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発明の名称 テープカセット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−220440
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−7702
出願日 平成6年(1994)1月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武田 元敏
発明者 内海 充朗
要約 目的
磁気テープを露出させ、開口部を開放して蓋を全開しても、テープカセット上面への上蓋の占有面積が小さいテープカセットを提供する。

構成
テープカセット1の開口部11に磁気テープ2を架張し、前蓋5をテープカセット1に第1の軸51a,52aで回動自在に軸支し、上蓋6を前蓋5に第2の軸61,62で回動自在に連結し、後蓋7を上蓋6に第3の軸71,72で回動自在に、またテープカセットの案内溝に摺動自在にピン73,74で係合装着し、さらに連結部材8をテープカセットと第4の軸81で、上蓋6と第5の軸82で回動自在に連結して前蓋5と略平行リンクを構成することにより磁気テープ2を覆う前蓋5,上蓋6および後蓋7をテープカセット本体に対し略回動して全開することができ、同時に上蓋6のテープカセット1上面への占有面積が小さいテープカセットを実現できる。
特許請求の範囲
【請求項1】 上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テープを巻回した供給リールおよび巻取リールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張したテープカセット本体と、前記テープカセット本体に第1の軸を支点として回動自在に軸支され、前記磁気テープを前面で覆い前記テープカセット本体に弾性部材により閉じ方向に付勢された前蓋と、前記前蓋に第2の軸で回動自在に連結され、前記テープカセット本体の開口部および前記磁気テープを上面より覆う上蓋と、前記上蓋に第3の軸で回動自在に連結され、磁気テープを底面および後面で覆い、側面のピンで前記開口部に形成された案内溝に係合して移動する後蓋と、前記テープカセット本体に第4の軸で回動自在に軸支され、前記上蓋に第5の軸で回動自在に連結する連結部材とよりなることを特徴とするテープカセット。
【請求項2】 前記テープカセット本体に第4の軸で回動自在に軸支され、前記上蓋に第5の軸で回動自在に連結する連結部材は、開口部の片側に設置したことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
【請求項3】 前記テープカセット本体に第4の軸で回動自在に軸支され、前記上蓋に第5の軸で回動自在に連結する連結部材は、開口部の両側に設置したことを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッド式磁気テープ装置に使用するテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ヘッド式磁気テープ装置(以下、装置と記す)に使用されるテープカセットは、磁気テープを引き出すためのテープ引出部材を挿入する開口部を形成し、その開口部の前面に磁気テープを架張して、複数の蓋により磁気テープを覆う構成としたもので、特公昭63−16825号公報に示されるような構成のテープカセットが一般的であった。
【0003】以下、その構成について図6に示す従来例のテープカセットの斜視図、図7に示す図6のテープカセットの閉状態の開口部断面図、および図8に示す図6のテープカセットの開状態の開口部断面図を参照しながら説明する。
【0004】図6〜図8に示すように、装置に使用するテープカセット31は、回転ヘッドを搭載したドラム(図示せず)へ磁気テープ32をテープカセット31より引出し巻回するテープ引出部材を挿入するための開口部41を形成し、その開口部41に架張した磁気テープ32を図7,図8に示すようにテープカセット31の軸33で回動自在に軸支された前蓋34と、さらに上蓋36および後蓋38で覆っている。図7および図8に示すように、上記の前蓋34と上蓋36は軸35で回動自在に、上蓋36と後蓋38は軸37で回動自在に連結され、中空の略三角形を形成して磁気テープ32を覆っている。また、上記の前蓋34と上蓋36の間にはバネ40が軸35を支点に互いに引き合う方向に架張されている。後蓋38にはその側面に形成された軸39がテープカセット本体の案内溝42に係合している。このように構成したテープカセット31の動作を説明する。まず、装置の所定の位置にテープカセット31が移送,着座される際に装置に具備された蓋開放手段(図示せず)で前蓋34が軸33を固定支点に回動される。この前蓋34の回動により軸35で連結した上蓋36がテープカセット31本体の上方に押圧移送(図8の矢印C方向)され、さらに、上蓋36の移動により、軸37で連結した後蓋38が上方(図8の矢印D方向)に引上げられる。
