米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 ネット結合出力装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−200651
公開日 平成7年(1995)8月4日
出願番号 特願平5−352336
出願日 平成5年(1993)12月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 末田 信雄 / 土田 雅之
要約 目的
能動部品と能動部品との間に受動部品が接続されている場合でも、能動部品から能動部品までの信号の流れを知ることのできる。

構成
ピンとピンとの接続状態を示すネットと、部品情報とを記憶している第2の記憶部107と、入力部101と、指定されたネットに接続されている部品を判定し、受動部品の場合、そのピンと受動部品内部で接続されている他のピンを検出する第1の検出手段と、前記他のピンのネットに接続されている他の部品が能動部品か受動部品かを判定する第2の検索手段と、ネットに能動部品が接続されていると判定されるまで、第1、第2の検索手段を繰り返し起動し、一の能動部品から他の一の能動部品までの信号の流れを辿らせる信号路追跡手段と、辿った能動部品から能動部品までの信号路に存在するネット、受動部品情報を出力する出力部105と、を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 ピンとピンとの接続状態を示すネットと、前記ネットに接続される部品に関する情報とを記憶している記憶手段と、所望するネットを指定するネット指定手段と、記憶手段を検索して指定されたネットに接続される部品が能動部品か受動部品かを判定し、受動部品の場合、ネットに接続されているピンと内部で電気的に接続されている他のピンを検出する第1の検出手段と、前記他のピンに接続されている新たなネットを記憶手段から検索して、そのネットに接続されている他の部品が能動部品か受動部品かを判定する第2の検索手段と、第2の検索手段の検索結果でネットに能動部品が接続されていると判定されるまで、第1、第2の検索手段を繰り返し起動し、一の能動部品から他の一の能動部品までの信号の流れを辿らせる信号路追跡手段と、前記信号路追跡手段を通じて辿った能動部品から能動部品までの信号路に存在するネット、受動部品情報を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とするネット結合出力装置【請求項2】 請求項1のネット結合出力装置は、さらに、ネットを構成する配線の長さを記憶する配線長記憶手段と、配線長さの基準を設定する閾値設定手段と、前記配線長記憶手段を検索し、信号路追跡手段がたどる一の能動部品から他の一の能動部品までの配線の長さを生成する配線長生成手段と、配線長生成手段が調べだした配線の長さと前記閾値設定手段が設定する配線の長さを比較する閾値比較手段と、比較の結果、配線長さ生成手段が調べだした配線の長さが長い場合、その超過した部分の情報を抽出する超過部分抽出手段と、を備え、前記出力手段は、前記超過部分抽出手段が抽出した超過部分の情報を出力することを特徴とするネット結合出力装置。
【請求項3】 請求項1又は請求項2のネット結合出力装置は、さらに、分岐点を有する配線を記憶する分岐点含有配線記憶手段と、分岐点含有配線記憶手段を検索し、信号路追跡手段が辿る一の能動部品から他の一の能動部品までの信号路に存在するネットの配線に分岐点がある否かを判別する分岐点判別手段と、分岐点ありと判別された場合、分岐点から一方の能動部品までの配線長と、他方の能動部品までの配線長を比較し、長いほうの配線の超過部分を示す情報を抽出する分岐配線超過部分抽出手段と、を備え、前記出力手段は、分岐配線超過部分抽出手段が抽出した超過部分の情報を出力することを特徴とするネット結合出力装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネット結合出力装置に関し、詳しくは、CAD等による回路図の設計、プリント基板またはマルチチップモジュール(MCM)などの配線基板の設計において、部品間の信号経路のチェックを行うネット結合出力装置に関する。ここで、ネットとは、ピンとピンとの接続状態を示すものである。
【0002】
