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発明の名称 光ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−161043
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−302626
出願日 平成5年(1993)12月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 向井 敏治
要約 目的
間欠記録再生によって、低消費電力を実現した光ディスク装置を提供する。

構成
システムコントローラ14は、半導体メモリ10の内容量がいっぱいの場合には待機モードの指示を出し、これと共にに電源部16に係合したスイッチ17を切り、モータ制御ループ、ヘッド制御回路4、変復調回路8および符号復号器9をオフする。これにより低消費電力を実現する。一方、半導体メモリ10の内容量が所定値より減少した場合あるいは所定の時間経過後外乱振動が発生した場合には、再び各構成要件の電源をオンし、これにより、ヘッド制御回路4がオンされ、録再ヘッド2がディスク1の変動に追従し、外乱振動を抑圧するために、外乱振動に対してより安定な再起動が可能となる。
特許請求の範囲
【請求項1】 光ディスクにデータを記録もしくは光ディスクよりデータを再生する記録再生手段におけるデータ転送速度aとデータを処理する処理手段におけるデータ転送速度bにおいてa>bなる関係があり、上記記録再生手段、処理手段、記憶手段を制御する制御手段により、データを時間的に連続して処理及び記録もしくは再生を行う装置を構成するに際し、上記処理手段は連続動作であっても、上記記録再生手段は動作を一時的に間欠動作させ、動作停止期間では上記記録再生手段への電圧、電流、制御信号及びシステムクロックの少なくとも1つの供給を停止させる第1の動作状態と、動作期間では停止させない第2の動作状態とを持ち、この2つの動作状態を上記制御手段が選択できる光ディスク装置であって、上記光ディスクの情報トラック上に追従する録再ヘッドと、この録再ヘッドに係合し、外部からの振動を検出する振動検出手段と、上記録再ヘッドから照射する光ビームと上記情報トラックの間の相対位置誤差を上記録再ヘッドの出力から検出し、上記録再ヘッドの位置を実質的に変化させて、上記録再ヘッドを上記光ディスクの変動に追従させる録再ヘッド制御手段と、上記第1の動作状態において時間を計測するタイマー手段とを備え、上記制御手段は、上記装置が上記第1の動作状態にあるとき、上記タイマー手段の出力と上記振動検出手段の出力に応じて、上記装置を上記第2の動作状態に戻すことを特徴とする光ディスク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに音楽信号や画像信号などの情報を記録および再生する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置は高密度記録が可能なメディアに大量のデータを記録しようとする傾向が著しい。この分野では、高密度記録の研究発表が、新聞等を賑わしている。しかしながら高密度記録は未だ研究段階であり、工業化という実用性の面ではデータ量を圧縮する方が容易であり、音声記録の面では近年の有効な圧縮アルゴリズムの開発も相俟って、種々の商品化がなされるようになってきた。ミニディスクがその最右翼である。このいわゆる「ミニディスク(以下、MDと略す)」は、非圧縮のいわゆる「コンパクトディスク」よりも小型軽量を特徴としており、従来のコンパクトディスクプレーヤよりも携帯容易となっている。
【0003】以下に、従来の光ディスク装置について説明する。図3はこの従来の光ディスク装置のブロック略図を示すものである。図3において、41は記録再生手段、42は記憶手段、43は処理手段、44は制御手段、45は電源部である。
【0004】以上のように構成された光ディスク装置について、以下その動作について説明する。
【0005】記録時においては、記録されるデータは処理手段43から記憶手段42へ書き込みがなされる。次に、記憶手段42より読み出されて、記録再生手段41を介して記録再生媒体に記録される。ここで、記憶手段42は、記録再生手段41と処理手段43との間の転送速度が異なり、これを変換する場合、およびデータの並べ替えなどの時間軸補正をする場合、およびデータを一時記憶しておくことにより、記録再生媒体からの再生データが振動等により一時的にデータが欠落した場合の予備として耐震性を向上させる場合に用いるものである。今述べた一連の動作は、制御手段44の制御のもとに行われ、電源部45からは本装置の各手段へ電源を供給する。