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発明の名称 ディジタル伝送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−162375
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−304053
出願日 平成5年(1993)12月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武田 元敏
発明者 坂下 誠司 / 神野 一平 / 尾関 浩明 / 林 大介 / 加藤 久也 / タッド バウザー
要約 目的
アナログ伝送のようにゆるやかに受信状態が劣化できる伝送装置を提供する。

構成
映像,音声信号などの入力信号Aの情報により階層構造に高能率階層化符号器1で高能率圧縮する。そして、この階層に応じて圧縮した信号を階層ごとに多値数を変えた多値変調信号群に4値,2m値変調ベクトル生成器5,6で変換する。その複数個の多値変調信号群を高速逆フーリエ変換器7で逆フーリエしてして周波数領域から時間領域に変換する。その階層の数だけの多値変調波群を複素周波数変換器8で実時間信号と虚時間信号に変換し、加算器9でベクトル合成してアンテナ10より変調信号を出力する。このように階層符号化の階層数により搬送波群の多値数を変えてチャンネル内に中心から周波数の上下対称に配置し、復調時には各搬送波群の誤り率で状態のよい階層を選択する。
特許請求の範囲
【請求項1】 入力信号の情報により階層構造に高能率圧縮する高能率階層化圧縮手段と、階層に応じて圧縮した信号を階層ごとに多値数を変えた多値変調信号群に変換する多値変調ベクトル生成手段と、その複数個の多値変調信号群を逆フーリエ変換して周波数領域から時間領域に変換する高速逆フーリエ変換手段と、その階層の数だけの多値変調波群を送信する周波数変換手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項2】 前記多値変調ベクトル生成手段は伝送帯域の中心から周波数の上下に向かって多値数が減少または増加するように変調ベクトルを配置したことを特徴とする請求項1記載のディジタル伝送装置。
【請求項3】 前記多値変調ベクトル生成手段は直交振幅位相変調の変調ベクトル信号を生成することを特徴とする請求項1記載のディジタル伝送装置。
【請求項4】 前記多値変調ベクトル生成手段は位相変調の変調ベクトル信号を生成することを特徴とする請求項1記載のディジタル伝送装置。
【請求項5】 高能率階層化圧縮の階層数だけの多値変調波群で送信した変調波信号を時間領域から周波数領域にフーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、前記高速フーリエ変換手段の出力信号の階層数個の多値変調ベクトル群から復調信号を取り出す多値変調ベクトル復号化手段と、階層ごとの復号信号の誤り率を検出する階層別誤り率検出手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で階層化圧縮信号を選択する階層別符号選択手段と、その選択した信号を復号する高能率復号化手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項6】 入力信号の情報により階層構造に高能率圧縮する高能率階層化圧縮手段と、階層に応じて圧縮した信号を階層ごとに誤り訂正能力に変える階層別誤り訂正符号化手段と、その階層別誤り訂正能力を異なった符号を複数個の搬送波群に割り当てる搬送波配分手段と、その搬送波配分手段で分割した符号群を多値変調ベクトルに変換する多値変調ベクトル生成手段と、その多値変調信号ベクトルを逆フーリエ変換して周波数領域から時間領域に変換する高速逆フーリエ変換手段と、前記高速逆フーリエ変換手段の出力信号を送信する周波数変換手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項7】 前記階層別誤り訂正符号化手段で訂正符号を付加した信号は、前記搬送波配分手段で伝送帯域の中心から周波数の上下に向かって訂正能力が減少または増加するように搬送波群を配置したことを特徴とする請求項6記載のディジタル伝送装置。
【請求項8】 前記多値変調ベクトル生成手段は直交振幅位相変調の変調ベクトル信号を生成することを特徴とする請求項6記載のディジタル伝送装置。
【請求項9】 前記多値変調ベクトル生成手段は位相変調の変調ベクトル信号を生成することを特徴とする請求項6記載のディジタル伝送装置。
