米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 記録再生システムと記録装置と再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−161138
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−306388
出願日 平成5年(1993)12月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 茨木 晋 / 勝田 昇 / 中村 誠司 / 村上 弘規
要約 目的
本発明は、映像や音声などをデジタルデータの形で記録再生する記録再生システムに関するもので、スクランブル処理に関連する制御信号を記録再生することが可能な記録再生システムを構成することをその目的とする。

構成
スクランブル処理に関連する制御信号を、PC0にある識別コードによりその内容が識別されたパケットにして構成し、補助データとして記録し、再生する。
特許請求の範囲
【請求項1】主データおよび補助データを記録および再生するシステムであり、前記補助データは複数のパケットから構成されており、前記パケットはパックデータとパックデータの内容を識別する識別コードからなり、前記パックデータがスクランブル関連情報からなるパケットが存在し、前記主データは前記スクランブル関連情報の制御の元でスクランブルされていることを特徴とする記録再生システム。
【請求項2】主データおよびスクランブル関連情報を入力し、前記主データを前記スクランブル関連情報を用いてスクランブル処理し、スクランブル主データとして出力するスクランブル装置と、前記スクランブル関連情報を入力し、その内容に対応する識別コードが付された複数のパケットからなる補助データを生成して出力するパック生成装置と、前記パック生成装置から出力された補助データと前記スクランブル装置から出力されたスクランブル主データを多重して記録データを生成する多重装置を有することを特徴とする記録装置。
【請求項3】請求項2記載の記録装置により生成された記録データを記録した記録媒体より再生された再生データを入力し、前記再生データをスクランブル主データおよび複数のパケットからなる補助データに分離する分離装置と、前記パケットをその識別コードによりその内容を識別してスクランブル関連情報を取り出して出力するパック処理装置と、前記分離装置から出力されるスクランブル主データと前記パック処理装置から出力される前記スクランブル関連情報を入力し、前記スクランブル関連情報を用いて前記主データをデスクランブル処理するデスクランブル装置を有し、前記デスクランブル処理は前記記録装置におけるスクランブル処理の逆変換であることを特徴とする再生装置。
【請求項4】スクランブル関連情報として、サブデータと、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報が存在し、補助データ中に1つのサブデータヘッダーパックと1つ以上のサブデータパックからなるサブデータパック群があり、前記サブデータパックは1つ以上で前記サブデータを構成するパケットで、前記サブデータヘッダーパックは、前記サブデータパック群中の前記サブデータパックの個数を示す個数情報と、前記サブデータタイプ情報を有するパケットであることを特徴とする請求項1記載の記録再生システム。
【請求項5】スクランブル関連情報として、サブデータと、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報が存在し、パック生成装置が、前記スクランブル関連情報中の前記サブデータから1つ以上のサブデータパックを生成し、前記サブデータタイプ情報と前記サブデータパックの個数を示す個数情報から1つのサブデータヘッダーパックを生成し、前記1つのサブデータヘッダーパックと1つ以上のサブデータパックをサブデータパック群とし、前記サブデータパック群中では、再生時にサブデータヘッダーパックが先に再生されるように並べ、前記サブデータパック群を補助データとして出力することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
【請求項6】入力する再生データが、請求項5記載の記録装置により記録媒体に記録された後で再生されたデータであり、パック処理装置が補助データからサブデータパック群を取り出す際に、前記サブデータパック群中の前記サブデータヘッダーパック中の個数情報により指示される個数のサブデータパックを取り出し、前記サブデータパックからサブデータを生成し、前記サブデータと前記サブデータヘッダーパック中のサブデータタイプ情報をスクランブル関連情報として出力することを特徴とする請求項3記載の再生装置。
【請求項7】サブデータパックのパックデータがデータ部と冗長部からなり、前記データ部に補助情報が含まれるような構成であり、サブデータヘッダーパックが、前記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ情報を有することを特徴とする請求項4記載の記録再生システム。
【請求項8】パック生成装置が、サブデータパックを生成する際に、補助データとして記録できるパケットの数と記録が必要な補助情報の量から、データ部と冗長部からなるサブデータの構成を決定し、補助情報をデータ部に、データ部から算出した情報を冗長部に含む構成のサブデータパックを生成し、サブデータヘッダーパックに前記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ情報を含めることを特徴とする請求項5記載の記録装置。
【請求項9】入力とする再生データは、請求項8記載の記録装置により記録媒体に記録された後で、再生されたデータであり、パック処理装置がサブデータヘッダーパック中のサブデータパックの構成を示すパケットタイプ情報により、サブデータパックのデータ部と冗長部を分離し、前記冗長部を用いて前記データ部の誤りを訂正し、誤り訂正後の前記データ部から補助情報を生成することを特徴とする請求項6記載の再生装置。
【請求項10】スクランブル関連情報からなるパケットとして、順方向パケットと逆方向パケットがあり、前記順方向パケットは、通常再生時に自身よりも後で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報からなり、前記逆方向パケットは、通常再生時に自身よりも前で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報とからなることを特徴とする請求項1記載の記録再生システム。
【請求項11】パック生成装置が、順方向パケットと逆方向パケットを生成し、前記順方向パケットは、通常再生時に自身よりも後で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報から生成し、前記逆方向パケットは、通常再生時に自身よりも前で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報とから生成することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
