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発明の名称 テープカセット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平7−122025
公開日 平成7年(1995)5月12日
出願番号 特願平5−262137
出願日 平成5年(1993)10月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小鍜治 明 (外2名)
発明者 大島 峰生
要約 目的
確実なブレーキ動作を行い、テープカセットが小型であっても、密閉性の高い信頼性のあるテープカセットを提供する。

構成
ハウジング1に設けた開口部7と、この前方部を覆う前壁8と、ハブ係止位置で前端部16が前壁8に当接するリールブレーキ9との構成により、開口部7の上部空間を、前方部を前壁8で、後方部をリールブレーキ9で覆い、前壁8にリールブレーキ9の前端部16を当接して、袋状リールブレーキで覆うことなく密閉性を確保する。
特許請求の範囲
【請求項1】 上下ハウジングとこの内部に外周にラチェットを持つ2個のハブとこれら2個のハブにつながる磁気テープと前記ラチェットに先端の係止爪が係合して前記ハブを係止しブレーキ動作を行うリールブレーキとよりなるテープカセットであって、前記ハウジングに設けられブレーキ動作を解除するための解除部材を挿入する開口部と、前記ハウジングに設けられ前記開口部の内側前方部を覆う前壁と、前記解除部材の挿抜によって前記ハウジングに摺動自在に設けられ、前記ハブの解除状態においては前端部が前記解除部材と当接し、前記ハブの係止状態においては前記開口部を覆い、前端部が前記前壁に当接するリールブレーキとよりなるテープカセット。
【請求項2】 請求項1記載のテープカセットであって、前記開口部の前壁または前記リールブレーキの前端部に、互いに当接するための案内壁を設けたことを特徴とするテープカセット。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽や映像等の情報が記録/再生可能なテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のテープカセットとしては、例えば実開昭58−127477号に示される構成のものが一般的である。以下、その構成について図6にて説明する。
【0003】図6の(a)に示すように、ハウジング91には磁気テープ92を巻いた2個のハブ93が収納されており、リールブレーキ95は、ハウジング91後部の2個のハブ間に形成される空間に配置され、ハウジングの底面に設けられた開口部94の上部空間を覆い、ハブ93の外周部に設けられたラチェット97に係合してハブ93が磁気テープ92を送り出す方向へ回転することを阻止するとともに磁気テープ92の巻き取り方向への回転を付与する係止爪96が前端部に固定され、リールブレーキ95とハウジング後面壁の間に配置されたばね98によってハブ93の方向に付勢されている。さらに、磁気記録/再生装置に設けられた解除部材が開口部94からリールブレーキ95内部の袋部99に挿入・排出されることによってリールブレーキ95はハウジング91のリブ100にガイドされて係止位置と解除位置との間で摺動する。また、図6の(b)に示す解除位置では、係止爪96はリブ100によって押圧されて応力が働き、先端がハブ93から離れる向きにたわむように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のテープカセットでは、テープカセットが単体の状態、すなわちリールブレーキに設けられた係止爪が係合してハブが係止された状態において、テープカセットの密閉性を保ちテープカセット内に収納された磁気テープが変質するのを防ぐため、ハウジングに設けた開口部をリールブレーキの袋部で覆って密閉し、その前方に係止爪を設ける構成になっているため、テープカセットの小型化に伴ってリールブレーキを設けるべき空間が小さくなった時、リールブレーキの袋部が影響して、リールブレーキの占有空間が大きすぎ、リールブレーキが構成できないという問題点を有していた。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を解決するものであり、テープカセットに設けるリールブレーキの占有空間を小さくしたテープカセットを提供することを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本願第1の発明のテープカセットは、上下ハウジングとこの内部に外周にラチェットを持つ2個のハブとこれら2個のハブにつながる磁気テープとラチェットに先端の係止爪が係合して前記ハブを係止しブレーキ動作を行うリールブレーキとよりなるテープカセットであって、ハウジングに設けられブレーキ動作を解除するための解除部材を挿入する開口部と、ハウジングに設けられ開口部の内側前方部を覆う前壁と、解除部材の挿抜によってハウジングに摺動自在に設けられ、ハブの解除状態においては前端部が解除部材と当接し、ハブの係止状態においては開口部を覆い、前端部が前壁に当接するリールブレーキとよりなる構成にしている。
【0007】また、本願第2の発明のテープカセットは、本願第1の発明のテープカセットを用い、開口部の前壁またはリールブレーキ前端部に、互いに当接するための案内壁を設ける構成としている。
【0008】
