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発明の名称 磁気ヘッドの製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−161014
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−302749
出願日 平成5年(1993)12月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 小柳 憲二 / 鍬本 義信 / 山崎 博章
要約 目的
磁気ギャップの深さを精度よく容易に規制する磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。

構成
コアチップ44の側面45,46を加工し、コアチップ44の側面45にL字形のスライダ47を接合すると共に溝48を形成し、コアチップ44の側面46にスライダ49を接合して摺動面50を加工する際に、記録再生用のI字形ブロック23aの磁気ギャップ27と反対側の端面31がアペックス部の磁気ギャップ深さが0となる位置から摺動面50に向けて角度θの斜面が設けられており、摺動面50の磁気ギャップ27と反対側の端面51とI字形ブロック23aの端面31との間の距離Aを測定することによって磁気ギャップ深さを距離A×tanθで規制して磁気ヘッドを完成させる。
特許請求の範囲
【請求項1】フェライトからなるブロックに巻線となる溝を設けたC字形ブロックとI字形ブロックとを形成する工程と、前記C字形ブロックのギャップ対向面と前記I字形ブロックのギャップ対向面とをギャップ形成材を介して突き合わせ、前記C字形ブロックと前記I字形ブロックの谷間にガラスを溶解して磁気ギャップを形成してギャップブロックを形成する工程と、前記I字形ブロックの前記磁気ギャップと反対側の端面に、摺動面となる面と前記C字形ブロックのアペックス部が平行な位置から前記摺動面となる面に向けて角度θの斜面を前記ギャップブロックに形成する工程と、前記ギャップブロックの前記C字形ブロックの前記摺動面となる面から前記I字形ブロックの端面が深くなるように斜めにトラックの溝を複数形成する工程と、前記トラックの溝にガラスを溶解、充填させてトラックブロックを形成する工程と、前記トラックブロックのI字形ブロックの端面を背中合わせに対向させて端面と端面とを接着する工程と、前記磁気ギャップと直角方向に切断してコアチップを形成する工程と、前記コアチップの側面にセラミックからなるスライダを接合すると共に摺動面を形成する工程とを有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスク装置等に用いられる磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来の磁気ヘッドについて図面を参照しながら説明する。図3は従来の磁気ヘッドの斜視図を示すものである。図3において、1は記録再生ヘッドであり、記録再生ヘッド1にはフェライト等からなるΓ字形コア2とΓ字形コア2と同じ材質からなるI字形コア3とで構成されており、Γ字形コア2とI字形コア3とを突き合わせ、突き合わせた面には非磁性のガラス等からなる記録再生用の磁気ギャップ4が設けられており、磁気ギャップ4とΓ字形コア2とI字形コア3との周囲に非磁性のガラス等を充填したガラスモールド部5を備えている。
【0003】6は消去ヘッドであり、消去ヘッド6にはフェライト等からなるΓ字形コア7とΓ字形コア7と同じ材質からなるI字形コア8とで構成されており、Γ字形コア7とI字形コア8とを突き合わせ、突き合わせた面には非磁性のガラス等からなる消去用の磁気ギャップ9が設けられており、それぞれの磁気ギャップ9とΓ字形コア7とI字形コア8との内側には非磁性のガラス等を充填したガラスモールド部10を備えている。
【0004】記録再生ヘッド1と消去ヘッド6とを接合部11で接合してコアチップ12を構成している。13は非磁性体のチタン酸バリウム等からなるL字状のスライダであり、スライダ13には溝14を備えている。コアチップ12とスライダ13とを接合部15で樹脂等により接合されており、16はスライダ13と同じ材質からなる角棒状のスライダであり、コアチップ12とスライダ16とを接合部17で樹脂等により接合され、摺動面18を備えてスライダ完成体19を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような上記の従来の磁気ヘッドでは、記録再生用の磁気ギャップ4の深さを所定の寸法に規制する際に、コアチップ12をスライダ13とスライダ16で接着しているので、摺動面18のガラスモールド部5を斜面より透視して、記録再生用の磁気ギャップ4の深さを確認することはできるが、ガラスモールド部5の屈折率及び顕微鏡の倍率等の関係で、記録再生用の磁気ギャップ4の深さの精度が良くないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもので、記録再生ヘッドのI字形コアの磁気ギャップと反対側に斜面を設け、斜面と側面との間の距離から磁気ギャップの深さを規制する磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明は、フェライトからなるブロックに巻線となる溝を設けたC字形ブロックとI字形ブロックとを形成する工程と、前記C字形ブロックのギャップ対向面と前記I字形ブロックのギャップ対向面とをギャップ形成材を介して突き合わせ、前記C字形ブロックと前記I字形ブロックの谷間にガラスを溶解して磁気ギャップを形成してギャップブロックを形成する工程と、前記I字形ブロックの前記磁気ギャップと反対側の端面に、摺動面となる面と前記C字形ブロックのアペックス部が平行な位置から前記摺動面となる面に向けて角度θの斜面を前記ギャップブロックに形成する工程と、前記ギャップブロックの前記C字形ブロックの前記摺動面となる面から前記I字形ブロックの端面が深くなるように斜めにトラックの溝を複数形成する工程と、前記トラックの溝にガラスを溶解、充填させてトラックブロックを形成する工程と、前記トラックブロックのI字形ブロックの端面を背中合わせに対向させて端面と端面とを接着する工程と、前記磁気ギャップと直角方向に切断してコアチップを形成する工程と、前記コアチップの側面にセラミックからなるスライダを接合すると共に摺動面を形成する工程とを有している。
