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磁気ヘッド - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 磁気ヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−161016
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−303695
出願日 平成5年(1993)12月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】森本 義弘
発明者 伊勢 敏光
要約 目的
偏磨耗の発生しない、安定した磨耗状態で使用可能な記録再生用の磁気ヘッドを提供する。

構成
磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2b周りに、媒体の走行方向に対し平行になるように、スペーサー28a〜28bを配置し、しかもそのスペーサー28a〜28bを磁気ヘッドコアギャップ近傍側へ突き出した形状として、柔らかいガラスの幅21を狭くした構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気ヘッドコアがその厚みに対しトラック幅に合わせてギャップ部近傍のみを狭めた磁気ヘッドであって、媒体の走行方向に対し平行になるように、磁気ヘッドコアと磁性体のシールドの間に非磁性体のスペーサーを配列し、さらに磁気ヘッドコアのギャップ部近傍にて、非磁性体のスペーサーがギャップ部方向に突き出してギャップ部近傍以外の磁気ヘッドコアの厚みラインよりも内側に位置したことを特徴とする磁気ヘッド。
【請求項2】 請求項1における非磁性材料のスペーサーをTi−Ca製のセラミック、Ti−Ba製のセラミックとし、前記非磁性材料のスペーサーの磁気ヘッドコアのギャップ部近傍に対応した箇所に0.01mm以上の段差を設けたことを特徴とする磁気ヘッド。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ装置に用いられる記録・再生用の磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ヘッドは記録、再生、消去の各機能があり、記録・再生用の磁気ヘッド(ライト・リードヘッド)については、1,2,4,9チャンネルなどを構成することにより、多チャンネルヘッドとして、磁気テープなどの磁気記録媒体への情報の記録および、あらかじめ記録された情報を読みだして再生を行う。磁性材料としては、金属磁性材料(たとえば、パーマロイ)、および非金属磁性材料(たとえば、フェライト)が用いられている。
【0003】以下に従来の記録・再生用磁気ヘッドについて説明する。図8は従来の2チャンネル用磁気ヘッドの全体斜視図で、図中1a,1bは記録用の磁気ヘッドコア、2a,2bは再生用の磁気ヘッドコア、3a,3bおよび4a,4bはガラスなどの非磁性材料製の記録ギャップおよび再生ギャップである。5a,5b,5cはフェライトなどの磁性材料製のサイドシールドブロック、6はフェライトなどの磁性材料製のセンターシールドブロックである。前記サイドシールドブロック5a,5b,5cは、各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bのギャップと垂直に配設されていて、各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bから発生する洩れ磁束、もしくは他の磁気ヘッドコアで発生した洩れ磁束が影響するのを防ぐ役割を果たし、センターシールドブロック6は、磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bのギャップと平行に配設されていて、洩れ磁束の影響を防ぐ役割を果たす。
【0004】ノンマグフェライトなどの非磁性材料製のスペーサー7a,7b,7c,7dは、記録用または再生用の磁気ヘッドコア1a,1bまたは2a,2bとサイドシールドブロック5a,5b,5cとの磁気的分離を確保する役割を果たす。アルミ合金製などのホルダー8は各構成部品を接着・固定させる台座となる。
【0005】図8におけるBB′ライン近傍に沿う拡大図を図9に示す。この図9に示すように、記録・再生用のコアチップ9では、その厚みに対し、記録用または、再生用のトラック幅の寸法を確保するためギャップ近傍において絞った形状になる、いわゆる“ノッジ”形状を採用している。ノッジ形状部分と記録・再生用のコアチップのすきまに該当する箇所21にはガラスを充填している。
