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発明の名称 画像縮小方法および画像処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−200804
公開日 平成7年(1995)8月4日
出願番号 特願平5−338400
出願日 平成5年(1993)12月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】蔵合 正博
発明者 高 山 久
要約 目的
縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像の縮小処理を行う。

構成
画像データメモリ102 上の矩形領域の原画像を、MPU100 が、システムメモリ101 に格納されたプログラムに従って原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより、X軸方向、Y軸方向独立の任意の画素数に縮小した画像を生成してCRT105 上に表示する。
特許請求の範囲
【請求項1】 原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とする画像縮小方法。
【請求項2】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)のヒストグラムを求め、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項3】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項4】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のヒストグラムは求めず、1個目の画像の表示をする時に求めたヒストグラムを用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項5】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に,縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して,前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYLはNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して,前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する画像処理装置。
【請求項6】 原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする画像縮小方法。
【請求項7】 原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを1つ優先的に選択して縮小後の画素とする画像縮小方法。
【請求項8】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項9】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項10】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のバックグラウンド画素データは求めず、1個目の画像の表示をする時に求めたバックグラウンド画素データを用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項11】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYL はNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する画像処理装置。
【請求項12】 原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする画像縮小方法。
【請求項13】 原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して、縮小後の画素とする画像縮小方法。
【請求項14】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項15】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項16】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のバックグラウンド画素データは求めず、また、新たに原画像の細線化処理はせず、1個目の画像の表示をする時に求めたバックグラウンド画素データと、細線化処理された原画像を用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【請求項17】 画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYL はNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する画像処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュータやワークステーション、DTP(Desk TopPublishing) 、ワードプロセッサ、CAD(Computer Aided Design) などの分野における、テキストや図、写真などが混在する書類などの高解像度のカラー画像を、縮小処理してディスプレ上に表示する画像縮小方法および画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の画像処理装置について説明する。従来の画像処理装置の画像の縮小方式として、画素の間引きによる縮小方法が知られている。この方式は、縮小後の画像の画素数になるように、原画像からX軸方向、Y軸方向に関して均等に画素を間引いて、縮小された画像を生成する方法である。また、投影法と呼ばれる画像の縮小方式も一般的に知られている。この方式は、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域を求め、その領域内の画素に、その領域における面積の重み計算を施して、縮小後のそれぞれの画素を生成する縮小方法である。しかし、投影法は、計算の負荷が大きく、特に、縮小率が整数分の1倍でない場合には、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の境界が、原画像の画素境界と一致しないため、画素の重み付け計算の負荷はさらに大きくなる。したがって、投影法を用いた縮小処理は、縮小率が整数分の1場合にのみ行われる場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の画素の間引きによる縮小方式を用いた技術では、テキスト入った書類などの画像を縮小すると、テキストを認識するのに重要な画素までが失われ、テキストが認識できない場合があり、縮小後の画像が見にくいという課題を有していた。また、上記の投影法による縮小方式を用いた技術では、縮小後の画素を求める際の画素の重み付け計算の負荷が大きく、高速な処理ができないという課題を有していた。さらに投影法では、画素の重み付け計算によって、新しい値の画素が生成される場合があり、ディスプレ上に表示できる色の数に制限がある場合、同一の原画像を縮小率を変えてディスプレ上に同時に表示しようとすると、色の数を越えて、表示できない場合があるという課題を有していた。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題を解決するもので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行うことのできる画像縮小方法および画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の画像縮小方法では、原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とする。
