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発明の名称 複合文書処理システム管理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−200596
公開日 平成7年(1995)8月4日
出願番号 特願平5−352491
出願日 平成5年(1993)12月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 中村 裕樹 / 辻村 敏 / 南 賢尚
要約 目的
編集対象文書のデータ構造変化に伴って自動的に最適な文書編集システムの選択が可能な複合文書処理システム管理装置を実現する。

構成
複合文書処理システム管理装置は、入出力インターフェース11を介して入力された文書のデータ構造を解析する文書データ構造解析部12と、解析されたデータ構造種別に基づいて文書編集システム登録部15を検索し、このデータ構造種別を有する文書の編集に適した文書編集システムを選択する文書編集システム選択部13と、選択された文書編集システムを切り換えて起動させる文書編集システム起動部14とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 種々のデータ構造を有する複数の文書の編集処理が可能な複合文書処理システムに対して入出力インターフェースを介して接続され、編集処理対象となる文書のデータ構造に適した文書編集システムを選択して起動させる複合文書処理システム管理装置であって、文書のデータ構造種別とこのデータ構造を有する前記文書の編集処理を行うことができる文書編集システムとを対応付けて登録する文書編集システム登録部と、前記複合文書処理システムの編集処理対象となる文書データを受け取り、前記文書データのデータ構造の種別を解析する文書データ構造解析手段と、前記文書データ構造解析手段によって解析された文書データのデータ構造種別に基づいて前記文書編集システム登録部を検索し、前記データ構造種別に対応する文書編集システムを選択する文書編集システム選択手段と、前記文書編集システム選択手段によって選択された前記文書編集システムに前記文書データを読み込ませて前記複合文書処理システムに出力し、前記文書編集システムに起動命令を与える文書編集システム起動手段と、を備えたことを特徴とする、複合文書処理システム管理装置。
【請求項2】 該複合文書処理システム管理装置は、さらに、前記複合文書処理システムが文書を更新したことを検知し、前記文書データ構造解析手段に対して更新後の文書データのデータ構造種別の解析を指示する文書データ更新検知手段と、前記複合文書処理システムにおいて起動された文書編集システム名とその処理対象となった文書名とを記憶する文書編集システム動作状態記憶部とを備えており、前記文書編集システム選択手段は、前記文書データ構造解析手段から与えられた前記データ構造種別に基づき更新後の文書のための文書編集システムを選択し、前記文書編集システム起動手段は、前記文書編集システム動作状態記憶部に記憶された文書編集システムと前記文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムとが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、現在起動している文書編集システムを終了させるとともに、前記文書編集システム選択手段によって選択された前記文書編集システムを起動させることを特徴とする、請求項1記載の複合文書処理システム管理装置。
【請求項3】 該複合文書処理システム管理装置は、さらに、前記複合文書処理システムにおいて新規の文書に対する処理要求が入力されると、この処理要求を検知し、新規文書のデータ構造種別を前記複合文書処理システムから取得して前記文書編集システム選択手段に出力する新規文書データ構造入力開始検知手段を備えたことを特徴とする、請求項2記載の複合文書処理システム管理装置。
【請求項4】 該複合文書処理システム管理装置は、さらに、前記複合文書処理システムからの指示に基づいて前記文書編集システム選択手段の選択動作を禁止する文書編集システム手動切替手段を備えたことを特徴とする、請求項2又は請求項3のいずれかに記載の複合文書処理システム管理装置。
【請求項5】 該複合文書処理システム管理装置は、さらに、前記文書編集システム起動手段が文書編集システムを切り換える際に、切り替え前の文書編集システムが編集処理を行っていた編集箇所を示す情報を前記複合文書処理システムから取得する文書データ編集箇所演算手段と、前記文書編集システム起動手段が新たに選択された文書編集システムを起動させる際に、前記文書データ編集箇所演算手段が保持する編集箇所の情報に基づいて編集対象の文書中の編集箇所を再現させる編集箇所再現手段と、を備えたことを特徴とする、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の複合文書処理システム管理装置。
