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発明の名称 テープカセット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−220443
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−12459
出願日 平成6年(1994)2月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 西村 彰洋 / 塩見 良則 / 梶田 薫
要約 目的
テープカセットの蓋機構に関するもので、テープカセットの蓋を最大まで開蓋しても後蓋のガイドピン抜けを防いで閉蓋作動がスムーズに行えるテープカセットを提供するものである。

構成
最大に蓋を開蓋した時に上蓋10のガイドピン10dが上蓋ガイド溝2cの最終端に当たっている。そのため、蓋をさらに開けようとしても上蓋10が移動できないので開かない。この時、後蓋11のガイドピン11cは後蓋ガイド溝3b内に位置しているため、後蓋11のガイドピン11cの抜けがなくなり閉蓋動作がスムーズに行われる。
特許請求の範囲
【請求項1】 前面に装置側のテープ引き出し部材挿入用の開口部を形成したカセット本体と、前記カセット本体前面に設けられたテープガイドによって前記開口部に架張されたテープと、前記テープの前面を覆うべく前記カセット本体に回動自在に取り付けた前蓋と、前記テープの上面を覆うべく前記前蓋に回動自在に取り付けた上蓋と、前記テープの後面を覆うべく前記上蓋に回動自在に取り付けた後蓋とを有し、開蓋時には前記前蓋、前記上蓋および前記後蓋とが互いに連動させて開蓋方向へ回動させるように構成したテープカセットにおいて、前記上蓋の側板にガイドピンを設けかつ前記ガイドピンを案内する上蓋ガイド溝を前記カセット本体側面の切り欠け部に設けて、前記蓋が最大に開蓋した際の位置規制を前記上蓋の側板部と前記カセット本体の切り欠き部とで規制するように構成した事を特徴とするテープカセット。
【請求項2】 蓋が最大に開蓋した際の位置規制を上蓋のガイドピンとカセット本体の上蓋ガイド溝とで規制するように構成した事を特徴とする請求項1記載のテープカセット。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダーの如き磁気記録再生装置やその他各種の情報処理装置等に使用するテープカセットの蓋機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化に伴い、テープカセット及びビデオテープレコーダー(以下、VTRという)がコンパクトになってきている。その結果、VTRは風景や人物等の撮影取りのように屋外で使用されるケースが多くなってきた。
【0003】その中で、テープカセットも特に屋外使用を考慮し、耐塵挨対策としてテープの前面及び裏面をそれぞれ覆う2枚または3枚式の蓋が実用化されている。
【0004】以下、図面を参照しながら上述した従来のテープカセットについて説明する。図9及び図10は従来テープカセットの組立斜視図と蓋部の要部断面図である図に示すように、テープカセット16前面にはテープ17が架張されており、常時は前蓋18、上蓋19と後蓋20によって覆われている。
【0005】前蓋18の側板には一対の支点ピン18aが設けられ、支点ピン18aは上ハーフ21の前方両側面部に挿入されている。そして、前蓋18は支点ピン18aを中心として回動自在とされている。また、前蓋18の側板の前面上部には一対のピン孔18bが形成されている。
【0006】上蓋19の側板の前面には一対の支持ピン19aが設けられ、支持ピン19aは前蓋18のピン孔18bに挿入されて回動自在とされている。
【0007】上ハーフ21の側面前方には上蓋ガイド溝21aが形成され、上蓋19側板に形成された一対のガイドピン19bが摺動自在に取り付けられている。
【0008】上蓋19の内側には一対のブラケット部19cが設けられており、さらにブラケット部19cにはそれぞれピン孔19dが形成されている。
【0009】後蓋20の側面には一対の支持ピン20aが設けられており、一対の支持ピン20aは上蓋19のブラケット部19cのピン孔19dに回動自在に取り付けられる。また、後蓋20の下部側面にはガイドピン20bがそれぞれ形成されている。
【0010】下ハーフ22に形成された一対のテープガイド22aの後方で、かつ開口部の両側面側には一対の後蓋ガイド溝22bが設けられている。この後蓋ガイド溝22bには後蓋20のガイドピン20bが摺動自在に挿入される。
【0011】以上のテープカセット16を装置に挿入すると装置側に配置された開蓋ピン23によって前蓋18の側板が突き上げられるため、前蓋18は上方へ回動する。この時、前蓋18と連結されている上蓋19は上蓋ガイド溝21aに案内され、かつ上蓋19に連結された後蓋20は後蓋ガイド溝22bに案内されつつ開蓋する。なお、閉蓋動作は上述した動作と全く逆に成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構成では下記のような問題が発生する。