【請求項12】入力される再生データを、請求項11記載の記録装置により生成された記録データを記録した記録媒体より再生されたデータとし、パック処理装置が、通常再生時には順方向パケットを用いて処理を行い、逆方向再生時には逆方向パケットを用いて処理を行うことを特徴とする請求項3記載の再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクランブルされたデジタル映像データやデジタル音声データなどを記録再生する記録再生システムと記録装置と再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像や音声などを秘匿のためのスクランブルを行って、記録再生する記録再生システムは、特開昭62−89275号公報、特開平5−48996号公報などに示されている。
【0003】図9はこの従来の記録再生システムのブロック図を示すものであり、91は記録装置、92は記録媒体、93は再生装置であり、記録装置91において911はスクランブル装置、912は多重装置、913は制御信号入力装置、914は制御信号処理装置であり、再生装置93において、931はデスクランブル装置、932は分離装置、933は制御信号復元装置である。図9を用いて、従来の記録再生システムの動作を以下に説明する。
【0004】従来例の記録再生システムにおいては、記録時には記録装置91が入力メインデータを処理して記録媒体92に記録するための記録データを生成する動作を行い、記録データが記録媒体92に記録される。また、再生時には記録媒体92に記録されている記録データが再生データとして再生され、再生装置93が再生された再生データを処理して出力メインデータとする再生動作を行う。以下に、記録装置91および再生装置93における動作をさらに詳しく説明する。
【0005】記録装置91においては、まず、制御信号入力装置913が、スクランブル処理に関する入力情報を入力とし、入力情報を元にしてスクランブル処理の制御を行うための制御信号を出力する。次に、制御信号処理装置914は、制御信号を入力とし、制御信号の中で秘密にされる必要のある部分に対して暗号化を行い、伝送制御信号を生成して出力する。このとき、暗号化はブロック暗号によって行われ、ブロック暗号の暗号化ブロックの大きさは8バイトである。
【0006】また、スクランブル装置911が制御信号入力装置913より出力された制御信号の制御により、入力メインデータをスクランブルする。次に多重装置912が、スクランブル装置911より出力されたスクランブルメインデータに、制御信号処理装置914より出力される伝送制御信号を付加し、記録データとして出力する。
【0007】また再生装置93においては、まず分離装置932が再生データを入力とし、再生データをスクランブルメインデータと伝送制御信号に分離する。次に、制御信号復元装置933は伝送制御信号を入力とし、伝送制御信号の中で暗号化されている部分に対して、暗号化の逆変換である復号化を行い制御信号を生成する。この時、制御信号復元装置933における処理は、制御信号処理装置913における処理の逆変換である。最後に、デスクランブル装置931が、制御信号復元装置933より出力される制御信号の制御により、スクランブルメインデータをデスクランブルする。この時、デスクランブル装置931における処理は、メインデータの処理に関して、スクランブル装置911における処理の逆変換である。
【0008】この従来の記録再生システムでは、スクランブル装置911の処理は、スクランブルフレームごとに行われる。すなわち、制御装置入力装置913はスクランブルフレームごとに制御信号を出力し、スクランブル装置911はスクランブルフレームの先頭で、新しい制御信号による処理を開始する。このため、制御信号入力装置913は、制御信号を、対応するスクランブルフレームより前に生成する。さらに、多重装置912は、伝送制御信号を、対応するスクランブルフレームのスクランブルメインデータより前に多重する。
【0009】また、制御信号処理装置914においては、スクランブル処理制御信号および乱数の種からなる制御信号の中で、乱数の種の部分のみを暗号化して出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のような従来の構成では、デスクランブル装置931の制御に用いるための伝送制御信号を、多重回路912において多重する方法が詳しく規定されていなかった。また、スクランブル装置911におけるスクランブルの処理の方法が異なれば、処理の制御のために必要な制御信号の種類や量が異なるので、ある方法に対して決められた多重方法があったとしても、他の方法には適用できるとは限らなかった。このため、実際に従来例の記録再生装置を構成しようとした場合には、新しい構成の記録再生システムを設計するたびに、制御信号の多重の方法を考えなければならないという課題があった。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、スクランブル処理に関する情報の多重が可能で、複数のスクランブル方式に対して適用が可能であるような拡張性の高い記録再生システムと記録装置と再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、第1の発明は、主データおよび補助データを記録および再生するシステムであり、前記補助データは複数のパケットから構成されており、前記パケットはパックデータとパックデータの内容を識別する識別コードからなり、前記パックデータがスクランブル関連情報からなるパケットが存在し、前記主データは前記スクランブル関連情報の制御の元でスクランブルされていることを特徴とする記録再生システムである。
【0013】第2の発明は、主データおよびスクランブル関連情報を入力し、前記主データを前記スクランブル関連情報を用いてスクランブル処理し、スクランブル主データとして出力するスクランブル装置と、前記スクランブル関連情報を入力し、その内容に対応する識別コードが付された複数のパケットからなる補助データを生成して出力するパック生成装置と、前記パック生成装置から出力された補助データと前記スクランブル装置から出力されたスクランブル主データを多重して記録データを生成する多重装置を有することを特徴とする記録装置である。
【0014】第3の発明は、第2の発明の記録装置により生成された記録データを記録した記録媒体より再生された再生データを入力し、前記再生データをスクランブル主データおよび複数のパケットからなる補助データに分離する分離装置と、前記パケットをその識別コードによりその内容を識別してスクランブル関連情報を取り出して出力するパック処理装置と、前記分離装置から出力されるスクランブル主データと前記パック処理装置から出力される前記スクランブル関連情報を入力し、前記スクランブル関連情報を用いて前記主データをデスクランブル処理するデスクランブル装置を有し、前記デスクランブル処理は前記記録装置におけるスクランブル処理の逆変換であることを特徴とする再生装置である。
【0015】第4の発明は、スクランブル関連情報として、サブデータと、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報が存在し、補助データ中に1つのサブデータヘッダーパックと1つ以上のサブデータパックからなるサブデータパック群があり、前記サブデータパックは1つ以上で前記サブデータを構成するパケットで、前記サブデータヘッダーパックは、前記サブデータパック群中の前記サブデータパックの個数を示す個数情報と、前記サブデータタイプ情報を有するパケットであることを特徴とする第1の発明の記録再生システムである。