【0006】請求項2記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)のヒストグラムを求め、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0007】請求項3記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0008】請求項4記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のヒストグラムは求めず、1個目の画像の表示をする時に求めたヒストグラムを用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0009】請求項5記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYL はNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する。
【0010】請求項6記載の画像縮小方法は、原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする。
【0011】請求項7記載の画像縮小方法は、原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする。
【0012】請求項8記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0013】請求項9記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0014】請求項10記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のバックグラウンド画素データは求めず、1個目の画像の表示をする時に求めたバックグラウンド画素データを用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0015】請求項11記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYL はNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する。
【0016】請求項12記載の画像縮小方法では、原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする。
【0017】請求項13記載の画像処理方法では、原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とする。
【0018】請求項14記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、前記中央処理装置が原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0019】請求項15記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPY(PYはNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPY+1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPX(PXはNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPX+1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に表示する。
【0020】請求項16記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、同一の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を縮小してN(Nは2以上の自然数)個の画像を前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上に1個目の画像を表示し、2個目からN個目の画像の表示では、原画像のバックグラウンド画素データは求めず、また、新たに原画像の細線化処理はせず、1個目の画像の表示をする時に求めたバックグラウンド画素データと、細線化処理された原画像を用いて、前記中央処理装置が縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して前記画像表示手段上に表示する画像処理装置。
【0021】請求項17記載の画像処理装置は、画像データを蓄積する蓄積手段と、画像データを処理する中央処理装置と、前記中央処理装置の動作を制御する制御データを蓄積する蓄積手段と、画像データを表示する画像表示手段とを備え、X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像(1画素がiビット(iは任意の自然数)のデータによって表されるデジタル画像)を、X軸方向の画素数がMX(MXはMX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYはMY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)と、X軸方向の画素数がLX(LXはLX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がLY(LYはLY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像(1画素がiビットのデータによって表されるデジタル画像)に縮小して前記画像表示手段上に表示する場合、前記中央処理装置が原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYM (PYM はNYをMYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYM +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXM (PXM はNXをMXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXM +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がMX、Y軸方向の画素数がMYの矩形の画像を表示し、次に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素が占める画素領域のY軸方向の画素数がPYL (PYL はNYをLYで割った場合の整数の商)であるか、またはPYL +1であるか、さらに、X軸方向の画素数がPXL (PXL はNXをLXで割った場合の整数の商)であるか、またはPXL +1であるかを前記中央処理装置が判定し、縮小後の画像の画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素を求め、その求めた画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とすることにより縮小後の画像を生成して、前記画像表示手段上にX軸方向の画素数がLX、Y軸方向の画素数がLYの矩形の画像を表示する。
【0022】
【作用】本発明の請求項1記載の画像縮小方法は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0023】請求項2記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0024】請求項3記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0025】請求項4記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0026】請求項5記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0027】請求項6記載の画像縮小方法は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0028】請求項7記載の画像縮小方法は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0029】請求項8記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0030】請求項9記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0