが、この実施例と同様の受信キャリアの電界強度レベルに対応して送信電力を制御する構成を親機にも設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項1,2,3及び4記載のコードレス電話装置は子機、親機の一方又は両方で受信した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例した電圧値に基づいて、送信電力を可変しているため、子機、親機の一方又は両方で受信キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えが制御が行われて、送信電力の切り替え制御時の雑音発生がなくなり、子機及び親機で高品位の通信が可能になるという効果を有する。




 

 


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