【従来の技術】近年プリント基板や回路図の設計は人手に替わって、CADが用いられてきている。部品あるいはシンボル間の接続のチェックを行うために、このCADにはネット結合出力装置が備えられている。このネット結合出力装置は、所定の指示を入力すると、CADにより設計されたCRT上の回路図或はプリント基板図の配線の内、所望する信号経路を構成する配線の部分を、例えば色を変えるなどして識別表示を行い、操作者に部品間の信号経路のチェックを行えるようにするものである。
【0003】従来のネット結合出力装置の構成を図13に示す。この装置は、ネット指定部301、ネット配線検索部302、記憶部303、出力部304を有している。記憶部303は、CADにより設計される回路図或はプリント基板図の設計情報が格納させている。出力部304には、例えばCRTが備えてあり、記憶部303に格納されている情報に基づいて回路図或はプリント基板図を表示する。ネット指定部301は使用者からネットの識別名(以下、ネット名と称する。)を受け付ける。
【0004】以上の構成により、ネット指定部301が使用者からネット名を受け付けると、ネット配線検索部302が記憶部303を検索して、入力されたネット名が示すネットを構成する配線を検索する。そして、出力部304がその検索された配線を、CRT上で他の配線と区別して表示して、使用者にその信号経路を知らせてくる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、部品間の信号の流れをチェックするには、1つの能動部品の出力ピンから他の能動部品の入力ピン1までの情報が必要である。ところが、上記の従来例の装置では、ネット単位即ち、直接に接続される部品のピン間単位の表示を行なっているため、能動部品と能動部品との間に受動部品が接続されている場合、能動部品と受動部品との間だけが表示されることになり、信号の流れを知ることができないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、能動部品と能動部品との間に受動部品が接続されている場合でも、能動部品から能動部品までの信号の流れを知ることのできるネット結合出力装置を提供することを第1の目的とし、第2の目的として、能動部品のピンから出力された信号が他の能動部品のピンに入力するまでの配線長と操作者が設定した配線長との差を検出して、遅延部分を知ることのできるネット結合出力装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成するため、請求項1の発明は、ピンとピンとの接続状態を示すネットと、前記ネットに接続される部品に関する情報とを記憶している記憶手段と、所望するネットを指定するネット指定手段と、記憶手段を検索して指定されたネットに接続される部品が能動部品か受動部品かを判定し、受動部品の場合、ネットに接続されているピンと内部で電気的に接続されている他のピンを検出する第1の検出手段と、前記他のピンに接続されている新たなネットを記憶手段から検索して、そのネットに接続されている他の部品が能動部品か受動部品かを判定する第2の検索手段と、第2の検索手段の検索結果でネットに能動部品が接続されていると判定されるまで、第1、第2の検索手段を繰り返し起動し、一の能動部品から他の一の能動部品までの信号の流れを辿らせる信号路追跡手段と、前記信号路追跡手段を通じて辿った能動部品から能動部品までの信号路に存在するネット、受動部品情報を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記第2の目的を達成するため、請求項2の発明は、請求項1の発明に更に、ネットを構成する配線の長さを記憶する配線長記憶手段と、配線長さの基準を設定する閾値設定手段と、前記配線長記憶手段を検索し、信号路追跡手段がたどる一の能動部品から他の一の能動部品までの配線の長さを生成する配線長生成手段と、配線長生成手段が調べだした配線の長さと前記閾値設定手段が設定する配線の長さを比較する閾値比較手段と、比較の結果、配線長さ生成手段が調べだした配線の長さが長い場合、その超過した部分の情報を抽出する超過部分抽出手段と、を備え、前記出力手段は、前記超過部分抽出手段が抽出した超過部分の情報を出力することを特徴とする。
【0009】
