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発明の名称 図形処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−220120
公開日 平成7年(1995)8月18日
出願番号 特願平6−10930
出願日 平成6年(1994)2月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 梅津 英暁 / 深堀 和生 / 稲富 広
要約 目的
実行したコマンドの経歴を細分化して保持し、実行したコマンドを分類別に取消すことができ、コマンド検索,作図処理速度及び作図効率を著しく向上させることができる操作性に優れた図形処理装置を提供することを目的とする。

構成
入力部1と、表示部2と、表示画像上の位置座標を指定する座標指定部3と、入力された図形の情報等を記憶する記憶部4と、図形等を出力する出力部5と、レイヤ別にコマンドの実行経歴を記憶部4に登録するレイヤ別コマンド実行経歴登録手段6aと記憶部4に登録されているレイヤ別コマンド実行経歴を読み込むレイヤ別コマンド実行経歴読み込み手段7aと読み込まれたレイヤ別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行うレイヤ別UNDO機能実行手段8aとを有する制御部9aと、を備えた構成を有している。
特許請求の範囲
【請求項1】文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、前記入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、前記表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、前記入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、前記記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、レイヤ別にコマンドの実行経歴を前記記憶部に登録するレイヤ別コマンド実行経歴登録手段と前記記憶部に登録されているレイヤ別コマンド実行経歴を読み込むレイヤ別コマンド実行経歴読み込み手段と前記レイヤ別実行経歴読み込み手段とにより読み込まれたレイヤ別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行うレイヤ別UNDO機能実行手段とを有する制御部と、を備えたことを特徴とする図形処理装置。
【請求項2】文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、前記入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、前記表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、前記入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、前記記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、部品別にコマンドの実行経歴を前記記憶部に登録する部品別コマンド実行経歴登録手段と前記記憶部に登録されている部品別コマンド実行経歴を読み込む部品別コマンド実行経歴読み込み手段と前記部品別コマンド実行経歴読み込み手段とにより読み込まれた部品別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行う部品別UNDO機能実行手段とを有する制御部と、を備えたことを特徴とする図形処理装置。
【請求項3】文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、前記入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、前記表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、前記入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、前記記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、操作手順の経歴を前記記憶部に登録する操作手順登録手段と前記記憶部に登録されている操作手順を読み込む操作手順読み込み手段と前記操作手順読み込み手段とにより読み込まれた操作手順を前記表示部に表示する操作手順表示手段と前記操作手順の指定された項目以降を取消す操作手順UNDO実行手段とを有する制御部と、を備えたことを特徴とする図形処理装置。