031】請求項10記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0032】請求項11記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0033】請求項12記載の画像縮小方法では、原画像に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0034】請求項13記載の画像処理方法は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0035】請求項14記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0036】請求項15記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0037】請求項16記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0038】請求項17記載の画像処理装置は、上記方法を用いて、中央処理装置が制御データを蓄積する蓄積手段の制御データに従って、画像データを蓄積する蓄積手段の画像を処理し、縮小された画像を生成するので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0039】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における画像処理装置のブロック図である。図1において、100 はプログラムにしたがって画像を処理するMPU(Multi Processing Unit) 、101 はMPU100 が実行するプログラムを格納するシステムメモリ、102 は画像データを格納する画像データメモリ、103 はCRTに表示されるデータを格納する表示メモリ、104 は表示メモリ103 とCRT105 とを制御するCRTコントローラ、105 は表示メモリ103 に格納された画像データを表示するCRT、106 は32ビットのバスである。本実施例が処理するデータは、8ビット/画素のカラー画像データであり、データの8ビットが1画素に相当する。
【0040】以上のように構成された画像処理装置は、画像データメモリ102 上または表示メモリ103 上の矩形領域の原画像を、MPU100 が、システムメモリ101 に格納されたプログラムにしたがって、X軸方向、Y軸方向独立の任意の画素数に縮小処理して、表示メモリ103に書き込み、CRT105 上に表示する。
【0041】本実施例の動作を説明する前に、まず、一般的な画像の縮小処理の方法の一例について説明する。
【0042】X軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像Sを、X軸方向の画素数がMX(MXは、MX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYは、MY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像Dに縮小する場合について考える。
【0043】NY/MYとNX/MXが整数の場合には、原画像SのNY行の画素行から等間隔にMY行を選択し、さらに、NX列の画素列から等間隔にMX列を選択することによって、つまり画素の間引きによって、画像Dを得ることが出来る。しかし、NY/MYまたはNX/MXが整数でない場合は、等間隔に画素行あるいは画素列を選択することは出来ない。
【0044】そこで、画像Dの画素の画素領域に対応する原画像Sにおける領域を考える。原画像Sのi行j列目(iは0≦i≦NY- 1を満たす任意の自然数,jは0≦j≦NX- 1を満たす任意の自然数)の画素データSijは、格子間隔”1”の格子上に存在し、画像Dのs行t列目(sは0≦s≦MY- 1を満たす任意の自然数,tは0≦t≦MX- 1を満たす任意の自然数)の画素データDstも、格子間隔”1”の格子上に存在する。この時、原画像S、画像Dの画素境界は、共に間隔が”1”の格子になっていると考えることができ、1つの画素の画素領域は、1辺の長さが”1”の正方形の領域と考えることが出来る。画素S00の座標が(1/2,1/2)となる場合の座標(0,0) の点を原点Oとして、原画像SをX軸方向にMX/NY倍、Y軸方向にMY/NY倍に縮小した画像が画像Dであるとすると、画素Dstの画素領域に対応する原画像Sにおける領域は、画素Sstの画素領域を原点Oを中心にX軸方向にNX/MX倍、Y軸方向にNY/MY倍にした領域に相当する。例えば、図2及び図3に示すように、NX=7,NY=9,MX=3,MY=4の場合、画素Dstの画素領域に対応する原画像Sにおける領域は、図4の一点破線によって表される領域である。NX/MX=7/3,NY/MY=9/4であるため、画素Dstの画素領域に対応する原画像Sにおける領域の境界と、原画像Sの画素境界は必ずしも一致しない。
【0045】画素Dstに対応する原画像Sにおける画素を一意的に定めるため、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astを以下のように定義する。「画素Dstの画素領域に対応する原画像Sにおける領域に画素の中心が含まれる画素の占める領域を画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astとする。この時、左辺の領域の境界と、上辺の領域の境界は領域に含まれず、右辺の領域の境界と、下辺の領域の境界は領域に含まれる。」例えば、図4では、画素D31に対応する原画像Sにおける画素領域はA31であり、A31には、画素S7273,S74,S8283,S84が含まれる。
【0046】「画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの画素の中から、適当に一つ画素を選択して画素Dstとする。」操作を、sとtが取り得る全ての値の組み合わせに対して施すことによって、原画像Sを縮小した画像Dを得ることが出来る。間引き縮小処理は、画素領域Astの中からある特定の位置にある画素を画素Dstとすることによって実現される。画素領域Astの中の最上左端の画素をDstとする場合の間引き縮小処理のフローチャートを図5に示す。
【0047】図5において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ500 は、「縮小処理の準備」であり、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astを求める計算に用いる定数と変数の初期値の設定を行なう。ステップ501 では、画素Sijの行番号iを”0”に設定し、ステップ502 では、画素Dstの行番号sを”0”に設定する。ステップ503は、縮小処理の終了判定であり、画素Dstの行番号sの値を判定し、sがs<MYを満たす場合にはステップ504 へ進み、満たさない場合には縮小処理を終了する。ステップ504 では、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域AstのY軸方向の画素数dys を求める。ステップ505 では、画素Sijの列番号jを”0”に設定し、ステップ506 は、画素Dstの列番号tを”0”に設定する。ステップ507 は、画像Dの1行の処理の終了判定であり、画素Dstの列番号tの値を判定し、tがt<MXを満たす場合にはステップ508 へ進み、満たさない場合にはステップ512 へ進む。ステップ508 では、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域AstのX軸方向の画素数dxt を求める。この時、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの最上左端の画素と、Y軸方向の画素数dys 、X軸方向の画素数dxt が定まり、画素領域Astが求まる。
【0048】そして、ステップ509 で、画素領域Astの中の最上左端の画素をDstとする。ステップ510 では、画素Sijの列番号jに画素領域AstのX軸方向の画素数dxt を加算し、ステップ511 で、画素Dstの列番号tをインクリメントし、ステップ507 へ戻る。つまり、tの値がMXになるまでステップ507 〜511 の操作を繰り返し、画像Dのs行目の0列目からMX−1列目までの画素が順に求まる。ステップ512 では、画素Sijの行番号iに画素領域AstのY軸方向の画素数dysを加算し、ステップ513 で、画素Dstの行番号sをインクリメントし、ステップ503 へ戻る。つまり、sの値がMYになるまでステップ503 〜513 の操作を繰り返し、ステップ507 〜511 の画像Dの1行の画素を求める操作を画像Dの0行目からMY−1行目に対して順に行なう。したがって、sの値がMYになった時、画像Dの全ての画素の求まり、ステップ503 の終了判定で、”no”の判定となり、処理を終了する。