【0016】第5の発明は、第2の発明においてスクランブル関連情報として、サブデータと、前記サブデータの内容を示すサブデータタイプ情報が存在し、パック生成装置が、前記スクランブル関連情報中の前記サブデータから1つ以上のサブデータパックを生成し、前記サブデータタイプ情報と前記サブデータパックの個数を示す個数情報から1つのサブデータヘッダーパックを生成し、前記1つのサブデータヘッダーパックと1つ以上のサブデータパックをサブデータパック群とし、前記サブデータパック群中では、再生時にサブデータヘッダーパックが先に再生されるように並べ、前記サブデータパック群を補助データとして出力することを特徴とする記録装置である。
【0017】第6の発明は、第3の発明において入力する再生データが、第5の発明の記録装置により記録媒体に記録された後で再生されたデータであり、パック処理装置が補助データからサブデータパック群を取り出す際に、前記サブデータパック群中の前記サブデータヘッダーパック中の個数情報により指示される個数のサブデータパックを取り出し、前記サブデータパックからサブデータを生成し、前記サブデータと前記サブデータヘッダーパック中のサブデータタイプ情報をスクランブル関連情報として出力することを特徴とする再生装置である。
【0018】第7の発明は、第4の発明においてサブデータパックのパックデータがデータ部と冗長部からなり、前記データ部に補助情報が含まれるような構成であり、サブデータヘッダーパックが、前記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ情報を有することを特徴とする記録再生システムである。
【0019】第8の発明は、第5の発明においてパック生成装置が、サブデータパックを生成する際に、補助データとして記録できるパケットの数と記録が必要な補助情報の量から、データ部と冗長部からなるサブデータの構成を決定し、補助情報をデータ部に、データ部から算出した情報を冗長部に含む構成のサブデータパックを生成し、サブデータヘッダーパックに前記サブデータパックのデータ部と冗長部の構成を指示するパケットタイプ情報を含めることを特徴とする記録装置である。
【0020】第9の発明は、第6の発明において入力とする再生データは、第8の発明の記録装置により記録媒体に記録された後で再生されたデータであり、パック処理装置がサブデータヘッダーパック中のサブデータパックの構成を指示するパケットタイプ情報により、サブデータパックのデータ部と冗長部を分離し、前記冗長部を用いて前記データ部の誤りを訂正し、誤り訂正後の前記データ部から補助情報を生成することを特徴とする再生装置である。
【0021】第10の発明は、第1の発明においてスクランブル関連情報からなるパケットとして、順方向パケットと逆方向パケットがあり、前記順方向パケットは、通常再生時に自身よりも後で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報からなり、前記逆方向パケットは、通常再生時に前記自身よりも前で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報とからなることを特徴とする記録再生システムである。
【0022】第11の発明は、第2の発明においてパック生成装置が、順方向パケットと逆方向パケットを生成し、、前記順方向パケットは、通常再生時に自身よりも後で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報から生成し、前記逆方向パケットは、通常再生時に自身よりも前で再生される主データのスクランブルに用いられるスクランブル関連情報とから生成することを特徴とする記録装置である。
【0023】第12の発明は、第3の発明において入力される再生データを、第11の発明の記録装置により生成された記録データを記録した記録媒体より再生されたデータとし、パック処理装置が、通常再生時には順方向パケットを用いて処理を行い、逆方向再生時には逆方向パケットを用いて処理を行うことを特徴とする再生装置である。
【0024】
【作用】第1の発明は前記した構成により、主データをスクランブルするのに用いたスクランブル関連情報を、識別コードを付したパケットにし、補助データとして記録および再生するので、スクランブル関連情報の記録ができる。さらに、識別コードによりその内容が識別されるパケットにより記録されるので、補助データとしてスクランブル関連情報以外の情報と混在することができる。さらに、識別コードによりパケットの内容を区別することができるので、その内容はシステムによって決定でき、新しいシステムへの展開や、複数のシステムの混在が容易にできる。また、パケット化しているので、補助データ領域を効率的に使用できる。
【0025】また、第2の発明は前記した構成により、スクランブル装置がスクランブル関連情報を用いて主データをスクランブルし、パケット生成装置がスクランブル処理に関連する情報をパケット化して補助データを生成する。
【0026】また、第3の発明は前記した構成により、パケット処理装置が複数のパケットからなる補助データからスクランブル関連情報を取り出し、デスクランブル装置がそのスクランブル関連情報を用いて主データをデスクランブルする。
【0027】また、第4の発明は前記した構成により、複数のサブデータパックを用いてサブデータを構成するので、記録再生システムの補助データのパケットのサイズよりも大きなサブデータを記録再生することができる。また、サブデータヘッダーパックの個数情報により、サブデータパックの個数を示すので、複数の大きさのサブデータを混在させて記録再生する事ができる。また、サブデータヘッダーパックのサブデータタイプ情報により、サブデータパックとして記録再生するサブデータの内容を識別できるので、複数の種類のサブデータを混在させて記録再生できる。
【0028】また、第5の発明は前記した構成により、パック生成装置がサブデータとサブデータタイプ情報から、1個以上のサブデータパックと1個のサブデータヘッダーパックを生成する。
【0029】また、第6の発明は前記した構成により、パック処理装置が、補助データ中のサブデータヘッダーパックとサブデータパックからサブデータとサブデータヘッダーパックを生成する。
【0030】また、第7の発明は前記した構成により、サブデータパックに冗長を持たせることができるので、これを誤り訂正に用いることにより、サブデータパックの内容であるサブデータの信頼性を高めることができる。また、サブデータヘッダーパックのパックタイプ情報により、サブデータパックの冗長の度合いを制御できるので、誤り訂正能力と伝送情報量を用途に応じて調整可能となる。
【0031】また、第8の発明は前記した構成により、パック生成装置がサブデータパックに冗長を持たせ、サブデータパックのデータ部から算出したデータを冗長とし、また冗長の量は記録できる容量と記録するデータ量から決定する。
【0032】また、第9の発明は前記した構成により、パック処理装置がサブデータパックの冗長部を用いて、データ部の誤り検出を行う。
【0033】また、第10の発明は前記した構成により、通常再生時に、自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットが補助データに存在するので、逆方向再生時にもスクランブルされた主データのデスクランブルを実現できる。