【作用】上記請求項1の発明によれば、ネット指定手段により所望するネットを指定すると、第1の検出手段が、記憶手段を検索して指定されたネットに接続される部品が能動部品か受動部品かを判定し、受動部品の場合、ネットに接続されているピンと内部で電気的に接続されている他のピンを検出する。
【0010】第2の検索手段が、前記他のピンに接続されている新たなネットを記憶手段から検索して、そのネットに接続されている他の部品が能動部品か受動部品かを判定する。そして、信号路追跡手段が第2の検索手段の検索結果でネットに能動部品が接続されていると判定されるまで、第1、第2の検索手段を繰り返し起動し、一の能動部品から他の一の能動部品までの信号の流れを辿らせる。そして、出力手段が、前記信号路追跡手段を通じて辿った能動部品から能動部品までの信号路に存在するネット、受動部品情報を出力する。
【0011】また、上記請求項2の発明によれば、配線長生成手段が配線長記憶手段を検索し、信号路追跡手段がたどる一の能動部品から他の一の能動部品までの配線の長さを生成し、閾値比較手段が配線長生成手段が調べだした配線の長さと前記閾値設定手段が設定する配線の長さを比較する。そして、超過部分抽出手段が比較の結果、配線長さ生成手段が調べだした配線の長さが長い場合、その超過した部分の情報を抽出し、出力手段は、前記超過部分抽出手段が抽出した超過部分の情報を出力する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。
(実施例1)実施例1のネット結合出力装置は、プリント基板図設計に用いられるCADに内蔵されているものである。そして、このネット結合出力装置は、CADにより設計されたCRT上のプリント基板図の部品の配線の内、所望する単位信号経路を示す配線の部分を色を変えて表示を行い、操作者に部品間の信号経路のチェックを行えるようにするものである。ここで言う単位信号経路とは、1つの能動部品から出た信号が別の能動部品に入力される間の1まとまりの信号経路である。また、1つの能動部品からの信号が他の能動部品に入力される前に先ず受動部品に入力する場合も同じで、前記能動部品から、この受動部品に接続している他の能動部品までの信号経路が単位信号経路である。
【0013】図1は、実施例1のネット結合出力装置の構成を示すブロック図である。本図において、101は入力部、102は受動部品判定部、103は内部接続ピン判定部、104は単位信号経路生成部、105は出力部、106は第1の記憶部、107は第2の記憶部である。先ず、出力部105は、CRTとCRT制御部とを備える。CRTは、後述する第1の記憶部が記憶する基板図情報をもとにしてプリント基板図を表示する。プリント基板図の一例を図7に示す。図において、能動部品が3個(部品番号:IC1、IC2、IC3)、受動部品が1個(部品番号:R1)を配置してあり、これらの部品を配線により接続している状態を示している。また、出力部105は、後述する単位信号経路生成部104からの情報に従い、CRT上に表示されているプリント基板図において、操作者が所望する単位信号経路にある配線部分及び受動部品を色を変えて表示する。ここで、配線部分とは、部品のピンと部品のピンとの間の配線或は、部品のピンと部品のピン間の配線に分岐点があれば、部品のピンと分岐点との間にある配線を示すものである。図7においては、「p」、「q」、「r」、「s」が配線部分に当たる。
【0014】入力部101は、キーボードから構成されている。操作者は、キーボードを使って、所望の単位信号経路の情報を出力部105のCRT上に出力させる指示を入力できる。具体的には、その単位信号経路上にあるネット名を入力する。第1の記憶部106は、CADで作成されたプリント基板図情報を記憶する。具体的には、基板の形状、部品の形状、基板上での部品の位置情報、部品のピンの属性と基板上での位置情報、配線部分の基板上での位置情報を記憶する。そして、前述してように、これら情報に従って出力部105がCRT上にプリント基板図を表示する。
【0015】第2の記憶部107は、入力部101から入力されたネット名から、そのネットに接続される受動部品やその受動部品に接続されるネットを調べ出すための情報を記憶している。この第2の記憶部107は、ネットデータテーブルと、受動部品内部接続データと、配線部分位置データと、受動部品位置データと、受動部品データとを記憶する。