【0049】図6は、図5のステップ500,504,508,509 の操作を、さらに具体的に示した間引き縮小処理のフローチャートである。図6において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ600 〜605 は図5のステップ500 の操作に対応し、ステップ609 〜613 はステップ504に、ステップ617 〜621 はステップ508 に、ステップ622 はステップ509 の操作に対応し,さらに、図6のステップ606,607,608,614,615,616,623,624,625,626は、それぞれ図5のステップ501,502,503,505,506,507,510,511,512,513 に対応する。ステップ600 〜605 では、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astを求める計算に用いる定数と変数の初期値の設定を行なう。
【0050】ステップ600 では、NYをMYで割った場合の商PYを( α は、αを越えない最大の整数を表す。)、ステップ601 では、NYをMYで割った場合の余りQYを求める(α modβは、αをβで割った場合の余りを表す。)。ステップ602 では、Y軸方向の残差計算の初期残差ry0 として、MYを”2”で割った値を設定する。さらに、ステップ603 では、NXをMXで割った場合の商PXを、ステップ604 では、NXをMXで割った場合の余りQXを求める(α modβは、αを求める)。ステップ605 では、Y軸方向の残差計算の初期残差rx0 として、MXを”2”で割った値を設定する。NYとMY, PY, QYの間には、(数1)が成り立つ。
【0051】
【数1】

【0052】画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの定義より、画素領域AstのY軸方向の画素数dys は、PYまたはPY+1の値を取る。また(数1)より、dys がPY+1の値をとる確率はQY/MYであり、dys がPYまたはPY+1のどちらの値をとるかの判定には、DDAアルゴリズム(Digital Differential Analizer algorithm) を用いて、dys を計算する。同様に、NXとMX, PX, QXの間には、(数2)が成り立つ。
【0053】
【数2】

【0054】画素領域AstのX軸方向の画素数dxt は、PXまたはPX+1の値を取る。また(数2)より、dxt がPX+1の値をとる確率はQX/MXであり、dxt がPXまたはPX+1のどちらの値をとるかの判定には、dxt と同様、DDAアルゴリズム(Digital Differential Analizer algorithm) を用いて、dxtを計算する。この計算をdys について行なうのが、ステップ609 〜613 の操作であり、dxt について行なうのが、ステップ617 〜621 の操作である。
【0055】ステップ609 は、dys がPYまたはPY+1のどちらの値をとるかの判定であり、rys −QY>0の場合にはステップ610 へ進み、dys にPYを設定し、rys −QY≦0の場合にはステップ612 へ進み、dys にPY+1を設定する。ステップ611 では、ryS+1 に( rys −QY) を設定し、ステップ613 では、ryS+1 に( rys −QY + MY) を設定し、s+ 1行目における残差ryS+1 を計算する。
【0056】ステップ617 は、dxt がPXまたはPX+1のどちらの値をとるかの判定であり、rxt −QX>0の場合にはステップ618 へ進み、dxt にPXを設定し、rxt −QX≦0の場合にはステップ620 へ進み、dxt にPX+1を設定する。ステップ619 では、rxt+1 に( rxt −QX) を設定し、ステップ621 では、rxt+1 に( rxt −QX + MX) を設定し、t+ 1行目における残差rxt+1 を計算する。
【0057】例えば、図6の間引き縮小処理のフローチャートにしたがって、図2の原画像Sを縮小処理して図3の画像Dに変換すると、画素D00, D01, D02, D10, D11, D12, D20, D21, D22, D30, D31, D32として、それぞれ、画素S00,S02, S05, S20, S22, S25, S50, S52, S55, S70, S72, S75を選択する。
【0058】以上が、間引きによる画像の縮小処理の方法の一例である。スキャナー等の機器でコンピュータに取り込まれた書類などの画像を、CRTに表示する場合、スキャナーに比べCRTのの解像度が低いために、書類全体をCRTに表示するためには、画像を縮小処理して表示する必要がある。しかし、以上のような方法で、書類などのテキストが入った画像を縮小した場合、書類の用紙の色を示す画素が選択され、デキストを認識するのに重要な画素が失われ、テキストが読めなくなる場合がある。本実施例は、書類などの画像を、テキストが認識できるように縮小処理する。
【0059】一般的に、書類は、無地の用紙の上に、テキストや図、写真など配置されている形態のものがほとんどであり、無地の用紙の色の部分の面積と、テキストや図、写真の色の部分の面積では、無地の用紙の色の部分の面積の方が比較的大きいという性質がある。本実施例では、前記の一般的な書類の性質を利用して、画像を縮小処理する前に、まず原画像のヒストグラムを求める。それから、前記の一般的な縮小処理の説明において、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの画素の中から、画素Dstとなる画素を選択する際に、求めた原画像のヒストグラムを基に、ヒストグラムの値が最も小さい画素を選択することにより、テキストや図、写真などを示す画素を優先的に選択し、テキストが認識できるように縮小処理して、CRTに表示する。
【0060】本実施例は、システムメモリ101 に格納されたプログラムにしたがって、MPU100 が、画像データメモリ102 上または表示メモリ103 上の矩形領域の原画像を、X軸方向、Y軸方向独立の任意の画素数に縮小処理して、表示メモリ103 に書き込み、CRT105 上に表示する。この時、システムメモリ101 のプログラムにしたがって、MPU100 が行なう画像の縮小処理のX軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像Sを、X軸方向の画素数がMX(MXは、MX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYは、MY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像Dに縮小する場合のフローチャートを図7に示す。
【0061】図7において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ714 では、画像Sのヒストグラムを求める。次にステップ700 へ進み、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astを求める計算に用いる定数と変数の初期値の設定を行なう。ステップ701 では、画素Sijの行番号iを”0”に設定し、ステップ702 では、画素Dstの行番号sを”0”に設定する。ステップ703 は、縮小処理の終了判定であり、画素Dstの行番号sの値を判定し、sがs<MYを満たす場合にはステップ704 へ進み、満たさない場合には縮小処理を終了する。ステップ704 では、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域AstのY軸方向の画素数dys を求める。ステップ705では、画素Sijの列番号jを”0”に設定し、ステップ706 は、画素Dstの列番号tを”0”に設定する。ステップ707 は、画像Dの1行の処理の終了判定であり、画素Dstの列番号tの値を判定し、tがt<MXを満たす場合にはステップ708 へ進み、満たさない場合にはステップ712 へ進む。ステップ708 では、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域AstのX軸方向の画素数dxt を求める。この時、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの最上左端の画素と、Y軸方向の画素数dys 、X軸方向の画素数dxt が定まり、画素領域Astが求まる。