【請求項10】 高能率階層化圧縮の階層ごとに異なった誤り訂正能力を有した多値変調波で送信した変調波信号を時間領域から周波数領域にフーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、前記高速フーリエ変換手段の出力信号の多値変調ベクトル群から復調信号を取り出す多値変調ベクトル復号化手段と、階層ごとの誤り訂正能力に応じた訂正を行う誤り訂正手段と、階層ごとの復号信号の誤り率を検出する階層別誤り率検出手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で階層化圧縮信号を選択する階層別符号選択手段と、その選択した信号を復号する高能率復号化手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項11】 高能率階層化圧縮の階層数だけの多値変調波群で送信した変調波信号を帯域制限する通過帯域制限手段と、前記通過帯域制限手段の出力信号を時間領域から周波数領域にフーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、前記高速フーリエ変換手段の出力信号の階層数個の多値変調ベクトル群から復調信号を取り出す多値変調ベクトル復号化手段と、階層ごとの復号信号の誤り率を検出する階層別誤り率検出手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で階層化圧縮信号を選択する階層別符号選択手段と、その選択した信号を復号する高能率復号化手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で前記帯域制限手段の帯域幅を制御する帯域幅制御手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項12】 前記通過帯域制限手段の通過帯域幅は受信電界強度が低下すると占有帯域幅よりも狭くなることを特徴とする請求項11記載のディジタル伝送装置。
【請求項13】 前記通過帯域制限手段の通過帯域幅は符号誤り率が大きくなると占有帯域幅よりも狭くなることを特徴とする請求項11記載のディジタル伝送装置。
【請求項14】 高能率階層化圧縮の階層数だけの種類の誤り訂正能力を有した多値変調波群で送信した変調波信号を帯域制限する通過帯域制限手段と、前記通過帯域制限手段の出力信号を時間領域から周波数領域にフーリエ変換する高速フーリエ変換手段と、前記高速フーリエ変換手段の出力信号の多値変調ベクトル群から復調信号を取り出す多値変調ベクトル復号化手段と、階層ごとの復号信号の誤り率を検出する階層別誤り率検出手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で階層別の圧縮信号を選択する階層別符号選択手段と、その選択した信号を復号する高能率復号化手段と、前記階層別誤り率検出手段の結果で前記通過帯域制限手段の帯域幅を制御する帯域幅制御手段を具備したことを特徴とするディジタル伝送装置。
【請求項15】 前記通過帯域制限手段の通過帯域幅は受信電界強度が低下すると占有帯域幅よりも狭くなることを特徴とする請求項14記載のディジタル伝送装置。
【請求項16】 前記通過帯域制限手段の通過帯域幅は符号誤り率が大きくなると占有帯域幅よりも狭くなることを特徴とする請求項14記載のディジタル伝送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル映像伝送などにおいて、圧縮信号を階層化してサービス範囲を拡大するディジタル伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ放送などはアナログ変調を使用していたが、近年のディジタル信号処理技術の向上によりテレビ伝送を始め放送もディジタル変調によって行われるようになってきた。
【0003】しかしディジタル放送はアナログ放送とは異なり、雑音限界を越えると急激に復調信号が得られなくなるクリッフ効果があり、送信機や受信機にはそれを防ぐためにマージンを大きくとるなどの対策が必要とされていた。
【0004】そこで最近は、ディジタル変調のクリッフ効果を数段階に設定するデグラデーションと呼ばれる方法が提案されてきた。
【0005】以下、従来例について図面を用いて説明する。
【0006】図17は従来例のディジタル伝送装置の送信機の構成を示すブロック図であり、これは符号化を階層にしてその重み付けで変調波の電力を変えてクリッフ点を変化させてデグラデーションを図るものである。