【請求項6】 該複合文書処理システム管理装置は、さらに、前記複合文書処理システムが編集処理を行った文書名と文書編集システムの履歴を記憶する文書編集システム切替履歴記憶部を備えており、前記文書編集システム起動手段は、前記文書編集システム切替履歴記憶部に記憶された文書編集システムの履歴を参照し、前記文書編集システムの切替頻度が所定の値に達した場合に前記文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムへの切り替えを制限することを特徴とする、請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の複合文書処理システム管理装置。
【請求項7】 前記文書編集システム登録部は、編集対象の文書毎に文書編集システムを登録しており、前記文書編集システム選択手段は、編集対象の文書名に基づいて前記文書編集システム登録部中から文書編集システムを選択することを特徴とする、請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の複合文書処理システム管理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のデータ構造を有する複数の文書の編集処理が可能な複合文書処理システムに対して、編集処理対象となる文書のデータ構造に適した文書編集システムを選択して起動させる複合文書処理システム管理装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の文書処理システムでは、文字や図形あるいは画像等種々のデータ構造を有する文書の編集処理を行うために、複数の文書編集システムを備えたものがある。そして、このような文書処理システムに対して文書編集システムの選択動作等を制御するために文書編集システム管理装置が設けられている。
【0003】図10は、従来の文書編集システム管理装置の概略の構成を示すブロック図である。この文書編集システム管理装置は、操作者が文書編集システムを用いて文書編集を行う場合に、編集対象となる文書の編集システムを選択して起動させるものである。図中の文書編集システム選択部82に、入出力インターフェース81から文書が入力されると、文書編集システム選択部82は入力文書を作成した文書編集システムを文書編集システム登録部83に登録されている文書編集システムの中から検索する。そして、入力文書を作成した文書編集システムを選択できた場合には、文書システム起動部84に入力文書と選択された文書編集システムの情報を送る。文書編集システム起動部84は、文書編集システム選択部82で選択された文書編集システムと入力文書を編集文書として起動する。
【0004】また、入力文書を作成した文書編集システムを選択できなかった場合には、エラー発生メッセージを入出力インターフェース81から出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従来の装置では、操作者が選択した文書に対応する文書編集システムは、操作者が特に指定しない限り、同じ文書編集システムが適用される。従って、例えば文字のみの文書(テキスト文書)に対してテキスト編集機能のみをもつ文書編集システムを用いて文書を編集している時に、図形データを編集文書中に挿入しようとする時には、操作者が改めて図形データの編集機能をもつ文書編集システムを起動し、これまでに編集した文書を改めて編集する手続きを行わなければならない。また、文字と図形データの編集機能をもつ文書編集システム上で編集していた文書に対して、図形データを削除した場合にも、その後操作者が改めて文字のみの文書を編集する機能をもつ文書編集システムを起動して、これまでに編集した文書を改めて編集する手続を行わなければなかった。すなわち、文書データの種別が変化する度に、操作者は、自ら最適な文書編集システムを選択して起動する処理を行う必要があり、文書編集動作が煩雑なものであった。
【0006】したがって、本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、操作者が指示を与えることなく、編集対象文書のデータ構造変化に伴って自動的に最適な文書編集システムの選択が可能な複合文書処理システム管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、文書のデータ構造種別とこのデータ構造を有する前記文書の編集処理を行うことができる文書編集システムとを対応付けて登録する文書編集システム登録部と、複合文書処理システムの編集処理対象となる文書データを受け取り、文書データのデータ構造の種別を解析する文書データ構造解析手段と、文書データ構造解析手段によって解析された文書データのデータ構造種別に基づいて文書編集システム登録部を検索し、データ構造種別に対応する文書編集システムを選択する文書編集システム選択手段と、文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムに文書データを読み込ませて複合文書処理システムに出力し、文書編集システムに起動命令を与える文書編集システム起動手段とを備えている。