【0062】そして、ステップ709 で、画素領域Astの画素の中からステップ714 で求めた画像Sのヒストグラムに基づいて画素データを選択し、画素Dstとする。ステップ710 では、画素Sijの列番号jに画素領域AstのX軸方向の画素数dxt を加算し、ステップ711 で、画素Dstの列番号tをインクリメントし、ステップ707へ戻る。つまり、tの値がMXになるまでステップ707 〜711 の操作を繰り返し、画像Dのs行目の0列目からMX- 1列目までの画素が順に求まる。
【0063】ステップ712 では、画素Sijの行番号iに画素領域AstのY軸方向の画素数dys を加算し、ステップ713 で、画素Dstの行番号sをインクリメントし、ステップ703 へ戻る。つまり、sの値がMYになるまでステップ703 〜713 の操作を繰り返し、ステップ707 〜711 の画像Dの1行の画素を求める操作を画像Dの0行目からMY- 1行目に対して順に行なう。したがって、sの値がMYになった時、画像Dの全ての画素の求まり、ステップ703 の終了判定で、”no”の判定となり、処理を終了する。
【0064】図8は、図7のステップ700,704,708,709 の操作を、さらに具体的に示した縮小処理のフローチャートである。図8において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ800 〜805 は図7のステップ700 の操作に対応し、ステップ809 〜813 は704 に、ステップ817 〜821 はステップ708 に、ステップ822 はステップ709 の操作に対応し、さらに、図8のステップ806,807,808,814,815,816,823,824,825,826 は、それぞれ図7のステップ701,702,703,705,706,707,710,711,712,713 に対応する。ステップ800 〜805,809 〜813,817 〜821 の操作では、図6のステップ600 〜605,609 〜613,617 〜621 の操作と全く同じ操作を行なう。ステップ827 は、図7の714 の操作に対応し、この画像Sのヒストグラムを求める操作を具体的に示したフローチャートを図9に示す。
【0065】本実施例における画像Sのヒストグラムは、画素データに対する画像S中の画素の数を示すテーブルHist( ) あり、画素データSijに対してHist(Sij) は、画素Sijと同じ値の画素データの画像Sにおける画素数を示す。実際には、テーブルHist() は、MPU100 が管理する記憶空間(システムメモリ101 または、MPU100 内部のメモリ)に形成される。図9において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ900 では、Hist( ) のイニシャライズを行い、ステップ901 では、画素Sijの行番号iを”0”に設定する。ステップ902 は、ヒストグラムを求める操作の終了判定であり、画素Sijの行番号iの値を判定し、iがi<NYを満たす場合にはステップ903 へ進み、満たさない場合にはを操作を終了する。ステップ903 では、画素Sijの列番号jを”0”に設定し、ステップ904 の画像Sの1行の処理の終了判定へ進む。画素Sijの列番号の値を判定し、jがj<NXを満たす場合にはステップ905 へ進み、満たさない場合には907 へ進む。ステップ905 で、Hist(Sij) に”1”を加算し、ステップ906 で、画素Sijの列番号jをインクリメントし、ステップ904 へ戻る。つまり、iの値がNXになるまでステップ904 〜906 の操作を繰り返し、画像Sのi行目の0列目からNX- 1列目までの画素のヒストグラムを求める。
【0066】ステップ907 では、画素Sijの行番号iをインクリメントし、ステップ902 へ戻る。つまり、画像Sのi行目の0列目からNX- 1列目までの画素のヒストグラムを求める操作をiの値がNYになるまでステップ902 〜907 の操作を繰り返し、画像Sの0行目からNY- 1行目のヒストグラムつまり画像SのヒストグラムHist( ) を求め、操作を終了する。
【0067】ステップ822 では、画素領域Astの画素の中からステップ827 で求めた画像Sのヒストグラムに基づいて画素データを選択し、画素Dstとする。ステップ822の操作を具体的に示したフローチャートを図10に示す。ステップ822 の操作の前の時点で、画素Dstに対応する画像Sにおける画素領域Astを示す画素領域Astの最上左端の画素Sij、と画素領域AstのY軸方向の画素数dys 、X軸方向の画素数dxt が求められている。
【0068】図10において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1000では、選択される画素データPに画素領域Astの最上左端の画素データSijを設定する。ステップ1001では、画素領域Astの中の行番号を示すuに”0”を設定する。ステップ1002は、画素データを選択する操作の終了判定であり、行番号uの値を判定し、uがu<dys を満たす場合にはステップ1003へ進み、満たさない場合にはステップ1009へ進む。ステップ1003では、画素領域Astの中の列番号を示すvに”0”を設定する。ステップ1004は、画素領域Astの1行に対する終了判定であり、画素領域Astの中の列番号の値を判定し、vがv<dxt を満たす場合にはステップ1005へ進み、満たさない場合にはステップ1008へ進む。ステップ1005は、画素データSi+u j+v と、画素データPのヒストグラムの値の比較判定である。Hist(Si+u j+v )<Hist(P) を満たす場合、つまり画素データSi+u j+v のヒストグラムの値の方が小さい場合はステップ1006へ進み、ステップ1006で画素データPに画素データSi+u j+v を設定し、ステップ1007へ進む。ステップ1005で、Hist(Si+u j+v )<Hist(P) を満たさない場合は、ステップ1006へは進まず、ステップ1007へ進む。ステップ1007では、画素領域Astの中の列番号vをインクリメントし、ステップステップ1004へ戻る。つまり、vの値がdxt になるまでステップ1004〜1007の操作を繰り返し、画像領域Astのu行目の0列目からdxt - 1列目の画素のヒストグラムの値を比較し、ヒストグラムの値が最も小さい画素データを画素データPとする。
【0069】さらに、ステップ1008では、画素領域Astの中の行番号uをインクリメントし、ステップ902 へ戻る。つまり、uの値がdys になるまでステップ1002〜1008の操作を繰り返し、画素領域Astの中で最もヒストグラムの値が小さい画素データを求め画素データPとする。画素データPが求まり、ステップ1002の終了判定で”no”となると、ステップ1009へ進み、画素Dstに画素データPを設定して、ステップ822 の操作を終了する。
【0070】以上のように、図7のフローチャートにしたがって、画像Sを処理することによって、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astから、最もヒストグラムの値が小さい画素データが選択され、画素Dstとなり、縮小処理された画像Dが得られる。
【0071】例えば、スキャナーでコンピュータに取り込まれた一般的な書類などのカラー画像を、本実施例による画像処理装置で縮小処理してCRT105 上に表示すると、書類の用紙の色の画素データのヒストグラムの値が最も大きくなるので、画像Dの画素に対応する画像Sにおける画素領域に、用紙の色の画素とテキストの色の画素がある部分の処理では、テキストの色の画素データが選択され、テキストなどの用紙の色以外の画素データが優先的に選択された画像が表示される。このように、特に書類のテキストの付近の縮小処理では、2値画像のOR縮小処理と同様の効果が得られ、縮小処理しても、テキストを認識することができる。