【0034】また、第11の発明は前記した構成により、自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットを補助データとして記録する。
【0035】また、第12の発明は前記した構成により、通常再生時には自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処理を行い、逆方向再生時には自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処理を行う。
【0036】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、第1の実施例の記録再生システムにおける記録データおよび再生データの構成について説明する。
【0037】第1の実施例の記録再生システムにおける記録データおよび再生データの構成の概略図を図3に示す。図3において、31はメインデータ領域、32は補助データ領域、33はフレーム区間を示す。図3に示すように、記録データは、音声や映像などのメインデータを記録するメインデータ領域31と、複数個のパックを記録する補助データ領域32から構成される。また、記録データおよび再生データはフレーム区間33に分割され、各フレーム区間33にメインデータ領域31および補助データ領域32が存在する。
【0038】前記のように補助データ領域32に多重されるパックは、記録時間の情報や、記録されているメインデータの中身に関する情報や、再生動作を制御するための情報や、スクランブル処理に関する情報などを含んでいる。図4は第1の実施例の記録再生システムにおけるパックの構成を示しており、41は識別コード、42はパックデータを示している。図4に示したように、補助データは1バイトの識別コード41と4バイトのパックデータ42から構成されており、識別コード41がパックデータ42の内容を示している。また、図4において、PC0〜PC4はそれぞれパック中の1バイトのブロックの位置を表しており、B0〜B7はそれぞれ1バイトのブロック中のビットの位置を表している。
【0039】次に、第1の実施例の記録再生システムの動作を説明する。図2は第1の実施例の記録再生システムの構成を示すブロック図である。図2において、21は記録装置、22は記録媒体、23は再生装置である。また、記録装置21において、211はスクランブル装置、212は多重装置、213は制御信号入力装置、214は制御信号処理装置、215はパック生成装置であり、再生装置23において、231はデスクランブル装置、232は分離装置、233は制御信号復元装置、234はパック処理装置である。以下図2を用いて第1の実施例の記録再生システムの動作を説明する。
【0040】図2に示した第1の実施例の記録再生システムにおいて、記録媒体22、制御信号入力装置213、制御信号処理装置214、制御信号復元装置233の処理については、従来例の記録再生システムと同じであるので、ここではその他の装置の動作についてのみ説明する。ただし、スクランブルフレームは、図3に示したフレーム区間33であるものとする。また、入力メインデータは、右側音声データおよび左側音声データの2チャンネルからなる音声データである。
【0041】記録装置21において、パック生成装置215は制御信号処理装置214から出力された伝送制御信号を入力し、伝送制御信号を元にして、図4に示したような構成のパックを生成して出力する。また、多重装置212は、パック生成装置215から出力されたパックと、スクランブル装置211から出力されたスクランブルメインデータを入力し、図3に示したようにスクランブルメインデータをメインデータ領域31に、スクランブル関連パックを補助データ領域32に配置して記録データを生成する。また、パックのさらに詳しい構成、パック生成装置の詳しい動作については後に詳しく説明を加える。
【0042】また、再生装置23において、分離装置232が、再生データをスクランブルメインデータとパックに分離する。ここで、分離装置232の処理は、多重装置212の処理の逆変換である。また、パック処理装置234は、分離装置から出力されたパックを入力とし、パックを処理して伝送制御信号を生成する。ここで、パック処理装置234の処理は、パック生成装置215の処理の逆変換である。
【0043】次に、第1の実施例の記録再生システムにおけるスクランブル装置211の動作について説明する。図5はスクランブル装置211の構成を示すブロック図であり、51は反転装置、52は乱数加算装置、53は乱数発生装置である。
【0044】スクランブル装置211においては、右側チャンネルと左側チャンネルの2つのデータからなり、16ビットを1ワードとする音声データからなる入力メインデータと、制御信号入力装置213から出力されるスクランブルフラグと反転フラグと加算フラグとゲート信号とチャンネルフラグと乱数の種からなる制御信号を入力する。
【0045】まず、乱数発生装置53は乱数の種を入力し、乱数の種を初期値として第1乱数と第2乱数を発生する。この時、第1乱数は入力メインデータの1ワードに対して1ビット発生され、第2乱数は入力メインデータの1ワードに対して16ビット発生される。次に、反転装置51はスクランブルフラグと反転フラグとチャンネルフラグと入力メインデータと乱数発生器53から出力された第1乱数を入力とし、スクランブルフラグと反転フラグの両方がオンのときに、チャンネルフラグがオンのデータに対して処理を行い、それ以外の場合には、入力メインデータをそのまま出力する。この反転装置51における処理は、入力メインデータ中の第1乱数が1であるワードに対してレベル反転を行う処理である。
【0046】次に、乱数加算装置52はスクランブルフラグとチャンネルフラグと加算フラグとゲート信号と、反転装置51から出力されるメインデータと、乱数発生装置53から出力される第2乱数を入力とし、スクランブルフラグと加算フラグが両方ともオンのときに、チャンネルフラグがオンのデータに対して処理を行い、その他の場合は入力したメインデータをそのまま出力する。乱数加算装置52における処理は、入力メインデータの各ワードに対して、第2乱数の上位8ビットにゲート信号でゲートをかけた結果の信号をビットごとの排他的論理和を行う処理である。
【0047】また、第1の実施例の記録再生システムにおける制御信号処理装置214は、スクランブルフラグと反転フラグと加算フラグとゲート信号とチャンネルフラグと乱数の種からなる制御信号を入力し、乱数の種に暗号化を行い、スクランブルフラグと反転フラグとゲート信号とチャンネルフラグと、暗号化された乱数の種からなる伝送制御信号を出力する。
【0048】また、第1の実施例の記録再生システムにおけるデスクランブル装置231は、メインデータの処理に関してスクランブル装置211の逆変換を行うので、図5に示したスクランブル装置211と同様の構成により実現できる。
【0049】次に、第1の実施例の記録再生システムにおけるパックの構成について詳しく説明する。図1は第1の実施例の記録再生システムにおけるパックの構成を示しており、図1(a)はスクランブル制御パックを、図1(b)はサブデータヘッダーパックを、図1(c)はサブデータパックを示している。