【0016】ネットデータテーブルは、ネット名と、ネット情報と、ネット情報が示す部品のピン間を接続する配線部分の識別名(以下、配線部分名と称する。)との情報を関連づけて記憶している。ネットデータテーブルの一例を図2に示す。このネットデータテーブル107(a)において、「ネット名欄」は、ネット名を記憶し、「ネットデータ欄」は、ネット情報を記憶し、「配線部分名欄」は配線部分名を記憶する。例えば、ネット名「A」は、部品番号IC1の1ピン(IC1−1)と、部品番号R1の1ピン(R1−1)とが接続されていることを示す。そして、この接続は配線部分「p」により行われていることを示す。なお、このネットデータテーブルは図7のプリント基板図に対応している。
【0017】受動部品内部接続データは、受動部品内で電気的に接続されているピンを示す情報を記憶する。更に、それらのピンがどのネットと接続されているかの情報を記憶している。その一例を図3に示す。例えば、図3の受動部品内部接続データ106(b)において、部品番号R1の1ピン(R1−1)と2ピン(R1−2)とが関連させて記憶してあり、これらのピンが電気的に接続されているこを示す。更に、R1−1とネット名「A」、R1−2とネット名「B」が関連して記憶してある。これば、R1−1とネット「A」が、またR1−2とネット名「B」が接続していることを示している。
【0018】配線部分位置データは、配線部分を構成する情報と、プリント基板図上での位置情報とを記憶する。配線部分位置データの一例を図4に示す。図4において、配線部分名欄は配線部分名を記憶する。構成点は、配線部分の端部の数と、折れ曲がり点の合計のである。X座標、Y座標は、配線部分の構成点のプリント基板図上の位置を示す。例えば、配線部分「s」は、1度の折れ曲がりをもつ配線部分であり、プリント基板図上での端部と折れ曲がりの座標は(25,12)、(25,20)、(36,20)である。図7に示すプリント基板図上には、この配線部分「s」を示している。
【0019】受動部品位置データは、受動部品を構成する情報とプリンと基板図上での位置情報とを記憶する。受動部品位置データの一例を図5に示す。図5において、受動部品番号欄は受動部品の部品番号を記憶する。構成点は、受動部品の外形の角の数の合計である。X座標、Y座標は、受動部品の角のプリント基板図上の位置を示す。例えば、受動部品番号「R1」は、角が4つの矩形で、プリント基板図上でのその角の座標は(13,11)、(13,14)、(16,11)、(16,14)である。図7に示すプリント基板図上には、この受動部品「R1」を示している。
【0020】受動部品データは、プリント基板図上に配置される受動部品の部品番号を全て記憶しているものである。一例を図6に示す。この受動部品データを参照することで、前記ネットデータテーブルのネットデータに示されている部品番号をもつピン番号から、ネットに接続されているピンの部品が受動部品であるか否かを判定できる。
【0021】受動部品判定部102は、入力部101のキーボードから入力されるネット名(以下、これらを初期入力ネットと称する)を受け付ける。また、後述する内部接続ピン判定部103から、受動部品を介して初期入力ネットと接続されるネット名(以下、2次入力ネットと称する)をも受け付ける。そして、初期入力ネットを単位信号経路生成部104に出力する。更に、第2の記憶部を検索して、先程受け付けた初期入力ネット及び2次入力ネットについて、それらと接続される部品のピンの内から、受動部品のピンを調べ出し、その受動部品のピンを示す信号を後段の内部接続ピン判定部103に出力する。反対に、受動部品のピンがない場合は、単位信号経路生成部104に「繋がるネットなし」を示す情報を出力する。
【0022】内部接続ピン判定部103は、前記受動部品判定部102からの受動部品のピンを示す信号が入力された場合、第2の記憶部を検索して、受動部品内で、そのピンと電気的に接続していると別のピンを調べ出す。そして、この別のピンと接続しているネット名を読み出す。この読み出したネット名(2次入力ネット)と前記受動部品を示す信号を前記単位信号経路生成部104に出力すると共に、この2次入力ネットを受動部品判定部102に出力し、再度、この受動部品判定部102にこのネットに接続する受動部品のピンの検索を行わせるものである。反対に、受動部品内部で前記ピンと電気的に接続している別のピンがない場合は、単位信号経路生成部104に「繋がるネットなし」を示す情報を出力する。