【0008】また、請求項2の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、さらに、複合文書処理システムが文書を更新したことを検知し、文書データ構造解析手段に対して更新後の文書データのデータ構造種別の解析を指示する文書データ更新検知手段と、複合文書処理システムにおいて起動された文書編集システム名とその処理対象となった文書名とを記憶する文書編集システム動作状態記憶部とを備えている。そして、文書編集システム選択手段は、文書データ構造解析手段から与えられたデータ構造種別に基づき更新後の文書のための文書編集システムを選択し、文書編集システム起動手段は、文書編集システム動作状態記憶部に記憶された文書編集システムと文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムとが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、現在起動している文書編集システムを終了させるとともに、文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムを起動させるように構成されている。
【0009】請求項3の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、請求項2の発明に対し、さらに、複合文書処理システムにおいて新規の文書に対する処理要求が入力されると、この処理要求を検知し、新規文書のデータ構造種別を複合文書処理システムから取得して文書編集システム選択手段に出力する新規文書データ構造入力開始検知手段を備えている。
【0010】請求項4の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、請求項2または請求項3の発明に対し、さらに、複合文書処理システムからの指示に基づいて文書編集システム選択手段の選択動作を禁止する文書編集システム手動切替手段を備えている。請求項5の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、請求項2ないし請求項4の発明に対し、さらに、文書編集システム起動手段が文書編集システムを切り換える際に、切り替え前の文書編集システムが編集処理を行っていた編集箇所を示す情報を複合文書処理システムから取得する文書データ編集箇所演算手段と、文書編集システム起動手段が新たに選択された文書編集システムを起動させる際に、文書データ編集箇所演算手段が保持する編集箇所の情報に基づいて編集対象の文書中の編集箇所を再現させる編集箇所再現手段と、を備えている。
【0011】請求項6の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、請求項2ないし請求項5の発明に対し、さらに、複合文書処理システムが編集処理を行った文書名と文書編集システムの履歴を記憶する文書編集システム切替履歴記憶部を備えている。そして、文書編集システム起動手段は、文書編集システム切替履歴記憶部に記憶された文書編集システムの履歴を参照し、文書編集システムの切替頻度が所定の値に達した場合に文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムへの切り替えを制限するように構成されている。
【0012】請求項7の発明に係る複合文書処理システム管理装置は、請求項2ないし請求項6の発明に対し、文書編集システム登録部が、編集対象の文書毎に文書編集システムを登録しており、文書編集システム選択手段は、編集対象の文書名に基づいて文書編集システム登録部中から文書編集システムを選択するように構成されている。
【0013】
【作用】請求項1の発明において、本複合文書処理システム管理装置は、文書編集システム登録部に、予め文書のデータ構造種別とこのデータ構造を有する文書の編集処理のための文書編集システムとを対応付けて登録している。そして、複合文書処理システム側で編集処理対象となる文書データが選択されると、この文書データを入出力インターフェースを介して受け取り、文書データ構造解析手段が文書データのデータ構造の種別を解析する。そして、文書編集システム選択手段は、文書データ構造解析手段によって解析された文書データのデータ構造種別に基づいて文書編集システム登録部を検索し、データ構造種別に対応する文書編集システムを選択する。文書編集システムが選択されると、文書編集システム起動手段は、選択された文書編集システムに文書データを読み込ませて複合文書処理システムに出力し、文書編集システムに起動命令を与える。これにより、複合文書処理システム側は、操作者による文書編集システムの切り替え操作を待つまでもなく、自動的に文書編集に適した文書編集システムに切り換えて編集処理が続行される。
【0014】請求項2の発明においては、さらに、文書データ更新検知手段が、複合文書処理システムが文書を更新したことを検知し、文書データ構造解析手段に対して更新後の文書データのデータ構造種別の解析を指示する。更新後の文書データに対する解析指示が与えられると、文書データ構造解析手段がそのデータ構造種別を解析する。また、文書編集システム動作状態記憶部には、複合文書処理システムにおいて起動された文書編集システム名とその処理対象となった文書名が記憶される。文書編集システム選択手段は、文書データ構造解析手段から与えられたデータ構造種別に基づき、更新後の文書のための文書編集システムを選択する。そして、文書編集システム起動手段は、文書編集システム動作状態記憶部に記憶された文書編集システムと文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムとが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、現在起動している文書編集システムを終了させるとともに、文書編集システム選択手段によって選択された前記文書編集システムを起動させる。なお、一致する場合には、現在の文書編集システムの動作状態を維持する。