【0007】映像信号や音声信号Aなどは高能率階層化符号器1で前記信号内の特徴によって、例えば周波数成分など、分割され圧縮される。この圧縮信号は階層情報発生器12の階層情報信号で制御して、階層ごとに重み付け符号化器50によって電力値の重み付けをして、多値変調ベクトル生成器51で直交振幅位相変調するための変調ベクトル信号に変換する。この変調ベクトル信号は情報量(例えば、ビットレート)に応じて搬送波の数を決めて高速逆フーリエ変換器7に入力され、周波数領域から時間領域に変換の後に、複素周波数発振器11と複素周波数変換器8によって実時間信号と虚時間信号を変換し、加算器9でベクトル合成してアンテナ10より変調信号を送信する。
【0008】この送信した信号は図18の受信機で受信する。図18は従来例のディジタル伝送装置の受信機の構成を示すブロック図であり、アンテナ13から入った信号は、選局信号発生器16からの制御で発振器15が所定の発振信号を周波数変換器14に供給して中間周波信号に変換する。この中間周波信号は、バンドパスフィルタ17で選択して高速フーリエ変換器18で時間領域から周波数領域に変換して、それぞれの変調波信号を多値変調ベクトル復号化器52から多値変調ベクトル復号化器53のそれぞれに供給する。この多値変調ベクトル復号化器は、高速フーリエ変換器18で出力する搬送波の数ほど必要である。これらの復調出力は階層別の信号であるので、それぞれの誤り率を求めて階層別誤り率検出器23で誤りの少ない階層の信号を階層別符号選択器24で選択して、高能率復号化器25で復号して表示器26から情報を得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここで示されている方法では、ディジタル変調信号の電力比でクリッフ点を設定しているので、その差を得るには数デシベルの差が必要であり、さらに数段階の階層を考えるとその設定は困難になることが予想される。
【0010】また、受信機のバンドパスフィルタの特性は、図19に示す特性曲線100のようにチャンネル内(−faから+fa)に亘って平坦ではなく、バンドエッジでは隣接妨害排除のために減衰している。図20はこれによって消失した電力を表す図である。送信した信号99が、受信機によって帯域特性100の影響で領域101a,101bの信号が欠落することになる。
【0011】これらの問題はディジタル放送信号の電界強度の変動や、受信機の特性変化の影響が無視できない問題である。このために誤り訂正を強くしたり、変調波スペクトルの占有帯域を狭くしたりする。しかし移動体受信などを考慮すると、この方法では解決できない。
【0012】本発明は上記の欠点を解決し、かつ飛躍的に改善したクリッフ効果を有するディジタル伝送装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決し、目的を達成するため、変調信号の多値数または誤り訂正能力を占有帯域の中心から周波数軸上で上下対称に加減することにより変調波のクリッフ点を階層化したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、占有帯域の中心周波数から周波数軸上で上下対称にクリッフ点を設定するので、受信機のデグラデーションと受信バンドパスフィルタの帯域制限の影響が抑えられる。
【0015】また、受信フィルタを受信電界強度に合わせて帯域制限することで、搬送波対雑音比(C/N)が向上して帯域の中心の変調波信号のクリッフ点を変えることができ、弱電界での安定な受信ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の具体的な各実施例を図面を用いて説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例におけるディジタル伝送装置の送信機の構成を示すブロック図である。図1において、2および3は2ビット…mビット/シンボル化器、4は搬送波配分器、【0018】
【外1】

【0019】その他、従来例と同じ構成要素には同じ番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0020】次に送信動作を説明すると、映像信号や音声信号Aなどは高能率階層化符号器1で圧縮される。この階層ごとの圧縮信号は、2ビット/シンボル化器2からmビット/シンボル化器3までの変換器で、いずれも同じシンボル速度になるように設定する。
【0021】この後に階層情報発生器12の階層情報信号で同一シンボル速度になり、かつ多値レベルの異なる符号を搬送波配分器4でmビット/シンボルの符号群から順番に、占有帯域の中心から周波数の上下に配置していく。
