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発明の名称 フラッシュメモリカードの複製装置及びその複製方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−192487
公開日 平成7年(1995)7月28日
出願番号 特願平5−331863
出願日 平成5年(1993)12月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】東島 隆治 (外1名)
発明者 原田 泰利
要約 目的
フラッシュメモリカードの複製装置において、プログラムの変更及び追加する場合に主制御装置を停止する必要がなく、かつ主制御装置の記憶容量を増加する必要のない多数のカード種別コードに対応したフラッシュメモリカードの複製装置を提供する。

構成
複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)とカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)とをマスターカード1内のコモンメモリ3に記憶して、複製装置の動作時に必要な1つの書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)とカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)とを主制御装置9のRAM53に一時的に配置することで、主制御装置9の記憶容量を増加することなく書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)の追加及びカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)の変更を行って、多数のカード種別コード21に対応してフラッシュメモリカードを複製する。
特許請求の範囲
【請求項1】 マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製装置において、前記カード種別コードにそれぞれ対応する書換え手順で前記スレーブカード内のフラッシュメモリを書換える複数の書込み・消去命令と、前記カード種別コードを識別して、前記複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を前記主制御装置に読み出すカード種別判断命令とを格納したフラッシュメモリを有するマスターカード、前記主制御装置において、前記カード種別判断命令により前記カード種別コードを識別して、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合であれば前記1つの書込み・消去命令を読み出す読出手段、前記1つの書込み・消去命令により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を消去して、前記読出手段により読み出される前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み・消去手段、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納された前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに格納された書込み情報とを読み出して、前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイ手段、前記読出手段を動作させる読出し命令を常に格納するROM、および、前記1つの書込み・消去命令と前記カード種別判断命令とを格納することが可能なRAM、を具備するフラッシュメモリカードの複製装置。
【請求項2】 マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製方法において、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、マスターカード内のフラッシュメモリに格納されたカード種別判断命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、前記スレーブカードの前記カード種別コードを前記主制御装置に読み出す工程、前記カード種別判断命令により読み出された前記カード種別コードを識別して、前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を検索する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合に、カード種別判断命令により前記1つの書込み・消去命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を前記主制御装置の書込み・消去手段により消去する工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記主制御装置に順次読み出して、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記主制御装置の書込み・消去手段により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み工程、および前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込まれた書込み情報とを順次前記主制御装置に読み出して、前記主制御装置のベリファイ手段により前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイチェック工程、を具備するフラッシュメモリカードの複製方法。
【請求項3】 マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製方法において、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、マスターカード内のフラッシュメモリに格納されたカード種別判断命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、前記スレーブカードの前記カード種別コードを前記主制御装置に読み出す工程、前記カード種別判断命令により読み出された前記カード種別コードを識別して、前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を検索する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合に、カード種別判断命令により前記1つの書込み・消去命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されていない場合に