【0015】請求項3の発明においては、複合文書処理システムにおいて新規な文書に対する処理要求が入力されると、新規データ構造入力開始検知手段がこの処理要求を検知し、新規文書のデータ構造種別を複合文書処理システムから取得して文書編集システム選択手段に出力する。請求項4の発明においては、さらに、文書編集システム手動切替手段が、複合文書処理システムからの操作者の指示に基づいて、文書編集システム選択手段の選択動作を禁止する。
【0016】請求項5の発明においては、文書編集システム起動手段が文書編集システムを切り換える際に、文書データ編集箇所演算手段が、切り替え前の文書編集システムが編集処理を行っていた編集箇所を示す情報を複合文書処理システムから取得する。そして、文書編集システム起動手段が新たに選択された文書編集システムを起動させる際には、編集箇所再現手段が、文書データ編集箇所演算手段が保持する編集箇所の情報に基づいて編集対象の文書中の編集箇所を再現させる。
【0017】請求項6の発明において、文書編集システム切替履歴手段は、複合文書処理システムが編集処理を行った文書名と文書編集システムの履歴を記憶する。そして、文書編集システム起動手段は、この文書編集システムの切替履歴を参照し、文書編集システムの切替頻度が所定の値に達した場合には文書編集システム選択手段によって選択された文書編集システムへの切り替えを制限する。
【0018】請求項7の発明において、文書編集システム登録部は、編集対象の文書毎に文書編集システムを登録している。そして、文書編集システム選択手段は、編集対象の文書名に基づいて文書編集システム登録部中から文書編集システムを選択する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施例)図1は、第1実施例の複合文書処理システム管理装置の構成図である。この複合文書処理システム管理装置は、テキスト、イメージ、画像(グラフィック)等種々のデータ構造を有する文書の作成、編集を行う複合文書処理システム(図中、点線で表示)に対して、テキストデータ編集用、画像処理用あるいはテキストとイメージ処理用等の文書編集システムの中から最適な文書編集システムを選択して自動的に起動させるものである。
【0020】図中、11は、入出力インターフェースであり、複合文書処理システムとの間で文書データや操作者の指示情報、あるいは文書編集システムの入出力を介在する。12は、文書データ構造解析部であり、入出力インターフェース11から入力された文書データのデータ構造を解析し、文書データの解析結果と入出力インターフェース11から入力された文書データとを文書編集システム選択部13に出力する。
【0021】13は、文書編集システム選択部であり、文書データ構造解析部12からの文書データの解析結果から文書編集システム登録部15に登録している文書編集システムから編集に使用する文書編集システムを選択し、文書編集システム起動部14に選択された文書編集システムと入力された文書データとを出力する。14は、文書編集システム起動部であり、文書編集システム選択部13より入力された文書編集システムを文書編集システム選択部13より入力された文書編集システムと対になって入力された文書データに入力して起動するよう入出力インターフェース11に出力する。
【0022】15は、文書編集システム登録部であり、入出力インターフェース11から入力された文書編集システムの名称とその文書編集システムが編集可能な文書の識別情報とが登録されている。図2は、この文書編集システム登録部15に登録された文書編集システムデータの一例を示している。このように構成された本実施例の複合文書処理システム管理装置の動作を以下に説明する。以下では、テキストとイメージを含む文書に対する文書編集システムの選択動作を例に説明する。
(1)外部から入出力インターフェース11を通して、例えばテキストとイメージの要素を持つ文書が入力されると、入出力インターフェース11は文書データ解析部12に文書データを出力する。
(2)文書データ解析部12は、インターフェース11から送られてきた文書データを分割して文書データをあるまとまりに分類する。例えば、文書単位、特にテキスト文書では段落単位、文字のフォントの種類、大きさ、グラフィックでは、色、図柄の複雑さ等の要素毎に分類する。本例では、文書単位で文書データが分類されたとする。
【0023】そして、文書データ解析部12は、分類された文書データがどのような編集要素を有するかを解析する。例えば、文書データが先頭にデータ種別を示す識別子を有している場合には、この識別子を判定して解析する。他の場合には、文書データのデータのフォーマットを解析してデータ構造の種別を解析する。本例の場合、テキストとイメージが文書データに含まれているという解析結果を得る。