【0022】これらの信号は2m値変調ベクトル生成器6から4値変調ベクトル生成器5までによって変調ベクトルが生成され、高速逆フーリエ変換器7に入力され、周波数領域から時間領域に変換の後に、複素周波数発振器11と複素周波数変換器8によって実時間信号と虚時間信号を変換し、加算器9でベクトル合成してアンテナ10より変調信号を送信する。
【0023】ここで、図7は図1における高能率階層化符号器1の構成を示すブロック図であり、図7に示すように離散値化回路54、高域成分抽出回路55、中域成分抽出回路56、低域成分抽出回路57、層間情報発生回路59、同期信号発生回路60、パケットヘッダ生成回路61、圧縮符号化器62,63,64、パケット生成器65,66,67、バッファ68,69,70および加算器71で構成される。
【0024】次に、この高能率階層化符号器1の動作を説明すると、映像信号などを一旦、離散値化回路54で離散化し、それを高域成分抽出回路55,中域成分抽出回路56,低域成分抽出回路57で分離する。それらの信号は圧縮符号化器62,63,64で情報圧縮される。
【0025】一方、高域,中域,低域成分から各層間の情報を見出だす層間情報発生回路59の制御信号と同期信号発生回路60の同期信号とを加算器71で加算してパケットヘッダ生成回路61を介して、前記圧縮符号化器62,63,64で情報圧縮された信号とそれぞれがパケット生成器65,66,67に入力され、バッファ68,69,70を介して次段(シンボル化器)に供給する。
【0026】図8は図1における多値変調ベクトル生成器5,6の構成を示すブロック図であり、これは多値数をm=6として直交振幅位相変調を利用した場合である。すなわち、それぞれ2ビット/シンボル変換器72,4ビット/シンボル変換器73,5ビット/シンボル変換器74,6ビット/シンボル変換器75でシンボルに変換して、それぞれ4値変調ベクトル生成器76,16値変調ベクトル生成器77,32値変調ベクトル生成器78,64値変調ベクトル生成器79を介して高速逆フーリエ変換器7に供給される。
【0027】図9は一例として図8における16値直交振幅位相変調の符号点配置を表し、図9は搬送波に同相軸Iと搬送波に直交軸Qのベクトル座標で表されていて、符号点87は同時に4ビットの情報を表せる。また、これは図10に示すような位相変調の符号点配置でもよい。この場合には、符号点80は3ビットの情報を表している。また、図11には図8におけるチャンネル内の周波数分割配置の例を示したものであり、搬送波群83には64値を、搬送波群84a,84bには32値を、搬送波群85a,85bには16値を、搬送波群86a,86bには4値を割り当てることができる。
【0028】このときシンボル速度(ここで、シンボル速度Tsとする)が同一なので、図12に示すように電力特性97,98は高速フーリエ変換では互いの第一ヌル点(fs=1/Ts)に他の隣の搬送波が発生し配置される。
【0029】図13は占有帯域内の電力スペクトルを示し、占有帯域幅±faに納まったスペクトル99は、帯域内では多値数が異なった変調信号でも全体のスペクトルは平坦になっている。
【0030】図14にはこのときのチャンネル内の周波数群の限界雑音量、つまりクリッフ点を表したものである。占有帯域幅の中心から多値数が減少するように配置しているので、64値では搬送波は領域93になり、限界雑音量は領域93cになる。以下同様に、32値,16値,4値はそれぞれ94a,94b,94c,94d,95a,95b,95c,95d,96a,96b,96c,96dで表す。
【0031】また逆に多値化を行えばチャンネル内の周波数群の限界雑音量、つまりクリッフ点は図15のように占有帯域幅の中心から多値数が増加するように配置しているので、4値では搬送波は領域89になり、限界雑音量は領域89cになる。以下同様に、16値、32値、64値はそれぞれ90a,90b,90c,90d,91a,91b,91c,91d,92a,92b,92c,92dで表す。
【0032】これらが示すように各搬送波群でクリッフ点が異なり、受信時には図16に示すような特性104のように、アナログ受信特性102に近い特性のデグラデーションができる。特性103は、このような階層を行わない場合であり、受信限界、つまり搬送波対雑音比(C/N)は従来ではp点であったが、階層化によってq点まで拡大されることになった。
