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発明の名称 テープカセット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−220447
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−12458
出願日 平成6年(1994)2月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 西村 彰洋 / 塩見 良則 / 梶田 薫
要約 目的
テープカセットの情報記憶手段の位置決めに関するもので、情報記憶手段のテープカセット内での位置決め方法を確実に行って装置側とのコンタクトがスムーズに行えるテープカセットを提供するものである。

構成
ボード収納部3kを半導体メモリボード12の基板12aの厚みCよりも分厚い幅であるD(D>C)の位置まで区画壁A3fを広げて金型の肉厚をかせぎかつ、コンタク部12cの前後方向の位置規制については区画壁A3fから突出した位置規制突起A3gで行うことにより、コンタクト部12cの前後方向の位置規制を確実に行うとともに金型の強度も増して金型寿命が伸びる。
特許請求の範囲
【請求項1】 テープの厚み及び種類等の媒体情報に関する情報を記憶した情報記憶部と装置側に設けられた情報通信回路とのコンタクト部を有した情報記憶手段を収納するテープカセットにおいて、前記コンタクト部を前記テープカセットの側壁と前記テープカセット内に設けた区画壁との間に設けかつ前記側壁に切り欠き部を設けて前記コンタクト部を露出させ、前記切り欠き部に対向する位置の前記区画壁に前記切り欠き部方向に突出させた位置規制突起を形成して前記情報記憶手段の位置規制したことを特徴とするテープカセット。
【請求項2】 区画壁に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理装置等に使用するテープカセットに収納される情報記憶手段の位置規制に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化に伴い、テープカセット及びビデオテープレコーダー(以下、VTRという)がコンパクトになってきている。その結果、テープカセットが小さいためカセット本体に貼付するラベルも小さくなってテープに記録した情報内容が十分に書けないような状態であった。
【0003】その対策として、公開特許公報平2−96958、昭63−166086、昭63−166087、昭63−13187、昭63−164084、昭63−164085等に記載しているようにテープの厚み及びその種類に関する媒体情報やテープに記録された情報内容等をテープカセットに設けた半導体メモリ素子に記憶させるという提案がされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提案内容ではテープカセット内での半導体メモリを位置決めするための具体的位置決め手段が欠け、かつ現状においてはさらに小型化されたテープカセット内に情報記憶手段を精度良く位置決めするのが課題であった。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、情報記憶手段のテープカセット内での位置決め方法を確実に行って装置側とのコンタクトがスムーズに行えるテープカセットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本発明のテープカセットは、情報記憶手段をテープカセットの側壁と前記テープカセット内に設けた区画壁との間に設けかつ前記側壁に切り欠き部を設けて前記情報記憶手段のコンタクト部を露出させ、前記切り欠き部に対向する位置の前記区画壁に前記切り欠き部方向に突出させた位置規制突起を形成して前記情報記憶手段を位置規制するように構成したものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、すなわちテープカセットを装置内に装着した時情報記憶手段のコンタクト部と装置側のコネクターが接触するが、この時前記情報手段のコンタクト部が前記テープカセットの側壁と位置規制突起とで精度良く位置規制されている。従って、テープカセットと装置側とのコンタクトが確実に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0009】図1、図2は、一実施例のテープカセットの組立斜視図及びテープカセットの分解斜視図で、図3は蓋部の組立斜視図である。
【0010】図に示すように、テープカセット1を構成するカセット本体は合成樹脂で成形された方形の上ハーフ2と下ハーフ3とから構成されている。そして、これら上ハーフ2と下ハーフ3は上下から相互に合わされ、止めネジ4にてネジ止めされて一体の匡体に形成される。またカセット本体にはテープ5を巻回した一対のリール6が収納されている。