【0024】解析が終了すると、文書データ解析部12は、文書データのデータ種別と文書データとを文書編集システム選択部13に出力する。
(3)文書編集システム選択部13は、文書データ解析部12からテキストとイメージが文書データに含まれているとの情報を受け、このデータ種別情報に基づいて文書編集システム登録部15中の文書編集システムデータを検索する。そして、図2に示すように、本例の場合は、テキストとイメージが含まれる文書に対しては文書編集システム名「エディタB」が適していることが検出される。
(4)そして、文書編集システム選択部13は、エディタBを文書編集システムとして選択し、文書データと選択されたエディタBとを文書編集システム起動部14に出力する。
(5)文書編集システム起動部15は、入出力インターフェース11を通じて複合文書処理システム側に文書データとエディタBとを出力し、さらにエディタBの起動指令とエディタBに文書データを読み込ませる指令とを出力する。
(6)このような動作により、複合文書処理システムは、処理対象の文書に対してエディタBが自動的に選択され、編集処理が起動される。
【0025】このように、本実施例によれば、操作者が入力した文書を編集するのに適した文書編集システムが、文書内容のデータ構造を解析することによって自動的に得られる。従って、操作者は文書編集システムを選択する手間が不要になり、また多くの文書編集システムの起動法を知る必要もなくなることにより、簡便な文書編集環境が実現される。
【0026】なお、入出力インターフェース11に文書編集システム登録部15に対しての情報の削除の指令の伝達を行う機能をもたせることで、文書編集システム登録部15に登録されている不要な情報や誤った情報の修正を行うことができるようになる。また、入出力インターフェース11に文書編集システム登録部15に対しての情報の参照の指令の伝達を行う機能をもたせ、文書編集システム登録部15に対して入出力インターフェース11に対する文書編集システム登録部15に登録されている情報の出力を行う機能をもたせることで文書編集システム登録部15の登録情報の外部からの参照ができるようになる。
【0027】さらに、入出力インターフェース11に文書編集システム登録部15に対しての入出力を禁じることによって文書編集システム登録部15にあらかじめ登録してある文書編集システムのみ使えるようにすることで複数の人間が装置を使う際の文書編集システムの登録の混乱を防止する効果が得られる。さらに、文書編集システム選択部13に文書データフォーマットの変換機能をもたせ、文書編集システム登録部15に登録された文書編集システムの情報に登録された文書編集システムによって入力される文書データフォーマットの情報を付加することによって、異なる文書データフォーマットを使用する文書編集システムも使用することができるようになり、使用できる文書編集システムのバリエーションが増える効果が得られる。
【0028】さらに、本実施例では文書編集システムの特定に文書編集システム名を用いたが文書編集システムのコードなど文書編集システムを特定できる手段を用いても同様の効果が得られる。
(第2実施例)図3は、本発明の第2実施例の複合文書処理システム管理装置の構成を示すブロック図である。この第2実施例の複合文書処理システム管理装置は、第1実施例の機能に加え、さらに編集中の文書データを監視し、編集要素の変化を検知して適当な文書編集システムを再設定する機能が付加されたものである。
【0029】そして、この機能を実現するために、本実施例の複合文書処理システム管理装置は、文書編集システム動作制御部20と文書編集システム動作状態記憶部21と文書データ更新検知部22とをさらに備えている。また、図中、第1実施例と同じ番号が付された構成要素は、第1実施例の場合と同様の構成及び動作をなすものである。
【0030】文書編集システム動作制御部20は、第1実施例の文書編集システム起動部14と同様に選択された文書編集システムを起動させるとともに、文書編集システムの切り替え時には、実行中のシステムを終了させ、新たなシステムを起動させる制御動作を行う。文書編集システム動作状態記憶部21は、文書編集システム動作制御部20によって起動、終了される各文書編集システムの履歴を記憶する。その履歴データの一例が図4に示されている。履歴データ200としては、文書編集システム名200bとその処理対象となった文書名200aとが関連付けて記憶されている。
【0031】文書データ更新検知部22は、複合文書処理システム(図示せず)において、処理対象文書が編集された場合、編集後の更新された文書に対して再度データ構造解析を行う指示を文書データ構造解析部12に与える。次に、このように構成された本実施例の複合文書処理システム管理装置の動作について説明する。なお、以下では、第1実施例と異なる点を中心に説明する。
(1)最初に、本実施例の複合文書処理システム管理装置の起動時において、文書編集システム動作状態記憶部21には、図4(a)に示すように何等の情報も登録されていない。
(2)次に、第1実施例と同様の処理を経て文書編集システム動作制御部24が、文書編集システムの起動を行う際、編集する文書名と編集に使用する文書編集システムの情報を文書編集システム動作状態記憶部21に登録する。この時の状態が図4(b)に示されている。本実施例の場合、文書名に「北海道」、文書編集システム名に「エディタB」が登録されたものとする。