【0023】単位信号経路生成部104は、受動部品判定部102及び内部接続ピン判定部103からの、初期入力ネット、2次入力ネット及び受動部品に関する信号を受け付け、それらを記憶する。そして、受動部品判定部102から「繋がるネットなし」を示す信号を受け付けると、第2の記憶部107を検索して、それらネットを構成する配線部分の位置情報と前記受動部品の位置情報を調べ出す。そして、これら位置情報全てを出力部105に出力する。 なお、これら情報を入力された出力部105は前述したように、CRTのプリント基板図上のこれらの位置の配線部分及び受動部品を色を変えて表示する。
【0024】以下に 本実施例1のネット結合出力装置の動作について図8に示すフローチャートに従って説明する。なお、以下の説明において、具体例も交えて説明する。この具体例とは、図7に示すプリント基板図において、能動部品IC1のピンIC−1からの信号の単位信号経路を知るために、ネット名「A」が入力部101に入力された場合の例である。
【0025】先ず、使用者は入力部101のキーボードを操作して知りたい単位信号経路上にあるネット名(具体例の場合、ネット名「A」)を入力する(S100)。すると、そのネット名が受動部品判定部102に入力される。受動部品判定部102では、先ず、このネット名を示す信号が後段の単位信号経路生成部104に出力され(S101)、この単位信号経路生成部104で記憶される。次に、このネット名を検索キーとして、第2の記憶部107のネットデータテーブル内が検索され、ネットデータ欄から、このネットに接続されるピン番号が読み出される。そして、このピン番号を読み出し毎に、このピン番号から、部品番号を抽出する。そして、受動部品データが参照されて、この抽出した部品番号が受動部品か否かを判別する。その結果、受動部品と判別されたもののピン番号(以下、第1の接続ピンと称する)を抽出する。反対に、ネットデータ欄に受動部品のピンが存在しなければ、S106に進む(S102)。具体例の場合は、ネット名「A」が検索キーとなり、図2のネットデータテーブル107(a)のネット名欄及びネットデータ欄を検索する。その結果、先ず、IC1−1が読み出される。そして、このピン番号から部品番号IC1が読み出される。そして、受動部品データが参照されて、この部品番号が照合される。その結果、このピンの部品が受動部品でないことが判別される。次にR1−1が読み出される。前述の処理を繰り返した結果、このピンの部品は受動部品であると判別されて、「R1−1」が抽出される。
【0026】次に、前記抽出された第1の接続ピンが内部接続ピン判定部103に出力される。内部接続ピン判定部103では、前記第1の接続ピンが検索キーとなり、第2の記憶部107の受動部品内部接続データを検索し、前記第1の接続ピンと、この受動部品内で電気的に接続されている別のピン(以下、第2の接続ピンと称する)を検索する。検索の結果、前記第2の接続ピンが存在しなければ、S102に戻る。反対に、前記第2の接続ピンが存在すれば、そのピンと関連付けて記憶してあるネット名を読み出す。具体例の場合は、第1の接続ピン「R1−1」であり、これが検索キーとなり図3の受動部品内部接続データ107(b)を検索した結果、受動部品内部で電気的に接続されているR1−2が調べだされ、これに接続されるネット「B」が読み出される。そして、この読み出したネット名と前記受動部品の部品番号が単位信号経路生成部104に出力され(S105)、この単位信号経路生成部104で記憶される。その後は、S102に戻る。S102では、初期入力ネットの内で前記抽出した第2の接続ピン以外の受動部品のピンを抽出する。その後は上述の第2の接続ピン及び2次ネットの抽出と単位信号経路生成部104への出力を繰り返す。初期入力ネットに接続される受動部品全てに上記処理を終えた後は、前記単位信号経路生成部104に記憶されたネット(2次ネット)についても上記処理を繰り返す。具体例の場合は、初期入力ネットに接続される受動部品のピンは「R1−1」だけであるから、この「R1−1」によるネットの読み出しだけであり、続いて、「R1−1」に接続している「R1−2」の接続させるネット「B」について受動部品のピンの選択が行われる。図2からこのネット名「B」には、先に選ばれたピン「R1−2」に受動部品のピンがない。したがって、ネット「A」、「B」と受動部品「R1」が単位信号経路生成部104に出力される。