一方、再生時は、上述と逆の動作で、データが記録再生媒体より再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従来の構成では、耐震性には優れているが、振動が発生しない使用状態においても絶えず耐震性確保のための電力を消費しており、特に携帯用機器とする場合、電源部として電池を内蔵させる必要があり、電池の長時間動作を保証できないという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、消費電力の低減と耐震性の向上の両方に対応し、電源を有効利用できる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、光ディスクにデータを記録もしくは光ディスクよりデータを再生する記録再生手段におけるデータ転送速度aとデータを処理する処理手段におけるデータ転送速度bにおいてa>bなる関係があり、上記記録再生手段、処理手段、記憶手段を制御する制御手段により、データを時間的に連続して処理及び記録もしくは再生を行う装置を構成するに際し、上記処理手段は連続動作であっても、上記記録再生手段は動作を一時的に間欠動作させ、動作停止期間では上記記録再生手段への電圧、電流、制御信号及びシステムクロックの少なくとも1つの供給を停止させる第1の動作状態と、動作期間では停止させない第2の動作状態とを持ち、この2つの動作状態を上記制御手段が選択できる光ディスク装置であって、光ディスクの情報トラック上に追従する録再ヘッドと、この録再ヘッドに係合し、外部からの振動を検出する振動検出手段と、上記録再ヘッドから照射する光ビームと上記情報トラックの間の相対位置誤差を上記録再ヘッドの出力から検出し、上記録再ヘッドの位置を実質的に変化させて、上記録再ヘッドを上記光ディスクの変動に追従させる録再ヘッド制御手段と、上記第1の動作状態において時間を計測するタイマー手段とを備え、上記制御手段は、上記装置が上記第1の動作状態にあるとき、このタイマー手段の出力と上記振動検出手段の出力に応じて、上記装置を上記第2の動作状態に戻すことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、記憶手段の容量を大きくすることにより、長時間動作が可能な低消費電力状態である第1の動作状態と、振動に対して強い高耐震状態である第2の動作状態の選択が可能となるものであり、さらにその両動作状態の利点をバランスよく得ることができるものである。また、外乱振動を検出して、予め装置の電源を入れることにより、より耐震性が向上できるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例における光ディスク装置のブロック図を示すものである。図1において、光ディスク1は録再可能であり、録再ヘッド2によって記録再生される。この録再動作は、ヘッドアンプ3によって直接的には制御される。なお、MDでは磁気ヘッド(図示せず)を有し、記録の際、レーザ光によって光ディスク1の基盤材料のキュリー点まで加熱し、この磁気ヘッドが発生する磁界を被記録信号により変調して記録している。
【0012】一方、ヘッドアンプ3は、録再ヘッド2と光ディスク1との焦点距離の誤差であるフォーカス誤差と、光ディスク1上に記録された情報トラック(図示せず)と録再ヘッド2の照射する光ビームの間の相対位置誤差であるトラッキング誤差を検出し、ヘッド制御回路4に送る。ヘッド制御回路4は、これらの誤差信号を比例・積分・微分演算し、録再ヘッド2に係合したフォーカス・アクチュエータおよびトラッキング・アクチュエータ(いずれも図示せず)に駆動電流を供給する。これによって録再ヘッド2に対する位置帰還ループを構成し、録再ヘッド2と光ディスク1の間の相対位置誤差を0になるように補正する制御を行う。
【0013】さて、ヘッドアンプ3からの出力は、モータ制御回路5に送られ、トラッキング誤差信号中に含まれるアドレス情報であるADIP(ADdress In Pregroove)信号を再生する。モータ制御回路5は、このADIP信号から同期信号を抽出し、この同期信号と所定の周波数(例えば水晶発振器出力)との周波数および位相誤差を検出し、比例・積分演算を行って、モータ操作信号Smcとして出力する。このモータ操作信号Smcは、モータ駆動回路6に送られ、電流に変換されて、モータ7に駆動トルクを与え、上記の周波数誤差および位相誤差が0になるように回転数を変化させる。これら光ディスク1、録再ヘッド2、ヘッドアンプ3、モータ制御回路5、モータ駆動回路6およびモータ7は、モータ制御ループを構成する。
【0014】さて、次に信号処理系の構成および動作の大略について説明する。まず、記録動作について概説する。
【0015】外部から入力された音声情報は、AD(Analog to Digital)変換器12で標本化および数値化され、圧縮伸長器11においてデータ圧縮され、半導体メモリ10に逐次的に蓄えられていく。この半導体メモリ10の内容は、メモリコントローラ13の指令に従って、符号復号器9によってACIRC(Advanced CrossInterleave Reed-solomon Code)符号化などの処理を施され、変復調器8に送られる。変復調器8では電気的に直流成分を含まないように、具体的には8−14変換をして、時間コードなどを付加してヘッドアンプ3に送る。ヘッドアンプ3は、この信号をもとに録再ヘッド2に係合する磁気ヘッド(図示せず)によって光ディスク1の情報トラック上に記録してゆく。