【0032】そして、文書編集システム動作制御部20は、入出力インターフェース11を介在して複合文書処理システム(図示せず)に文書データ及び文書編集システム(エディタB)を出力して起動させる。複合文書処理システム側では、操作者がこの文書編集システム(エディタB)を用いて文書(「北海道」)の編集処理を開始する。
(3)文書データ更新検知部22は、この編集処理における文書のデータ内容の変化を監視する。例えば、文書データ更新検知部22は、入出力インターフェース11を介して複合文書処理システムが文書に対してある編集動作を行ったか否かを監視し、行われた場合に、その更新後の文書データを複合文書処理システム側から入出力インターフェース11を介して文書データ構造解析部12に出力させる。
【0033】また、他の方法として、複合文書処理システム側で編集処理時に編集内容がセーブされた場合、これを検知してセーブされた更新後の文書データを文書データ構造解析部12に出力させる。
(4)文書データ構造解析部12は、更新後の文書データに対して第1実施例の場合と同様のデータ解析処理を行い、解析結果を文書編集システム選択部13に出力する。文書編集システム選択部13は、同様に、更新後の文書データのデータ構造に基づいて文書編集システム登録部15中から最適な文書編集システムを抽出して文書編集システム動作制御部20に出力する。例えば、更新後の文書「北海道」に対しては、「エディタC」が選択されたものとする。
(5)文書編集システム動作制御部20は、文書名「北海道」の文書データに対して新たに選択された文書編集システム「エディタC」が、文書編集システム動作状態記憶部21に登録している先の文書編集システム名情報200b(「エディタB」)と同じか否かを判定する。同じならば、文書編集システム動作制御部20は新たな文書編集システムの起動を行わない。異なっていれば、現在動作中の文書編集システム(エディタB)を終了させ、さらに新たに選択された文書編集システム(エディタC)に更新後の文書データを読み込ませてを起動させる(6)さらに、文書編集システム動作制御部20は、文書編集システム動作状態記憶部21に登録された文書編集システム名情報200bの内容を現在の編集状態にあわせて図4(c)のように更新する。
【0034】このように、本実施例によって、操作者の編集処理によって編集している文書のデータ構造が変化した場合でも、編集された文書のデータ構造に最適な文書編集システムに自動的に切り替えられることによって、操作者が文書編集システムの切替の操作を行う手間が不要になり、効率的な文書編集を行うことができる。なお本実施例の場合、文書編集システム動作状態記憶部15に登録する文書を文書名で登録したが、文書名以外に文書のID、文書ファイル名など文書を特定する方法を登録しても同様の効果が得られる。
(第3実施例)図5は、第3実施例の複合文書処理システム管理装置の構成を示すブロック図である。第3実施例の装置は、第2実施例の装置に対し、さらに、操作者からの指示に応じて新規に追加する文書の編集に適した文書編集システムを自動的に選択して切り換える機能を追加したものである。
【0035】そして、この機能を実現するために、本実施例の複合文書処理システム管理装置は、新たに新規文書データ構造入力開始検知部30を備えている。なお、図中、第1及び第2実施例と同じ番号が付された構成要素は、第1及び第2実施例と同様の構成及び動作をなすものである。新規文書データ構造入力開始検知部30は、以下のように動作する。
(1)例えば、複合文書処理システムによる編集処理の途中で、操作者が編集中の文書と異なるデータ構造を有する新たな文書を追加使用とする場合を想定する。一例として、テキスト文書の編集中にイラスト等のイメージデータの追加を行うものとする。この場合、操作者は複合文書処理システムにおいて新たなイメージデータの追加指示要求を入力する。
(2)新規文書データ構造入力開始検知部30は、入出力インターフェース11を介して、この追加指示要求を検知し、操作者が追加しようとする文書のデータ構造種別と文書名と現在の文書編集システム名とを受け取る。そして、この新たに付加する文書構造の種別と文書名を文書編集システム選択部13に出力する。
(3)文書編集システム選択部13は、現在の文書編集システムの処理対象のデータ種別と新たに付加する文書のデータ種別に基づいて、この両方のデータ種別を有する文書について編集可能な文書編集システムを文書編集システム登録部15から選択して文書編集システム動作制御部34に出力する。
(4)文書編集システム動作制御部20は、第2実施例の場合と同様に、新たに選択された文書編集システムを用いて、複合文書処理システムの編集動作を続行させる。
【0036】このように、本実施例によって、操作者が編集中の文書に対して現在の文書編集システムの編集対象外のデータを追加しようとする場合でも、自動的に操作者の編集要求に適応した文書編集システムに切り替えることができる。
(第4実施例)図6は、第4実施例の複合文書処理システム管理装置の構成を示すブロック図である。第4実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置に対し、更新文書に対して新たな文書編集システムの選択が必要になった場合でも、文書編集システムの自動切替動作を操作者の指示によって禁止したり実行させたりできる機能が付加されたものである。