【請求項4】文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、前記入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、前記表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、前記入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、前記記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、操作手順の経歴を前記記憶部に登録する操作手順登録手段と前記記憶部に登録されている操作手順を読み込む操作手順読み込み手段と前記操作手順読み込み手段により読み込まれた操作手順を前記表示部に表示する操作手順表示手段と前記操作手順の取消項目を指定する操作手順取消入力手段と前記操作取消入力手段で指定された項目がその作業以降に影響を与えるかどうかをチェックする関連性検討手段と前記取消入力内容及び前記関連性検討手段で影響を与える項目を記憶する取消項目記憶手段と前記取消項目記憶手段によって記憶されている内容を表示する取消図形確認手段とを有する制御部と、を備えたことを特徴とする図形処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元空間において図形等を作成するコンピュータ・エイディド・デザイン(Computer Aided Desin)(以下CADと称す)等の図形処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ処理能力の向上に伴って、従来の三面図等を用いた平面的な製図作業に代わり、3次元CAD等の図形処理装置を用いて3次元空間中で立体的な製図が行われるようになっている。
【0003】以下に従来の図形処理装置について説明する。図13は従来の図形処理装置の機能ブロック図である。1は文字,座標等を入力する入力部、2は入力部1から入力された3次元空間中の図形を表示するための表示部、3は表示部2に表示された表示画像上の任意の位置座標を指定して立体の入力やコマンドの選択等を行う座標指定部、4は入力部1,座標指定部3等から入力された図形情報やコマンド実行経歴等を記憶する記憶部、5は表示部2に表示された内容や記憶部4に記憶されている内容を出力する出力部、6はコマンドの実行経歴を記憶部4に登録するコマンド実行経歴登録手段、7は記憶部4に記憶されたコマンド実行経歴を読み込むためのコマンド実行経歴読み込み手段、8は一度実行したコマンドを取消すUNDO機能実行手段、9は図形処理装置全体を制御する制御部である。
【0004】以上のように構成された従来の図形処理装置について、以下その動作を説明する。初めにレイヤを用いた作図について説明する。図14は従来の図形処理装置におけるレイヤを用いた作図例を示す模式図であり、図15は従来の図形処理装置におけるレイヤを用いたUNDO機能を示す模式図である。10a,10b,10cは互いに画像を重ね合わせることができるレイヤ、11はレイヤ10a,10b,10cを重ねて表示させた作図領域であり、作図領域11に多数の部品をからめて設計していく場合にはレイヤ10a,10b,10cを用いて設計を行っていく。レイヤ10a,10b,10cは複数を同時に重ねて表示することが可能であり、また同時に表示した状態で、指定したレイヤのみを作図,編集することも可能である。このように部品をレイヤごとに管理することより、作業効率の向上を図ることができる。いま、図14に示すように3つのレイヤ10a,10b,10cを作成し、それぞれに部品J,K,Mを作成する。まずレイヤ10aを画面上に表示して、部品Jを作成し、次にレイヤ10bを表示させて、部品Kを作成する。このとき、レイヤ10aは表示されているだけであり、作図,編集を行うことはできない。同様にしてレイヤ10cに部品Mを作成する。それぞれの部品を作成していく過程は、コマンドの実行過程の経歴として、一覧形式で登録され、UNDO機能を用いる場合に利用される。
【0005】ここで、UNDO機能とは、一度実行したコマンドを取消すものであり、通常は一つ前に実行したコマンドを取消す機能であるが、実行したコマンドを経歴として登録しておくことにより、指定したコマンドから取消すことが可能である。つまり、図15に示すように、4番目の部品Mを作成後に3番目以降の部品K,Mを取消すことができる。
【0006】次に、部品ごとに分けて作図を行う場合について説明する。図16は従来の図形処理装置における部品毎に分けた作図例を示す模式図である。作図領域11に多数の部品をからめて設計していく場合には、部品ごとに名前もしくは番号を予め付与して各部品を設計していくことができる。部品は複数を同時に表示することが可能であり、また、同時に表示していても指定した部品のみを作図,編集することも可能である。このように部品に名前又は番号を付与して管理することによって作業効率の向上を図っている。いま、図16に示すように、部品Jを作成するにあたって部品名をbuhin1と付与し、そのbuhin1を作成していくことを指定し部品Jを作成する。次に部品Kを部品名buhin2として作成する。同様にして部品Mをbuhin3という名前で作成する。これらの部品作成過程は経歴として登録され、UNDO機能を用いて取消すことができる。