その結果、初期入力ネット及び2次入力ネットに接続される全ての受動部品のピンが上記処理を行われる。その結果、選択されていない受動部品のピンがないと判定されると(S102)、受動部品判定部102が「繋がるネットなし」を示す信号が単位信号経路生成部104に出力される。この出力を受けた単位信号経路生成部104により、単位信号経路生成部104に記憶されている初期入力ネット、2次ネット及び受動部品のそれぞれの位置情報が第2の記憶部107から抽出され、出力部105に出力される。出力部105では、この位置情報が示す位置を他の部分の表示とは違う色にして表示する。具体例の場合は図7に示す全ての配線部分「p」、「q」、「r」、「s」と部品番号R1が他の配線部分及び部品とは違う色にして表示される。
【0027】(実施例2)図9は、本発明の実施例2におけるネット結合出力装置の構成を示すブロック図である。本図において、実施例1との大きな相異点は、分岐点検出部201、新生配線部分生成部202、組合わせ経路生成部203、超過部分抽出部204と第2の記憶部107に配線部品ピンテーブルを付加したことである。
【0028】第2の記憶部107に付加した配線部分ピンテーブルは、配線部分名とその配線部分がどの能動部品の、どんな属性ピンに接続しているかを示すテーブルである。その一例を図10に示す。図10において、配線部分名欄は配線部分名を記憶する。接続ピンは、その配線部分が接続している能動部品のピン番号を記憶する。ピン属性は、そのピンが入力ピンか出力ピンを記憶する。例えは配線部分名「r」は、IC2−7のピンに接続していて、そのIC2−7のピンは、入力ピンであることを示している。
【0029】分岐点検出部201は、実施例1で説明している単位信号経路生成部104から、単位信号経路を構成している配線部分の情報を受け取る。そして、分岐点を見つけるために、第2の記憶部107を検索し、これら配線部分の端部の位置情報をそれぞれ読みだす。そして、3つ以上共通している位置座標を調べ出す。また、前記単位信号経路生成部104から受け取った配線部分名を検索キーにして、第2の記憶部107の配線部品ピンテーブル内を検索し、能動部品のピンと接続されているものを調べ出す。そして、能動部品のピンと分岐点との間を1つの区切りとして、この間の配線部分を抽出するために、能動部品のピンに接続されている配線部分と、先ほど調べた分岐点間の配線部分を前記単位信号経路生成部104から受け取った配線部分から抽出する。そして、これら配線部分を関連ずけて後段の組み合わせ生成部に出力する。(以下、前記関連付けた配線部分全体を新生配線部分と称する。)
組合わせ経路生成部203は、分岐点検出部201から新生配線部分の情報を受け取る。そして、配線部分ピンテーブル内を検索して、この新生配線部分が入力ピンに接続しているか、出力ピンに接続しているかを調べる。その結果、入力ピンに接続されているもの同士を関連して、記憶する(以下、これら関連して記憶させたものをグループAと称する。)とともに、出力ピンに接続されているもの同士を関連して、記憶する(以下、これら関連して記憶させたものをグループBと称する。)。次に、グループAに記憶されている個々の新生配線部分とグロープBに記憶されている個々の新生配線部分とを組み合わせてを行い、それら組み合わせた新生配線部分を関連して後段の超過部分抽出部204に出力する。(以下、これら関連させた新生配線部分を一信号経路と称する。)。
【0030】超過部分抽出部204は、組合わせ経路生成部203から一信号経路の情報を受け取る。そして、個々の一信号経路について、その関連付けてある配線部分名を読みだす。そして、第2の記憶部107を検索して、前記配線部分の位置情報を読みだす。そして、この配線部分からなる一信号経路の位置情報を生成する。そして、この生成した位置情報にしたがい配線の距離を算出する。この算出を全ての一信号について行われる。そして、各一信号経路の距離情報をそれぞれ比べて、最小の一信号経路を算出する。そして、この最小の一信号経路をしきい値として、残りの一信号経路との差の距離(以下、超過距離と称する)を算出する。次に各一信号経路が、その入力ピンと接続している端部からその一信号経路自身の超過距離分の位置を算出する。そして、この位置情報を出力部105に出力する。