【0016】次に、再生動作について概説する。光ディスク1から読み出された信号はヘッドアンプ3を介して変復調器8に送られる。この変復調器8において前述の8−14変換を復調し、時間コードを分離し、符号復号器9に送る。この符号復号器9においてACIRCデコード等を行い、半導体メモリ10に入力する。この半導体メモリ10に蓄えられたデータは、圧縮されているために伸長しなければならない。この伸長のためには多量のデータを必要とし、また光ディスク1からの読みだしの転送レートは、出力の転送レートよりもかなり高いので(ミニディスクの場合、符号復号器9と半導体メモリ10間の転送レートは1.4メガビット/秒、半導体メモリ10と圧縮伸長器11間の転送レートは0.3メガビット/秒)、一旦半導体メモリ10の容量いっぱいまで記憶しなければならない。その後、半導体メモリ10が、所定のデータ量まで減るまで上記トラッキング制御ループを待機モードにし、データの読み込みを禁止する。この禁止時の動作については、後に詳解する。圧縮伸長器11はこの半導体メモリ10の内容を読みだし、伸長してDA(Digital to Analog)変換器12に送る。DA変換器12はこの数値データを電圧信号に変換して装置の外部へ出力する。
【0017】なお、本実施例は、その他の構成回路として、システムコントローラ14、入力部15、電源部16、スイッチ17、加速度センサ18、比較器19およびタイマ回路20を含んでいる。これらの働きに付いては、後に詳解する。
【0018】以上のように構成された本実施例の光ディスク装置について、以下その動作について、特に待機モードを含む間欠動作について詳説する。
【0019】前述のように大容量である半導体メモリ10を介して転送レートの変換を行うためには、間欠動作が不可欠となる。この間欠動作について図2を参照しながら説明する。
【0020】本発明の光ディスク装置では、光ディスク1から情報信号を読み取る追従モードと、装置の不要な構成要件をオフする待機モードの2つを設ける。この2つのモードは、システムコントローラ14の出力する電源on/off指令Soによって区別される。
【0021】待機モード時には電源部16に直結したスイッチ17を開き、トラッキング制御ループや変復調器8、符号復号器9の電源を切る。これとともに、タイマ回路20に電源on/off指令Soによってトリガをかける。
【0022】さて、単に電源を切っただけでは、トラッキング制御ループが外乱振動によって乱されて、好ましくない。特にトラッキング・アクチュエータが、振動に依って自由振動させられる場合には、再起動時にその振動が残っていると、再引き込みに無用の時間を要し、最悪の場合、半導体メモリ10が空になっても、トラッキング制御の引き込みがうまく行かないという問題がある。その問題解決のためには、本発明では待機モード中でも加速度センサ18を活かしておいて、所定値以上の外乱振動を比較器19によって検出する。このようにトラッキング制御ループを起動して制震してやることが早道である。
【0023】すなわち、加速度センサ18の出力である加速度検出信号Saが、所定の値を越えたことを比較器19によって検出し、システム・コントローラ14に振動検知信号Sadを送る。この振動検知信号Sadを受けると、システム・コントローラ14は、タイマ回路20を参照に行き、もしタイマ回路20の出力Stがローならば(すなわち待機モードに入って所定時間が過ぎていたならば)、オフにしていたスイッチ17を再度オンし、トラッキング制御ループに電源を供給する。これにより、トラッキング・アクチュエータは、外乱振動を抑圧する方向に力を発生し、不要な自由振動が発生するのを防止する。
【0024】以上のように本実施例によれば、外乱振動を検出する加速度センサ18を備え、これによって外乱振動時には電源をオンし、外乱振動による不要な自由振動を抑えることができる。
【0025】なお、この実施例において電源部16の出力をスイッチ17によって電源供給を切るものとしていたが、ディジタル回路であればシステムクロックを遮断しても同様の効果が得られる。また、電流源を停止したり、制御信号を遮断したりオン/オフしたりしても良い。
【0026】また、以上の実施例では、サーボ回路とともに変復調器8および符号復号器9も電源を入れることにしていたが、待機モード中はサーボ回路のみの電源を入れる構成としてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明は、光ディスクにデータを記録もしくは光ディスクよりデータを再生する記録再生手段におけるデータ転送速度aとデータを処理する処理手段におけるデータ転送速度bにおいてa>bなる関係があり、記録再生手段、処理手段、記憶手段を制御する制御手段により、データを時間的に連続して処理及び記録もしくは再生を行う装置を構成するに際し、処理手段は連続動作であっても、記録再生手段は動作を一時的に間欠動作させ、動作停止期間では記録再生手段への電圧、電流、制御信号及びシステムクロックの少なくとも1つの供給を停止させる第1の動作状態と、動作期間では停止させない第2の動作状態とを持ち、第1の動作状態にあるとき、タイマー手段の出力と振動検出手段の出力に応じて第2の動作状態に戻すことにより、装置の低消費電力化と待機モードからの再起動の高速化を実現することができる。




 

 


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