【0050】ここで、スクランブル制御パックはスクランブル装置211およびデスクランブル装置231の処理を制御する制御情報からなるパックであり、サブデータヘッダーパックはサブデータに関する情報からなるパックであり、サブデータパックはスクランブルの処理に用いる補助データであるサブデータからなるパックである。以下にこれら3つのスクランブル関連パックについて詳しく説明する。
【0051】まず、図1(a)に示したスクランブル制御パックについて詳しく説明する。スクランブル制御パックの識別コードは、図1(a)に示したように「01111010」である。また、スクランブル制御パックのパックデータはスクランブル装置211およびデスクランブル装置231で用いられる制御信号の一部から構成されており、図1(a)に示したように、SF、ST、SCの3つのコードから構成される。以下に、各コードについて説明する。
【0052】SFはスクランブルフラグであり、メインデータに対してスクランブル処理を行うか行わないかを表す情報である。このSFが「0」の時はスクランブル処理を行わないことを意味し、SFが「1」の時はスクランブル処理を行うことを意味する。
【0053】また、STはスクランブルタイプであり、用いるスクランブル処理の方式を示す情報である。このSTが「0000000」から「1111110」の時は、それぞれ異なるスクランブル方式を表しており、STが「1111111」の時は、スクランブル装置およびデスクランブル装置におけるデフォルトのスクランブル方式を表している。ここで、図5に示したスクランブル装置によるスクランブル方式に対しては、STが「1000000」である。
【0054】また、SCはスクランブル処理の制御を行うための情報であり、異なるSTに対しては異なるSCが対応し、スクランブル方式ごとに自由に設定する。ここで、STが「1000000」の時のSCの構成を図6に示す。以下に、図6に示した構成のSCについて説明する。
【0055】図6に示したように、STが「1000000」の時のSCは、スクランブル用チャンネルコードSCCH、乱数発生器番号PG、スクランブルフラグSF1〜SF8、ゲート信号GATEから構成されている。ここで、SCCHは、図5のチャンネルフラグに対応するコードであり、B7の位置のビットが右チャンネルに対するチャンネルフラグであり、B5の位置のビットが左チャンネルに対するチャンネルフラグであり、それぞれ「1」のときにオンとなる。また、PGは図5の乱数発生装置53において、使用する乱数発生器を複数個の中から選択できる場合に、その使用する乱数発生器の番号を示すコードであり、「0000」がスクランブル装置のデフォルトの乱数発生器に対応する。
【0056】また、SF1〜SF8はそれぞれが、異なる処理に対応し、その処理をおこなうかどうかのフラグを示す。ここでは、SF1が図5の加算フラグに、SF2が図5の反転フラグに対応する。その他のSF3〜SF8は、将来の拡張に対して用意されているフラグである。また、GATEは図5のゲート信号に対応する8ビットのコードである。
【0057】次に、図1(b)に示したサブデータヘッダーパックと図1(c)に示したサブデータパックの関係について説明する。第1の実施例の記録再生システムにおいては、1つのサブデータを構成する複数のサブデータパックと1つのサブデータヘッダーパックが組になって存在する。以下の説明のために、これらの1組のサブデータヘッダーパックとサブデータパックとをサブデータパック群と定義する。
【0058】第1の実施例の記録再生システムのサブデータヘッダーパックは、同じサブデータパック群の中のサブデータパックに対する処理の制御のために用いられ、必ずサブデータパック群の先頭に存在し、サブデータパック群の中で時間的にもっとも早く記録され、時間的に最も早く再生される。また、サブデータパック群の中に何個のサブデータパックが存在するかは、サブデータヘッダーパックの指示によって決められる。また、サブデータパック群の各パックは補助データ領域に連続して記録される必要はないが、1つのサブデータパック群のパックが補助データ領域に記録され終わるまでは、異なるサブデータパック群のパックが記録されることはない。
【0059】次に図1(b)に示したサブデータヘッダーパックについて詳しく説明する。図1(b)に示したように、サブデータヘッダーパックの識別コードは「01101011」である。またパックデータは、EF、PT,DB、SDT、CA、CH、KNの7つのコードから構成されており、その後に続くサブデータパックの処理の制御のために用いられる。以下に、各コードについて説明する。
【0060】EFは暗号化フラグを表し、制御信号処理装置214においてサブデータに対して暗号化処理を行うか行わないかを表す情報である。このEFが「0」の時はサブデータに対して暗号化を行わず、EFが「1」の時はサブデータに対して暗号化を行うことを意味する。
【0061】またPTはパケットタイプを表し、サブデータパックのSSDの構成を示す。PTが「00」であればSSDは構成1であり、PTが「01」であればSSDは構成2であり、PTが「10」であればSSDは構成3である。ここで、SSDおよび構成1、構成2、構成3については、後に図1(c)に示したサブデータパックの説明において説明する。
【0062】また、DBはデータバイトを表し、サブデータが何バイトの大きさをブロックとして暗号化されているかを示す情報を示している。ここでは、DBが「01」で固定であり、ブロックの大きさが8バイトであることを示している。
【0063】また、SDTはサブデータタイプを表し、サブデータの内容を示す情報である。このSDTが「00******」のときは、スクランブル装置211で用いるデータを示し、「01******」のときは、制御信号処理装置214で用いるデータを示す。ここで、「*」は「0」あるいは「1」のどちらかである。
【0064】また、サブデータの内容は、SDTが「00000000」のときには、次フレームのメインデータのスクランブルに用いる乱数の種であり、「00000001」の時は前のフレームのメインデータのスクランブルに用いた乱数の種であり、「00000010」の時は乱数発生器の番号であり、「**000011」の時は暗号化の鍵であり、「**000100」の時は暗号化の鍵の番号であり、「**000101」の時は暗号アルゴリズムの番号であり、「01000000」のときは、スクランブルを行った記録装置21のID番号であり、「01000001」のときは、スクランブルされたデータのデスクランブルを許可するデータである認証データである。
【0065】また、CAは暗号アルゴリズム番号を表し、制御信号処理装置214においてサブデータの暗号化を行うときに、用いる暗号アルゴリズムの番号を示す情報である。このCAが「0000」の時には、デフォルトの暗号アルゴリズムを使用する。
【0066】また、CHはチャンネルフラグを表し、サブデータがどのチャンネルに関する情報であるかを示す情報である。ここでチャンネルとは、メインデータが複数のデータから構成される場合の、各データのことであり、例えばメインデータが右側音声と左側音声から構成される音声データである場合に、右側音声および左側音声がそれぞれチャンネル1とチャンネル3になる。このCHは、B0のビットがチャンネル1に、B1のビットがチャンネル2に、B2のビットがチャンネル3に、B3のビットがチャンネル4にそれぞれ対応し、サブデータはCHのビットが「1」の位置のチャンネルに関する情報である。
