米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 電源装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−160372
公開日 平成7年(1995)6月23日
出願番号 特願平5−310046
出願日 平成5年(1993)12月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
発明者 山田 高裕 / 山口 雅史
要約 目的
システムクロックあるいはグラフィックのドットクロックに同期して動作している各種LSI等の電源電圧のリンギング、および出力信号のリンギングを減少・除去し、誤動作を防ぐとともに、不要輻射も減少させ、テレビ,ラジオ,コードレスフォン等に障害を与えない電源装置を提供する。

構成
リンギング補正波形発生部5は負荷側で発生したリンギング波形8を取り入れ、それを補正するリンギング補正波形9を作り出す。タイミング調整部6はリンギング補正波形9を任意の時間分だけ遅らせ、DC電圧調整部7はタイミング調整されたリンギング補正波形9を整流部4からのDC電圧に重畳し、出力する。
特許請求の範囲
【請求項1】 DC出力電圧をコンピュータのシステムクロックと同期させて制御する回路を備えたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】 DC出力電圧をコンピュータのグラフィックのドットクロックと同期させて制御する回路を備えたことを特徴する電源装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータに使用される電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ内部にはCPU,メインメモリ,グラフィックメモリ,各種制御用LSI,FDD,HDDおよび電源装置等が内蔵され、内部のデータ転送はアドレスライン,データライン,コントロールラインから構成されるシステムバスとよばれるバスラインを通して行われる。同期型バスにおいては、システムバスに接続されている各種のLSIは、効率良くデータを転送するために、システムクロックと呼ばれるクロックで動いている。
【0003】図3にコンピュータの内部構成のブロック図を示す。同期型システムバス13に接続されている各種LSIは、システムクロック14の立ち上がりまたは立ち下がりにタイミングを合わせて同期しながら動いている。また、電源装置15は、DC出力電圧を各種LSIおよびFDD等の周辺機器に供給しているだけで、その電圧制御はシステムクロック14には同期はしていない。
【0004】また、グラフィック制御用LSI16は、ドットクロック17と呼ばれる画素表示用のクロックを基準として動作しており、このドットクロック17に同期してグラフィックメモリ18に対するデータの読み書き、およびLCDあるいはCRT等の表示装置19へのデータ転送が行われるが、電源装置15の電圧制御はこのドットクロック17にも同期していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のコンピュータでは、システムクロック14に同期してシステムバス13に接続されている各種LSIが一斉に動作するため、システムクロック14の立ち上がりまたは立ち下がりの瞬間に電流が多く流れる。この一瞬の大きな過渡電流は、電源装置15から各種LSIに接続されているDC電源ラインのインピーダンスがゼロでないために、リンギングとよばれる電圧の変動を引き起こす。
【0006】また、各種LSIの出力信号は電源電圧を基準にして作られているが、電源電圧が変動することにより、LSIの出力信号の信号電圧にもリンギングが生じてしまう。
【0007】この状態を図4の波形図に示す。システムクロック波形20に同期してDC電源電圧波形21と出力信号波形22にリンギングが発生している。
【0008】DC電源電圧にリンギングが発生し、LSIの正常動作の電源電圧範囲を超えると、LSIが誤動作する可能性がある。また、出力信号にリンギングが発生すると、その出力信号を受信するLSI側ではこのリンギングはノイズになるため、ノイズレベルが信号レベルのHIGHとLOWのスレッシュホールド電圧を超えれば誤動作する可能性がある。
【0009】また、このようなリンギングが大きくなると、不要輻射もそれに比例して大きくなり、テレビ,ラジオ,コードレスフォン等に障害を与えてしまう。
【0010】このリンギングを小さくするために通常、コンピュータのプリント基板上のDC電源ラインとGNDの間にコンデンサを挿入し、電圧がリンギングにより正規の電圧より低くなるようであればこのコンデンサから放電し、高くなるようであれば充電してリンギングを低減させているが、実際にリンギングが起こり始めてから放電,充電をするので、応答性が悪く、リンギングを効果的に除去することができない。