【0007】次に操作手順経歴方式を用いて作図する場合について説明する。操作手順経歴方式は、利用者が実行したコマンド等を操作手順経歴表にストリング方式で記録しておき、これを順次実行することにより作図を行うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、レイヤを用いて作図を行った場合、UNDO機能を用いて途中のレイヤで作図した図形を取消すと、それ以降に作成したレイヤの図形も取消されてしまうために図形を取消したレイヤ以降のレイヤの作図をやり直さなければならないという問題点があった。
【0009】また、部品名を付与し、各部品を作成した場合においても、UNDO機能を用いて途中の部品を取消した場合、その部品以降に作成した部品まで取消されてしまうため、取消しを行う部品の部分を要素ごとに削除して再度作成しなければならず作業性に欠けるという問題点があった。
【0010】また、操作手順経歴方式による作図の場合、ストリング・コマンドの途中で入力した内容をやり直す場合、UNDO機能を用いるとコマンド自体が取消されるために、コマンドの初めからやり直さなければならないという問題点があった。更に、経歴を登録していくうえで、その実行過程の情報はレイヤ毎や部品毎に関係なく常に追加形式で登録されるために検索や実行に時間がかかるという問題点があった。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、作図作業中に実行したコマンドの経歴を細分化して保持し、実行したコマンドを取消す場合、分類別にコマンドを取消すことができ、コマンド検索,作図処理速度及び作図効率を著しく向上させることができる操作性に優れた図形処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の請求項1に記載の図形処理装置は、文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、レイヤ別にコマンドの実行経歴を記憶部に登録するレイヤ別コマンド実行経歴登録手段と記憶部に登録されているレイヤ別コマンド実行経歴を読み込むレイヤ別コマンド実行経歴読み込み手段とレイヤ別コマンド実行経歴読み込み手段により読み込まれたレイヤ別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行うレイヤ別UNDO機能実行手段とを有する制御部と、を備えた構成を有しており、請求項2に記載の図形処理装置は、文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、前記入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、部品別にコマンドの実行経歴を記憶部に登録する部品別コマンド実行経歴登録手段と記憶部に登録されている部品別コマンド実行経歴を読み込む部品別コマンド実行経歴読み込み手段と部品別コマンド実行経歴読み込み手段により読み込まれた部品別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行う部品別UNDO機能実行手段とを有する制御部と、を備えた構成を有しており、請求項3に記載の図形処理装置は、文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、操作手順の経歴を記憶部に登録する操作手順登録手段と記憶部に登録されている操作手順を読み込む操作手順読み込み手段と操作手順読み込み手段により読み込まれた操作手順を表示部に表示する操作手順表示手段と操作手順の指定された項目以降を取消す操作手順UNDO実行手段とを有する制御部と、を備えた構成を有しており、請求項4に記載の図形処理装置は、文字,座標等となる数値等を入力する入力部と、入力部から入力された図形や文字等を表示する表示部と、表示部の表示画像上の位置座標を指定する座標指定部と、入力部等から入力された図形の情報等を記憶する記憶部と、記憶部等に存在する図形等を出力する出力部と、操作手順の経歴を記憶部に登録する操作手順登録手段と記憶部に登録されている操作手順を読み込む操作手順読み込み手段と操作手順読み込み手段により読み込まれた操作手順を表示部に表示する操作手順表示手段と操作手順の取消項目を指定する操作手順取消入力手段と操作取消入力手段で指定された項目がその作業以降に影響を与えるかどうかをチェックする関連性検討手段と取消入力内容及び関連性検討手段で影響を与える項目を記憶する取消項目記憶手段と取消項目記憶手段によって記憶されている内容を表示する取消図形確認手段とを有する制御部と、を備えた構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、コマンド実行経歴をレイヤ別に登録・管理することによりレイヤ内のコマンドの検索や作図処理速度を向上させることができる。