【0067】また、KNは鍵番号を表し、サブデータの暗号化に用いられた鍵のおさめられているレジスタを示す情報である。このKNが「00000000」の時にはデフォルトの鍵を示す。
【0068】次に、図1(c)に示したサブデータパックについて以下に詳しく説明する。図1(c)に示したように、サブデータパックの識別コードは「01101100」であり、パックデータはSSDで構成されている。
【0069】このサブデータパックはサブデータにより生成される。このサブデータとは、スクランブル処理のために用いられる情報で、その内容により複数の種類のサブデータがある。このサブデータは、基本的には、秘密にされる必要があり、そのために暗号化される情報である。これには、例えば、乱数発生器51で用いられる乱数の種や、制御信号処理装置213の暗号化の鍵や、スクランブルを行った機器のID番号や、スクランブルされたデータのデスクランブルを許可するデータである認証データなどがある。また、スクランブル処理を制御するデータで、スクランブル制御パックに入りきらない情報をサブデータとする場合もある。
【0070】また、サブデータの大きさは、制御信号処理装置213で行われる暗号化の暗号化ブロックの大きさに等しく、したがってここでは8バイトである。また、基本的に、1つのサブデータは複数個のサブデータパックから構成される。
【0071】また、SSDはスクランブルサブデータを表し、含まれる実際のデータの量により、構成1、構成2、構成3の3つの構成が決められている。構成1のときには、PC1にはそのサブデータパックが1つのサブデータパックの組の中で何番目のパックかを示したシリアル番号が、PC2にはデータが、PC3およびPC4にはPC2のデータと同じデータが含まれる。したがって、構成1によれば、8個のサブデータパックにより1つのサブデータを構成することになる。
【0072】また、構成2のときには、PC1にはそのサブデータパックが1つのサブデータパックの組の中で何番目のパックかを示したシリアル番号が、PC2及びPC3にはデータが、PC4にはパリティ情報が含まれる。したがって、構成2によれば、4個のサブデータパックにより1つのサブデータを構成することになる。また、構成3のときには、PC1およびPC2およびPC3およびPC4にはデータが含まれる。したがって、2個のサブデータパックにより1つのサブデータを構成することになる。
【0073】以下にパック生成装置215の動作を詳しく説明する。パック生成装置215は、スクランブルフラグと反転フラグとゲート信号とチャンネルフラグと、暗号化された乱数の種からなる伝送制御信号を入力し、伝送制御信号を用いて図1に示したようなパックを生成して出力する。各パックの生成の動作を示す。
【0074】まず、スクランブル制御パックを生成する動作を示す。パック生成装置215は、まず、スクランブルフラグによりSFを設定する。次に、スクランブルを行っている場合には、スクランブルの方式の番号である「1000000」をSTに設定する。次に、スクランブルの方式ごとにSCを設定する。SCの設定において、チャンネルフラグをSCCHに、加算フラグをSF1に、反転フラグをSF2に、ゲート信号をGATEに設定する。また、PGについては「0000」を、SF3からSF8については任意の値を設定し、図6に示したSCを生成する。最後に、識別コード「01111010」を付して、図1(a)に示したスクランブル制御パックを生成する。
【0075】次に、乱数の種から、一つのサブデータパック群の、サブデータパックとサブデータヘッダーパックを生成する動作を示す。パック生成装置は、まず、サブデータパックの構成を決定する。このとき構成は、ある構成に固定しても良いし、パックを多重可能な補助データ領域の大きさと、多重が必要なパックの総量の大きさから構成を決定しても良い。この決められた構成により、PTを設定する。また、サブデータが暗号化されているかどうかにより、EFを設定する。また、DBを01に設定する。また、SDTを「00000000」に設定する。また、CHを乱数の種がどのチャンネルに対応しているかによって設定する。
【0076】次に、暗号化に用いられた暗号アルゴリズムの番号をCAに、鍵の番号をKNに設定するが、ここでは、CAにデフォルトの「0000」を設定し、KNにもデフォルトの「00000000」を設定する。また、乱数の種を分割し、上記のように決められた構成のSSDを構成する。最後に、識別コード「01111011」を付して、上記のように作られたEF、PT、DB、SDT、CA、CH、KNから図1(c)に示したサブデータヘッダーパックを生成する。また、識別コード「01111100」を付して、上記のように作られたSSDから図1(b)に示したサブデータパックを生成する。
【0077】以上に示したように、第1の実施例によれば、補助データの領域を用いてスクランブル処理に関する情報を伝送できる記録再生システムが構成できる。さらに、4バイトという小さいパックデータ単位で伝送するので、補助データの領域の使用効率が向上する。なぜならば、パックデータ単位での伝送でない場合には、最もサブデータのデータ量が多い場合を想定して領域を確保するが、本実施例のパック単位の伝送によれば、サブデータの伝送において少ないデータ量の時には少ない領域で、大きいデータ量の時は大きい領域を使用するので、補助データの領域を効果的に使用できる。
【0078】また、送りたい情報が、適応する記録再生システムのパックの大きさである4バイトよりも大きい場合にでも、複数のサブデータパックに分割し、サブデータヘッダーパックを付加することにより記録再生する事が可能である。
【0079】また、スクランブルコントロールSCは、スクランブルコードSTにより識別されており、スクランブルサブデータSDTはスクランブルデータタイプSDTにより識別されているので、異なるスクランブル方式を用いたいときや、異なるスクランブル処理に関連する情報を記録したいときには、異なるSTやSDTを設定する事によりそれを実現でき、セキュリティを高めるための拡張性を高めることができる。
【0080】また、サブデータパックの構成は、サブデータヘッダーパックのパケットタイプによって、3つの構成に分かれる。それぞれの構成において、データとパリティ情報とシリアル番号として用いる量が違うので、それぞれ用いるパックの量とパックの信頼性が異なる。これにより、誤り訂正能力と伝送情報量を用途に応じて調整できるので、録再メディアに応じた誤り対策が可能である。
【0081】なお、第1の実施例においては、パック生成装置22においてスクランブル処理に関する3つのパックである、スクランブル制御パックとサブデータパックとサブデータヘッダーパックのみを生成するような構成としているが、以上のパックに加えて、スクランブルに関連する情報以外の情報から構成されるパックを生成する構成としてもよい。これによれば、他の補助的な情報も記録再生できるという効果がある。
【0082】また、既存のデジタル音声記録再生システムであるDATや、デジタル映像記録再生システムにおいても、図3に示したような識別コードにより分類されるパックを用いて、記録時間の情報や、記録されているメインデータの中身に関する情報や、再生動作を制御するための情報などの補助データを伝送することが行われている。したがって、これらの既存のシステムへの導入においては、スクランブル処理に関連する情報のために識別コードを割り当てるだけで、スクランブルに関連する情報を伝送するための領域を確保でき、容易にスクランブル処理が導入可能な記録再生システムが構成でき、その実用的効果は大きい。
