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発明の名称 摺動板ガイドピン装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−220463
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−9219
出願日 平成6年(1994)1月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 日野 豊 / 高橋 順哉 / 中目 修司 / 初見 和男 / 市原 多香士 / 小林 浩樹
要約 目的
本発明は、磁気記録再生装置に使用し、摺動板を摺動自在に案内するための摺動板ガイドピン装置に関し、簡単な構成で容易に製造できる摺動板ガイドピン装置を提供することを目的とする。

構成
磁気記録再生装置の基板20の一部を絞り出し加工することにより、径小の円筒部21Aと径大の円筒部21Bとからなるガイドピン21を形成するものである。ガイドピン21の径小の円筒部21Aに形成された溝22A,22BはEリング23を保持するためのものである。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気記録再生装置の基板の一部を絞り出し、上記基板に円筒状のガイドピンを一体に形成し、上記ガイドピンで摺動板を摺動自在に支持してなる摺動板ガイドピン装置。
【請求項2】 先端側に径小の円筒部が形成され、基板側に径大の円筒部が形成されたガイドピンを基板に一体に形成してなる請求項1記載の摺動板ガイドピン装置。
【請求項3】 径小の円筒部の外周面に平行な溝を形成し、上記溝にEリングを嵌合し、上記径小の円筒部に摺動自在に支持された摺動板を上記Eリングで抜け止めしてなる請求項2記載の摺動板ガイドピン装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置などに使用し、摺動板を基板に対して平行に案内するための摺動板ガイドピン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は車載用の磁気記録再生装置(再生専用装置も含む)などに使用するオーディオ用のカセットを示している。図7において、1はカセットの本体、2A,2Bは本体1内に回転自在に支持されたリールであり、このリール2A,2Bに磁気テープ3が巻回されている。4A,4Bは本体1の前面近傍に形成されたカセット位置決め用の孔、5A,5Bはキャプスタン軸が挿入される孔である。
【0003】図8は、車載用の磁気記録再生装置の要部を示している。図8において、7A,7Bは基板6の折曲側面に上下動可能に支持されたカセット案内部材であり、図7に示すカセットが上記カセット案内部材7A,7Bに案内されて水平に挿入される。カセットがカセット案内部材7A,7Bに案内されて所定の位置まで挿入されると、プランジャー8が作動し、このプランジャー8の駆動力によりカセット案内部材7A,7Bが駆動されカセット案内部材7A,7Bは基板6に接近するように下降し、カセットを記録・再生位置に移動させる。9A,9Bは基板6にカシメ止めされたカセット位置決めピンである。10A,10Bは基板6に回転自在に支持されたキャプスタン軸、11は基板6に摺動自在に支持された摺動板であり、この摺動板11に磁気ヘッド12が保持されている。13A,13Bはリール駆動軸であり、このリール駆動軸13A,13Bはカセット内のリール2A,2Bに係合し、モータ14の回転駆動力によりリール2A,2Bを回転駆動するものである。
【0004】図8において、カセット案内部材7A,7Bに挿入されたカセットが所定位置に達すると、プランジャー8が作動し、カセット案内部材7A,7Bがプランジャー8の駆動力によって下降し、カセットのカセット位置決め用の孔4A,4Bにカセット位置決めピン9A,9Bが挿入され、またカセットの孔5A,5Bにはキャプスタン軸10A,10Bが挿入され、さらにカセットのリール2A,2Bにはリール駆動軸13A,13Bが係合する。このようにカセットがカセットローディング機構によって記録・再生位置まで移送されると、摺動板11が摺動し、磁気ヘッド12がカセットの磁気テープに接触し、モータ14の回転駆動力によってリール駆動軸13A,13Bが回転し、このリール駆動軸13A,13Bに係合するリール2A,2Bが回転し、再生動作または記録動作が行われる。
【0005】図9は上記摺動板11を摺動自在に案内するガイドピンを示している。図9において、15はガイドピンであり、このガイドピン15は上部円柱部a,径大の円柱部b,下部円柱部cから構成され、上部円柱部aにはEリングが嵌合される環状の溝16が形成されている。このガイドピン15の下端が、図10に示すように、基板6に形成された孔18に挿入されカシメ止めされるものである。図10において、11は摺動板であり、この摺動板11に形成された長孔17が上記ガイドピン15に挿入され、摺動板11がこのガイドピン15によって摺動自在に支持されるものである。なお、摺動板11は、上記ガイドピン15の溝16に嵌合されたEリング19によって抜け止めされるものである。