【0013】テープカセット16を装置に装着させる場合、装置側としてはテープカセット16の蓋18、19、20を最大まで押し上げて、装置のテープ引き出しポストが入る開口部の高さ方向の余裕を大きく取ってシリンダー等を開口部内に入れて装置のサイズを小型化しようとしている。
【0014】そのため、図11に示すように後蓋20のガイドピン20bが後蓋ガイド溝22bからはずれてしまい、閉蓋時にはガイドピン20bが上ハーフ21の上面に当たって閉蓋しないという問題が発生していた。よって、テープカセット16が閉蓋しない状態で装置からテープカセット16を排出しようとしても排出できず、無理にテープカセット16を取り出すと装置及びテープカセット16が破損するという大きな問題が発生していた。
【0015】その対策として、図12に示すように後蓋ガイド溝22bの上部にある開放部22cの幅寸法Cをガイドピン20bの径Dよりやや小さめに形成する(C<D)ことによりガイドピン20bの抜け防止を行っていた。
【0016】しかし、上記構成ではテープカセット16の組立時に、ガイドピン20bが後蓋ガイド溝22bの開放部22cから挿入する時、力を加えて押し込むように組み立てる必要があって組みにくいという問題があった。また、押し込み時にガイドピン20bが破損するという問題も発生していた。
【0017】本発明は上記問題点に鑑み、テープカセットの蓋を最大まで開蓋しても後蓋のガイドピン抜けを防いで閉蓋作動がスムーズに行えるテープカセットを提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本発明のテープカセットは、蓋が最大に開蓋した際の位置規制を上蓋の側板部とカセット本体の切り欠き部とで規制するように構成したものである。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成により、すなわちテープカセットの蓋を最大まで開蓋した時、上蓋の側板部とカセット本体の切り欠き部とが当たる。この時、後蓋のガイドピンが後蓋ガイド溝内に位置しているためガイドピンの抜けが防止でき閉蓋がスムーズに行える。
【0020】従って、装置からのテープカセット取り出しが容易となり、前記した装置からのテープカセット排出不良によるテープカセット並びに装置の破損事故を防ぐことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0022】図1、図2は、一実施例のテープカセットの組立斜視図及びテープカセットの分解斜視図で、図3は蓋部の組立斜視図である。
【0023】図に示すように、テープカセット1を構成するカセット本体は合成樹脂で成形された方形の上ハーフ2と下ハーフ3とから構成されている。そして、これら上ハーフ2と下ハーフ3は上下から相互に合わされ、止めネジ4にてネジ止めされて一体の匡体に形成される。またカセット本体にはテープ5を巻回した一対のリール6が収納されている。カセット本体の前面には、装置側のテープ引き出し部材が挿入されるための開口部7が設けられている。そして、下ハーフ3の開口部7の両側には下ハーフ3と一体に形成された一対のテープガイド3aが設けられており、テープ5はこのテープガイド3aに案内されて開口部7に沿って架張されている。
【0024】前蓋8は図2に示すように開口部7に架張されたテープ5の前面を覆う前蓋部8aと上下ハーフ2、3の前方側面を覆う側板8bとで構成されており略コ字形状をしている。前蓋8の側板8bには一対の支点ピン8cが設けられ、支点ピン8cは上ハーフ2の前方両側面部に設けられた一対の切り欠き部2aに挿入されている。そして、前蓋8は支点ピン8cを中心として回動自在とされている。なお、支点8cの一方側には、コイルバネ9が装着されており、前蓋8を常時閉蓋方向に回動付勢している。また、前蓋8の側板8bの前面上部には一対のピン孔8dが形成されている。
【0025】上蓋10は開口部7に架張されたテープ5の上面を覆う上蓋部10aと上ハーフ2の側面を覆う側板10bとで構成されている。上蓋10の側板10bの前面内側には一対の支持ピン10cが設けられ、支持ピン10cは前蓋8のピン孔8dに挿入されて回動自在とされている。
【0026】上ハーフ2の側面前方には上蓋側板10bの厚みとほぼ同等寸法に切り欠いた一対の切り欠け部2bが設けられている。そして、その切り欠き部2bには曲線部と直線部とからなり、かつ一端を開放部とした一対の上蓋ガイド溝2cが形成され、その上蓋ガイド溝2cには上蓋10側板10bの後方内側に形成された一対のガイドピン10dが摺動自在に取り付けられている。
【0027】図3に示すように上蓋10の上蓋部10aの内側には開口部7の幅寸法とほぼ同等の間隔距離を保った一対のブラケット部10eが設けられており、さらにブラケット部10eにはそれぞれピン孔10fが形成されている。
【0028】図2に示すように後蓋11は開口部7に架張されたテープ5の裏面を覆っている。そして、後蓋11の上部側面には一対の支持ピン11aが設けられており、一対の支持ピン11aは上蓋10のブラケット部10eのピン孔10fに回動自在に取り付けられる。また、後蓋11の下部側面には一対の突出部11bが設けられており、さらに突出部11bにはガイドピン11cがそれぞれ形成されている。
【0029】下ハーフ3に形成された一対のテープガイド3aの後方で、かつ開口部7の両側面側には上部が開放された一対の後蓋ガイド溝3bが設けられている。この後蓋ガイド溝3bには後蓋11の突出部11bに形成された一対のガイドピン11cが摺動自在に挿入される。