【0072】なお、本実施例において、同一の原画像を縮小率を変えて縮小し、複数の画像をディスプレ上に同時に表示する場合、まず図7のステップ700 〜714 の操作を実行して原画像を縮小し、1個目の画像を表示し、2個目以降の画像に関しては、ステップ714 の操作をせずに、1個目の画像の表示のために求めたヒストグラムを用いて、ステップ700 〜713 の操作を繰り返して原画像を縮小し、画像を表示する。この場合、2個目以降の画像の処理では、ステップ714 の操作を行なわないため、処理が高速になる。さらに、本実施例では、縮小処理をしても、色の数、つまり、画素データの種類は増加しないので、例えば、同時に表示できる色の数に制限があるCRT上に縮小した画像を表示する場合でも、色の数の制限を越えて、表示できなくなるということがない。
【0073】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例について、図面を参照しながら説明する。第2の実施例は、第1の実施例のシステムメモリ101 に格納された画像の縮小処理のプログラムを変更したものであり、第2の実施例のブロック図は、第1の実施例と同じく、図1に示すようになる。図1において、100 は、プログラムにしたがって画像を処理するMPU(Multi Processing Unit) 、101 はMPU100 が実行するプログラムを格納するシステムメモリ、102 は画像データを格納する画像データメモリ、103 はCRTに表示されるデータを格納する表示メモリ、104 は表示メモリ103 とCRT105 とを制御するCRTコントローラ、105 は表示メモリ103 に格納された画像データを表示するCRT、106 は32ビットのバスである。本実施例が処理するデータは、8ビット/画素のカラー画像データであり、データの8ビットが1画素に相当する。
【0074】以上のように構成された画像処理装置は、画像データメモリ102 上または表示メモリ103 上の矩形領域の原画像を、MPU100 が、システムメモリ101 に格納されたプログラムにしたがって、X軸方向、Y軸方向独立の任意の画素数に縮小処理して、表示メモリ103 に書き込み、CRT105 上に表示する。
【0075】第1の実施例では、原画像のヒストグラムを求め、画像Dの画素に対応する原画像Sにおける画素領域から最もヒストグラムの値が小さい画素データを選択していたが、本実施例では、まず原画像のバックグラウンド(背景)の色(一般的な書類などの画像では、用紙の色)の画素データ(以下では、バックグラウンド画素データと呼ぶ)を求める。それから、画像Dの画素に対応する原画像Sにおける画素領域の画素をサーチして、バックグラウンド画素データ以外の画素データがあった場合には、その画素データを画像Dの画素として選択し、バックグラウンド画素データ以外の画素データがなかった場合には、バックグラウンド画素データを画像Dの画素として選択する。
【0076】本実施例において、システムメモリ101 のプログラムに従って、MPU100 が行なう画像の縮小処理のX軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像Sを、X軸方向の画素数がMX(MXは、MX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYは、MY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像Dに縮小する場合のフローチャートを図11に示す。
【0077】図11において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1114では、画像Sのバックグラウンド画素データPbgを求め、1109では、バックグラウンド画素データPbgとの比較によって、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astの画素の中から画素データを選択し、画素Dstとする。
【0078】ステップ1100〜1108,1110 〜1113の操作は、それぞれ、第1の実施例の図7のステップ700 〜708,710 〜713 の操作と全く同じ操作であり、図11のステップ1100,1104,1108,1109 の操作を、さらに具体的に示した縮小処理のフローチャートは、図12に示す通りになる。
【0079】図12において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1200〜1205は図11のステップ1100の操作に対応し、ステップ1209〜1213はステップ1104に、ステップ1217〜1221はステップ1108に、ステップ1222はステップ1109の操作に対応し、さらに、図12のステップ1206,1207,1208,1214,1215,1216,1223,1224,1225,1226 は、それぞれ図11のステップ1101,1102,1103,1105,1106,1107,1110,1111,1112,1113 に対応する。ステップ1200〜1205,1209 〜1213,1217 〜1221の操作では、図8のステップ800〜805,809 〜813,817 〜821 の操作と全く同じ操作を行なう。
【0080】ステップ1227は、図11のステップ1114の操作に対応する。この画像Sのバックグラウンド画素データPbgを求める操作を具体的に示したフローチャートを図13に示す。本実施例における画像Sのバックグラウンド画素データPbgは、原画像Sのバックグラウンド(背景)の色の画素データであり、一般的な書類などの画像では、用紙の色の画素データである。原画像Sのヒストグラムを求めると、一般的に、バックグラウンド画素データPbgのヒストグラムの値は、他の画素データよりも大きい。しがって、バックグラウンド画素データPbgは、画像Sのヒストグラムから、最もヒストグラムの値が大きい画素データとして求めることができる。また、一般的な書類などの画像には、画像の外周部分に余白があり、画像の中心付近に比べ、バックグラウンド画素データの密度が高いという性質がある。本実施例では、前記の一般的な書類などの画像の性質を利用して、バックグラウンド画素データを求めるために原画像Sのヒストグラムを求める際に、画像Sの全体をサーチせずに、原画像Sの外周部分をサーチして、ヒストグラムを求め、バックグラウンド画素データPbgを求める。
【0081】図13において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1300〜1321は、原画像Sの外周部分のヒストグラムを求め、ステップ1322〜1328で、ステップ1300〜1321で求めたヒストグラムから画像Sのバックグラウンド画素データPbgを求める。ステップ1300〜1321では、原画像Sの上下それぞれX軸方向の画素数の約10%、左右それぞれX軸方向の画素数の約10%に相当する部分のヒストグラムHist( ) を求める。つまり、図14に示す画像SのA, B, C, Dの斜線部分のヒストグラムHist( ) を求める。Hist( ) は、画素データに対する画像S中の画素の数を示すテーブルあり、画素データSijに対してHist(Sij) は、画素Sijと同じ値の画素データの画像Sにおける画素数を示す。実際には、テーブルHist( ) は、MPU100 が管理する記憶空間(システムメモリ101 または、MPU100 内部のメモリ)に形成される。
【0082】まずステップ1300では、Hist( ) のイニシャライズを行なう。次に、ステップ1301で、画素データ(色)の種類の数を示すncに”0”を設定する。ステップ1302〜1305は、図14に示したAの領域の指定であり、ステップ1302でY軸方向の始点の画素位置を示すYsに”0”を設定し、ステップ1303でY軸方向の終点の画素位置を示すYeに NY* 1/10 を設定し、ステップ1304でX軸方向の始点の画素位置を示すXsに”0”を設定し、ステップ1305でX軸方向の終点の画素位置を示すXeにNXを設定する。ステップ1306では、ステップ1302〜1305で指定される図14に示したAの領域の画素データ別の画素数をカウントし、ステップ1307へ進む。ステップ1307〜1310は、図14に示したBの領域の指定であり、ステップ1307でYsに NY* 1/10 を設定し、ステップ1308でYeに NY* 9/10 を設定し、ステップ1309でXsに”0”を設定し、ステップ1310でXeに NX* 1/10 を設定する。ステップ1311では、ステップ1307〜1310で指定される図14に示したBの領域の画素データ別の画素数をカウントし、ステップ1312へ進む。ステップ1311〜1315は、図14に示したCの領域の指定であり、ステップ1312でYsに NY* 1/10 を設定し、ステップ1313でYeに NY* 9/10 を設定し、ステップ1314でXsに NX* 9/10 を設定し、1315でXeにNXを設定する。ステップ1316では、ステップ1312〜1315で指定される図14に示したCの領域の画素データ別の画素数をカウントし、ステップ1317へ進む。ステップ1317〜1320は、図14に示したDの領域の指定であり、ステップ1317でYsに NY* 9/10 を設定し、ステップ1318でYeにNYを設定し、ステップ1319でXsに”0”を設定し、ステップ1320でXeにNXを設定する。ステップ1321では、ステップ1317〜1320で指定される図14に示したDの領域の画素データ別の画素数をカウントし、図14に示したA,B,C, Dの領域のヒストグラムHist( ) が求まる。