【0031】なお、出力部105は、この情報にしたがって、プリント基板図上に、マークを表示し、超過距離分を示す。以下、この実施例2のネット結合出力装置の動作について、実施例1の説明を参照しながら、図11のフローチャートにしたがって説明する。なお、以下の説明において、具体例も交えて説明する。この具体例とは、図7に示すプリント基板図において、能動部品IC1のピンIC−1からの信号の単位信号経路を知ると共に、この単位信号経路が分岐して複数の一信号経路を構成していると場合に、一番短い信号経路の距離をしきい値して、このしきい値よりオーバーした距離をプリント基板図上の、それらの経路上に識別表示させる場合の例である。
【0032】先ず、使用者は入力部101のキーボードを操作して知りたい単位信号経路上にあるネット名(具体例の場合、ネット名「A」)を入力する(S200)。すると、その入力されたネット名について単位信号生成処理を行い、そのネット名が示すネットを構成する配線部分と、このネットに受動部品を介して接続される別のネットを構成する配線部分が抽出されると共に、これらネットと、これらのネットを接続する受動部品とがプリント基板図上に色を変えて表示される(S201)。この単位信号生成処理は、実施例1で示した手順(図8において、S101〜S106までの処理)と同じである。具体例の場合は、実施例1を参照して、図7に示すプリント基板図において、配線部分「p」、「q」、「r」、「s」が抽出されると共に、これら配線部分と受動部品「R1」が色を変えて表示される。
【0033】次に、この抽出された全ての配線部分名(以下、単位経路構成配線部群と称する。)が単位信号経路生成部104から分岐点検出部201に出力される。分岐点検出部201では、この単位経路構成配線部群の個々の配線部分について、第2の記憶部107の配線部分位置データ内が検索され、これら配線部分の端部の位置情報が読みだされる。次に、これら読みだされた位置情報が互いに照合されて、3つ以上共通している位置情報が調べ出される(S202)。一方、3つ以上の共通する位置情報がない場合は、分岐点がなく、単位信号経路を構成する経路が1つの一信号経路だけとなるもので、S200に戻って初期状態となる(S203)。具体例の場合は、図4の配線部分位置データから3つ以上の共通座標(25,12)が調べだされる。なお、この座標は図7において、分岐点の位置を示している。
【0034】次に、新生配線部分生成部202が分岐点検出部201から前記分岐点の座標と単位経路構成配線部群の受け取る。そして、これら単位経路構成配線部群から、能動部品のピンと分岐点間に接続する間の配線部分即ち、新生配線部分を生成処理が行われる(S204)。先ず配線部分ピンテーブル内が検索され、。単位経路構成配線部群内で、能動部品のピンと接続している配線部分名を調べだす。次に、この能動部品のピンに接続されている配線部分と分岐点の位置間にある配線部分を単位経路構成配線部群から調べだす。その結果、この調べだした配線部分を関連付ける。そして、この関連付けた配線部分、即ち新生配線部分を後段の超過部分抽出部204に出力する。具体例の場合は、図10の配線部分ピンテーブルより、能動部品のピンと接続されている配線部分「p」、「r」、「s」が読み出される。そして、単位経路構成配線部群「p」、「q」、「r」、「s」から、新生配線部分が、配線部分「p」「q」と、配線部分「r」と、配線部分「s」であると調べだされる関連付けられる。そして、これら新生配線部分が後段の組合わせ経路生成部203に出力される。
【0035】組合わせ経路生成部203では、新生配線部分生成部202から新生配線部分の情報を受け取る。そして、配線部分ピンテーブル内を検索して、この新生配線部分を構成する配線部分の内、入力ピンに接続しているもの或は、出力ピンに接続しているものを調べる(S206)。その結果、入力ピンに接続されている配線部分を含む新生配線部分同士が関連付ける(前述したように、これら関連付けられた新生配線部分の名称はグループAである。)。一方、出力ピンに接続されている配線部分を含む新生配線部分同士が関連付けられる(前述したように、これら関連付けられた新生配線部分の名称はグループBである。)(S207)。