【0030】下ハーフ3の側壁にはスリット3cが設けられており、そのスリット3c内には蓋ロック部材12が取り付けられる。図4は蓋ロック部の要部側面図である。この蓋ロック部材12は前蓋8の側板8bの内側に取り付けられた突起8eと係合するロック爪12aと、後述する蓋ロック解除部材と当たる当接部12bと、支点ピン12cとを合成樹脂にて一体成形したものである。そして、支点ピン12cは下ハーフ3に設けられたピン挿入孔3dに挿入されて前後方向に回動自在に構成される。なお、板ばね13の一端によって蓋ロック部材12の後方部を押圧する事により蓋ロック部材12を前方向に付勢している。その結果、前蓋8の突起8eと蓋ロック部材12のロック爪12aとが常時係合しているため前蓋8の閉蓋状態でロックされるように構成されている。
【0031】以上前蓋8、上蓋10及び後蓋11の詳細な構造について述べたが、これらを組立てる場合には図3に示すようにまず上蓋10のブラケット部10eのピン孔10fに後蓋11の支持ピン11aを取り付け、その後前蓋8のピン孔8dに上蓋10の支持ピン10cを取り付けて蓋ユニットを組み立てる。
【0032】そして、蓋ユニットの上蓋10のガイドピン10dを上ハーフ2の上蓋ガイド溝2cの開放部2dから挿入させるとともに、前蓋8の支点ピン8cを上ハーフ2の切り欠き部2aに挿入させる。
【0033】次に蓋ユニットを取り付けた上ハーフ2と下ハーフ3を勘合させる。この際、図5に示すように後蓋11のガイドピン11cは下ハーフ3の後蓋ガイド溝3bの上部に設けた開放部3eから挿入させる。
【0034】以上のように構成されたテープカセット1について以下その動作を説明する。テープカセット1を装置に挿入すると図6に示すように装置側に配置されたカセットホルダーの蓋ロック解除部材14が蓋ロック部材12の当接部12bに当たってA方向に移動させる。従って蓋ロック部材12のロック爪12aと前蓋8の突起8eとの係合が外れて前蓋8のロックが解除される。
【0035】その後、テープカセット1を図6に示すB方向に移動させると、装置側に配置された開蓋ピン15によって前蓋8の側板8bが突き上げられる。このため、前蓋8はコイルバネ9に抗して上方へ回動する。この時、前蓋8と連結されている上蓋10は上蓋ガイド溝2cに案内され、かつ上蓋10に連結された後蓋11は後蓋ガイド溝3bに案内されつつ開蓋する。その結果、開口部7に架張されたテープ5が露出し、そしてこのテープ5を引き出して回転ヘッドドラムに巻装させてビデオ信号等の記録再生を行う。なお、閉蓋動作は上述した動作と全く逆に成される。
【0036】次に以上のようなテープカセット1の蓋を最大に開蓋した時は図7に示すように上蓋10のガイドピン10dが上蓋ガイド溝2cの最終端に当たっている。そのため、蓋をさらに開けようとしても上蓋10が移動できないので開かない。この時、後蓋11のガイドピン11cは後蓋ガイド溝3b内に位置しているため、後蓋11のガイドピン11cの抜けがなくなり閉蓋動作がスムーズに行われる。また、カセットの組立時において、図5に示すように後蓋ガイド溝3bの開放部3eの幅寸法がガイドピン11c径より大きく形成できるので容易にガイドピン11cの挿入組立が行うことができる。
【0037】よって、従来発生していた装置内でテープカセットの蓋が最大開蓋した時、後蓋のガイドピンが後蓋ガイド溝からはずれて上ハーフの上面にひっかかり閉蓋しなくなり、その結果、装置からテープカセットの取り出しが出来ず、無理にテープカセットを取り出すとテープカセットならびに装置が破損するという大きな問題が解決できる。また、テープカセット組立時にも後蓋のガイドピンと下ハーフの後蓋ガイド溝との挿入組立が容易にできるという効果も発生する。
【0038】なお、上述した内容では上蓋10のガイドピン10dとカセット本体の上蓋ガイド溝2cで最大開蓋の位置を規制したが、カセットサイズが小さくなればガイドピン10dの径寸法が大きく取れずガイドピン10dの強度不足でピン折れが発生する場合がある。その時は図8に示すように上蓋10側板10bの端面10gと上ハーフ2切り欠き部2bの端面2eとで位置規制する。この時ガイドピン10dは上蓋ガイド溝2cの最終端まできていないのでガイドピン10dに大きな荷重がかからないためピン折れは発生しない。かつ前述した後蓋のガイドピン抜け防止の効果も発生する。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、蓋が最大に開蓋した際の位置規制を上蓋の側板部とカセット本体の切り欠き部とで規制するように構成したものである。
【0040】よって、テープカセットの蓋を最大まで開蓋した時、上蓋の側板部とカセット本体の切り欠き部とが当たる。この時、後蓋のガイドピンは後蓋ガイド溝内に位置しているためガイドピンの抜けが防止でき閉蓋がスムーズに行える。
【0041】従って、装置からのテープカセット取り出しが容易となり、前記した装置からのテープカセット排出不良によるテープカセット並びに装置の破損事故を防ぐことができるという大きな効果が発生する。




 

 


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