【0037】このような機能を実現するために、本実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置に対して、新たに文書編集システム手動切替制御部40が付加されている。なお、図中、第2実施例と同じ番号が付された構成要素は、第2実施例の場合と同様の構成及び動作をなすものである。この文書編集システム手動切替制御部40は、インターフェース11を介して複合文書システムから文書編集システムの自動選択/切替動作の実行の有無を示す指示を受け取る。例えば、自動選択/切替動作を実行する場合には「YES」を、そうでない場合は「NO」の指示を受け取る。
【0038】「YES」の指示を受け取ると、文書編集システム選択部13の動作を禁止する。この動作は、次に「NO」の指示が与えられるまで継続される。そして、「NO」の指示が与えられると、文書編集システム選択部13の動作禁止を解除し、文書編集システムの自動選択/切替動作を可能とする。このような構成によって、自動的に文書編集システムが切り替えられるタイミングを操作者の好みによって制御することができる。
【0039】なお、本実施例は第2実施例に対して構成を付加したが、第3実施例に対しても本実施例の構成を付加することにより同様の効果を得ることができる。
(第5実施例)図7は、第5実施例の複合文書処理システム管理装置の構成図である。第5実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の機能に加え、文書編集システムの自動切り替え前に編集処理を行っていた文書中の位置を切り替え後の文書中に再現させる機能を付加したものである。従来の装置では、編集処理中のデータをセーブすると、編集位置を示していたカーソルの位置情報は記憶されずに消滅する。このため、再度編集のために起動した際に、編集開始位置が不明となる不都合を解消するために本機能が付加されている。
【0040】このような機能を実現するために、本実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置に対して、新たなに文書データ編集箇所演算部50と文書編集システム自動操作部51とが備えられている。なお、図中、第2実施例と同じ番号が付された構成要素は、第2実施例の場合と同様の構成及び動作をなすものである。
(1)文書編集システム動作制御部20によって文書編集システムの自動切り替えの判断がなされると、文書データ編集箇所演算部50は、文書編集システム動作状態記憶部21に記憶された文書名と文書処理システムの組合せ情報と、文書編集システム登録部15に登録した文書編集システムの情報をもとに 入出力インターフェース11を介して複合文書処理システムから現在の文書データの編集箇所の情報を抽出し、文書編集システム動作状態記憶部21に記録する。
(2)文書データ編集箇所演算部50が文書編集システム動作状態記憶部21の文書と文書処理システムの組になった情報が更新され新たな文書処理システムが記録されたのを検知した場合、更新された文書処理システム上での文書編集箇所の情報を演算し、演算結果と更新された文書処理システム名を文書編集システム自動操作部51に出力する。
(3)文書編集システム自動操作部51は、更新後の文書編集システムを操作し、文書データ編集箇所演算部50から入力された編集箇所情報に基づいて更新前の編集状態を再現する。
【0041】本実施例によって、自動的に文書編集システムを切り替えた後、操作者が編集している文書の編集箇所を見失うことなく編集作業を続行することができる。なお本実施例は、第2実施例に対して構成を付加したが、第3実施例および第4実施例に対しても本実施例の構成を付加することにより同様の効果を得られる。
(第6実施例)図8は、第6実施例の複合文書処理システム管理装置の構成を示すブロック図である。第6実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置の機能に加え、さらに、文書編集システムの自動切り替え動作が頻繁に行われる場合には適宜自動切り替えを制限して無用な切り替え動作を省略する機能が付加されたものである。
【0042】このような機能を実現するために、第6実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置に対し、新たに文書編集システム切替履歴記憶部60を備えている。なお、図中第2実施例と同じ番号が付された構成要素は、第2実施例の場合と同様の構成及び動作をなすものである。文書編集システム切替履歴記憶部60は、文書編集システム動作制御部20の文書編集システム切り替え動作を記録し、記録内容を文書編集システム選択部13に参照させるように構成されている。
【0043】そして、文書編集システム選択部13は、文書編集システムの選択指示を受け取ると、文書編集システム切替履歴記憶部60に記憶されている履歴情報の中から、文書編集システム選択対象となる文書に対する文書編集システムの切替の頻度の情報を参照する。そして、過去にこの文書に対して同等の機能を有する種々の文書編集システム間で所定の回数に達する程、頻繁に切替の動作が起こっている場合は、文書編集システムの切替を禁止する等して自動切り替えの動作のタイミングを遅らせる。