、前記主制御装置の第1の出力手段により複製不可能の信号を出力する工程、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を前記主制御装置の書込み・消去手段により消去する工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記主制御装置に順次読み出して、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記主制御装置の書込み・消去手段により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込まれた書込み情報とを順次前記主制御装置に読み出して、前記主制御装置のベリファイ手段により前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイチェック工程、前記記憶情報と前記書込み情報とが完全に合致する場合に、前記主制御装置の第2の出力手段により複製異常無しの信号を出力する工程、および前記記憶情報と前記書込み情報とが完全に合致しない場合に、前記主制御装置の第3の出力手段により複製異常有りの信号を出力する工程、を具備するフラッシュメモリカードの複製方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンボードでの記憶情報の電気的書換えが可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリを用いたフラッシュメモリカードの複製装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュメモリカードの複製装置及びその複製方法を図3、図4を用いて説明する。図3は従来のフラッシュメモリカードの複製装置の構成を示すブロック図であり、図4はその複製方法を示すフローチャートである。図3において、従来のフラッシュメモリカードの複製装置(以下”複製装置”と略称する)は、原本として用いるフラッシュメモリカードのマスターカード(以下”マスターカード”と略称する)12とマスターカード12の記憶情報を他のフラッシュメモリカードのスレーブカード(以下”スレーブカード”と略称する)17に複製する主制御装置11とで構成される。まず、マスターカード12を説明する。マスターカード12は、記憶情報を書換えることが出来ないマスクROMで構成されたライトワンスメモリ2と記憶情報を書換えることが出来るフラッシュメモリで構成されたコモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4とで構成されている。まず、ライトワンスメモリ2には、コモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4の記憶情報をオンボードでの電気的書換えを行うための手順(以下”書換えアルゴリズム”と略称する)の種類に対応して、それぞれ符号化した複数のカード種別コードのうち1つのカード種別コード5が記憶されている。尚、この書換えアルゴリズムは、コモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4のフラッシュメモリの仕様により異なり、フラッシュメモリの記憶情報はその仕様に合致した書換えアルゴリズムでないと書換えることが出来ない。次に、コモンメモリ3には、フラッシュメモリカードが取り付けられる電気機器(図示せず)、例えば電話交換機の起動等を行うための複数のオペレーションプログラム6及びそれらのオペレーションプログラム6に共通して使用されるコモンデータ7が記憶されている。続いて、アトリビュートメモリ4には、コモンメモリ3に記憶された各オペレーションプログラム6で別個に使用されるアトリビュートデータ8が記憶されている。尚、スレーブカード17は、マスターカード12と同様にライトワンスメモリ18、コモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20とで構成されるが、コモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の書換えアルゴリズムは、必ずしもマスターカード12のコモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4と同一の書換えアルゴリズムではない。次に、主制御装置11を説明する。主制御装置11は、読出手段60、書込み・消去手段61、EPROM62、ベリファイ手段64、第1の出力手段65、第2の出力手段66及び第3の出力手段67で構成されている。又、主制御装置11の各手段は、オペレータの指示に従ってEPROM62に記憶された後述の複数のプログラムを順次実行して、マスターカード12のコモンメモリ3に記憶されたオペレーションプログラム6及びコモンデータ7をスレーブカード17のコモンメモリ19に、マスターカード12のアトリビュートメモリ4に記憶されたアトリビュートデータ8をスレーブカード17のアトリビュートメモリ20にそれぞれ複製する。尚、EPROM62は、マスターカード12からスレーブカード17への上記複製を行うための読出しプログラム30、カード種別判断プログラム13及び複数の書込み・消去プログラムを記憶している。この複数の書込み・消去プログラムは、それぞれ1つのカード種別コード、すなわち書換えアルゴリズムに対応したものであり、それぞれ対応した書換えアルゴリズムで、スレーブカード17のコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20が書換え可能な状態となるようにコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の記憶内容を消去して、読出しプログラム30に従って読出されたマスターカード12の記憶情報をコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20にそれぞれ書込む。又、EPROM62には、図3に示すように、例えば3個の書込み・消去プログラム、第1の書込み・消去プログラム14、第2の書込み・消去プログラム15及び第3の書込み・消去プログラム16が記憶されている。
