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発明の名称 文書変換装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−160713
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−312104
出願日 平成5年(1993)12月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 司朗
発明者 テイモシー・コーニッシュ / 沼田 尚美
要約 目的
英文書において、ジャーマン系またはロマンス系の表現に統一、あるいは変換することによって、英文書の格調を操作し、英文書の質を高める。

構成
文書メモリ11に格納されている英文書は、利用者が、文書の格調を指定するための文書レベル指定部13によってジャーマン系かロマンス系かの表現の仕方を指定すると、文書レベル検索部14により、表現辞書12を用いて検索され、利用者の指定した表現の仕方に反する箇所は、表現変換部15により変換される。
特許請求の範囲
【請求項1】 同一言語内で表現は異なるが意味内容が共通する文字列を、所定の共通項によって第1の表現の組と第2の表現の組とに分け、かつ意味内容の共通する文字列が対応付けられて記憶された記憶手段と、第1の表現の組か第2の表現の組かが指定される指定手段と、文書および解析された文書が格納された文書格納手段と、文書格納手段に格納された文書を読み出し、検索対象文字列に解析する解析手段と、検索対象文字列と一致する文字列を前記記憶手段に記憶された第1の表現の組と第2の表現の組とを検索して見つける検索手段と、検索の結果、一致した文字列が見つかった場合、その文字列が指定手段で指定された表現の組と一致するかどうか判定する判定手段と、判定手段が不一致の判定を行った場合、検索対象文字列と同一の文字列が属する表現の組と異なる表現の組における、前記同一の文字列と対応する文字列を記憶手段から読み出し、検索対象文字列と置換して前記文書格納手段に格納する変換手段とを有することを特徴とする文書変換装置。
【請求項2】 前記所定の共通項によって分けられる第1の表現の組と第2の表現の組とがジャーマン系とロマンス系とであり、前記文字列および検索対象文字列が、単語またはイディオムであることを特徴とする請求項1記載の文書変換装置。
【請求項3】 前記文書格納手段に格納された内容を表示する第1表示制御部と、前記判定手段が不一致の判定を行った検索対象文字列の表示属性を変更制御する第2表示制御部とを有する表示手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の文書変換装置。
【請求項4】 前記表示手段は、前記判定手段によって指定手段で指定された表現の組と不一致であるとされた検索対象文字列に対応する文字列が複数あるとき、その全てを表示する第3表示制御部を有することを特徴とする請求項3記載の文書変換装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、英文ワードプロセッサなどの文書変換装置に関し、詳しくは、英文書内の表現を統一し、実務的あるいは格調高い文書に変換するジャーマン・ロマンス系等の変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、国際化が進むにつれ、英語は世界的な共通語となりつつあり、英文書を作成する必要性はますます大きくなっている。しかし、英語の語彙の中には、ゲルマン語系やラテン語系を語源とするジャーマン系やロマンス系と呼ばれる語彙が存在し、一般的にジャーマン系英語は実務的色彩が強く、ロマンス系英語は格調が高いといわれている。したがって、英語を日常語としない人が、英語を学習して何とか英語の文書を作成しても、類義であるが、格調が違う、というような表現を、すべて使い分けるのは非常に困難であり、また、格調の違う語が混在するような文書は、不自然であり、体裁も悪い。これを解決するには、例えば英英辞典を引くなりする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のような英文作成方法では、英文作成者がその都度英英辞典を引いて調べなければならないため、多大な時間と労力とを必要とする問題点を有していた。なお、このような問題点は、英文のジャーマン・ロマンス系の変換の問題だけでなく、広く例えば日本語の方言間でも起こり得る問題である。