【0083】なお、第1の実施例において、パック生成装置215の動作に、SDTが「00000001」であるようなスクランブルサブデータと、次フレームのメインデータのスクランブルに用いた乱数の種からなるサブデータパックからなるサブデータパック群を生成して出力する機能を付加し、パック処理装置216の動作に、通常再生時には、SDTが「00000000」であるサブデータヘッダーパックのあるサブデータパック群のサブデータパックから乱数の種を生成し、逆方向再生時には、SDTが「00000001」であるサブデータヘッダーパックのあるサブデータパック群のサブデータパックから乱数の種を生成するような構成にすれば、通常の再生時のみでなく、逆方向の再生時にもデスクランブルが可能である。
【0084】なお、第1の実施例の記録再生システムにおいては、図2に示したような構成としているが、記録装置においてスクランブル処理を行い、そのスクランブル処理の制御に用いたコードを図1に示したようなパックにして補助データ領域に記録し、再生装置において補助データ領域に記録されているパックを用いて、デスクランブル処理を行うような構成であれば、任意の構成で良い。
【0085】尚、第1の実施例の記録再生システムの制御信号入力装置213においては、入力情報を入力し、制御信号を生成するような構成となっているが、制御信号の一部を固定的に発生するような構成にしても良い。これによれば、変化しない情報については入力する必要がないという効果が得られる。
【0086】また、第1の実施例のパック生成装置215においては、スクランブルフラグと反転フラグとゲート信号とチャンネルフラグと、暗号化された乱数の種からなる伝送制御信号を用いて、パックを生成するとしているが、入力する伝送制御信号に、さらにその他のスクランブル処理に関する制御信号を付加し、パックを生成する処理において、ある値に固定にしていたコードを付加された情報により設定するようにしたり、サブデータパックおよびサブデータヘッダーパックをさらに生成したりするようにしても良い。
【0087】この場合には、伝送制御信号に付加される情報に応じた処理が、他の装置にも付加される。例えば、制御信号処理装置214における暗号化処理に用いる鍵を暗号化した情報である暗号化された鍵を、伝送制御信号付加し、パック生成装置215では、この暗号化された鍵を記録するための、サブデータパックおよびサブデータヘッダーパックを生成するようにしても良い。これによれば、さらに多くのスクランブル処理に関する制御信号が記録可能である。
【0088】さらに、第1の実施例においては、DBを「01」に固定し、制御信号処理装置214における暗号化処理の暗号化ブロックの大きさは8バイトに固定しているが、暗号化ブロックの大きさを8バイト以外にし、DBにそれに対応するコードを割り当てるような構成にしても良いことは言うまでもない。これは、パック中の他のコードについても同様である。
【0089】また、第1の実施例においては、スクランブル関連パックを図1に示したような構成としているが、処理を固定化することにより、一部のコードを削減可能である。たとえば、サブデータのバイト数を8バイトに固定することにより、DBを削減しても良い。また、暗号アルゴリズムを固定にすることにより、CAを削減しても良い。これにより、さらに、処理を簡素化できるという効果が生じる。
【0090】さらに、第1の実施例においては、スクランブル関連パックを図1に示したような構成としているが、用いるスクランブル処理に適応した他の構成としても良く、同様の効果が得られる。
【0091】また、第1の実施例においては、パック生成装置214においてスクランブル制御パックを生成するような構成にしているが、システムの柔軟性を必要としない場合、スクランブル装置211とデスクランブル装置231の間でスクランブルに関する処理を固定化する事により、スクランブル制御パックを削減すれば、処理の簡素化および記録データの削減ができる。
【0092】さらに、第1の実施例においては、2つのチャンネルデータからなる音声データを入力メインデータとし、パックを図1に示したような構成にするとしているが、複数のチャンネルの無い映像データを入力メインデータとし、パックを図7に示したような構成にしても良いことは言うまでもない。
【0093】ここで、図7において、図7(a)は識別コードが「01101010」であるスクランブル制御パックを、図7(b)は識別コードが「01101011」であるサブデータヘッダーパックを、図7(c)は識別コードが「01101011」であるサブデータパックを表しており、識別コードが異なる点と、チャンネルコードCHが無い点を除いて、図1に示した構成のパックと同様の構成であるので、ここでは詳しい説明は省略する。この場合、チャンネルフラグCHに関する処理が不要となり、処理が簡素化できる。
【0094】なお、第1の実施例においては、パックを図1に示したような構成にしているが、記録再生システムが映像および音声を記録再生する場合には、映像用として図7に示したものを用い、音声用として図1に示したものを用いて、音声と映像の両方を処理するようにしても良い。これにより、映像と音声の両方を独立に処理可能な記録再生システムを構成できるという効果がある。
【0095】また、第1の実施例においては、スクランブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、STを「1000000」とし、SCを図6のような構成にするとしているが、スクランブル装置211の構成を入力メインデータをブロック暗号により暗号化する構成とし、STを「0000001」とし、SCを図8(a)に示すような構成にしても良い。このSCについて以下に説明する。
【0096】図8(a)に示したように、STが「0000001」のときのSCは、スクランブルモードSM、スクランブル用暗号アルゴリズム番号SCCA、スクランブル用鍵番号SCKNから構成されている。ここで、SMはその値によりメインデータのどの位置に暗号化を行うかを決定する情報である。また、SCCAはスクランブル処理に用いられる暗号化アルゴリズムの番号を示す情報である。また、SCKNは暗号化アルゴリズムで用いられる鍵の番号を示す情報である。
【0097】また、この場合に、第1の実施例の記録再生システムにおける他の装置についても以上の構成に対応する構成となる。これによれば、スクランブルに関連する制御信号の記録方法については全く変化させず、装置の構成についても少ない変更により、異なるスクランブル方式に対応できるという効果がある。さらに、STを異なるスクランブルシステムでは異なる値にしているので、同じ記録再生システムに異なるスクランブル方式が混在することが可能である。
【0098】なお、第1の実施例においては、スクランブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、STを「1000000」とし、SCを図6のような構成にするとしているが、スクランブル装置211の構成を入力メインデータを発生した乱数の指示によってデータの位置を入れ換えたり、レベルを反転したりする処理を行う構成とし、STを「0000010」とし、SCを図8(b)に示すような構成にしても良い。このSCについて以下に説明する。