また、コマンドの取消しもレイヤ別に行うことができる。また、コマンド実行経歴を部品別に登録・管理することにより、部品内のコマンドの検索や作図処理速度を向上させることができる。また、コマンドの取消しも部品別に行うことができる。また、操作手順経歴表内の任意の手順項目から取消しを行うことができるとともに、取消しを行う作業を図形で確認することができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の第1実施例における図形処理装置の機能ブロック図であり、図2は本発明の第1実施例における図形処理装置の構成図である。1は入力部、2は表示部、3は座標指定部、4は記憶部、5は出力部であり、これらは従来例と同様なものなので同一の符号を付し説明を省略する。6aは実行したコマンドの経歴をレイヤ別に記憶部4に登録・更新を行うレイヤ別コマンド実行経歴登録手段、7aは記憶部4に登録されているレイヤ別にコマンド実行経歴を読み込むレイヤ別コマンド実行経歴読み込み手段、8aはレイヤ別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行うレイヤ別UNDO機能実行手段、9aは上記各部の制御機能が追加された制御部である。図2において、12は入力部1を構成しキーボード等からなる入力装置、13は表示部2を構成しCRT,LCD等からなる表示装置、13aは表示装置13の表示画像上の直線,円等の図形の要素等を表示する図形描画領域、13bは表示装置13の表示画像上に利用者が制御部9aに指示を与えるためのコマンド等を表示するコマンドメニュー領域、14は座標指定部3を構成しマウス,デジタイザ等からなるポインティング装置、14aはポインティング装置14で指定されている座標を決定する決定ボタン、15は記憶部4を構成しフロッピィディスク,ハードディスク,光磁気ディスク装置等からなる外部記憶装置、16は出力部5を構成し、プロッタ等からなる出力装置、17は制御部9a等を構成する本発明の第1実施例における図形処理装置の本体である。
【0016】以上のように構成された本発明の第1実施例における図形処理装置について、以下その動作を説明する。図3は本発明の第1実施例における図形処理装置のレイヤ別UNDO機能を示す模式図であり、図4は本発明の第1実施例における図形処理装置のレイヤ別UNDO機能の動作を示すフローチャートである。4aはレイヤ別に記録された属性・図形情報であり、4bはレイヤ別に記録されたコマンド実行経歴である。まず、1つめのレイヤに部品を作図する。この場合には、例えばL1というように名前を付して登録して管理を行う。そして、レイヤを作成したときは記憶部4にレイヤ別の属性・図形情報4aを保存する領域とコマンド実行経歴4bを保存する領域が確保される。属性・図形情報4aを保存する領域にはレイヤ上に作成された図形の座標等を含む情報が保存される。また、コマンド実行経歴4bを保存する領域にはコマンドを実行した際の経歴が実行の順番を表す番号とともに登録される。今、図3に示すようにレイヤ1で立方体jを作成し、その立方体の側面に穴jを貫通させた部品を作成する。この時実行したコマンドの実行経歴は、レイヤ別にコマンド実行経歴4bとして保存される。次に、レイヤ2を作成し、レイヤ2で例えば立方体Kから構成される部品K(図示せず)を作成し、更にレイヤ3に部品M(図示せず)を作成する。これらの各レイヤで作図した部品を作図領域11に重ね合わせて表示し、全てのレイヤを編集可能な状態にする。この時、レイヤ1で作成した部品Jの穴jを修正したい場合、レイヤ別UNDO機能を使用する。レイヤ別UNDO機能について、図4を用いて説明する。まず、レイヤ1のみを表示させレイヤ1が作図,編集可能な状態にする。次に、UNDO機能が選択されたか調べる(S1)。Noである場合は、UNDO機能が選択されるのを待ち、Yesである場合は、有効なレイヤが指定されているか調べる(S2)。Noである場合は、有効なレイヤが指定されるのを待ち、Yesである場合は、指定されたレイヤのコマンド実行経歴記憶部から読み込む(S3)。読み込んだコマンド実行経歴4bは画面上に表示する(S4)。次に、利用者が取消すコマンドを指定したか調べる(S5)。Noである場合は、取消すコマンドが選択されるのを待ち、Yesである場合は、指定されたコマンド以降を取消す(S6)。次に、取消されたコマンドにより作成されていた属性・図形情報4aは記憶部4から削除される(S7)。次に、レイヤ上に表示されている図形もUNDOされたコマンド部分が消去されて表示(S8)した後、指定されたレイヤ別のコマンド実行経歴4bからUNDOされたコマンド実行経歴4bを削除する(S9)。