【0036】次に、グループAの個々の新生配線部分とグループBの個々の新生配線部分とが組み合わされる(前述したように、これら組み合わされた新生配線部分の名称は一信号経路である。)(S208)、そして、これら一信号経路が後段の超過部分抽出部204に出力される。具体例の場合は、図10の配線部分ピンテーブルから配線部分「r」と、「s」が入力ピンに接続されてると判別される。したがって、「r」を含む新生配線部分「r」(この場合は、新生配線部分は1つの配線部分「r」により構成されている)、「s」を含む新生配線部分「s」(この場合は、新生配線部分は1つの配線部分「s」により構成されている)がグループAとして関連付けられる。一方、配線部分「p」が出力ピンに接続されてある。したがって、「p」を含む新生配線部分「p」、「q]がグループBとして、関連付けられる。そして、グループAの個々の新生配線部分「r」と「s」がグループBの個々の新生配線部分「p」、「q」(この場合、新生配線部分は1つである。)が組み合わされて、「p」、「q」、「r」と「p」、「q」、「s」の2つの一信号経路が生成される。そして、これら一信号経路が後段の超過部分抽出部204に出力される。
【0037】超過部分抽出部204では、組合わせ経路生成部203から一信号経路の情報を受け取る。そして、第2の記憶部107を検索して、個々の一信号経路を構成する配線部分の位置情報を読みだす。そして、その読みだした位置情報にしたがい配線の距離を算出する。具体例の場合は、1つ目の一信号経路(以下、一信号経路aと称する)は「p」、「q」、「r」から構成されている。図4に示した第2の記憶部107の配線部分位置データからそれぞれの座標は、「p」:(7,12)〜(13,12)、「q」:(16,12)〜(25,12)、「r」:(25,12)〜(25,20)〜(36,20)と読みだされる。そして、この座標から距離となり、距離28が算出される。一方、もう一つの一信号経路(以下、一信号経路bと称する)は「p」、「q」、「s」から構成されている。この経路の距離は上述の手順にしたがって、算出され、その結果、距離23が求められる。
【0038】次に、各一信号経路の距離情報をそれぞれ比べて、最小の一信号経路を算出する(S208)。そして、この最小の一信号経路をしきい値として、残りの一信号経路との差の距離(以下、超過距離と称する)を算出する。そして、各一信号経路の入力ピンと接続している端部からこの超過距離分の位置を算出する(S210)。そして、各一信号経路の入力ピンと接続している端部からこの超過距離分の位置を算出する。そして、この位置情報を出力部105に出力する。出力部105は、この情報にしたがって、プリント基板図上に、マークを表示する(S211)。具体例の場合、一信号経路aの距離25と一信号経路bの距離28が比較される。一信号経路bが小さく、ころ距離がしきい値となる、そして、この距離から、一信号経路aの距離の差5が算出される。したがって、この差5の距離だけ一信号経路aの能動部品の入力ピンから信号上手側にもどる位置にマークが表示される。図12にそのマークが表示されている状態を示す。
【0039】なお、本実施例1,2では、プリント基板を1層としたものを用いたが、本発明は何層のプリント基板であってもよい。また、本実施例1,2では、プリント基板図をもちいたが、本発明は回路図であってもよい。また、本実施例1,2では、ネットの指定入力をネット名により行っていたが、配線部分名や、部品のピン番号で行ってもよい。また、入力部にキーボード以外にマウスを備えてもよい。その場合は、CRT上のポインターをこのマウスで移動させ、所望の信号経路にある配線或は、その信号経路が接続している部品のピン位置させて入力操作することで、信号経路の出力を行わせることができる。また、本実施例2でしきい値を超過部分抽出部により決定しているが、新たにしきい値設定部を設けて、使用者が直接に設定してもよい。また、信号経路の表示方法であるが、色を変える以外に、輝度を変えるこのもできる、また、表示するのではなく、信号経路を示す情報としてピン番号やネット名を出力してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のネット結合出力装置を用いると、能動部品の出力ピンと能動部品の入力ピンとの間に受動部品が接続されている場合でも、その受動部品内で電気的に接続されていれば、その受動部品を含めてそれら能動部品間の信号経路を知ることができる。更に、基準の配線距離から超過した配線距離を知ることがることで、誤動作の原因となる遅延部分を知ることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013