【0033】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例におけるディジタル伝送装置の受信機の構成を示すブロック図である。図2において、13はアンテナ、14は周波数変換器、15は発振器、16は選局信号発生器、17はバンドパスフィルタ、18は高速フーリエ変換器、19…20は4値…2m値変調ベクトル復号化器、21…22は速度変換器、23は階層別誤り率検出器、24は階層別符号選択器、25は高能率復号化器、および26は表示器である。
【0034】次に、受信動作を説明すると、アンテナ13から入った信号は、選局信号発生器16からの制御で、発振器15が所定の発振信号を周波数変換器14に供給して中間周波信号に変換する。この中間周波信号はバンドパスフィルタ17で選択して高速フーリエ変換器18で時間領域から周波数領域に変換して、それぞれの変調波信号を4値変調ベクトル復号化器19から2m値変調ベクトル復号化器20までに順次供給する。この4値変調ベクトル復号化器19から2m値変調ベクトル復号化器20は高速フーリエ変換器18で出力する搬送波の数ほど必要である。
【0035】これらの復調出力は、シンボル速度は同じでもビット速度が異なるので速度変換器21から22で同一速度に変換した後に、階層別の信号であるので、それぞれの誤り率を求めて階層別誤り率検出器23で誤りの少ない階層の信号を階層別符号選択器24で選択して、高能率復号化器25で復号して表示器26から情報を得る。
【0036】このように構成することで、第1の実施例で説明したようにチャンネル内で符号に応じた階層化ができるので、前記図16に示すようなデグラデーションが実現できる。
【0037】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例におけるディジタル伝送装置の送信機の構成を示すブロック図である。図3において、27…28は階層別K…K+a誤り訂正符号器、29…30はmビット/シンボル化器、31は搬送波配分器、32は2m値変調ベクトル生成器である。その他、前記図1と同じ構成要素には同じ番号を付し、その説明は省略する。
【0038】次に送信動作を説明すると、映像信号や音声信号Aなどは高能率階層化符号器1で圧縮される。この階層ごとの圧縮信号は階層に応じてK誤り訂正能力から順にK+a誤り訂正能力まで与えるように符号化する。このaは階層数に比例する値としておく。その階層に応じて誤り訂正能力を設定するのは、階層別K誤り訂正符号器27から階層別K+a誤り訂正符号器28になる。これらの出力信号をmビット/シンボル化器29,30でいずれも同じシンボル速度になるように設定する。この後に階層情報発生器12の階層情報信号で、誤り訂正能力の順に占有帯域の中心周波数から周波数の上下に搬送波配分器31で配置していく。配置されたこれらの信号は2m値変調ベクトル生成器32から高速逆フーリエ変換器7に入力され、周波数領域から時間領域に変換の後に、複素周波数発振器11と複素周波数変換器8によって実時間信号と虚時間信号を変換し、加算器9でベクトル合成してアンテナ10より変調信号を送信する。
【0039】この構成では第1の実施例で説明したように、誤り訂正能力によって図14,図15に示すようなチャンネル内で階層化ができるので、図16に示すようなデグラデーションが実現できる。
【0040】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例におけるディジタル伝送装置の受信機の構成を示すブロック図である。図4において、33は2m値変調ベクトル復号化器、34…35はK…K+a誤り訂正復号器、36…37は速度変換器である。その他、前記図2と同じ構成要素には同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0041】次に受信動作を説明すると、アンテナ13から入った信号は選局信号発生器16からの制御で、発振器15が所定の発振信号を周波数変換器14に供給して中間周波信号に変換する。この中間周波信号はバンドパスフィルタ17で選択して高速フーリエ変換器18で時間領域から周波数領域に変換して、それぞれの変調波信号を2m値変調ベクトル復号化器33に順次供給する。この2m値変調ベクトル復号化器33は高速フーリエ変換器18で出力する搬送波の数ほど必要である。
【0042】これらの復調出力は階層別に誤り訂正能力を差別化しているので、それぞれ階層別K誤り訂正復号器34から階層別K+a誤り訂正復号器35に供給して誤り訂正を行う。その後にビット速度を合わせるために速度変換器36から37を介して次段へ供給する。
【0043】このときに各階層の誤り率を求めて、階層別誤り率検出器23で誤りの少ない階層の信号を階層別符号選択器24で選択して、高能率復号化器25で復号して表示器26から情報を得る。