【0017】以上のように本発明の第1実施例によれば、コマンド実行経歴4bをレイヤ別に管理することでレイヤ内でのコマンドの取消しがそれ以降作成した他のレイヤの図形に影響を与えることがないので作図効率を向上させることができる。また、レイヤ別に分散して管理することで、コマンドの検索や作図処理速度を速くすることができる。
【0018】(実施例2)図5は本発明の第2実施例における図形処理装置の機能ブロック図であり、図6は本発明の第2実施例における図形処理装置の部品別UNDO機能を示す模式図であり、図7は本発明の第2実施例における図形処理装置の部品別UNDO機能の動作を示すフローチャートである。実施例1と異なるのは、コマンドの実行経歴をレイヤ別の分類に代えて、部品別にした点である。6bは実行したコマンドの経歴を部品別に記憶部4に登録・更新を行う部品別コマンド実行経歴登録手段、7bは記憶部4に登録されている部品別コマンド実行経歴を読み込む部品別コマンド実行経歴読み込み手段、8bは部品別コマンド実行経歴の指定されたコマンド以降の取消しを行う部品別UNDO機能実行手段、9bは上記各部の制御機能が追加された制御部である。
【0019】以上のように構成された図形処理装置について、図6を用いてその動作を説明する。まず、1つめの部品の作成を行う。作成する部品にはbuhin1の名前を付けて登録し、これにより管理を行う。部品を作成したとき、記憶部4に部品buhin1の属性・図形情報4aを保存する領域とコマンド実行経歴4bを保存する領域が確保される。属性・図形情報4aを保存する領域には、一つの部品で作成された図形の座標等を含む情報が保存される。コマンド実行経歴4bを保存する領域には、コマンドを実行した経歴をその順番を表わす番号とともに登録される。今、buhin1で立方体jを作成し、その側面に穴jを貫通させた部品Jを作成する。この時実行したコマンドの実行経歴は、部品別にコマンド実行経歴4bとして保存される。次に、新しい部品、例えばbuhin2の名前を付けた部品K(図示せず)を作成し、更にbuhin3として部品M(図示せず)を作成する。各部品が完成した時、各部品は同時に作図領域11に表示され、全ての部品が編集可能な状態になる。この時、最初に作成した部品Jの穴jを修正したい場合、穴jは立方体jの要素であるので、削除すると立方体jを削除しなければならない。そこで、部品別UNDO機能を使用する。
【0020】部品別UNDO機能について、図7を用いて説明する。まず、buhin1のみを作図領域11に表示させ、buhin1が作図,編集が可能状態にする。次に、UNDO機能が選択されたか調べる(S10)。Noである場合は、UNDO機能が選択されるのを待ち、Yesである場合は、部品が指定されているか調べる(S11)。Noである場合は、部品が指定されるのを待ち、Yesである場合は、指定された部品のコマンド実行経歴4bを部品別コマンド実行経歴読み込み手段7bにより記憶部4から読み込む(S12)。読み込まれたコマンド実行経歴4bの情報は表示部2に表示される(S13)。利用者はこのコマンド実行経歴表により実行したコマンドの取消しを入力部1又は座標指定部3により選択することになる。この場合、穴jの作成以降を取消す必要があるので、穴作成のコマンドを選択する。取消すコマンドが選択されたか調べる(S14)。Noである場合は、コマンドが取消されるのを待ち、Yesである場合は、指定されたコマンド以降を取消す(S15)。次に、取消されたコマンドで作成されていたbuhin1の穴jの属性・図形情報4aを記憶部4から削除する(S17)とともに、表示部2に表示されていた穴jは消去され、立方体jだけが表示される。更に、部品別コマンド実行経歴登録手段6bによりUNDOされたbuhin1のコマンド実行経歴4bも記憶部4から削除される(S18)。
【0021】以上のように本発明の第2実施例によれば、コマンド実行経歴4bを部品別に管理することで部品内でのコマンドの取消しが、それ以降作成した他の部品の図形に影響を与えることがないので、作図効率を向上させることができる。また、部品別に分散して管理することで、コマンドの検索や作図処理速度を速くすることができる。
【0022】(実施例3)図8は本発明の第3実施例における図形処理装置の機能ブロック図であり、図9は本発明の第3実施例における図形処理装置の操作手順UNDO機能を示す模式図であり、図10は本発明の第3実施例における図形処理装置の操作手順UNDO機能の動作を示すフローチャートである。実施例1と異なるのは、利用者がストリング・コマンドを選択して実行した操作手順を操作手順登録手段により記憶部4に記憶し、操作手順読み込み手段19により記憶部4から操作手順経歴表を読み出してその内容を操作手順表示手段20により表示部2に表示し、操作手順UNDO実行手段21により取消したい操作手順の項目を指定できるようにした点である。