【作用】上記本願第1の発明のテープカセットによれば、テープカセットを小型化したときにも、ハウジング底面に設けた開口部の上部空間を、前方部を開口部の内部に設けた前壁で覆い、後方部をリールブレーキで覆い、前壁にリールブレーキの前端部を当接することで、開口部を袋状リールブレーキで覆うことなく、開口部近傍の密閉性を確保し、リールブレーキの移動量を確保しながらリールブレーキを小さくすることが可能となる。
【0009】また、本願第2の発明のテープカセットによれば、本願第1の発明のテープカセットを用いたテープカセットのハブ係止状態で、テープの巻き上げ等により前壁とリールブレーキ前端部が当接前の状態であっても、当接用案内壁により密閉性を確保できる。
【0010】
【実施例】以下、本願第1および第2の発明のテープカセットの一実施例を図面を用いて説明する。
【0011】図1は本発明の実施例のテープカセットの内部構造図、図2は本発明のテープカセットのハブ係止状態のリールブレーキ部の平面図、図3は同断面図である。
【0012】図1,図2および図3において、下ハウジング1および上ハウジング21の内部に磁気テープ2によりつながる供給ハブ3と巻き取りハブ4とを収納している。供給ハブ3および巻き取りハブ4には下フランジの外周にラチェット5,6を形成している。下ハウジング1の後部中央にはブレーキ機構の解除部材19(図示せず)を挿入するための開口部7を設けている。開口部7の内側前方部には前壁8を形成し、上ハウジング21の壁28まで立ち上げている。
【0013】リールブレーキ9は下ハウジング1に、供給ハブ3と巻き取りハブ4の中心を結ぶ線と直交する方向に、ブレーキ機構の係止位置(図2参照)と解除位置(図4参照)との間で摺動自在に取付けてある。リールブレーキ9の両側には係止爪10,11を形成し、ラチェット5,6と係合し供給ハブ3および巻き取りハブ4の回転を防止する。2つの係止爪10,11にはこれらを2つのハブ3,4のラチェット5,6の方向に押し付勢するばね12の両端と係合する係合部10a,11aを設け、根元10b,11bを中心に回動可能にしてある。ばね12はリールブレーキ9の突起9aに設けられ、ばね13はリールブレーキ9を案内14,15および上ハウジング21の案内22に沿って前壁8の方向へ付勢し、リールブレーキ9の前端部16は前壁8に当接するとともに、リールブレーキ9は開口部7の後方部を覆っている。前壁8には当接のための案内壁17,18を設けてある。
【0014】以上説明した構成のテープカセットのリールブレーキの解除動作を説明する。図4は本発明のテープカセットのハブ解除状態のリールブレーキ部の平面図、図5は同断面図である。
【0015】図2のハブ係止状態からテープカセットを磁気記録再生装置に装着することにより、図4および図5に示すように、磁気記録再生装置に設けた解除部材19が開口部7から挿入されてリールブレーキ9をハウジング1,21後方に向けて押圧する。リールブレーキ9がばね13の付勢力に抗して案内14,15および22に案内されてハウジング1,21後方に移動する。解除部材19が所定の位置まで挿入されたときリールブレーキ9はハブ解除位置まで移動する。このとき、係止爪10,11はばね12により2個のハブの方向に付勢されているが、突起1a,1bによりリールブレーキ9の方向へ寄せられ、係止爪10,11は完全にラチェット5,6から離れハブ解除状態となる。
【0016】つぎに、図4のハブの係止の解除状態から係止状態への移行すなわちブレーキ動作を説明する。
【0017】図4の状態から、テープカセットが装着されていた磁気記録再生装置から排出されていくのと同時に開口部7から挿入されていた解除部材19が抜き出され、リールブレーキ9はばね13に付勢されてハウジング1,21の前方向に移動する。係止爪10,11はばね12により両ハブ3,4の方向へ開くよう付勢されているので、突起1a,1bにより案内され徐々にラチェット5,6に近づき、係合して、さらに両ハブ3,4が磁気テープを巻き取る方向に回転させる。
【0018】リールブレーキ9が図2のようにハブ係止位置に達したとき、係止爪10,11はラチェット5,6と係合したまま両ハブを係止する。このとき、ブレーキ9の前端部16は開口部7の内側前方部を覆う前壁8と当接し、開口部7の内側前方部は上ハウジング21の壁28も含め密閉状態となる、また、開口部7の後方部はリールブレーキ9により覆われているので、開口部7はハブ係止位置で密閉状態となる。
【0019】また、ハブ係止状態で、磁気テープ2の巻き上げ等により前壁8とリールブレーキ9の前端部16が当接前の状態であっても、当接のための案内壁17,18により開口部7の前方部は覆われるので、同様に密閉状態となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープカセットを小型化したときにも、ハウジング底面に設けた開口部の上部空間を、前方部を開口部の内部に設けた前壁で覆い、後方部をリールブレーキで覆い、前壁にリールブレーキの前端部を当接することで、開口部を袋状リールブレーキで覆うことなく、開口部近傍の密閉性を確保し、リールブレーキの移動量を確保しながらリールブレーキを小さくすることが可能となる。
【0021】また、テープカセットのハブ係止状態で、テープの巻き上げ等により前壁とリールブレーキ前端部が当接前の状態であっても、当接用案内壁により密閉性を確保できる。




 

 


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