【0083】ステップ1306,1311,1316,1321 のYs, Ye, Xs, Xeで指定される領域の画素データ別の画素数をカウントする操作は、全く同じ操作であり、具体的なフローチャートを図15に示す。
【0084】図15において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1500では、画素Sijの行番号iにYsを設定する。ステップ1501は、操作の終了判定であり、画素Sijの行番号iの値を判定し、iがi<Yeを満たす場合にはステップ1502へ進み、満たさない場合にはを操作を終了する。ステップ1502では、画素Sijの列番号jにXsにを設定する。ステップ1503は、指定された領域の1行に対する操作の終了判定であり、画素Sijの行番号jの値を判定し、jがj<Xeを満たす場合にはステップ1504へ進み、満たさない場合にはステップ1509へ進む。1504は、Hist(Sij) の値が”0”であるか否かの判定であり、Hist(Sij) ≠0の場合、ステップ1507へ進み、Hist(Sij) =0の場合、画素Sijはステップ1300〜1321の画像Sのヒストグラムを求める操作において、初めて登場する種類の画素データであり、ステップ1505へ進み、画素データSijを画素データPncとする。ステップ1506では、画素データ(色)の種類の数を示すncをインクリメントし、ステップ1507へ進む。ステップ1507では、Hist(Sij) に”1”を加算し、ステップ1508で、画素Sijの列番号jをインクリメントし、ステップ1503へ戻る。つまり、iの値がXeになるまでステップ1503〜1508の操作を繰り返し、画像Sのi行目のXs列目からXe−1列目までの画素のヒストグラムを求め、ステップ1509へ進む。
【0085】ステップ1509では、画素Sijの行番号iをインクリメントし、ステップ1501へ戻る。つまり、画像Sのi行目のXs列目からXe−1列目までの画素のヒストグラムを求める操作をiの値がYeになるまでステップ1501〜1509の操作を繰り返し、画像SのYs行目からYe−1行目のヒストグラムを求め、画素データ別の画素数をカウントする操作を終了する。
【0086】ステップ1321の操作を終了した時点で、図14に示した画像SのA, B, C,Dの領域のヒストグラムHist( ) が求まり、さらにA, B, C, Dの領域には、P0,P1, ..., Pnc-1のnc個の種類の画素データが存在することが判明している。
【0087】ステップ1321の操作を終了すると、次はステップ1322へ進み、まず、バックグラウンド画素データPbgにP0 を設定する。次に、ステップ1323で、画素データの種類の数ncをNCに退避し、ステップ1324でncに”1”を設定し、ステップ1325へ進む。ステップ1325は、バックグラウンド画素データPbgを求める操作の終了判定であり、ncがnc<NCを満たす場合1326へ進み、満たさない場合バックグラウンド画素データPbgを求める操作を終了する。ステップ1326は、画素データPncと、画素データPbgのヒストグラムの値の比較判定である。Hist(Pnc) >Hist(Pbg) を満たす場合、つまり画素データPncのヒストグラムの値の方が大きい場合は1327へ進み、ステップ1327でバックグラウンド画素データPbgに画素データPncを設定して、ステップ1328へ進む。ステップ1326で、Hist(Pnc) >Hist(Pbg) を満たさない場合は、ステップ1327へは進まず、ステップ1328へ進む。ステップ1328では、ncをインクリメントし、ステップ1325へ戻る。ncの値がNCになるまでステップ1325〜1328の操作を繰り返し、画素データP0,P1, ..., Pnc-1の中で、最もヒストグラムの値が大きい画素データをバックグラウンド画素データPbgとして、バックグラウンド画素データPbgを求める操作を終了する。
【0088】ステップ1222では、ステップ1227で求めた画像Sのバックグラウンド画素データPbgとの比較によって、画素領域Astの中から画素データを選択し、画素データDstとする。ステップ1222の操作を具体的に示したフローチャートを図16に示す。ステップ1222の操作の前の時点で、画素Dstに対応する画像Sにおける画素領域Astを示す画素領域Astの最上左端の画素Sij、と画素領域AstのY軸方向の画素数dys 、X軸方向の画素数dxt が求められている。
【0089】図16において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。まず、ステップ1600では、画素領域Astの中の行番号を示すuに”0”を設定する。ステップ1601は、画素領域Astの画素データとバックグラウンド画素データPbgとの比較の終了判定であり、行番号uの値を判定し、uがu<dys を満たす場合にはステップ1602へ進み、満たさない場合にはステップ1608へ進む。ステップ1602では、画素領域Astの中の列番号を示すvに”0”を設定する。ステップ1603は、画素領域Astの1行に対する終了判定であり、画素領域Astの中の列番号の値を判定し、vがv<dxt を満たす場合にはステップ1604へ進み、満たさない場合にはステップ1606へ進む。ステップ1604は、画素データSi+u j+v と、バックグラウンド画素データPbgの比較判定である。Si+u j+v = Pbgの場合、つまり画素データSi+u j+v がバックグラウンド画素データの場合はステップ1605へ進み、ステップ1605で、画素領域Astの中の列番号vをインクリメントし、ステップ1603へ戻る。つまり、Si+u j+v がバックグラウンド画素データである限り、vの値がdxt になるまでステップ1603〜1605の操作を繰り返し、画像領域Astのu行目の0列目からdxt −1列目の画素とバックグラウンド画素データPbgとの比較判定を行ない、ステップ1606へ進む。
【0090】ステップ1606では、画素領域Astの中の行番号uをインクリメントし、ステップ1601へ戻る。つまり、Si+u j+v がバックグラウンド画素データである限り、uの値がdys になるまでステップ1601〜1606の操作を繰り返す。uの値がdys となると、画素領域Astの画素データとバックグラウンド画素データPbgとの比較を終了し、ステップ1608へ進む。この場合は、画素領域Astの画素データが、全てバックグラウンド画素データPbgであった場合であり、ステップ1608で、画素Dstに画素領域Astの最上左端の画素Sijを設定して、ステップ1222の操作を終了する。ステップ1604の画素データSi+u j+v と、画素データPbgの比較判定で、Si+u j+v ≠ Pbgの場合、つまり画素データSi+u j+v がバックグラウンド画素データでない場合には、ステップ1607へ進み、ステップ1607で、画素Dstに画素データSi+u j+v を設定して、ステップ1222の処理を終了する。
【0091】以上のように、図11のフローチャートにしたがって、画像Sを処理することによって、画素Dstに対応する原画像Sにおける画素領域Astから、バックグラウンド画素データでない画素データが優先的に1つ選択されて、画素Dstとなり、縮小処理された画像Dが得られる。
【0092】例えば、スキャナーでコンピュータに取り込まれた一般的な書類などのカラー画像を、本実施例による画像処理装置で縮小処理してCRT105 上に表示すると、書類の用紙の色の画素データが、バックグラウンド画素データとなるので、画像Dの画素に対応する画像Sにおける画素領域に、用紙の色の画素とテキストの色の画素がある部分の処理では、テキストの色の画素データが選択され、テキストなどの用紙の色以外の画素データが優先的に選択された画像が表示される。このように、特に書類のテキストの付近の縮小処理では、2値画像のOR縮小処理と同様の効果が得られ、縮小処理しても、テキストを認識することができる。