【0044】この構成では第1の実施例で説明したように、誤り訂正能力によって図14,図15に示すようなチャンネル内で階層化ができるので、図16に示すようなデグラデーションが実現できる。
【0045】(実施例5)図5は本発明の第5の実施例におけるディジタル伝送装置の受信機の構成を示すブロック図である。図5において、38は通過帯域幅可変器、39は帯域幅制御器、40…41は多値変調ベクトル復号化器、および42…43は速度変換器である。その他、前記図2と同じ構成要素には同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0046】次に受信動作を説明すると、アンテナ13から入った信号は選局信号発生器16からの制御で、発振器15が所定の発振信号を周波数変換器14に供給して中間周波信号に変換する。この中間周波信号はバンドパスフィルタ17で選択して、さらに通過帯域幅可変器38で占有帯域幅よりも狭くできるフィルタを通過する。その後に高速フーリエ変換器18で時間領域から周波数領域に変換して、それぞれの変調波信号を多値変調ベクトル復号化器40,41に順次供給する。この多値変調ベクトル復号化器40から41は高速フーリエ変換器18で出力する搬送波の数ほど必要である。
【0047】これらの復調出力は階層別に多値数を差別化しているので、ビット速度を合わせるために速度変換器42から43を介して次段へ供給する。このときに、各階層の誤り率を求めて、階層別誤り率検出器23で誤りの少ない階層の信号を階層別符号選択器24で選択して、高能率復号化器25で復号して表示器26から情報を得る。
【0048】さらに、このとき誤り率が常時悪い場合には、帯域幅制御器39を介して通過帯域幅可変器38で占有帯域幅よりも狭い通過帯域幅として復調時のC/Nを向上して総合の誤り率を向上する。
【0049】この構成では第1の実施例で説明したように階層ごとに多値数を変えることによって、図14,図15に示すようなチャンネル内で階層化ができるので、図16に示すようなデグラデーションが実現できる。
【0050】さらに誤り率の大きさによって帯域制限して誤り率の改善を図っている。
【0051】(実施例6)図6は本発明の第6の実施例におけるディジタル伝送装置の受信機の構成を示すブロック図である。図6において、44…45は多値変調ベクトル復号化器、46…47は階層別誤り訂正符号器、および48…49は速度変換器である。その他、前記図2および図5と同じ構成要素には同じ番号を付し、その説明を省略する。
【0052】次に受信動作を説明すると、アンテナ13から入った信号は選局信号発生器16からの制御で、発振器15が所定の発振信号を周波数変換器14に供給して中間周波信号に変換する。この中間周波信号はバンドパスフィルタ17で選択して、さらに通過帯域幅可変器38で占有帯域幅よりも狭くできるフィルタを通過する。その後に高速フーリエ変換器18で時間領域から周波数領域に変換して、それぞれの変調波信号を多値変調ベクトル復号化器44から45に順次供給する。この多値変調ベクトル復号化器44から45は、高速フーリエ変換器18で出力する搬送波の数ほど必要である。
【0053】これらの復調出力は階層別に誤り訂正能力を差別化しているので、それぞれ階層別誤り訂正符号器46から47に供給して誤り訂正を行う。その後にビット速度を合わせるために速度変換器48から49を介して次段へ供給する。
【0054】このときに各階層の誤り率を求めて、階層別誤り率検出器23で誤りの少ない階層の信号を階層別符号選択器24で選択して、高能率復号化器25で復号して表示器26から情報を得る。
【0055】さらに、このとき誤り率が常時悪い場合には、帯域幅制御器39を介して通過帯域幅可変器38で占有帯域幅よりも狭い通過帯域幅として、復調時のC/Nを向上して総合の誤り率を向上する。
【0056】この構成では第1の実施例で説明したように、階層ごとに多値数を変えることによって図14,図15に示すようなチャンネル内で階層化ができるので、図16に示すようなデグラデーションが実現できる。
【0057】さらに誤り率の大きさによって帯域制限して誤り率の改善を図っている。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタル伝送装置は、信号の階層数と同じ数の多値数を持った変調波群と、階層数と同じ数の誤り訂正能力を持った変調波群を同じチャンネル内に持ったことでデグラデーション効果が発揮できる。また、移動体の送受信伝送も受信不能を免れて情報伝達ができる効果がある。




 

 


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