【0011】カセット本体の前面には、装置側のテープ引き出し部材が挿入されるための開口部7が設けられている。そして、下ハーフ3の開口部7の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド3aが設けられており、テープ5はこのテープガイド3aに案内されて開口部7に沿って架張されている。
【0012】前蓋8は図2に示すように開口部7に架張されたテープ5の前面を覆う前蓋部8aと上下ハーフ2、3の前方側面を覆う側板8bとで構成されており略コ字形状をしている。前蓋8の側板8bには一対の支点ピン8cが設けられ、支点ピン8cは上ハーフ2の前方両側面部に設けられた一対の切り欠き部2aに挿入されている。そして、前蓋8は支点ピン8cを中心として回動自在とされている。なお、支点8cの一方側には、コイルバネ9が装着されており、前蓋8を常時閉蓋方向に回動付勢している。また、前蓋8の側板8bの前面上部には一対のピン孔8dが形成されている。
【0013】上蓋10は開口部7に架張されたテープ5の上面を覆う上蓋部10aと上ハーフ2の側面を覆う側板10bとで構成されている。上蓋10の側板10bの前面内側には一対の支持ピン10cが設けられ、支持ピン10cは前蓋8のピン孔8dに挿入されて回動自在とされている。
【0014】上ハーフ2の側面前方には上蓋側板10bの厚みとほぼ同等寸法に切り欠いた一対の切り欠け部2bが設けられている。そして、その切り欠き部2bには曲線部と直線部とからなり、かつ一端を開放部とした一対の上蓋ガイド溝2cが形成され、その上蓋ガイド溝2cには上蓋10側板10bの後方内側に形成された一対のガイドピン10dが摺動自在に取り付けられている。
【0015】図3に示すように上蓋10の上蓋部10aの内側には開口部7の幅寸法とほぼ同等の間隔距離を保った一対のブラケット部10eが設けられており、さらにブラケット部10eにはそれぞれピン孔10fが形成されている。
【0016】図2に示すように後蓋11は開口部7に架張されたテープ5の裏面を覆っている。そして、後蓋11の上部側面には一対の支持ピン11aが設けられており、一対の支持ピン11aは上蓋10のブラケット部10eのピン孔10fに回動自在に取り付けられる。また、後蓋11の下部側面には一対の突出部11bが設けられており、さらに突出部11bにはガイドピン11cがそれぞれ形成されている。
【0017】下ハーフ3に形成された一対のテープガイド3aの後方で、かつ開口部7の両側面側には上部が開放された一対の後蓋ガイド溝3bが設けられている。この後蓋ガイド溝3bには後蓋11の突出部11bに形成された一対のガイドピン11cが摺動自在に挿入される。
【0018】図4はテープカセット1の後方部の分解斜視図である。カセット本体の後方側には、テープの種類及びテープの厚み等の媒体に関する情報やテープに記録されたプログラム等の情報が記憶できる半導体メモリボード12が設けられている。
【0019】この半導体メモリボード12は、ガラスエポキシ等の材料で成形された薄い板状の基板12aと前記情報が記憶できる半導体メモリ部12bとで構成されている。また、半導体メモリの取付部と反対側の基板12a表面には装置側に設けられた通信回路との接点になるコンタクト部12cとを有している。
【0020】13は、合成樹脂で成形された誤消去防止片であり、下ハーフの底面に形成された誤消去防止検出孔を塞ぐ検出部13aと、上ハーフの背面に形成された誤消去防止表示窓に表示する表示部13bとで構成されている。
【0021】下ハーフ3背面壁3nには複数の切り欠き部A3cがありこの切り欠き部A3cに半導体メモリボード12のコンタクト部12cが露出する。また、3dはコンタクト部12cに容易に手等で触られないように複数の保護壁が設けられている。円弧形状をした壁は、リールの円周方向の位置規制を行うリール位置規制壁3eである。
【0022】下ハーフ3の背面壁3nと平行に設けられた区画壁A3fは、半導体メモリボード12の収納部と誤消去防止片13の収納部とを区別するものである。区画壁A3fから切り欠き部A3c方向に突出した突起は半導体メモリボードの位置規制突起A3gであり、図に示すように半導体メモリボードコンタクト部12cの前後方向の位置決めを複数の位置規制突起A3gと背面壁3nとで行っている。
【0023】3hは、半導体メモリ部側の基板12aの前後方向を位置決めする位置規制突起Bである。
【0024】半導体メモリボード12の左右方向の位置決めについては、下ハーフの側壁端面3iと、側壁と平行に形成された区画壁B3jとで位置決めされる。
【0025】半導体メモリボード12の上下方向の位置決めについては上下ハーフの組合せによって位置規制される。
【0026】以上のように構成されたテープカセット1について以下その動作を説明する。図5はテープカセット1の開蓋状態を示した蓋部の要部断面図で、図6は装置のコネクター15と半導体メモリボード12のコンタクト部12cとの当たりを示す要部断面図である。図に示すように装置にテープカセット1を挿入すると装置側に配置された開蓋ピン14によって前蓋8の側板8bが突き上げられると同時に同じく装置側に設けられた半導体メモリ通信回路用のコネクター15が切り欠き部A3c内に入り込んでくる。このため、前蓋8はコイルバネ9に抗して上方へ回動する。この時、前蓋8と連結されている上蓋10は上蓋ガイド溝2cに案内され、かつ上蓋10に連結された後蓋11は後蓋ガイド溝3bに案内されつつ開蓋する。その結果、開口部7に架張されたテープ5が露出し、そしてこのテープ5を引出して回転ヘッドドラムに巻装させてビデオ信号等の記録再生を行う。