【0003】次に、図4を用いて上記従来例の複製方法を説明する。図4において、オペレータが主制御装置11を起動させると、読出しプログラム30がEPROM62から読出されて、読出しプログラム30に従って、カード種別コード21が読出手段60によりスレーブカード17から読出される(ステップ101)。続いて、カード種別判断プログラム13がEPROM62から読出されて、カード種別コード21を識別する。そして、カード種別判断プログラム13は、識別したカード種別コード21に対応する書込み・消去プログラムがEPROM62に記憶されているかどうかについて検索する(ステップ102)。ここで、カード種別コード21に対応する書込み・消去プログラムが、例えば図3に示す第2の書込み・消去プログラム15であるとすると、この第2の書込み・消去プログラム15がEPROM62から読出される。そして、スレーブカード17のコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20が書換え可能な状態となるように、第2の書込み・消去プログラム15による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段62によりコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の記憶情報が消去される(ステップ103)。又、カード種別コード21に対応する書込み・消去プログラムがEPROM62に記憶されていない場合には、第1の出力手段65が、マスターカード12からスレーブカード17への複製が不可能であるとして、複製不可能の信号を出力する(ステップ107)。次に、ステップ103に続いて、マスターカード12のコモンメモリ3に記憶されたオペレーションプログラム6及びコモンデータ7が、読出手段60により順次読出されて、第2の書込み・消去プログラム15による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段61によりスレーブカード17のコモンメモリ19に書込まれる。同様に、マスターカード12のアトリビュートメモリ4に記憶されたアトリビュートデータ8が、読出手段60により順次読出されて、第2の書込み・消去プログラム15による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段61によりスレーブカード17のアトリビュートメモリ20に書込まれる(ステップ104)。続いて、ベリファイチェックがベリファイ手段64により行われる。このベリファイチェックは、マスターカード12及びスレーブカード17に記憶されているオペレーションプログラム6、コモンデータ7及びアトリビュートデータ8を読出手段60により読み出して、ベリファイ手段64で順次照合することにより、オペレーションプログラム6及びコモンデータ7がスレーブカード17のコモンメモリ19に正しく書込まれているかどうか、及びアトリビュートデータ8がスレーブカード17のアトリビュートメモリ20に正しく書込まれているかどうかについて判断する(ステップ105)。まず、オペレーションプログラム6、コモンデータ7及びアトリビュートデータ8がスレーブカード17に正しく書込まれている場合では、第2の出力手段66が、マスターカード12からスレーブカード17への複製が正常に行われたとして、複製異常無しの信号を出力する(ステップ106)。又、オペレーションプログラム6、コモンデータ7及びアトリビュートデータ8がスレーブカード17に正しく書込まれていない場合では、第3の出力手段67が、マスターカード12からスレーブカード17への複製が失敗したとして、複製異常有りの信号を出力する(ステップ108)。以上のように、従来の複製装置は、スレーブカード17の書換えアルゴリズムに対応した書込み・消去プログラムが主制御装置11のEPROM62に記憶されていれば、マスターカード12の記憶情報をスレーブカード17に複製出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフラッシュメモリカードの複製装置では、書込み・消去プログラムを主制御装置のEPROMで記憶していたので、新規なカード種別コードに対応する書込み・消去プログラムを主制御装置のEPROMに書き加えるために、主制御装置を停止してEPROMを取り出す必要があった。さらに、新規なカード種別コードを識別するために、EPROMで記憶するカード種別判断プログラムを変更する必要があった。それ故、EPROMを主制御装置から取り出してカード種別判断プログラムだけではなくEPROMで記憶する読出しプログラム、書込み・消去プログラム等の全てのプログラムを紫外線等によりいちど消去するので、読出しプログラム、書込み・消去プログラム等の変更する必要のないプログラムをEPROMに再度書込む必要があった。又、多数の新規なカード種別コードに対応する書込み・消去プログラムをEPROMに書き加える場合には、EPROMの記憶容量を越える恐れがあり、EPROMの個数を増やすための主制御装置の改造が生じるという問題点があった。この発明は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、多数のカード種別コードに対応することが出来て、かつ複製装置を停止することなく容易に新規なカード種別コードに対応する書込み・消去プログラムを書き加えてカード種別判断プログラムを変更出来得るフラッシュメモリカードの複製装置を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のフラッシュメモリカードの複製装置は、マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製装置において、前記カード種別コードにそれぞれ対応する書換え手順で前記スレーブカード内のフラッシュメモリを書換える複数の書込み・消去命令と、前記カード種別コードを識別して、前記複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を前記主制御装置に読み出すカード種別判断命令とを格納したフラッシュメモリを有するマスターカード、前記主制御装置において、前記カード種別判断命令により前記カード種別コードを識別して、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合であれば前記1つの書込み・消去命令を読み出す読出手段、前記1つの書込み・消去命令により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を消去して、前記読出手段により読み出される前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み・消去手段、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納された前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに格納された書込み情報とを読み出して、前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイ手段、前記読出手段を動作させる読出し命令を常に格納するROM、および、前記1つの書込み・消去命令と前記カード種別判断命令とを格納することが可能なRAM、を具備したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明のフラッシュメモリカードの複製方法は、マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製方法において、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、マスターカード内のフラッシュメモリに格納されたカード種別判断命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、前記スレーブカードの前記カード種別コードを前記主制御装置に読み出す工程、前記カード種別判断命令により読み出された前記カード種別コードを識別して、前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を検索する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合に、カード種別判断命令により前記1つの書込み・消去命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を前記主制御装置の書込み・消去手段により消去する工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記主制御装置に順次読み出して、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記主制御装置の書込み・消去手段により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み工程、および前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込まれた書込み情報とを順次前記主制御装置に読み出して、前記主制御装置のベリファイ手段により前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイチェック工程、を具備したことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明のフラッシュメモリカードの複製方法は、マスターカードからスレーブカードに複製するに当たり、スレーブカード内のフラッシュメモリの仕様により異なる複数の書換え手順をそれぞれ符号化したカード種別コードを識別し、識別したカード種別コードに対応する1つの書換え手順で前記マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報を前記スレーブカード内のフラッシュメモリに主制御装置で複製するフラッシュメモリカードの複製方法において、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、マスターカード内のフラッシュメモリに格納されたカード種別判断命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記主制御装置のROMに格納された読出し命令により前記主制御装置の読出手段を動作させて、前記スレーブカードの前記カード種別コードを前記主制御装置に読み出す工程、前記カード種別判断命令により読み出された前記カード種別コードを識別して、前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている複数の書込み・消去命令のうち識別した前記カード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を検索する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されている場合に、カード種別判断命令により前記1つの書込み・消去命令を前記主制御装置のRAMに記憶する工程、前記1つの書込み・消去命令が前記マスターカード内のフラッシュメモリに格納されていない場合に、前記主制御装置の第1の出力手段により複製不可能の信号を出力する工程、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記スレーブカード内のフラッシュメモリに記憶されている情報を前記主制御装置の書込み・消去手段により消去する工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報を前記主制御装置に順次読み出して、前記1つの書込み・消去命令による前記書換え手順で、前記主制御装置の書込み・消去手段により前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込む書込み工程、前記読出手段により前記マスターカード内のフラッシュメモリの前記記憶情報と前記スレーブカード内のフラッシュメモリに書き込まれた書込み情報とを順次前記主制御装置に読み出して、前記主制御装置のベリファイ手段により前記記憶情報と前記書込み情報とを順次照合するベリファイチェック工程、前記記憶情報と前記書込み情報とが完全に合致する場合に、前記主制御装置の第2の出力手段により複製異常無しの信号を出力する工程、および前記記憶情報と前記書込み情報とが完全に合致しない場合に、前記主制御装置の第3の出力手段により複製異常有りの信号を出力する工程、を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1及び請求項2の発明に係るフラッシュメモリカードの複製装置及びその複製方法は、マスターカード内のフラッシュメモリに複数のカード種別コードにそれぞれ対応する書換え手順でスレーブカード内のフラッシュメモリを書換える複数の書込み・消去命令と、カード種別コードを識別して、複数の書込み・消去命令のうち識別したカード種別コードに対応する1つの書込み・消去命令を主制御装置に読み出すカード種別判断命令とを格納することで、主制御装置を停止することなくオンボードでの電気的書換えにより、マスターカード内のフラッシュメモリに新たなカード種別コードに対応する書込み・消去命令を書き加えて、かつカード種別判断命令の内容を変更する。請求項3の発明に係るフラッシュメモリカードの複製方法は、カード種別判断命令により識別されたカード種別コードに対応する書込み・消去命令がマスターカード内のフラッシュメモリに格納されていない場合には、第1の出力手段により複製不可能の信号を出力する。さらに、マスターカード内のフラッシュメモリの記憶情報とスレーブカード内のフラッシュメモリに書込まれた書込み情報とを照合して、記憶情報と書込み情報とが完全に合致する場合には、第2の出力手段により複製異常無しの信号を出力し、記憶情報と書込み情報とが完全に合致しない場合には、第3の出力手段により複製異常有りの信号を出力する。
【0009】