【0023】以上のように構成された図形処理装置について、図9を用いてその動作を説明する。まず、利用者がストリング・コマンドを選択し、連続した点(点1,点2,点3,点4)を入力すると、操作手順登録手段18が図9に示すように記憶部4の中に存在する操作手順経歴表に操作が行われた順に操作の内容が順次記憶される。利用者は点2,点3,点4の位置を操作手順UNDO機能を用いて訂正することができる。図10において、まず、UNDO機能が選択されたか調べる(S19)。Noである場合は、UNDO機能が選択されるのを待ち、Yesである場合は、操作手順名が指定されているか調べる(S20)。Noである場合は、操作手順名が指定されるのを待ち、Yesである場合は、操作手順読み込み手段19が指定された操作手順名の操作手順経歴表を記憶部4から読み込み(S21)、操作手順表示手段20によりその内容が表示部2に表示される(S22)。次に、取消したい手順の項目が選択されたか調べる(S23)。Noである場合は、取消したい手順の項目が入力されるのを待ち、Yesである場合は、指定された操作手順項目以降を取消し(S24)、表示部2からもUNDOされた部分の図形を削除する(S25)。次に、操作手順登録手段18により更新された操作手順経歴表を記憶部4に登録して(S26)、処理を終了する。
【0024】以上のように本発明の第3実施例によれば、コマンドストリングスにより複雑な作図処理を行った場合、指定した操作手順経歴表内の任意の手順項目から取消しを行うことができるので、利用者は最初からやり直す必要がなく、途中からの修正等を簡単に行うことができる。
【0025】(実施例4)図11は本発明の第4実施例における図形処理装置の機能ブロック図である。実施例3と異なるのは操作手順UNDO実行手段2に代えて、操作手順の取消しを行う項目番号を自由に指定できる操作手順取消項目入力手段22、取消しを指定した作業が、その作業以降に影響を与えるかどうかをチェックする関連性検討手段23、操作手順取消項目入力手段22で入力された操作手順項目及び関連性検討手段23で関連有りと断定された操作手順項目を記憶する取消項目記憶手段24と、取消項目記憶手段24の内容を図形で確認するための取消図形確認手段25とを有する制御部9dを備えた点である。
【0026】以上のように構成された図形処理装置について、図12を用いてその動作を説明する。図12は本発明の第4実施例における図形処理装置の操作手順取消動作を示すフローチャートである。まず、取消コマンドが選択されているか調べる(S27)。Noである場合は、取消コマンドが選択されるのを待ち、Yesである場合は、操作手順が指定されているか調べる(S28)。Noである場合は、操作手順が指定されるのを待ち、Yesである場合は、操作手順読み込み手段19により該当する操作手順経歴表を記憶部4から読み込む(S29)。次に、読み込んだ操作手順経歴表を最終のものから順に表示する(S30)。次に、取消したい操作手順の項目が選択されたか調べる(S31)。Noである場合は、取消したい項目の入力を待ち、Yesである場合は、指定された操作手順項目の内容を取消項目記憶手段24により記憶する(S32)。次に、取消しを指定された項目の内容がそれ以降の操作手順項目に影響があるかどうかを関連性検討手段23によりチェックする(S33)。チェックの結果(S34)がYesである場合は、関連する操作手順項目を表示(S35)するととともに、その内容を取消項目記憶手段24により記憶し(S36)、Noである場合は、取消項目記憶手段24により記憶された取消項目の内容により取消す図形を表示部2に表示し(S37)、取消しの確認を行う(S38)。チェック結果(S34)がNoである場合は、取消項目記憶手段24により記憶された内容をクリアしてS31へジャンプし、取消しの確認がOKで(S38)がYesである場合は、取消項目記憶手段24により記憶された内容を操作手順経歴表に追加してその内容を更新(S39)した後、取消項目記憶手段24により記憶された内容をクリアする。
【0027】以上のように本発明の第4実施例によれば、選択された作業のみが図形で表示されるのではなく、取消しとなる全ての作業を図形で確認することができる。また、取消項目記憶手段24により記憶された全内容が取消しとなり、この内容は操作手順経歴の最後に追加させるので、この追加された項目を上記一連の作業で取消すことにより取消した内容を復元することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、コマンド実行経歴書をレイヤ別や部品別に分類して登録管理をし、分類別にコマンドの取消しを行うことができコマンド検索,作図処理速度及び作図効率を著しく向上させることができる優れた図形処理装置を実現できるものである。




 

 


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