【0008】
【作用】この構成によって、磁気ギャップの深さを精度よく容易に規制することができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の磁気ヘッドの製造方法について図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の一実施例における磁気ヘッドの磁気ギャップ形成の斜視図である。図1(a)に示すように、フェライトからなるブロック20a,20bにそれぞれ巻線となる溝21a,21bを形成して、C字形ブロック22a,22bをそれぞれ形成する。ブロック20aと同じ材質からなるI字形ブロック23a,23bを形成する。さらに、C字形ブロック22aのギャップ対向面24aとI字形ブロック23aのギャップ対向面25aとをギャップ形成材を介して突き合わせ、突き合わせたC字形ブロック22aとI字形ブロック23aの谷間にガラス26を溶解して、C字形ブロック22aとI字形ブロック23aとをガラス26で接着して記録再生用の磁気ギャップ27を形成してギャップブロック28を形成する。
【0010】同様にしてC字形ブロック22bのギャップ対向面24bとI字形ブロック23bのギャップ対向面25bとをギャップ形成材を介して突き合わせ、突き合わせたC字形ブロック22bとI字形ブロック23bの谷間にガラス26を溶解して、C字形ブロック22bとI字形ブロック23bをガラス26で接着して消去用の磁気ギャップ29を形成してギャップブロック30を形成する。
【0011】次に、図1(b)は本発明の一実施例における磁気ヘッドのトラックブロック形成の斜視図である。図1(b)に示すように、I字形ブロック23aの磁気ギャップ27と反対側の端面31に、摺動面となる面32とC字形ブロック22aのアペックス部33が平行な位置から摺動面となる面32に向けて角度θの斜面34をギャップブロック28に形成する。そして、ギャップブロック28のC字形ブロック22aの摺動面となる面32からI字形ブロック23aの端面31が深くなるように斜めにトラックの溝35を複数形成する。それぞれのトラックの溝35にガラス36を溶解、充填させて記録再生のトラックブロック37を形成する。
【0012】さらに、ギャップブロック30のC字形ブロック22bの摺動面となる面38からI字形ブロック23bの端面39が深くなるように斜めにトラックの溝40を複数形成する。それぞれのトラックの溝40にガラス41を溶解、充填させて消去のトラックブロック42を形成する。
【0013】次に、図2(a)は本発明の一実施例における磁気ヘッドのコアチップ形成の斜視図である。図2(a)に示すように、記録再生のトラックブロック37のI字形ブロック23aの端面31と消去のトラックブロック42のI字形ブロック23bの端面39とを対向させて、その際、記録再生用の磁気ギャップ27が消去用の磁気ギャップ29の間で対向する位置になるように設定して、対向した端面31と端面39との間を樹脂等の接着剤で接着する。その後に、点線43で示すように記録再生用の磁気ギャップ27と直角方向に切断してコアチップ44を形成する。
【0014】次に、図2(b)は本発明の一実施例における磁気ヘッドの完成加工の斜視図である。図2(b)に示すように、コアチップ44の側面45,46を加工して所定の消去用のトラック幅に形成し、コアチップ44の側面45にセラミックからなるL字形のスライダ47を接合すると共に溝48を形成する。さらに、コアチップ44の側面46にスライダ47と同じ材質からなる角棒状のスライダ49を接合して摺動面50を加工形成して磁気ヘッドを完成させる。
【0015】このように形成した磁気ヘッドの磁気ギャップ深さは摺動面50を加工する際に、図1(b)に示したように、記録再生のI字形ブロック23aの磁気ギャップ27と反対側の端面31がアペックス部33の磁気ギャップ深さが0となる位置から摺動面となる面32に向けて角度θの斜面34を設けているので、摺動面50の磁気ギャップ27と反対側の端面51とI字形ブロック23aの端面31との間の距離Aを測定することによって磁気ギャップ深さを距離A×tanθで規制することができる。
【0016】尚、本実施例では記録再生のI字形ブロック23aに角度θの斜面34を設けて磁気ギャップ深さを測定するが、消去のI字形ブロック23bに角度θの斜面34を設けても同じ効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、I字形ブロックの磁気ギャップと反対側の端面がアペックス部の磁気ギャップ深さが0となる位置から摺動面となる面に向けて角度θの斜面を設けて、摺動面の磁気ギャップと反対側の端面とI字形ブロックの端面との間の距離Aを測定して磁気ギャップ深さを精度よく規制する優れた磁気ヘッドの製造方法を実現できるものである。




 

 


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