【実施例】この発明に係るフラッシュメモリカードの複製装置及びその複製方法を図1、図2を用いて説明する。図1はフラッシュメモリカードの複製装置の構成を示すブロック図であり、図2はその複製方法を示すフローチャートである。図1において、フラッシュメモリカードの複製装置(以下”複製装置”と略称する)は、従来例と同様に原本として用いるフラッシュメモリカードのマスターカード(以下”マスターカード”と略称する)1とマスターカード1の記憶情報を他のフラッシュメモリカードのスレーブカード(以下”スレーブカード”と略称する)17に複製する主制御装置9とで構成される。まず、マスターカード1を説明する。マスターカード1は、記憶情報を書換えることが出来ないマスクROMで構成されたライトワンスメモリ2と記憶情報を書換えることが出来るフラッシュメモリで構成されたコモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4とで構成されている。まず、ライトワンスメモリ2には、コモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4の記憶情報をオンボードでの電気的書換えを行うための手順(以下”書換えアルゴリズム”と略称する)の種類に対応して、それぞれ符号化した複数のカード種別コードのうち1つのカード種別コード5が記憶されている。尚、この書換えアルゴリズムは、コモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4のフラッシュメモリの仕様により異なり、フラッシュメモリの記憶情報はその仕様に合致した書換えアルゴリズムでないと書換えることが出来ない。次に、コモンメモリ3には、複数のオペレーションプログラム6、コモンデータ7、カード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)、及び複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)が記憶されている。この複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)は、それぞれ1つのカード種別コード、すなわち書換えアルゴリズムに対応したものであり、それぞれ対応した書換えアルゴリズムで、スレーブカード17のコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20が書換え可能な状態となるようにコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の記憶内容を消去して、読出しプログラム10に従って読出されたマスターカード1の記憶情報をコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20にそれぞれ書込む。さらに、本実施例においては、コモンメモリ3に記憶されている複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)は、図1に示すように第1の書込み・消去プログラム14(書込み・消去命令)、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)、及び第3の書込み・消去プログラム16(書込み・消去命令)で構成されているとする。又、カード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)は、スレーブカードのカード種別コード21を識別して、複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)から識別したカード種別コード21に対応する1つの書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)を主制御装置9に読み出す。尚、従来例と同様に、オペレーションプログラム6は、フラッシュメモリカードが取り付けられる電気機器(図示せず)、例えば電話交換機の起動等を行うためのプログラムであり、コモンデータ7は複数のオペレーションプログラム6に共通して使用されるデータである。続いて、アトリビュートメモリ4には、コモンメモリ3に記憶された各オペレーションプログラム6で別個に使用されるアトリビュートデータ8が記憶されている。尚、スレーブカード17は、マスターカード1と同様にライトワンスメモリ18、コモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20とで構成されるが、コモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の書換えアルゴリズムは、必ずしもマスターカード1のコモンメモリ3及びアトリビュートメモリ4と同一の書換えアルゴリズムではない。
【0010】次に、主制御装置9を説明する。主制御装置9は、読出手段50、書込み・消去手段51、ROM52、RAM53、ベリファイ手段54、第1の出力手段55、第2の出力手段56及び第3の出力手段57で構成されている。又、主制御装置9の各手段は、オペレータの指示に従って、マスターカード1のコモンメモリ3に記憶されたオペレーションプログラム6、コモンデータ7、カード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)、及び複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)をスレーブカード17のコモンメモリ19に、マスターカード1のアトリビュートメモリ4に記憶されたアトリビュートデータ8をスレーブカード17のアトリビュートメモリ20にそれぞれ複製する。尚、ROM52は、読出手段50を動作させる読出しプログラム10(読出し命令)を記憶している。又、RAM53は、複製装置の動作時にカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)と1つの書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)とを記憶する。
【0011】次に、図2を用いてフラッシュメモリカードの複製方法を説明する。図2において、オペレータが主制御装置9を起動させると、読出しプログラム10(読出し命令)がROM52から読出されて、読出しプログラム10(読出し命令)に従って、カード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)が読出手段50によりマスターカード1のコモンメモリ3から読出される。そして、読み出されたカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)は、RAM53に記憶される(ステップ201)。続いて、読出しプログラム10(読出し命令)に従って、カード種別コード21が、読出手段50によりスレーブカード17から読み出される(ステップ202)。次に、カード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)がカード種別コード21を識別して、識別したカード種別コード21に対応する1つの書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)をマスターカード1のコモンメモリ3内で検索する(ステップ203)。ここで、カード種別コード21に対応する書込み・消去プログラムが、例えば図1に示す第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)であるとすると、この第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)がカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)によりマスターカード1のコモンメモリ3から読出されて、RAM53に記憶される。(ステップ204)