【0006】以下上記の従来の磁気ヘッドの製造方法について説明する。まず記録・再生用コアチップを作製するため、所定のトラック幅寸法が得られるように図10(a)に示す形状加工を行った記録・再生用コアチップ用のギャップドバー26,27を各々作製し、図10(b)に示すように記録・再生用コアチップのトラック幅のセンターラインを一致させながら、非磁性材料製のセンタースペーサー10を介して接着する。この記録・再生用コアチップ用のギャップドバー26,27とセンタースペーサー10からなるバーは複数組の記録・再生用のコアチップを含んでいるため、図10(c)に示すように個別の記録再生用のコアチップ9となるように所定の寸法幅にて切断する。このときの切断幅は磁気効率を有利にするため、記録・再生用トラック幅よりも広く設定してある。次に図11(a)に示すように前述した各構成部品をエポキシ樹脂などで図11(b)に示すように接着する。従来例での磁気ヘッドは2チャンネルで、記録・再生ヘッドはいわゆる「互い違い」の構成となっているため、記録・再生用コアチップ9を2個使用し、しかもその端面を互いに逆方向にしているため、記録・再生コアチップ9を2個使用し、しかもその端面を逆方向に接着している。接着した後、図12(a)に示すように、前面を形状加工してコイル11を挿入し、バックバー12を接着する。そして、図12(b)に示すようにホルダー8に接着・固定した後、センターシールドブロック用に加工した溝26にセンターシールドブロック6を挿入する。
【0007】以上のように構成された磁気ヘッドについて、その動作を説明する。通常、磁気記録媒体である磁気テープへ記録用の磁気ヘッドコア1a,1bにて情報を書き込み、その直後に再生用の磁気ヘッドコア2a,2bにて情報を読み込み、その直後に再生用の磁気ヘッドコア2a,2bにて読み込まれた情報の正誤をチェックするリード・アフター・ライト方式が一般的に採用されている。また、他の磁気記録装置にてあらかじめ磁気テープへ記録された情報を再生用の磁気ヘッドコア2a,2bにて情報を読み込み、その直後に再生用の磁気ヘッドコア2a,2bにて読み込まれた情報の正誤をチェックする場合もあれば、逆に記録用の磁気ヘッドコア1a,1bにて情報を書き込んだ磁気テープを他の磁気記録装置の再生用の磁気ヘッドコアにて情報を読み込み、その直後に読み込まれた情報の正誤をチェックする場合もある。
【0008】具体的な例として、1/4”幅のカートリッジテープについては、QIC委員会においてドライブメーカー各社の互換性が取れるよう、あるいは下位互換が取れるように標準フォーマットが定められている。その標準フォーマットの一つの例であるQIC−1000仕様では、カートリッジテープの幅方向に30トラックに渡り、記録・再生が可能である。したがって、従来例の磁気ヘッドは2チャンネルヘッドであるため、カートリッジテープ1巻全部を記録・再生するためには、磁気ヘッドは、カートリッジテープの幅方向に15ステップ移動する必要がある。すなわち、磁気ヘッドは、カートリッジテープ上のトラック位置を変えながら、15往復することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成のものでは、図9が示すようにノッジ形状部分と記録・再生用のコアチップのすきまに該当する箇所21にはガラスを充填している。たとえばQIC−1000フォーマット対応する磁気ヘッドは、再生用トラック幅のセンター値は、89μmであり、従来例の磁気ヘッドでの記録・再生用コアチップ9の厚みは400μmである。したがって再生用磁気ヘッドのギャップ近傍のガラス幅は、155.5μmとなる。カートリッジテープを走行していると、次第に磨耗が発生するが、記録用の磁気ヘッドコア1a,1bや再生用の磁気ヘッドコア2a,2bに使用しているフェライト、または、それらの側面側に使用しているノンマグフェライトに比較して、ガラスは柔らかいため磨耗の進行具合が早い。したがって、ガラスの部分が偏磨耗を起こすことになり、偏磨耗が進むと最悪の場合、テープタッチ不良により、記録または、再生が充分できずデータエラーが発生するという問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、磨耗が進行してもテープタッチ不良によるデータエラーの発生を防止した記録・再生磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の磁気ヘッドは、磁気ヘッドコアがその厚みに対しトラック幅に合わせてギャップ部近傍を挟め、媒体の走行方向に対し平行となるように、磁気ヘッドコアと磁性体のシールドの間に非磁性体のスペーサーを配列し、さらに磁気ヘッドコアのギャップ部近傍にて、非磁性体のスペーサーがギャップ部方向に突き出してギャップ部近傍以外の磁気ヘッドコアの厚みよりも内側に位置する構成としたものである。
【0012】
【作用】この構成により、磁気テープ摺動面であるギャップ近傍のガラス幅は、70μm以下にすることが可能となるため、偏磨耗によるテープタッチ不良を防ぎ、磨耗による変化に対して安定した形状・特性が得られることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。本発明の一実施例を示す図1ないし図8では、従来例と同一部品に同一番号を付して説明を省略する。
【0014】図1において、17a,17b,18,19はフェライトなどの磁性材料製のシールドブロックである。20はセラミックなどの非磁性材料製のなるセンターブロックである。従来例では、センターブロック20の位置に磁性材料製のセンターブロック6を用いたが、本実施例では、非磁性材料製のセンターブロック20としている。各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bと各シールドブロック17a,17bの間には、スペーサー28a〜28hを挿入している。スペーサー28a〜28hは、磁気ヘッドコアの磁性材料であるフェライトよりもビッカース硬度の高いTi−Ca製のセラミック、またはTi−Ba製のセラミック非磁性材料から作製されており、各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bの側面に対して媒体である磁気テープ走行方向に平行な方向で2個ずつ配置し、各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bと各シールドブロック17a,17bとの磁気的な分離を確保する役割を果たしている。