【0004】本発明は、上記課題を解決するための合理的な文書変換装置を提供することを第1の目的とする。本発明の第2の目的は、英文のジャーマン・ロマンス系の表記の変換にも適した文書変換装置を提供することである。本発明の第3の目的は、指定した格調と異なる表記を利用者が迅速に発見することができる文書変換装置を提供することである。
【0005】本発明の第4の目的は、指定した格調と異なる表記に対応した指定した格調の表記を容易に知ることができる文書変換装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1の発明においては、同一言語内で表現は異なるが意味内容が共通する文字列を、所定の共通項によって第1の表現の組と第2の表現の組とに分け、かつ意味内容の共通する文字列が対応付けられて記憶された記憶手段と、第1の表現の組か第2の表現の組かが指定される指定手段と、文書および解析された文書が格納された文書格納手段と、文書格納手段に格納された文書を読み出し、検索対象文字列に解析する解析手段と、検索対象文字列と一致する文字列を記憶手段に記憶された第1の表現の組と第2の表現の組とを検索して見つける検索手段と、検索の結果、一致した文字列が見つかった場合、その文字列が指定手段で指定された表現の組と一致するかどうか判定する判定手段と、判定手段が不一致の判定を行った場合、検索対象文字列と同一の文字列が属する表現の組と異なる表現の組における、同一の文字列と対応する文字列を記憶手段から読み出し、検索対象文字列と置換して前記文書格納手段に格納する変換手段とを有することを特徴とする文書変換装置としている。
【0007】上記課題を解決するため、請求項2の発明においては、所定の共通項によって分けられる第1の表現の組と第2の表現の組とがジャーマン系とロマンス系とであり、文字列および検索対象文字列が、単語またはイディオムであることを特徴とする請求項1記載の文書変換装置としている。上記課題を解決するため、請求項3の発明においては、文書格納手段に格納された内容を表示する第1表示制御部と、判定手段が不一致の判定を行った検索対象文字列の表示属性を変更制御する第2表示制御部とを有する表示手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の文書変換装置としている。
【0008】上記課題を解決するため、請求項4の発明においては、表示手段は、判定手段によって指定手段で指定された表現の組と不一致であるとされた検索対象文字列に対応する文字列が複数あるとき、その全てを表示する第3表示制御部を有することを特徴とする請求項3記載の文書変換装置としている。
【0009】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、所定の共通項による統一的な文書になるように、文書格納手段に格納された文書を解析手段によって検索対象文字列に解析して、記憶手段に記憶された第1の表現の組と第2の表現の組との両方の文字列を検索手段によって検索して検索対象文字列を見つけ、一致した文字列が見つかった場合に、判定手段はその文字列が指定手段で指定された表現の組と一致するか否か判定し、不一致の場合に、変換手段は検索対象文字列と意味内容の共通する指定された表現の組の文字列を記憶手段から読み出し、検索対象文字列と置換して前記文書格納手段に格納する。
【0010】請求項2の発明においては、英文書の格調を統一するために、ジャーマン系とロマンス系との混在するまたは、ジャーマン系あるいはロマンス系の文書を単語またはイディオム単位で指定されたロマンス系あるいはジャーマン系に変換し、格調の統一された文書を作成する。請求項3の発明では、第2表示制御部によって指定された格調に及する表記があるとき、その表記の表示属性を変更して、英文作成者に格調に反する表記が存在することを知らせる。
【0011】請求項4の発明では、第3表示制御部によって指定された格調に反する表記があるとき、その表記に対応する複数の表記があるときには、その全てを表示し、英文作成者にその存在を知らせる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例におけるジャーマン・ロマンス系変換装置1の構成図である。ジャーマン・ロマンス系変換装置1は、文書を格納する文書メモリ11と、ジャーマン系とロマンス系との表現の対応が記憶された表現辞書12と、利用者が文書の格調を指定するための文書レベル指定部13と、文書メモリ11に格納された文書を表現辞書12を用いて文書レベル指定部13からの指定に従った表現を検索する文書レベル検索部14と、文書レベル検索部14での検索結果に基づいて文書メモリ11中の文書を変換する表現変換部15と、文書メモリ11の内容が表示される表示部16とを備える。