【0006】このように従来の磁気記録再生装置に使用されるガイドピン15は基板6の孔18に挿入され、カシメ止めを行うことにより固定されるものであり、複雑な形状のガイドピン15を別途製造しなければならないとともに、ガイドピン15を基板6に取り付ける工数が必要であり、組み立て作業が繁雑な問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、上記従来の磁気記録再生装置に使用されるガイドピン15は、図9に示すように別途加工されたガイドピン15を基板6の孔18に挿入し、さらにカシメ止めを行うことにより固定されるものであり、取り付け工数が多く組み立て作業が繁雑な問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題を除去するものであり、組み立て作業が容易な摺動板ガイドピン装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために、磁気記録再生装置の基板の一部を絞り出し、上記基板に円筒状のガイドピンを一体に形成し、上記ガイドピンで摺動板を摺動自在に支持することを特徴とするものである。
【0010】本発明の第2の発明は、円筒状のガイドピンの外周面に平行な溝を形成し、この平行な溝にEリングを嵌合し、上記ガイドピンで摺動自在に支持された摺動板を上記Eリングで抜け止めすることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のような構成であり、本発明によれば、磁気記録再生装置の基板の一部を絞り出し、円筒状のガイドピンを基板に一体に形成しているため、従来のように、別途製造されたガイドピンを、基板の孔に挿入した後に、さらにカシメ止めを行う作業が不要になり、組み立て工数を低減できるとともに、安価に構成できるものである。また、本発明の第2の発明によれば、基板に一体に形成された円筒状のガイドピンの外周面に平行な溝が形成されているため、この溝にEリングを嵌合することにより、ガイドピンに摺動自在に支持された摺動板のガイドピンからの抜け出しを防止できるものである。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図1〜図5とともに説明する。図1は本発明の摺動板ガイドピン装置を具備した磁気記録再生装置の基板20を示している。図1において、21は基板20に一体に形成されたガイドピンであり、このガイドピン21は基板20の一部を絞り出し加工することにより形成される。図2〜図4はそれぞれ上記ガイドピン21の上面図、側面図、斜視図であり、ガイドピン21は径小の円筒部21A,径大の円筒部21Bから形成され、径小の円筒部21Aには2つの平行な溝22A,22Bが形成されている。図5はガイドピン21の溝22A,22BにEリング23を嵌合した状態を示している。図5に示すように、Eリング23の両先端部は溝22A,22Bの平行な底面に当接し、またEリングの中央の突部は径小の円筒部21Aの外周面に当接し、両先端部の挟持力によりEリング23は径小の円筒部21Aに保持されるものである。図5において24は摺動板11に形成された長孔であり、この摺動板11の長孔24がガイドピン21の径小の円筒部21Aに挿入されて摺動自在に支持されるものである。なお摺動板11の長孔24の幅は、ガイドピン21の径小の円筒部21Aの径より大きく、径大の円筒部21Bの径より小さい大きさである。
【0013】図6(A)〜(E)は基板20に絞り出し加工を行ってガイドピン21を形成する工程を示している。図6(A)は基板20を示している。この基板20の所定箇所を図6(B)に示すように裏面側から型25でプレスすることにより、基板20に凸部26を形成する。次に図6(C)に示すように、凹部27を有する型28を表面側より押圧することにより凸部26を円筒形状に加工する。この加工によりガイドピン21の径小の円筒部21Aが形成される。次に図6(D)に示すように、径大の凹部29と径小の凹部30とを有する型31と、型32とで径小の円筒部21Aを挟持することにより、径小の円筒部21Aの下部を拡大して径大の円筒部21Bを形成する。次に図6(E)に示すように、先端部に突片33A,33Bが形成された型34A,34Bを使用し、円筒部21A,21Bを型24A,24Bで挟持することにより、径小の円筒部21Aの左右の外周面に溝22A,22Bを形成するものである。なお、図6(E)において、上部に配置した型35は、型34A,35Bで円筒部21A,21Bを挟持する際に円筒部21Aの上面が上方に突出するのを防止するためのものである。以上のように基板20を絞り出し加工することにより、ガイドピン21が形成されるものである。
【0014】なお、上記実施例は、ガイドピン21のみで摺動板11を摺動自在に支持する例であり、このために摺動板11がガイドピン21から抜け出すのを防止するために、ガイドピン21に抜け止め用のEリングを保持する溝22A,22Bを形成しているが、摺動板11がガイドピン21から抜け出すのを防止する他の部材が具備されていれば、ガイドピン21に溝22A,22Bを形成する必要はないものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成であり、絞り出し加工により基板の一部にガイドピンを一体に形成しているため、従来例のように別途ガイドピンを製造する必要がなく、またガイドピンを基板に取り付ける工程が不要となる利点を有するものである。また、本発明の第2の発明によれば、ガイドピンの外周面に平行な溝が形成されているため、この溝を利用してEリングを容易にガイドピンに保持でき、このEリングによってガイドピンに摺動自在に支持された摺動板の抜け止めを行うことができる利点を有する。




 

 


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