【0015】図2は、図1のA部拡大図である。磁気ヘッドコア2aは、ギャップ4a近傍においてトラック幅寸法に対応して絞っているノッジ形状を採用しており、スペーサー28a〜28hはギャップ4a近傍において、再生用の磁気ヘッドコアの厚みをなすa−a′ラインもしくは、b−b′ラインよりも磁気ヘッドコア2aのギャップ4a側へ突き出した形状をしている。各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bと各シールドブロック17a,17b、さらに各スペーサ28a〜28h、そしてシールドブロック18,19とセンターブロック20のすきま(図1参照)はガラス21を充填している。したがって、各スペーサー28a〜28hと各磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bの間にはガラス21が介在し、そのガラス幅の寸法は、本実施例のうちQIC−1000用磁気ヘッド場合、記録用の磁気ヘッドコア1a,1b,2a,2bのトラック幅のセンター値は178μmであるので、記録用の磁気ヘッドコア1a,1bで、側面側のガラス幅は30μm以下、再生用の磁気ヘッドコア2a,2bのトラック幅のセンター値は89μmであるので、再生用の磁気ヘッドコア2a,2bで側面側のガラス幅は70μm以下の寸法に仕上がっている。
【0016】以下本実施例の磁気ヘッドの製造方法について説明する。図3(a)に示すように、フェライト素材を所定の形状に加工した磁気コア22,23の対向面にギャップを形成するための膜付けを行った後、図3(b)に示したギャップドバー25を形成する。
【0017】次に図3(c)に示す外形加工を行い、次に図3(d)に示すように、2段のステップ加工を行う。このステップ加工において、段付け高さαの上段側の端は、それぞれの磁気ヘッドコアのトラック幅を決めるように加工を行い、一方下段側はそれぞれの磁気ヘッドコアとも一定の寸法にて加工している。本実施例では、1つのギャップドバー25から、記録用磁気ヘッドコア1aと再生用の磁気ヘッドコア2aの一対のペアを二組作製した。本実施例は2チャンネル記録・再生用の磁気ヘッドであるので図3(e)示すように2つのトラック加工を行ったギャップドバーの一部を用いて同じトラックとなる記録用磁気ヘッドコアと再生用の磁気ヘッドコア(たとえば本実施例の2aと1b)のトラックセンターが一致するようにアライメントし(本実施例では6μm以内にアライメントした。)その後図4(a)に示すように、シールドブロック17a,17b,18,19とセンターブロック20にて取り囲み、さらにスペーサー28a〜28hを各磁気ヘッドコアに付き2枚ずつ合計8枚挿入する。このときスペーサー28a〜28hは図5に示すように片側に長さβで0.05mmの凸がついた形状をしており、挿入する際にはこの凸が磁気ヘッドコアに向くようにしている。そしてガラス21を用いてこれらをモールドし、モールド後、図4(b)に示すように、ガラス21をの不要分を除去する。
【0018】次に図6(a)に示すように、媒体である磁気テープとの摺動面となる前面の形状加工を行う。本実施例では、この加工により前面側で、磁気テープとの摺動部とその逃げの箇所に0.2mmの段差がつくようにしている。この工程を詳細に説明するため図4(c)でのc−c′、およびd−d′断面を図7に示す。図示のように前面の形状加工前で、磁気ヘッドコアは2段のステップ加工をしており、トラック幅を決めている上段側のステップ加工深さαに納まるようにスペーサー28a〜28hは0.05mmの凸の部分の長さβを設定している。前面の形状加工を行った図7でスペーサー28a〜28hは、ギャップ近傍の磁気テープとの摺動部についたは0.05mmの凸の部分が残り、摺動部の逃げの箇所は0.05mmの凸の部分が取り去られている。これは、0.05mmの凸の部分の長さβを段差0.2mmにガラス除去の際に削る寸法を足し合わせて設定しているからである。また、トラック幅を決める2段ステップ加工時の上段側のステップ加工の深さαの設定も関連していることは言うまでもない。次に図6(a)に示すようにコイル11を挿入し、バックバー12を接着する。その後図6(b)に示すように、取付け台座であるホルダー8に接着して固定する。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかのように本発明は、磁気ヘッドコアの両側に、磁気ヘッドコアの磁性材料であるフェライトよりもビッカース硬度の高いTi−Ca製のセラミック、またはTi−Ba製のセラミックからなるスペーサーを配置し、しかも媒体である磁気テープの摺動部で、スペーサーを磁気ヘッドコアギャップ近傍側へ突き出した形状をしているため、柔らかいガラスの幅を狭くできる。したがって、偏磨耗の発生しない、安定した磨耗状態で使用可能な優れた磁気ヘッドを実現できるものである。




 

 


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