【0005】後蓋38は軸39がテープカセット31の開口部41に形成された案内溝42に係合して、所定の姿勢を保ちながらテープカセット31の開口部41の空間を移動する。そして、前蓋34が略90度回動して、上蓋36および後蓋38がテープカセット31の上方に重なり図8に示すように全開状態となる。これにより、磁気テープ32が露出され、磁気テープ32を回転ヘッドを搭載したドラム(図示せず)へテープカセット31より引出し巻回することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のテープカセット31では、前蓋34と上蓋36が軸35を支点としてバネ40で互いに引き合っており、前蓋34はテープカセット31の軸33を固定支点として単純回動するのでテープカセット31と移動時に干渉することはないが、上蓋36は軸35で前蓋34と回動自在に連結して、軸35の回動で一端を規制され移動し、他の一端はバネ40で付勢されているためテープカセット31の上表面を摺動しながら移動するため、前蓋34の回動負荷が大きくなるという課題を持っていた。
【0007】また、前蓋34と上蓋36を互いに引き合うバネ40を磁気テープ32の架張範囲の外側に装着する必要があるので、図6に示す上蓋36の横幅をテープカセット31の横幅と同程度までとる必要があり、全開時にテープカセット31の上面をこの上蓋36が占有することになり、テープカセット31の上面の使用範囲が制限される。その結果、装置へのテープカセットの着座が不安定になり、装置へテープカセットの一部が浮き上がった状態で装填され磁気テープの安定走行へ影響が出るなどという課題を抱えていた。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、テープカセットを装置に挿入する際に、従来のテープカセットと同様に、装置に具備された蓋開放部材で前蓋を回動して連動する上蓋および後蓋を開放することが可能で、かつ蓋の全開時にテープカセットの上面を覆う上蓋の占有面積を小さくする。また、装置へのテープカセットの着座を安定に実現することが可能なテープカセットの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために、上ハーフと下ハーフとからなり、磁気テープを巻回した供給リールおよび巻取リールを収納し、前記磁気テープを開口部に架張したテープカセット本体と、前記テープカセット本体に第1の軸を支点として回動自在に軸支され、前記磁気テープを前面で覆い前記テープカセット本体に弾性部材により閉じ方向に付勢された前蓋と、前記前蓋に第2の軸で回動自在に連結され、前記テープカセット本体の開口部および前記磁気テープを上面より覆う上蓋と、前記上蓋に第3の軸で回動自在に連結され、磁気テープを底面および後面で覆い、側面のピンで前記開口部に形成された案内溝に係合して移動する後蓋と、前記テープカセット本体に第4の軸で回動自在に軸支され、前記上蓋に第5の軸で回動自在に連結する連結部材とよりなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、カセット本体の開口部の空間において後蓋および上蓋を開閉させることが可能であり、それによって蓋全開時にカセット本体の上面を覆う範囲が小さくなる。つまりカセット本体を装置へ装着するときの所定の圧力を付加する範囲が拡大することが可能であり、カセット本体を装置へ安定に装着させられる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるテープカセットの要部拡大透視図、図2は本発明の一実施例におけるテープカセット閉状態の平面図(1)とその側面図(2)、図3は同じくテープカセット開状態の平面図(1)とその側面図(2)、図4は同じくテープカセット閉状態の開口部断面図、図5は同じくテープカセット開状態開口部断面図である。
【0012】各図において、1は上ハーフ1a、下ハーフ1bよりなるテープカセット、1c,1dは固定ポスト、2は磁気テープ、3は供給リール、4は巻取リール、5は前蓋、6は上蓋、7は後蓋、8は連結部材、11は開口部、11a(図4,図5の断面図には表われない),11bは案内溝、51,52,63a,63b,64はリブ、51a,52aは第1の軸、61,62は第2の軸、71,72は第3の軸、73,74はピン、81は第4の軸、82は第5の軸である。
【0013】各図に示すように、上ハーフ1aおよび下ハーフ1bよりなるテープカセット1に、図2,図3に示すように磁気テープ2を巻回した供給リール3と巻取リール4が収納され、磁気テープ2はテープカセット1に形成された固定ポスト1c,1dに架張され、開口部11を囲んでいる。また、前蓋5は、テープカセット1の固定ポスト1c,1dで架張された磁気テープ2を前面で覆い、弾性部材(図示せず)により閉じ方向に付勢され両側端にリブ51,52を形成し、さらにリブ51,52に第1の軸51a,52aを形成してテープカセット1に回動自在に軸支されている。
【0014】上蓋6は、前蓋5の上辺において第2の軸61および62で回動自在に連結され開口部11を覆っている。また上蓋6には開口部11の範囲内にリブ63a,63b,図3(2)に示すリブ64が形成されている。
【0015】また、後蓋7は、上蓋6のリブ63a,63bに第3の軸71および72を嵌合させ回動自在に連結され、前蓋5および上蓋6とで開口部11に架張された磁気テープ2を覆っている。また後蓋7の側面にはピン73,74が形成され、テープカセット1の開口部11の内側面に形成された図4,図5に示すような案内溝11a,11bに係合して案内される。
【0016】また連結部材8は、テープカセット1の開口部11で第4の軸81で回動自在に装着され、上蓋6のリブ64に第5の軸82で回動自在に連結している。つまり、この連結部材8は第4の軸81と第5の軸82を結ぶ1つのリンクであり、テープカセット1における前蓋5の回動支点としての第1の軸51a,52aと前蓋5における上蓋6の回動支点としての第2の軸61,62を結ぶもう1つのリンクとにより略平行リンクを構成している。