【0044】このように、文書編集システムの切り替え履歴に基づいた文書編集システムの不要な切り替え制御の機構を構成することによって、文書編集システムの切り替えの最適化を行うことができる。なお、本実施例では、文書編集システム切替履歴記憶部60に記録される更新記録を文書編集システム動作制御部20の挙動から得たが、代わりに文書編集システム動作状態記憶部60の挙動から文書編集システム切替履歴を得る構成でも同様の効果を得られる。
【0045】また、本実施例では、文書編集システムの切替のタイミングを遅らせる処理を行うことにより文書編集システムの切り替えの最適化を行ったが、切替が頻繁に起こっている文書編集システムの登録を文書編集システム登録部15に登録する際に文書編集システム選択時の優先順位をつけておくことによっても最適化を行うことができる。
【0046】さらに、本実施例は第2実施例に対して構成を付加したが、第3実施例、第4実施例および第5実施例に対しても本実施例の構成を付加することにより同様の効果を得ることができる。
(第7実施例)図9は、第7の実施例の複合文書処理システム管理装置の構成を示すブロック図である。第7実施例の複合文書処理システム管理装置は、第2実施例の装置に対し、文書毎に最適な文書編集システムを関連付けて登録する文書毎編集システム登録部70を備えている。そして、図中、第2実施例と同じ番号が付された構成要素は、第2実施例と同様の構成及び動作をなすものである。
【0047】この文書毎編集システム登録部70には、入出力インターフェース11介して外部(あるいは複合文書処理システム)側から文書名とその文書編集システム名とを関連付けて登録することができる。このように登録すると、例えば、文書Aを編集する際は文書毎編集システム登録部70に登録された文書Aを編集する文書編集システムのみ用いられ、また文書Bが文書Aと同じデータ構造を持っている場合でも、文書Bは文書Aと異なる編集システムを用いて編集動作を行うことができる。これによって、同等の機能を有する文書編集システムの中から編集する文書の性質に応じて最適な編集システムの設定ができるようになり、さらに効率よく文書編集作業を行うことができる。
【0048】なお、本実施例では文書毎に編集システムを登録したが、マルチユーザーの環境下で文書毎編集システム登録部70とは別に、操作者別編集システム登録部を設けることにより、ユーザー毎の使用編集システム登録ができ、ユーザが操作に慣れた編集システムを用いた文書編集環境を構築することができる。また、本実施例は第2実施例に対して構成を付加したが、第3実施例ないし第6実施例に対しても本実施例の構成を付加することにより同様の効果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によると、操作者が入力した文書を編集するのに適した文書編集システムが文書内容のデータ構造を解析することによって自動的に選択され、切り換えられるように構成されているので、操作者が選択した文書の編集に使用する文書編集システムを選択する手間が不要になり、多くの文書編集システムの起動法を操作者が知る手間も不要になり、簡便な文書編集環境を実現する複合文書処理システム管理装置を実現できる。
【0050】請求項2の発明によると、操作者が編集している文書のデータ構造が変化した場合でも、変化後の文書のデータ構造を編集するのに適当な文書編集システムを選択し、自動的に適当な文書編集システムに切り替えるように構成されていることによって、操作者が文書編集システムの切替の操作を行う手間が不要になり、効率的な文書編集を行うことができる。
【0051】請求項3の発明によると、操作者が編集している文書のデータ構造に対し、操作者が使用中の文書編集システムの機能では編集できないデータ構造を追加しようとする場合に、自動的に操作者の編集要求に適応した文書編集システムを選択して切り換えるように構成されているので、新規データ追加時においても操作者の切り替え操作を必要とすることなく文書編集システムの切り替え動作を効率的に行うことができる。
【0052】請求項4の発明によると、自動的に文書編集システムを切り替える動作を操作者によって制御する機構を設けることにより、文書編集システムの切り替えのタイミングを操作者の嗜好に合わせるような制御を実現することができる。請求項5の発明によると、自動的に文書編集システムを切り替えた後、操作者が編集している文書の編集箇所を見失うことなく編集作業を続行することができる機構が構成されていることにより、編集箇所を見失うことなく文書編集操作を円滑に行うことができる。
【0053】請求項6の発明によると、文書編集システムの切り替え履歴に基づいた文書編集システムの切り替え制御の機構を持つことにより、文書編集システムの切り替えの最適化を行うことができる。請求項7の発明によると、編集する文書の性質によってそれぞれ別のきめ細かな編集システムの設定ができるようになり、より効率のよい文書編集作業を行う複合文書処理システム管理装置を実現できる。




 

 


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