【0099】図8(b)に示したように、STが「0000010」の時にはSCは、スクランブルフラグSF0からSF15、スクランブル用乱数発生器番号PGから構成される。ここで、SF0からSF15はそれぞれが異なるスクランブル処理に対応しており、ビットが1の場合その処理を行い、ビットが0の場合その処理は行わない。また、PGは乱数発生を行う乱数発生器の番号を示している。
【0100】また、この場合に、第1の実施例の記録再生システムにおける他の装置についても以上の構成に対応する構成となる。これによれば、同様の効果が得られる。
【0101】なお、第1の実施例においては、スクランブル装置211の構成を図5に示したような構成とし、STを「1000000」とし、SCを図6のような構成にするとしているが、スクランブル装置211の構成を任意のものにし、STおよびSCをそのスクランブル装置211に対応した構成としても良い。また、この場合に、第1の実施例の記録再生システムにおける他の装置についても以上の構成に対応する構成となる。これによれば、同様の効果が得られる。
【0102】なお、第1の実施例において、メインデータ31、補助データ32、およびフレームデータ33の関係を図3のように示しているが、各フレームデータ33にメインデータ31および補助データ32が含まれているような構成であれば、任意の構成にしても良く、同様の効果が得られる。
【0103】なお、第1の実施例において、補助データ32は図4に示したような1バイトの識別コード41および4バイトのパックデータ42からなるパックから構成されるとしているが、任意の大きさのパック、例えば1バイトの識別コードおよび7バイトのパックデータからなるパックから構成されるような構成でも良く、同様の効果が得られる。また、既存の記録再生システムに後からスクランブル処理を適用する場合には、既存の記録再生システムで用いられているパックと同じものを用いて、既存の記録再生システムで割り当てられていない識別コードをスクランブル処理に関連する情報のために割り当てれば良く、さらに既存の記録再生システムの機能を変更すること無く、容易にスクランブル処理が適用可能である。
【0104】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、主データをスクランブルするのに用いたスクランブル関連情報を、識別コードを付したパケットにし、補助データとして記録および再生することにより、スクランブル処理に関する情報の記録ができる。さらに、識別コードによりその内容が識別されるパケットにより記録されるので、補助データとしてスクランブル関連情報以外の情報と混在することができる。さらに、識別コードによりパケットの内容を区別することができるので、その内容はシステムによって決定でき、新しいシステムへの展開や、複数のシステムの混在が容易にできる。また、パケット化しているので、補助データ領域を効率的に使用することができる。以上のように、スクランブル関連情報の記録が可能であり、拡張性の高い記録再生システムを実現できる。
【0105】また、第2の発明によれば、スクランブル装置がスクランブル関連情報を用いて主データをスクランブルし、パケット生成装置がスクランブル処理に関連する情報をパケット化して補助データを生成するので、第1の発明の記録再生システムに用いる記録装置を実現できる。
【0106】また、第3の発明によれば、パケット処理装置が複数のパケットからなる補助データからスクランブル関連情報を取り出し、デスクランブル装置がそのスクランブル関連情報を用いて主データをデスクランブルするので、第1の発明の記録再生システムに用いる再生装置を実現できる。
【0107】また、第4の発明によれば、複数のサブデータパックを用いてサブデータを構成するので、記録再生システムの補助データのパケットのサイズよりも大きな、暗号の鍵や乱数の初期値などの情報であるサブデータを記録再生することができる。また、サブデータヘッダーパックの個数情報により、サブデータパックの個数を示すので、複数の大きさのサブデータを混在させて記録再生する事ができる。また、サブデータヘッダーパックのサブデータタイプ情報により、サブデータパックとして記録再生するサブデータの内容を識別できるので、複数の種類のサブデータを混在させて記録再生することが可能であり、セキュリティを高めるための拡張性を高めることができる。以上のように、複数の種類の任意の大きさのサブデータを記録再生可能な記録再生システムを構成することができる。
【0108】また、第5の発明によれば、パック生成装置がサブデータとサブデータタイプ情報から、1個以上のサブデータパックと1個のサブデータヘッダーパックを生成するので、第4の発明の記録再生システムに用いる記録装置を実現できる。
【0109】また、第6の発明によれば、パック処理装置が、補助データ中のサブデータヘッダーパックとサブデータパックからサブデータとサブデータヘッダーパックを生成するので、第5の発明の記録再生システムに用いる再生装置を実現できる。
【0110】また、第7の発明によれば、サブデータパックに冗長を持たせることができるので、これを誤り訂正に用いることにより、サブデータパックの内容であるサブデータの信頼性を高めることができる。また、サブデータヘッダーパックのパックタイプ情報により、サブデータパックの冗長の度合いを制御できるので、誤り訂正能力と伝送情報量を用途に応じて調整できる。以上のように、記録再生するサブデータに対して、録再メディアに応じた誤り対策を行うことができ、信頼性を高めることができる記録再生システムを実現できる。
【0111】また、第8の発明によれば、パック生成装置がサブデータパックに冗長を持たせ、サブデータパックのデータ部から算出したデータを冗長とし、また冗長の量は記録できる容量と記録するデータ量から決定するので、第7の発明の記録再生システムに用いる記録装置を実現できる。
【0112】また、第9の発明によれば、パック処理装置がサブデータパックの冗長部を用いて、データ部の誤り検出を行うので、第8の発明の記録再生システムに用いる再生装置を実現できる。
【0113】また、第10の発明によれば、通常再生時に、自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットが補助データに存在するので、逆方向再生時にもスクランブルされた主データのデスクランブルを行なう記録再生システムを実現できる。
【0114】また、第11の発明によれば、自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットと、自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を含むパケットを補助データとして記録するので、第10の発明の記録再生システムに用いる記録装置を実現できる。
【0115】また、第12の発明によれば、通常再生時には自分よりも後で再生される主データのスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処理を行い、逆方向再生時には自分よりも前で再生される主データのスクランブル関連情報を用いてデスクランブル処理を行うので、第10の発明の記録再生システムに用いる再生装置を実現できる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013