又、カード種別コード21に対応する書込み・消去プログラムがマスターカード1のコモンメモリ3に記憶されていない場合には、第1の出力手段55が、マスターカード1からスレーブカード17への複製が不可能であるとして、複製不可能の信号を出力する(ステップ210)。次に、ステップ204に続いて、スレーブカード17のコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20が書換え可能な状態となるように、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段51によりコモンメモリ19及びアトリビュートメモリ20の記憶情報が消去される(ステップ205)。次に、マスターカード1のコモンメモリ3に記憶されたオペレーションプログラム6及びコモンデータ7が、読出手段50により順次読出されて、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段51によりスレーブカード17のコモンメモリ19に書込まれる。同様に、マスターカード1のアトリビュートメモリ4に記憶されたアトリビュートデータ8が、読出手段50により順次読出されて、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段51によりスレーブカード17のアトリビュートメモリ20に書込まれる(ステップ206)。さらに、マスターカード1のコモンメモリ3に記憶されたカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)、第1の書込み・消去プログラム14(書込み・消去命令)、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)、及び第3の書込み・消去プログラム16(書込み・消去命令)が、読出手段50により順次読出されて、第2の書込み・消去プログラム15(書込み・消去命令)による書換えアルゴリズムで書込み・消去手段51によりスレーブカード17のコモンメモリ19に書込まれる(ステップ207)。尚、このステップ207を実施することで、このスレーブカード17を別のスレーブカードを複製する際にマスターカード1として使用することが可能となる。続いて、ベリファイチェックがベリファイ手段54により行われる。このベリファイチェックは、マスターカード1の記憶情報とスレーブカード17に書込まれた書込み情報とを読出手段50により読み出して、ベリファイ手段54で順次照合することにより、マスターカード1の記憶情報がスレーブカード17に正しく書込まれているかどうかについて判断する(ステップ208)。まず、マスターカード1の記憶情報がスレーブカード17に正しく書込まれている場合では、第2の出力手段56がマスターカード1からスレーブカード17への複製が正常に行われたとして、複製異常無しの信号を出力する(ステップ209)。又、マスターカード1の記憶情報がスレーブカード17に正しく書込まれていない場合では、第3の出力手段57がマスターカード1からスレーブカード17への複製が失敗したとして、複製異常有りの信号を出力する(ステップ211)。
【0012】以上のように、このフラッシュメモリカードの複製装置及びその複製方法は、マスターカード1内のコモンメモリ3に複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)とカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)とを記憶しているので、新たな書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)を複製装置に登録してカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)を変更する場合においても、主制御装置9を停止することなくマスターカード1内のコモンメモリ3に新たな書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)の登録及びカード種別判断プログラム13(カード種別判断命令)の変更をオンボードでの電気的書換えにより行うことが可能となる。又、多数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)を複製装置に登録する場合には、多数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)を分割して複数種類のマスターカード1に記憶することで、主制御装置の記憶手段の記憶容量を増やすことなくフラッシュメモリカードの複製を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、複数の書込み・消去プログラム(複数の書込み・消去命令)とカード種別判断プログラム(カード種別判断命令)とをマスターカード内のフラッシュメモリのコモンメモリに記憶しているので、主制御装置を停止することなくオンボードでの電気的書換えにより新たな書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)を登録してカード種別判断プログラム(カード種別判断命令)を変更することが可能となる。さらに、主制御装置の記憶手段をROMとRAMとで構成して、かつ書換える必要のない読出しプログラム(読出し命令)をROMで常に記憶して、複製装置が動作する時にのみ必要な1つの書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)とカード種別判断プログラム(カード種別判断命令)とを主制御装置のRAMで一時的に記憶するので、主制御装置の記憶手段の記憶容量を増加することなしに書込み・消去プログラム(書込み・消去命令)の追加及びカード種別判断プログラム(カード種別判断命令)の変更することが可能となる。




 

 


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