【0093】また、一部にカラー写真が入った書類の画像を縮小処理すると、カラー写真の部分の画像は、ほとんどバックグラウンド画素データ以外の画素データで構成されているため、図16のステップ1604のバックグラウンド画素データPbgとの比較判定で、1画素目の判定から”no”となる場合が多く、結果的に、カラー写真の部分は、間引き縮小処理をした場合と同様の画像が得られる。したがって、一部にカラー写真が入った書類の画像を縮小処理する場合でも、特別な前処理によって、テキストの部分と、カラー写真の部分に処理領域を分割することなしに、図11のフローチャートにしたがって原画像Sを処理をすることにより、カラー写真の部分では、間引き縮小処理と同様の効果が得られ、テキストの部分では、2値画像のOR縮小処理と同様の効果が得られ、テキストは縮小処理しても、認識することができる。
【0094】なお、本実施例において、同一の原画像を縮小率を変えて縮小し、複数の画像をディスプレ上に同時に表示する場合、まず図11のステップ1100〜1114の操作を実行して原画像を縮小し、1個目の画像を表示し、2個目以降の画像に関しては、ステップ1114の操作をせずに、1個目の画像の表示のために求めたバックグラウンド画素データを用いて、ステップ1100〜1113の操作を繰り返して原画像を縮小し、画像を表示する。この場合、2個目以降の画像の処理では、ステップ1114の操作を行なわないため、処理が高速になる。さらに、本実施例では、縮小処理をしても、色の数、つまり、画素データの種類は増加しないので、例えば、同時に表示できる色の数に制限があるCRT上に縮小した画像を表示する場合でも、色の数の制限を越えて、表示できなくなるということがない。
【0095】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例について、図面を参照しながら説明する。第3の実施例は、第1の実施例のシステムメモリ101 に格納された画像の縮小処理のプログラムを変更したものであり、第3の実施例のブロック図は、第1の実施例と同じく、図1に示すようになる。
【0096】図1において、100 はプログラムにしたがって画像を処理するMPU(Multi Processing Unit) 、101 はMPU100 が実行するプログラムを格納するシステムメモリ、102 は画像データを格納する画像データメモリ、103 はCRTに表示されるデータを格納する表示メモリ、104 は表示メモリ103 とCRT105 とを制御するCRTコントローラ、105 は表示メモリ103 に格納された画像データを表示するCRT、106 は32ビットのバスである。本実施例が処理するデータは、8ビット/画素のカラー画像データであり、データの8ビットが1画素に相当する。
【0097】以上のように構成された画像処理装置は、画像データメモリ102 上または表示メモリ103 上の矩形領域の原画像を、MPU100 が、システムメモリ101 に格納されたプログラムにしたがって、X軸方向、Y軸方向独立の任意の画素数に縮小処理して、表示メモリ103 に書き込み、CRT105 上に表示する。
【0098】前記した第2の実施例では、まず原画像のバックグラウンド画素データを求め、それから、画像Dの画素に対応する原画像Sにおける画素領域の画素をサーチして、バックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して、画像Dの画素としていたが、縮小率が高い縮小処理では、書類の画像のテキストは、テキストの色の画素でつぶれてしまい、結局、認識できなくなる。そこで、本実施例では、まず原画像のバックグラウンド画素データを求め、それから、原画像を細線化処理してから、第2の実施例と同様に、画像Dの画素に対応する細線化処理された原画像Sにおける画素領域の画素をサーチして、バックグラウンド画素データ以外の画素データを1つだけ優先的に画像Dの画素として選択する。
【0099】本実施例において、システムメモリ101 のプログラムにしたがって、MPU100 が行なう画像の縮小処理のX軸方向の画素数がNX(NXは任意の自然数)、Y軸方向の画素数がNY(NYは任意の自然数)の矩形の原画像Sを、X軸方向の画素数がMX(MXは、MX≦NXを満たす任意の自然数)、Y軸方向の画素数がMY(MYは、MY≦NYを満たす任意の自然数)の矩形の画像Dに縮小する場合のフローチャートを図17に示す。
【0100】図17において、矢印は、操作の順番を示し矢印の前段の操作を終了すると、矢印の方向の操作を行なう。ステップ1714で、画像Sのバックグラウンド画素データPbgを求め、ステップ1715で、画像Sを細線化処理する。ステップ1715の細線化処理では、細線化される部分の画素をステップ1714で求めたバックグラウンド画素データPbgに置き替える。これによって、画像Sのテキストは、線幅が1画素のテキストに変換される。ステップ1709では、バックグラウンド画素データPbgとの比較によって、画素Dstに対応するを細線化処理された画像Sにおける画素領域Astの画素の中から画素データを選択し、画素Dstとする。ステップ1700〜1714の操作は、それぞれ、第2の実施例の図11のステップ700 〜714 の操作と全く同じ操作を行なう。
【0101】以上のように、図17のフローチャートに従って、画像Sを処理することによって、画素Dstに対応する細線化処理された画像Sにおける画素領域Astから、バックグラウンド画素データでない画素データが優先的に選択されて、画素Dstとなり、縮小処理された画像Dが得られる。
【0102】ステップ1715の細線化処理によって、画像Sのテキストは、線幅が1画素のテキストに変換されるので、縮小率が高い縮小処理をしても、第2の実施例の場合よりも、書類の画像のテキストが、テキストの色の画素でつぶれることがなく、テキストを認識することができる。
【0103】なお、本実施例において、同一の原画像を縮小率を変えて縮小し、複数の画像をディスプレ上に同時に表示する場合、まず図17のステップ1700〜1715の操作を実行して原画像を縮小し、1個目の画像を表示し、2個目以降の画像に関しては、ステップ1714,1715 の操作をせずに、1個目の画像の表示のために求めたバックグラウンド画素データと細線化処理した原画像を用いて、ステップ1100〜1113の操作を繰り返して細線化処理した原画像を縮小し、画像を表示する。この場合、2個目以降の画像の処理では、ステップ1714,1715 の操作を行なわないため、処理が高速になる。さらに、本実施例では、縮小処理をしても、色の数、つまり、画素データの種類は増加しないので、例えば、同時に表示できる色の数に制限があるCRT上に縮小した画像を表示する場合でも、色の数の制限を越えて、表示できなくなるということがない。
【0104】
【発明の効果】以上のように本発明は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、その後に、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から最もヒストグラムの値が小さい画素データをそれぞれ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0105】また本発明は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像の外側の部分の画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを1つ優先的に選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。
【0106】さらに本発明は、原画像に縮小処理を施す前に、原画像のヒストグラムを求め、最もヒストグラムの値が大きい画素データを原画像のバックグラウンド画素データとし、さらに、原画像を細線化処理し、縮小後の画像のそれぞれの画素に対応する細線化処理された原画像における領域の画素の中から、それぞれバックグラウンド画素データ以外の画素データを優先的に1つ選択して縮小後の画素とするので、縮小後の画像のテキスト部分が見やすく、縮小処理における計算の負荷が小さく、高速な画像縮小処理を行なうことができる。




 

 


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