【0027】また、コネクター15は半導体メモリボード12のコンタクト部12cに当たって情報の読み取り可能な状態となる。
【0028】図7は半導体メモリボード12周辺部の下ハーフ2側の平面図、側面図並びに要部断面図である。テープカセット1が小型化されると上述した半導体メモリボード収納部3k(以下、ボード収納部とする)も小さくなり、そのボード収納部3kに入る半導体メモリボード12も薄型化が要求され基板12aの厚みも0.1mmから0.5mmぐらいのものが要求される。しかし、ボード収納部3k全域を0.5mm厚の空間にするとこのボード収納部3kに相当する金型の強度が極端に弱くなってボード収納部3kの金型が破損するという問題が発生する。
【0029】従って、金型の強度が弱くならないよう図7に示すようにボード収納部3kを基板12aの厚みCよりも分厚い幅であるD(D>C)の位置まで区画壁A3fを広げて金型の肉厚をかせぎかつ、コンタク部12cの前後方向の位置規制については区画壁A3fから突出した位置規制突起A3gで行うことにより、コンタクト部12cの前後方向の位置規制を確実に行うとともに金型の強度も増して金型寿命が伸びる。
【0030】通常、コンタクト部12cは安定した接触抵抗を確保するためにコネクター15の接触圧力は1ピン当り100g以上と大きくなる。(接触圧が小さければ接触抵抗が不安定になって半導体メモリ内に記憶された情報の通信ができなくなる)そのため、コネクター15が例えば4ピンになれば400g以上といった具合いに大きくなりトータル接触圧力が小型化されたテープカセット1の自重の10倍以上になることがある。その結果、樹脂で成形されたテープカセット1が大きく変形を起こす。
【0031】従って、装置側のコネクター15は接触圧力の絶対値をできるだけ下げるとともにその接触圧力のばらつきも抑えようとしている。
【0032】それに対してテープカセット1は前記したコネクター15の接触圧力のばらつきを抑えるためにコネクター15との接点であるコンタクト部12cの前後位置関係の精度アップが必要になってくる。かつ、接触圧力のなるべく大きいものが受け入れられるようにテープカセット1の変形を防止することも必須となる。
【0033】上述したテープカセット課題に対しても図に示すように装置側の各コネクター15に対応する位置に位置規制突起A3gをそれぞれ設けて前後方向の位置規制を確実にするとともに、位置規制突起A3gがコネクター15の接触圧力に対する変形防止となって大きな効果を発生する。
【0034】さらに、小型化されたテープカセット1金型が数十万回ショット以上の長寿命を維持するとともに上記した効果を持続させるには以下の構成が良好である。
【0035】金型を数十万回ショット以上の成形を繰り返し繰り返し行うと、背面壁3nの樹脂圧力によってボード収納部3kの金型に繰り返し応力が加わる。そのため、図8に示すようにボード収納部3kの金型が隣の誤消去防止片収納部3lに倒れ、ボード収納部3kの収納部間隔がさらに開いて半導体メモリボード12のコンタクト部12cとコネクター15の接触位置がさらに開く方向(F方向)にいく。その結果コネクター接触圧力が低下してコンタクト部12cの接触抵抗が大きくなって半導体メモリの情報の通信ができないという問題が発生する。
【0036】その対策として、区画壁A3fに複数の切り欠き部B3mを設けてボード収納部3kの金型と誤消去防止片収納部3lの金型が連結されることによりボード収納部3kの金型の倒れが防止できる。その結果、コンタクト部12cの位置精度が数十万ショット以上成形しても確保でき安定した接触抵抗が得られるという大きな効果が発生する。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、情報記憶手段をテープカセットの側壁と前記テープカセット内に設けた区画壁との間に設けかつ前記側壁に切り欠き部を設けて前記情報記憶手段のコンタクト部を露出させ、前記切り欠き部に対応する位置の前記区画壁に前記切り欠き部方向に突出させた位置規制突起を形成して前記情報記憶手段を位置規制するように構成したものである。
【0038】よって、テープカセットを装置内に装着した時、情報記憶手段のコンタクト部と装置側のコネクターが接触するが、この時前記情報手段のコンタクト部が前記テープカセットの側壁と位置規制突起とで精度良く位置規制されている。従って、テープカセットと装置側とのコンタクトが確実に行える。また、情報記憶手段収納部の金型強度が増して金型寿命が伸びるという大きな効果が発生する。




 

 


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