【0013】文書メモリ11は、文書または文書が変換された結果が格納される。表現辞書12は、ROMで構成され、ジャーマン系表現とロマンス系表現との表記の対応が単語またはイディオム単位で図2、図3、図4に一例を示すように記憶されている。例えば、名詞「bucket」(手おけ)は、ロマンス系単語であり、ジャーマン系の同義語または類義語の「pail」と表現される(図2)。同様にロマンス系の単語の動詞である「assemble」(を集める)は、ジャーマン系の同義語または類義語の「gather」と表現される(図3)。同様にロマンス系の形容詞「carnivorous」(食肉性の)は、ジャーマン系では「flesh−eating」と表現される(図4)。
【0014】なお、英語において、ジャーマン系の語彙は一般に実務的に用いられるのに対して、ロマンス系の語彙は、同義語のジャーマン系の語彙に比べて格調が高いという性質を持っている。文書レベル指定部13は、キーボード(図示せず)上の特定キーにより実現され、利用者が文書をジャーマン系にするかロマンス系にするか、の格調の指定を特定キーの押下により行う。文書レベル指定部13が格調の指定を受け付けると、文書レベル検索部14と、表示部16とを起動する。
【0015】文書レベル検索部14は、図5に示すように文書メモリ11に格納された文書を文単位で読み出し、単語またはイディオム(表記)に解析する解析部51と、解析した表記を表現辞書12のジャーマン系表現とロマンス系表現の表記の両方を検索して一致するものを見つける検索部52と、検索の結果、一致した表記の属する表現(ジャーマン系又はロマンス系)と文書レベル指定部13で指定された格調(ジャーマン系又はロマンス系)とが一致するか否かを判定する判定部53と、判定部53の判定により不一致とされたとき、検索部で見つけたジャーマン系表現(ロマンス系表現)の表記と対応するロマンス系表現(ジャーマン系表現)の表記との両方を一時記憶する一時記憶部54と、一時記憶された表記のうち文書レベル指定部13で指定された格調と一致した表記(変換すべき表記)を表現変換部15に通知する第1通知部55と、判定により不一致とされた表記を表示部16に通知する第2通知部56と、判定により不一致とされた表記に対応する表記が複数あるか否かを判定し、複数あるときは、その全てを表示部16に通知する第3通知部57とを含む。
【0016】表現変換部15は、文書レベル検索部14の第1通知部55からの通知を受け、通知を受けた変換すべき表記が一のとき、文書メモリ11に記憶された元の表記に替えて変換すべき表記を格納する。通知を受けた変換すべき表記が複数のとき、前記と同様、文書メモリ11に記憶された元の表記に替えて最初に通知された変換すべき表記を格納するか、又は、利用者がキーボード(図示せず)上の特定キーの押下によってそのうちの1つを選択する。利用者の選択を受けて、表現変換部15は、文書メモリ11に記憶された元の表記に替えて、選択された表記を格納する。
【0017】表示部16は表示制御部とCRTや液晶パネルなどで実現される表示画面とを含む。図6(a)〜(d)は、表示画面の一例である。表示制御部は、文書レベル指定部13からの起動通知を受けて、文書メモリ11に格納された文書の一文を図6(a)に示すように表示画面に表示し、文書レベル検索部14の第2通知部56からの通知を受け、通知された表記の表示属性を図6(b)に示すように変更して、ここでは網掛け、表示画面に表示する。また表示制御部は、文書レベル検索部14の第3通知部57からの通知を受け、図6(c)に示すように表示画面にウィンドウを設けて変換すべき表記の全てを表示し、利用者の選択を待つ。利用者がキーボード(図示せず)上の特定キーにより、そのうちの1つを選択すれば、その表示の表示属性を変更して、図6(c)に示す「inebriated」、その表記が、選択されたことを示す。文書レベル指定部13で指定された格調に従った変換が終了すれば、表示画面に変換された一文が図6(d)のように表示される。