【0011】以上はシステムクロックに同期して発生するリンギングであるが、グラフィックのドットクロックの場合も同様で、このドットクロックに同期してグラフィックLSI,グラフィックメモリ、LCDあるいはCRTなどの表示装置へのデータの転送に対して、システムクロックと同様の課題をもつリンギングを引き起こす。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、システムクロックあるいはグラフィックのドットクロックに同期して動作している各種LSI等の電源電圧のリンギング、および出力信号のリンギングを減少・除去し、誤動作を防ぐとともに、不要輻射も減少させ、テレビ,ラジオ,コードレスフォン等に障害を与えない電源装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1の電源装置は、DC出力電圧をコンピュータのシステムクロックと同期させて制御する回路を備えたことを特徴としている。
【0014】また、請求項2の電源装置は、DC出力電圧をコンピュータのグラフィックのドットクロックと同期させて制御する回路を備えたことを特徴としている。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、システムクロックあるいはドットクロックに同期して発生するリンギングを補正するようにDC出力電圧を同クロックに同期して調整することにより、リンキングを減少・除去することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の請求項1の実施例の電源装置について図1および図2を参照しながら説明する。
【0017】図1は一般にスイッチング電源装置とよばれるAC−DC電源装置内部のブロック図であり、1はAC電源の入力/整流部、2は整流後のDC電圧をトランジスタ等を用いて矩形波に変換するためのスイッチング部、3は必要な電圧を取り出すためのトランス部、4は矩形波を再びDC電圧に変換し各部に電源を供給するための整流部、5は現在発生しているリンギングの波形を取り入れ、それを補正するための波形を作り出すリンギング補正波形発生部、6はシステムクロックを取り入れ、リンギング補正波形を任意の時間分だけ遅らせるタイミング調整部、7はタイミング調整されたリンギング補正波形と同じ波形にDC出力電圧を調整するDC電圧調整部である。
【0018】以上のように構成されたAC−DC電源装置について、図2の波形図を用いてその動作を説明する。
【0019】まず、電源装置を接続している負荷側のDC出力電圧においてリンギング波形8が発生しているとする。
【0020】この負荷側のリンギング波形8は電源装置のリンギング補正波形発生部5に伝えられ、ここでそのリンギング波形8と反対の形状をしたリンギング補正波形9が作られる。このとき必要であれば、補正波形の増幅も行われる。
【0021】リンギング補正波形9はタイミング調整部6を通り、ある程度の時間の遅れを受け、DC電圧調整部7に伝えられる。この時間の遅れはリンギングが最も低減するように調整する。DC電圧調整部7に伝えられた時間遅れを受けたリンギング補正波形10はここで整流部4のDC電圧に重畳され、最終的に補正後の電源電圧波形11となり、出力される。
【0022】このリンギング補正を受けたDC出力電圧は、各種LSI等の負荷側でリンギングが発生しようとしても、これを補正するような電圧波形をしているため、負荷側の電源電圧波形12として示すように効果的にリンギングを減少・除去することができる。
【0023】なお、本実施例では電源装置の外部からリンギング波形を取り入れたが、あらかじめ発生するリンギング波形が分かっている場合は、リンギング補正波形発生部5で直接補正波形を作ればよく、この場合には外部からはリンギング波形を取り入れる必要がないのはもちろんである。
【0024】上記実施例では請求項1について述べたが、請求項2に関しては同期させるクロックをシステムクロックからグラフィックのドットクロックに変更するだけで動作等は同じである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、システムクロックあるいはドットクロックに同期してリンギングが発生しないようにDC出力電圧の調整を行うので、同クロックに同期して動作している各種LSI等の電源電圧のリンギング、および出力信号のリンギングを減少・除去し、誤動作を防ぐとともに、不要輻射も減少させてテレビ,ラジオ,コードレスフォン等に障害を与えないようにすることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013