【0017】上記した構成における動作を説明する。テープカセット1は放置した状態では、前蓋5は弾性部材により第1の軸51a,52aを支点として閉じ方向に付勢され、その付勢力が前蓋5の上辺において第2の軸61および62を介して上蓋6を、上蓋6のリブ63a,63bにおいて第3の軸71および72を介して後蓋7を閉じ方向に付勢し図4のように磁気テープ2を覆っている。
【0018】次に、蓋開放の動作について説明する。このテープカセット1が装置のカセット装填装置の作動によりデッキの着座位置へと搬送される際に、従来の装置と同じように、装置に具備された固定突起、あるいは作動装置により、前蓋5がテープカセット1に支持された第1の軸51a,52aを中心に矢印A方向(図2(2))に略90度回動される。上蓋6は前蓋5の回動により、第2の軸61および62で前蓋5と連結して、連結部材8の第4の軸81と第5の軸82を結ぶ1つのリンクおよび、テープカセット1における前蓋5の回動支点としての第1の軸51a,52aと前蓋5における上蓋6の回動支点としての第2の軸61,62を結ぶもう1つのリンクとで構成される略平行リンクにより規制されて略々回動しながら移動する。後蓋7は上蓋6の移動により、第3の軸71および72で上蓋6と連結し、側面に形成したピン73,74がテープカセット1の開口部11に形成された案内溝11a,11bに係合しながら姿勢を規制されて移動する。この規制により後蓋7の下端が磁気テープ2との距離を一定に保つことが可能となる。
【0019】こうして、前蓋5,上蓋6および後蓋7が蓋開放部材により回動開放されテープカセット1の開口部11に架張された磁気テープ2が露出され、図3および図5に示すようにテープカセット1の上面に圧着力を印加する場所を確保でき、テープカセット1を装置に安定に着座させることができる。
【0020】この状態で、テープカセット1の開口部11に挿入したテープ引出部材が、供給リール3あるいは巻取リール4から磁気テープ2を引出しながら開口部11から回転ヘッドを搭載したドラム近傍の位置へ移動し、磁気テープ2を回転ヘッドを搭載したドラムへ所定の角度および高さで巻き付けることができ、この状態から回転ヘッドを搭載したドラムを回転し、供給リール3および巻取リール4を回転させ磁気テープを走行させることにより磁気テープ2への映像信号,音声信号などの記録あるいは再生が可能となる。
【0021】次に、装置からのテープカセット1を排出するときの動作を説明する。テープカセット1が装置から排出される場合には、装置の動作で、まずテープ引出部材をテープカセット1の開口部11へと、ドラムに巻回された磁気テープ2を供給リール3あるいは巻取リール4に巻き取りながら戻す。その後、装填装置が排出動作を起こしてテープカセット1が着座位置から上昇されることにより、装置に具備された固定突起、あるいは作動装置での前蓋5の開状態が開放され、弾性部材の付勢力により第1の軸51a,52aを中心に回動していた前蓋5が矢印B方向(図3(2))に回動し戻り始める。
【0022】この前蓋5の回動により第2の軸61および62で前蓋5と連結した上蓋6は、開放時と同じく、連結部材8の第4の軸81と第5の軸82を結ぶ1つのリンク、およびテープカセット1における前蓋5の回動支点としての第1の軸と前蓋5における上蓋6の回動支点としての第2の軸61,62を結ぶもう1つのリンクとで構成される略平行リンクにより規制されて略回動しながら閉じ方向に移動する。
【0023】同様に、上蓋6の閉じ方向の移動により、第3の軸71および72で上蓋6と連結した後蓋7は、側面に形成したピン73,74がテープカセット1の開口部11に形成された案内溝11a,11bに係合しながら姿勢を規制されて閉じ方向に移動する。この閉動作においても、ピン73,74の規制により後蓋7の下端が磁気テープ2との距離を一定に保つことが可能となる。
【0024】このように本発明の実施例のテープカセットによれば、上蓋6および後蓋7を規制してそれぞれを連動して移動させることにより、磁気テープ2を覆い、また露出することができる。さらに上蓋6の横幅を開口部11を覆う長さで実現できるので、蓋の全開時にテープカセット1の上面を覆う上蓋の面積が小さいテープカセットを実現できる。
【0025】なお、本実施例では、連結部材を開口部の片側に設置するように説明しているが、この連結部材を必要に応じて両側に設けることも可能である。
【0026】また、本実施例では、蓋の不用意な開閉に対しての防御としての蓋の係止、および振動などによる磁気テープのたるみ発生を防止する供給リール,巻取リールへのブレーキ機構などについて説明していないが、従来の8ミリビデオカセットのような係止機構およびブレーキ機構を容易に応用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテープカセットは、前蓋をテープカセットに第1の軸で回動自在に軸支し、上蓋を前蓋に第2の軸で回動自在に連結し、後蓋を上蓋に第3の軸で回動自在に、またテープカセットの案内溝に摺動自在にピンで係合装着し、さらに連結部材をテープカセットと第4の軸で、上蓋と第5の軸で回動自在に連結して前蓋と略平行リンクを構成することにより磁気テープを覆う前蓋,上蓋および後蓋をテープカセット本体に対し略回動して全開することができ、同時に上蓋のテープカセット上面への占有面積が小さいテープカセットを実現できる。




 

 


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