【0018】次に、以上のように構成されたジャーマン・ロマンス系変換装置1の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、利用者は、文書をジャーマン系にするかロマンス系にするか、の格調を指定する(S70)。本実施例では格調の高いロマンス系表現が指定される。文書レベル検索部14の解析部51によって文書メモリに文書があるか否か判断され(S72)、文書があるとき、そのうちの一文を読み出し、単語またはイディオム単位の表記に解析され(S74)、文書がないとき処理を終了する。表示部16の表示画面には、例えば図6(a)に示すように「They threwthe tramp out of the hotel as he wasdrunk.」と表示される(S75)。
【0019】次に、文書レベル検索部14の検索部52によって解析部51に表記があるか否かが判断され(S76)、表記がなければS72に戻り、表記があるときS78に進む。S78では、文書レベル検索部14の検索部52において、表現辞書12のジャーマン系表現とロマンス系表現との両表記を検索して一致する表記を見つける(S78)。一致する表記が文書レベル指定部13で指定された格調に反する表記であるか否かが文書レベル検索部14の判定部53で判定される(S80)。判定部53は、指定された格調に反する表記であるときには、対応するジャーマン系表現とロマンス系表現との両表記を文書レベル検索部14の一時記憶部54に一時記憶させ(S82)、指定された格調に一致するときはS76に戻る。
【0020】次に、表示部16の表示制御部は、文書レベル検索部14の第2通知部56からの通知を受け、格調の不一致な表記(ジャーマン系表現)の表示属性を例えば網掛け表示に変更して、図7(b)に示すように表示する(S84)。文書レベル検索部14の第3通知部57は、指定された格調の表記が複数あるか否かを一時記憶部54を読み出し判断し(S86)、複数あるときはS88に一つの表記のときはS92に進む。
【0021】S88では、文書レベル検索部14の第3通知部57からの通知を受けた表示部16の表示制御部によって表示画面にウィンドウが設けられ、図7(c)に示すように対応するロマンス系表現の表示がウィンドウ内に表示される(S88)。利用者がキーボード(図示せず)上の特定のキーの押下するのを待ち、そのうちの一つ、例えば図7(c)に示す「inebriated」を選択すれば(S90)、表現変換部15は、文書メモリ11内の指定された格調に反する表記「drunk」をその選択された表記に置き換える(S92)。一方、S86から分枝したときは、指定された表記が一つであるので、利用者の選択を待つことなく、指定された格調に反する表記が指定された格調に一致する表記に置き換えられる(S92)。S94では図7(d)に示すように、指定した格調のロマンス系表現に変換された一文「They ejected the vagrantfrom the hotel because he was inebriated.」が表示部16に表示され(S94)、S76に戻る。
【0022】なお、上記実施例では、S90において、ロマンス系の表記の候補が複数あるときは、利用者の選択を待つこととしたけれども、利用者の選択を待つことなく、そのうちの1つをデフォルトとして利用者の操作なしに変換することができる。また、ロマンス系に変換する実施例を説明したけれども、同様に、ジャーマン系に変換することができることは言うまでもない。
【0023】なお、上記実施例では、ジャーマン・ロマンス系の文書変換について述べたけれども、本発明はジャーマン・ロマンス系の文書変換に限られることはなく、例えばわが国の方言間の文書変換にも、また標準語と方言との間の文書変換にも適用することができる。この場合には、表現辞書12中の記憶内容をそれぞれの方言や標準語の表記の組とすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、所定の共通項による統一的で不自然な印象を与えることがない文書を容易に得ることができる文書変換装置を実現することができる。請求項2の発明によれば、ジャーマン系表現とロマンス系表現との混在した文書をその格調を指定することによって、ジャーマン系かロマンス系の文書に容易に変換することができ、格調の高さを統一することができる優れた文書変換装置を実現することができる。
【0025】請求項3の発明によれば、ジャーマン系表現と、ロマンス系表現との混在が一見して分かる文書変換装置を得ることができる。請求項4の発明によれば、指定された表現の複数の表記から利用者がそのうちの1つを容易に選択することができる文書変換装置を得ることができる。




 

 


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